Manachanです、こんばんは。
今日は平常通り出社しましたが、昨日まで夏休みを取っており、午前中は、東陽町の喫茶店でインタビューを受けてました。
このインタビューは、いま大学4年生で、卒業後、中国・北京での就職が決まっている日本人青年Oさんの企画によるもので、
「日本で活躍する中国人・華僑」
「中国など、海外で活躍する日本人」
のインタビューを多数集めて、後日、ネットで日本語と中国語で発表するそうです。そのことにより、東アジアの国境を超えた人々のつながり、就職・ビジネスをキーワードとするネットワークをつくっていきたいとのこと。私、こういう企画、大好き♪
私は、「海外で活躍する日本人」ということで、インタビューを受けました。
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それにしても、素晴らしい時代になったものだと思います。
・日本で生まれ育った人が、大学卒業して、いきなり、中国大陸に乗りこんで、就職する
・ネットを使って、自分のメディアをつくり、日本語と中国語で情報発信する
・そして、国境を超えた、ネットワークをつくってしまう。
一昔前は、そんなことができるなんて、考えもしなかった。不可能とはいわないけど、ものすごく高価なものだった。
今じゃ、日本でスマホ買ったら、パケット放題がついてくる。自宅の高速ネットもタダ同然、Google先生タダ、Facebookタダ、Twitterタダ、Youtubeタダ、Webメールもブログサイトもタダ、レンタルサーバーやドメインだってタダ同然・・・お金かけずに、何でもできるじゃん!
さらに、中国語ができれば、QQ、人人網、新浪微博、優酷など、中国のシステムを使って、数億人を相手に、いくらでも、ネットワーキングできてしまう。
この環境を、若い頃から、存分に活かして、自分のコミュニティをつくれる者こそ、いまの時代に求められる人材だと思います。
いまの日本が、こういう、素晴らしい人材を輩出していること、さらに彼らが、「海外就職」に目を向けていることは、見ていて、とても心強い。
インタビューのなかで、こんなやりとりがありました。
O氏「鈴木さん、日本の若者へメッセージ、何かありますか?」
私「そうですねえ・・・20代とか、30代前半のうちは、東南アジアとか、中国とか、伸び盛りの新興国で働くのが良いと思いますよ」
O氏「それは、どうしてですか?」
私「自分自身の経験から言うと、日本とかオーストラリアみたいな、先進国で働くと、去年と今年とを比べても、大して変わらないし、来年も同じようなものだろうと思ってしまう。でも新興国の場合、猛スピードで経済発展しているから、去年と今年は全然違うし、もちろん来年も・・・そういうダイナミックな社会環境で働いたことが、職業人としての私を大いに成長させたと思います。」
私「あと言うと、新興国の企業組織は、概して未成熟だし、ポストはたくさんあるし、頑張って仕事すれば、若い時期から部下を持てたり、要職に就くチャンスも大きい。とにかく、職場のなかで、自分を発展させる余地が、いくらでも見つかるのが、新興国の魅力でしょうね。」
O氏「日本で就職することに関しては、どう考えますか?」
私「日本の企業社会や働き方に馴染むという意味で、2~3年くらい、日本で正社員として働く機会があれば、それはとても有意義なことだと思います。ただ、年齢の若いうちに、新興国での就労を計画しておいた方がいいと思います。」
私「新興国の企業で、管理職的、リーダー的な仕事を十分経験してから、日本の企業社会で、中途採用として、高給で迎え入れられるのが、理想だと私は思います。」
私自身、このモデルを実践してきました。
31歳の時、日本を離れて、オーストラリアで5年、中国で2年・・・計7年、海外で働いた後、38歳で、古巣・日本に戻って、中途採用として就職しました。
31歳の出国当時に比べて、38歳の帰国時に得た年収は、2.2倍になっていました。これも、中国という新興国で、「大勢の部下を持つ」、「人の上に立つ」経験を積んだおかげだと思います。
もし日本で、伝統的な大企業などに勤めていたら、こんな速さで自分の仕事の内容をアップグレードする、年俸を倍増させる・・・とみたいなことは、おそらく不可能だったろうと思います。実際、40歳過ぎても、部下の一人も持てない人はいくらでもいるわけですね。
まだ、20代30代なら、やはり、身軽なくちに思いきって海外渡航して、就職して、キャリアを積むのがベストだと主言います。
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