首都圏で、放射線量が比較的高いといわれる千葉県東葛地域で、数年前に土地付き戸建を買ったけど、
子供の健康を懸念して、売りたい人がいる・・・という話を、知り合いから聞きました。
東葛地域といえば、私の生まれ故郷で、実家もそこにあります。
私は、ここの放射線量、ほとんど気にしてないので、子供も、頻繁に実家に連れていって、公園などで普通に遊ばせていますが、
ま、世の中、いろんな考え方があるのでしょう。
私は、知人に、こう言いました。
「お話、分かりました。その戸建、本当に売りたいのであれば、私は投資家なので、容赦なくシビアに買い叩きますけど、それでもいいですか?」
「その方は、私の指値で、ローンの残債を全部支払えるみたいな、甘い考えは、まさか持ってないでしょうね?」
そこまでハッキリ言いましたが、なんと、継続検討になりました。
どんなお話になるんだろう?・・・・あまり期待はしてませんが、少しだけ、期待します。
こうした、「放射能狼狽売り」の話、去年から何度か聞いてますけど、
私の目からみて、売る側の「目的と手段の選択」が、どうも理解できないケースが多い。
たとえばの話、子供を放射線の懸念から守ることが目的であるのなら、「なぜ、原発事故から1年も経った、今のタイミングで引っ越すの?」と思いますし、
少なくとも、放射線量がピークであった昨年3月21日に比べれば、今の線量はずっと低くなっているわけで、
放射線に子供を晒さないことが目的であるなら、去年の3月か4月に引っ越すのが、ベストの選択だったろうと思います。結果論ですけど・・・
しかも、よく聞くと、東葛地域から引っ越す先は、同じ首都圏であるらしい。
放射能リスクだけ考えても、あまり意味ある移動なのかなあ?
線量は、地域によって多少違うかもしれませんが、関東一円なら、ほぼ同じ産地の野菜果物を食べ、ほぼ同じ森から出る花粉を吸い込むわけで、
結局、大して変わらないじゃんと、私は思うのですが・・・
戸建を不本意な価格で手放すことによる、売却損や取引に伴う諸経費、それに引っ越し費用・・・等々を考えると、
そのコストをかけるだけの価値のある移動だとは、どうしても思えないのですが、
あるいは、今の線量ではなくて、近い将来、起こるかもしれない、首都圏直下型地震や、福島原発直下型地震のリスクが気になる・・・というのであれば、
なおさら、同じ首都圏に移転する意味が分からないし、うーんと唸ってしまう。
ま、深く考えるのはやめよう。
たとえ、売り手の趣旨が理解できなくても、お互いにメリットある取引であれば、売買は成り立つわけで、
私の地元・東葛地域で、本当に収益のあがる激安価格で、戸建が仕入れられるのなら、それに越したことはありません。
最後に、言っときますが、私はエンドユーザー価格じゃ買いませんからね。
業者の買い取り価格、あるいは任売価格並みで買います。それでもよければ・・・