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出でよ金融マン!(日本の銀行このままでいいの?)

今回のブログ記事は、日本の銀行関係者、または融資関係で銀行とお付き合いのある経営者・投資家の方々に向けて書いた、一事業者からの問題提起です。

 

私は、東京の品川区でささやかな不動産仲介業を営む者です。もともと外資系IT企業に勤めるエンジニアで、趣味で不動産投資を嗜んできましたが、2013年2月、勤め先を解雇されたことをきっかけに、大好きな不動産で生計を立てる決意をして第二の人生をスタート。オフィスを借り宅建業免許を取り、一人社長で頑張ってきました。

創業5年目の2017年末、ご縁あって、石川県金沢市、ひがし茶屋街近くにある町家を弊社で買わせていただきました。金沢の文豪・徳田秋声の名作「町の踊り場」にも出てくる、明治35年から116年の長きにわたり、金沢の街を見守り続けてきた歴史ある家です。秋声の姉の婚家(葉茶屋)であった大正~昭和初期から所有者が何度か変わり、今回、オーナーの和菓子屋ご夫婦が高齢で引退に伴い売却することになりました。事情でキャンセルが続いてしまいタイムリミット(年末)が迫るなか、金沢の業者仲間経由で私に話が来ました。

 

この住宅は、もし私が買わなければ、おそらく取り壊されてコインパーキングになっていただろうという話。もしそうなったら秋声作品ゆかりの建物がこの世から消えてしまいます。私は是非後世に残したいと考え、手元の現金を使ってまず土地建物を購入。翌年から建物本来の良さを残した町家を再生した宿泊施設として設計を開始、旅館業許可つきの建築確認を取り、現地の一棟民泊専門の業者に運営をお願いする想定で、つい先日(2018年10月初め)、工事着工したところです。

よそ者である私が、金沢の街で宿泊施設のオーナーになるにあたって、まず地元町会の方々の気持ちを理解尊重する必要がありますし、同時に私の事業が金沢の和風な街並みを守り文化を継承する趣旨であることを、地元にご理解いただく必要があります。そこで現地の友人の手ほどきを受けつつ、何度も金沢に足を運び、ご挨拶を重ねてきました。

 

事業資金については、すでに支出した土地建物や取得費用、税金、火災保険、設計費等については自費で賄った上で、工事資金に関しては一部で良いので、できれば金融機関にご支援いただこうと思い、金沢および東京の金融機関数行にご相談しましたが、今のところ、ゼロ回答が続いています。

各銀行や支店にそれぞれの融資・審査基準があり、結果的にご縁がなくてゼロ回答になることは仕方ないですし、また銀行からみて弊社のような中小零細企業への融資は手間がかかる割に大して旨味がないのかもしれません。

ですが審査や回答の中身が、(こんな言い方して申し訳ないですが…)私たち民間事業者からみて余りにも「思考停止」ふうに見えたのが余りにも残念で、一言申し上げたい一念から、筆をとらせていただきました。

 

【ゼロ回答の例】

1)石川県に本店がある地銀より「石川県内にお住まいや事業所のない方にはご融資できません」

→これを石川県にしか拠点がない銀行から言われるなら理解できますが、私が相談した銀行は東京に支店があり、かつ私自身が東京支店に出向いて融資相談に行った結果、これを言われました(注.東京支店から私の事務所まで電車で15分の距離です)。

 

2)東京都に本店があるメガバンクより「築年数が耐用年数を超えており担保が取れないので無理です」、「弊社として一棟物件の運営事業には当面融資できません」

→相談したタイミングが、スルガ銀行に対する金融庁の検査が入っている時でしたから、稟議が厳しいのは理解しますが、ここは「平時」でも耐用年数超え物件に融資出さないことで知られる銀行で、私ども不動産業者からみて、かなりビジネスチャンスを逸しているように見えます。

 

銀行とは本来、資金需要のある民間企業にお金を貸して、事業のリスクの一部を負うことで利益を出す業態であるはず。実際に融資を通じて日本の経済成長を支えてきたわけだし、それが銀行員のプライドや信頼感の源泉になってきたはずです。

しかし今や、時代が変わり、銀行業務も激変。原点を忘れた銀行経営陣や行員が増えた(ように見える)結果、一部の民間事業者に、今やこんな風に揶揄されていますよ。

 

・融資を必要とする俺ら中小企業に全然貸さないし、貸すノウハウもない。

・逆に、株式市場や社債でいくらでも資金調達できる大企業にばかり貸したがる。必要ない人に貸すから金利値切られるし、儲からない。

・本業(融資)で稼げないからといって、本来は証券会社や保険会社がやるはずの手数料稼ぎに走っている。それでも行員食わせるの大変だから次は不動産仲介までやらせてもらうらしい。

・俺ら(事業者)ばかりがリスクを負って、銀行がリスク負わずに手数料稼ぎに走る、そんな国が経済成長できるのか?

・お前らもっと頭使ってガチで仕事しろよ!働くって「はた(傍)をラク(楽)にする」ことだろう?民間企業の資金繰りを楽にしてくれない銀行の存在意義って一体何なの?

 

もし「それは違う!」というのなら、具体的な行動で示していただきたい。「私が上を説得して、500万円でも出してみせます!」…この文章がきっかけで、行員が意気に感じるかもしれない。或いは、この文章を読んだ方が、私を気概のある行員と引き合わせてくれるかもしれない。そんな一縷の望みを託しつつこの文章を書きました。

出でよ、金融マン!日本の銀行、このままでいいのか?リスクを負ってビジネスと雇用をつくり出すこの国の民間事業者から「使えねえ」扱いされていて良いのか?「否!」というなら、すぐに行動で示して欲しい。そんな人間が現れてくる日本であるなら、まだ将来の望みは残っていると信じたい。

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富裕層と逆をやったら富裕層が集まってきた話…

こんにちは、Manachanです。今回は「富裕層ビジネス」ねたでブログ書きますね。

私は国際不動産ビジネスの経営者ですが、この仕事をやってると「富裕層」と知り合う機会が豊富にあります。我々の商品である「海外不動産」自体、相当なお金がないと買えないものですし、実際に買われるお客様は、相当額の資産や現金をお持ちの方が、少なからず居られます。

ここでいう「相当の資産」を数字で表現しますと、「1億円が小金持ちスタートライン」、「5億円以上で金持ち」、「50億円で中金持ち」、「100億円で大金持ち」といったイメージでしょうか。彼らは「年収いくら」みたいなサラリーマン概念とは全く違う世界に生きる人たちです。

 

私はいま、1年365日のうち、約120~130日は海外出張しており、世界各地の不動産物件を精力的に見て回っておりますが、その旅費・滞在費の全てを自腹切って捻出しているわけではありません。上述、「中金持ちのお客様を物件現地にご案内」したり、場合によっては、「知られざるマイナーな国の不動産視察を、私と一緒に面白がってやってくれる(ついでに私の旅費も出してくれる)大金持ちのお客様」が居たりします。

その場合、お客様のフライトはビジネスクラス以上で、私はエコノミークラス。ホテルなども別々に泊まったりするわけですが、それでもヨカヨカ。富裕層のお得意先を持つことで、海外出張自体がお金を生む頻度が確実に増えている今日この頃です。

 

 

我ながら、こんな人生を歩んでいることが不思議でなりません。私は東京郊外ベッドタウンのサラリーマン家庭の生まれで、お金持ちとは全く無縁の環境で育ちました。大学時代は海外一人旅に目覚め、休みのたびにアルバイトで貯めたお金を握りしめて、バックパック背負って世界各国を貧乏旅行していました。

恥ずかしながら、50歳近くなった今でも、私はバックパッカー時代の貧乏旅行癖を引きずってまして、海外出張しても小便臭い安宿に泊まってゴキブリ一生懸命潰してたり、得体の知れない屋台メシを手当たり次第食ったり、ベトナム~カンボジア間、タイ~ラオス間を安い国境超えバスで移動したり、安いローカルバスを乗りこなすために現地の文字を一生懸命覚えたり…好きでやってるからいいんですけどね。今なお、富裕層っぽい旅のスタイルとはかけ離れた行動をしています。

さらに私は、この歳になっても見た目を小ぎれいに整えることがまるでできない人間…普段はアロハシャツに短パン姿、一部上場さんに会いに行く時も極めてカジュアルな恰好。お渡しする名刺が折れ曲がってたりするし、髪型にしても、海外の旅先で散髪やるので、運が悪いと見るも無残な丸刈りになってたりします。

富裕層といえば高級車のイメージがありますが、私はベントレーやベンツどころか、クルマ自体持ってませんし、都内を移動する時は、電車かシェア自転車を使います。真夏の暑い時期以外は、下町(東陽町)の自宅近く、ドコモバイクシェアのシェアポートから、30分150円、真っ赤な電動アシスト付き自転車で都心を走るのが私の日常スタイル。

 

つまり、ライフスタイルから外見から趣味から、何をとっても「富裕層のイメージとは真逆」なのが私なのです。これはたぶん一生変わらんでしょう。それでも、「Manachanのやってる海外不動産の活動は面白い」ということで、これまでお付き合いしたことのない富裕層の方々がどんどん声がかかり、良いお客様になってくれています。

繰り返しになりますが、「我ながら、こんな人生を歩んでいることが不思議」…現実がこうなってる理由は、たぶん二つあると思います。

 

1)リアルに「富裕層の真逆」をやってることが、富裕層から見れば面白い。
2)富裕層が欲しい「海外不動産のリアルな情報」ニーズに応えられるから選ばれる。

 

1)は、わざとそういう役割を演技しているのではなく、素のままの私ですからリアルです。いつもスキだらけのカジュアルな恰好して、どの国に行っても安宿泊まって地元の安メシ食って、ローカルバス乗って数百円で散髪して(行先が東南アジア方面なら見た目も現地人に同化して)、ビジネスクラスや5~6星ホテルとかに全然興味がない。そんな人生を自分自身面白がってるわけですから、これ以上のリアルはありませんね。

ビジネスで富裕層とお近づきになりたければ、彼らの外面だけ真似するのはかえって逆効果なのだと思います。同ビジネス界隈でよく聞くのが「ベントレーに乗って、六本木ヒルズのレジデンス棟に住んで、趣味の良いものを身につけて富裕層の知り合いがたくさん」みたいな話ですが、あんなのは本物の富裕層から見て面白くも何ともないし、さらに、「自分のお金が目当てで、高額商品を売りつけようとしている」のが見え見えですから敬遠されるでしょう。私は逆に、富裕層ビジネスのイメージに自分自身を無理やり合わせたり媚びたりを一切しないで、常にありのままの自分で生きているので、それが好まれているのだと思います。

 

2)ですが、海外不動産のリアルな現場をたくさん見て、生きた情報を豊富に持っているという面で、私やビジネスパートナーの市川は、絶大の自信を持っています。仕事で海外に行くと、以前は友人に羨ましがられたものですが、最近はその頻度が多すぎてスケジュールの密度も濃すぎて、羨ましいどころか「Manachan海外出張続きで大変だねえ。あんな生活してよく身体持つねえ…」と同情されていますが、私や市川にとって、世界中の不動産みること自体が趣味であり、楽しくて仕方ないから苦痛を感じたことはないです。

実際、富裕層になればなるほど、不動産は人生に絶対必要なものです。節税、資産保全、相続・事業継承、ライフスタイル…財産を持つが故の悩みや課題に対する解決策になりうるのが不動産だからです。

海外の不動産も、いまや彼らにとって絶対に避けて通れないテーマになりつつあります。日本国内の円資産だけでは財産を守れないということは、市井のサラリーマンよりも富裕層の方がよりリアルに認識しています。

私や市川は、富裕層が求める海外不動産のリアルな情報を、たぶん日本で誰よりもバラエティ豊富に持っています。富裕層の方々が普段お付き合いする都銀や証券会社、プライベートバンクの運用担当者が、海外不動産に詳しいとは限りません(ほとんどの場合、そうではない)し、質問しても気の利いた答えは返ってきませんのでフラストレーションが溜まります。そんな彼らの「満たされないニーズ」に応えられるのが、世界の不動産が好きでたまらない私や市川だったりするので、お声がかかるのです。

 

海外不動産の領域でオンリーワンだから、というよりも、我が趣味の世界を、富裕層を含めて不動産ニーズのある人々が集うコミュニティに変えたからこそ成り立つ、オンリーワンなビジネスモデルなのだと思います。今のネット時代は、それが低コストでできるわけですね。

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ホテル高騰ニッポンの格安出張術(?)

こんばんは、Manachanです。

安倍さん率いる自民党が選挙で大勝し、たぶん今後4年間は自民の世が続きそうです。2012年末にアベノミクス登場してすでに5年。プラス4年で9年続くならば、今どきの先進国で稀に見る長期安定政権といえますね。当然、人によって毀誉褒貶あるでしょうが、私はハッピーですよ。だって投資家ですもの。政府がゼロ~マイナス金利政策でお金じゃぶじゃぶ流してくれた方が投資のチャンスが広がります。手持ちの物件売って値上り益GETできるわけですし…

 

安倍政権登場後、唯一困ったことは、インバウンド観光がブレイクして、国内各都市のホテル代が上がり、出張費用が高くつくようになったことですね。特にビジネスホテルの値上り幅が凄まじい。

私は東京でたくさんセミナーやってます。地方から泊りがけで来てくれる方も多いのですが、ここ2~3年ホテル予約できないとか、値段高くてたまらんという声をよく聞きます。品川でセミナーやっても蒲田や川崎まで離れないとホテル取れないとか…少し長めに滞在される方は城東地区で安いエアビー宿を借りてコストを抑えたりしてるようですね。

私が大阪や福岡に出張しても、宿泊費が悩みの種です。大阪の梅田や、福岡の天神みたいな一等地に宿が取れない、ちょっと離れたビジネスホテルでも数年前は6000円くらいだったのが今や13800円みたいな世界。別に払えないわけじゃないけどコスパ考えるとアホらしい。12㎡くらいしかない狭い部屋に寝るだけで1万以上も払えるかボケ!

ホテル代がやたら高い、という実感は、次の記事でも裏付けられています。

あのアパホテルが一泊3万円!爆買い中国人殺到で東京・大阪は泊まるところがない (2016/1/26)

東京や大阪のホテル代が異常に高い!ただのビジネスホテルなのに、宿泊費が1泊2万円以上に高騰してることも普通です (2016/10/20)

 

私がサラリーマン辞めて起業した2013年頃は、本当にお金なくて出張費も極限まで削ってましたが、当時はビジネスホテルが本当に安く、名古屋の伏見でアウトバスだけど個室&漫画読み放題のビジホが1泊2900円とか、大阪の本町で修学旅行生に混じって泊まる安ビジホが1泊3200円とか、今では考えられない値段で泊まれたのには大いに救われました。2017年のいま、同じホテルに泊まれば2倍はかかるし、そもそも大阪の本町で1泊6000円台だと凄く安い部類に入るので予約さえできません。

ホテル代高騰の時代、出張頻度がやたら多く、かつコスパにこだわる私は、結構涙ぐましい努力をして出張費を抑えています。例えば、このようなことをしています。

 

1)カプセルホテル、宿泊型スーパー銭湯の活用

男性の特権かもしれませんが、最近のカプセルホテルは、入浴施設や寝床(キャビン)が物凄くグレードアップしたおかげで、下手なビジネスホテルよりずっと快適です。大きい風呂に入れて値段も3000~4000円と安いし、美味しい朝食が出たりします。最近は出張が決まると、ビジネスホテルを早々と諦めて真っ先にカプセル予約に走る私…例えばこんな場所に泊まります。

大阪だと、梅田の大東洋か、難波のアムザ

札幌だと、ニコーリフレ

福岡だと、キャビンホテル博多か、ウェルキャビン中洲

 

あと最近は、「泊まれるスーパー銭湯」も登場してきています。私の知る限り、このジャンルで日本最高峰は、福岡アイランドシティにある、照葉スパリゾートですね。ここは本当に素晴らしい。博多駅からバス移動という不便なアクセスを補って余りある施設内容と超絶コスパ(泊まり3800円なんて、信じれん…)。天神あたりで飲む用事でもなければ、私は大抵ここに泊まってます。

 

2)ワンルーム型のAirBnB宿

民泊の定番エアビー(AirBnB)、1人で1~2泊だと割高なイメージがありますが、それでもクソ高いビジネスホテルに比べて割安な宿が見つかることが多いし、ちょっとした料理や洗濯もできて便利ですね。最近は韓国や中国の単身旅行者をターゲットにした安めな宿が増えてます(ホストも日本人ではなかったり…)。私がこれまで泊まったなかでコスパ良かったのが、

福岡市東比恵のエアビー宿 (博多駅からも空港からも近くてアクセス抜群)

石垣島登野城のエアビー宿 (部屋広くてきれい。石垣市街地で夜遅くまで飲んでもワンメーターで帰れます。)

 

3)夜行バスで都市間移動

名古屋~東京、大阪~福岡など、夜行バス利用にちょうど良い移動距離(5~8時間)の二都市を移動するのに最安な方法が高速バス。特に夜行バスだと宿泊代そのものが節約できてGOOD。今年の春などは、ビジネスホテル1泊1万円以上する大阪でセミナーやった後、泊まらずに、夜10時梅田発の1800円激安夜行バスで東京に帰ったこともあります。ウィラーとかさくら観光とか特に安いですね。

夜行バス移動は窮屈で疲れますし、ケツも痛くなります。体力に自信がない人、貧乏臭いお兄さんお姉さんと一緒に乗ると抵抗ある人にはおススメできませんが、私はバックパッカー上がりで、インドとかシベリアとかグアテマラで、とんでもなくハードなバス旅行をしてきた人間なので、日本国内で夜行バス移動は全然気になりません(史上最悪の乗り物体験)

時には、シートのゆったりした、プレミア夜行バスに乗ることもあります。京都~東京間で乗った7800円のバスはふかふかの2列シートでとても快適でした。京都の宿泊施設は高いので、それが節約できれば一石二鳥ですね。

夜行バス移動の後、スーパー銭湯で仮眠して疲れを取ることもあります。夜行バスで大阪に早朝着する時、よく使うのが、極楽湯吹田店ですね。JR岸辺駅から歩いてすぐ。のんびりできるし、飯もうまい。ここで朝一杯寝て、昼から新大阪のセミナーへGO!みたいなこともあります。

 

4)困った時の名古屋頼み

国内主要都市のなかで、例外的にホテル代がリーズナブルな都市があります。それが「名古屋」…東京や京都大阪に新幹線移動しやすい上に、観光地でもないから、宿泊需要が爆発してないんでしょうね。

以前、こんなことがありました。大阪で夜セミナーやった後、いつものようにホテル予約が取れず、空いてる宿は軒並み1万円超。でも、新幹線で50分先にある名古屋では、3000円台でビジホが予約できる。同じ国とは思えない価格差!すぐさま名古屋に移動し、紀州鉄道名古屋栄ホテルに1泊3000円で泊まり、翌朝一番の新幹線で東京に帰りました。日本に名古屋があって本当に良かったと思う瞬間…

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GLAYに学ぶ「変わらない」ブランド

こんばんは、Manachanです。今日は日曜日。一日中、息子のPokemon Go!に付き合って、ケアンズ・エスプラネードの海辺で過ごしてました。今回は不動産話を離れ、「ブランディング」のテーマで書きますね。

近代日本が生んだ、商業的に最も成功したバンドグループといえば、真っ先に「GLAY」が思い浮かびます。特に1990年代後半のGLAY人気は本当に凄く、1999年には幕張メッセで、有料コンサートとしては史上最大の「観客動員20万人」という大記録を打ち立て(ギネスブック掲載)、未だに破られていません。今日でもなお、現役で音楽活動を続ける長寿グループでもあります。

 

GLAYのリーダーTakuroさんが書いた自叙伝を偶然ネットで見つけ、ずっと読んでました。実に素晴らしい人物ですね。舞台上での外見とは裏腹の素朴な人柄、音楽に対する純粋な思い、生まれ故郷の函館や仲間に対する深い愛情、周囲で支えてくれる人に対する感謝と気配り、そして何より、日本の音楽史を塗り替えるような大成功を手にしても常に失わない冷静さ謙虚さ…一人の男の生きざまとして大変共感できます。また彼のような個性だからこそ、何十年もの間、人々の心を打つ音楽をつくり続けられるのだと思います。

特に、1999年の絶頂期のことを書いたエッセイには、とても感動しました。少し長くなりますが、引用しますね(赤太字は筆者注)。

 

GLAYという怪物の船出

デビューの日から9年。365日×9=3285日。数字にしてみれば、不思議なくらい僅かな日々の間に、GLAYは奇跡の変貌を遂げた。

93年にはライブハウスに100人足らずの客が入っただけで祝杯を挙げ、デモテープが10本売れたといっては一喜一憂していた。

それが4年後の97年、リリースしたベストアルバム『REVIEW~BEST OF GLAY』は発売一週間で300万枚を突破する。翌98年夏のツアーの観客動員は全国7カ所13公演で50万人に達した。

そして99年、幕張メッセ。僕らは少年の日に描いた夢を実現する。ステージに立った僕たちの目の前に広がるのは文字通りの人の海、その数20万人。有料コンサートとしては世界記録を塗り替えるイベントになった。

とはいえ、GLAYの中身が変わったわけではない。僕もテッコも、あいかわらず函館弁が抜けていないし、メンバーの関係も昔のままだ。

「どうして、GLAYはそんなに変わらないんですか。」 という質問をよくされる。

わからないのは、どうしてそういう質問が成り立つのかということだ。なぜ、歳をとったり、売れたりしたら、人は変わらなきゃいけないんだろう。そんな必然性はどこにもない。

僕たちはいくつもの大きな夢を追い続けたけれど、考えてみれば、僕らが心の底から実現したかった夢はたったひとつだった。つまり、僕らは僕らの夏休みを終わらせたくなかったのだ。

いつまでも、あの高校時代のようにみんなでバンドを続けたかった。結局のところ、そのためのGLAYであり、幕張の人の海であり、何百万枚のレコード売り上げだったのかもしれないとすら思う。

どうして僕らは変わらなかったのかではなくて、変わらなかったからこそ、高校時代の友人のままでいられたからこそ、そのあまりにも高い壁を、僕らは乗り越えることができたのだろうと思うのだ。

もし変わっていたら、GLAYなんてとっくの昔に消えている。

 

コンサートに20万人動員!目の眩むような大成功を収めても、この男には現実がみえている…「怪物のようなビッグな存在になったGLAY」と、「高校時代のまま変わらない自分」とが、どちらも冷静に見えている。そして、「変わらない自分」こそが、アーティストとしてのGLAYの生命線であることが、よく分かっています

この文章、私の活動の指針としても大いに参考になります。私が仲間と共にいま手掛けている国際不動産ビジネスは、今後3年くらいで、かつて経験したことがないスピードで大成長を遂げそうな気がしています。「しっかりした戦略を持って海外不動産に長期投資していきたい個人富裕層」や、「海外に出て収益事業を育てたい不動産大手企業」から、我々にどんどん声がかかるようになってきました。長年、地道に国際不動産に取り組んできた情報知識(コンテンツ)がビジネス界にも評価されて、間もなく需要爆発の予感がするのです。

(比べるのがちょっと恐縮ですが…)GLAYの歴史でいえば、1996年1月に「グロリアス」をリリースしてから、一気にブレイクした。その前夜くらいに、いまの我々が居るような気がしています。

 

国際不動産で我々の働きを必要とするお客様がいるなら、それに応えるべく、組織や資本を充実させていく。経営手法やシステムなど、テクニカルに必要なものはどんどん取り入れる…そういう努力は当然やっていきますが、でも、GLAYの音楽がいつまでも輝きを失わないように、我々も「常に変わらない、自分らしさ」を持ち続けていきたい。どんなに会社が大きくなっても、「Manachanらしさ」は常に変わらないし、変える必要もない。

 

「私らしさ…」を言葉にしてみると、こうなります。

1)不動産に対する限りない愛(AFFECTION)

2)常に世界中で不動産の現場をみて比較して、外国語学習も含めて情報収集を怠らない態度(INPUT)

3)常に情報発信していくスタンス(OUTPUT)

 

音楽の魅力に憑りつかれたミュージシャンが音楽ビジネスで身を立てるのと同じく、私は「不動産投資の魅力」に憑りつかれ、趣味とし始めたものが、今や本業になり、今後さらに発展しようとしています。それでも、「三度のメシより不動産が好きでたまらない」私の原点は変わりませんし、「ギリシャに良い投資物件があればギリシャ語覚えて現地に仕入れに行く」ようなフットワークの軽さも、常に持ち続けていたいと思います。

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良質な中国と付き合いたい

こんばんはManachanです。いま、飛行機で日米間を移動中、機内Wifi使ってブログ書いてます。

 

つい先週は、中国の南京へ出張してました。雄大な長江に育まれた古都。三国志の時代(呉の孫権)から栄え、宋朝、明朝、中華民国の時代に全中国の首都であった南京は名所旧蹟や景勝地が多い。中国のなかでも、観光で行ってまず後悔しない場所ですね。

私が訪れた時の南京は、2月中旬にしては暖かく、梅が満開でした。中国四大梅林のひとつを擁する「明孝陵」(ユネスコ世界遺産)も春の訪れを感じる陽気でした。写真をいくつか。

 

南京訪問の後は、上海浦東空港経由で福岡に飛んできました。九州地方も2月にしては暖かな陽気で、太宰府天満宮の梅も満開でした。

 

中国の江南地方と、日本の九州は距離的に近く、緯度も気候も似ていますが、風景写真を並べてみると、方や大陸、方や島国なので、ずいぶん違いがありますね。中国から日本に飛んでくると、「箱庭のようなコンパクトな自然」と「隅々まできれいに整理整頓された環境」に、日本らしさを感じます。中国大陸から続々とやってくる観光客も、日本のそういう風景が楽しみなんでしょうね。

 

南京のビジネスパートナー、美術や建築、歴史に造詣の深いX社長の言葉を借りると、いま中国人が日本に魅せられるのは、それだけではない。日本でみる数々の風物を通じて自ら(中国自身)を再発見する、そこに日本の奥深さがあり、だからこそファン、リピーターが多いのだと。

例えばの話、中国古来の建築物は、「木だけを使い、釘をひとつも使わない」ものだったようです。その構造ゆえ解体も移築も簡単にでき、皇族の間では南京の家屋敷をそのまま北京に移設することがよく行なわれていたと…

 

その後、時代は下り、中国大陸の木材資源も乏しくなり、木造家屋の文化や技術は廃れてしまいますが、現代中国人が日本に来て神社仏閣建築をみると、そこに「失われた中国古来の建築物」が眼前に現れ、深く感動すると…

建築物でなく、彼らが日本でみる、人々の礼儀正しさ(礼節の概念は古代中国で生まれ、日本を含む周辺諸国に移出された)、漢字文化(日本の漢字には、中国の唐代、宋代に移入されたものが多く、現代中国人からみて古風な使い方が多い)等々、「今では失われた、古き良き中国」を体感できる、世界で唯一の場所が日本なのだと…

 

また南京のX社長は、現代の日本、特に文化、学術、娯楽、サービスの発達に対して、心から尊敬の念を持っています。彼が常々言うことは、

「ここ20〜30年、日本は経済的には不振だったし、その間に中国の経済は長足の進歩を遂げたことは事実だ。でも考えてみろ、この20〜30年間にノーベル賞を受賞した日本人の数はどれだけ増えたか…世界の学術文化の進歩に、これだけ大きな貢献ができる国の将来は明るいんだよ」

「いま、アジアのエンターテインメント界で偉大な才能を10人挙げろと言われたら、そのうち5人は日本人だよ。宮崎駿、新海誠、庵野秀明…彼らの創意と洗練に我々中国人も大いに学ばないと」

 

南京のX社長、まだ30代前半なのに大企業集団を作り上げた、その経営手腕もさることながら、彼のものの見方、考え方にも、大いに啓発されます。

単に「知日派の外国人」という一言では表せない何かが、彼にはある。その日本観には、「東アジアにおける数千年の長い交流の歴史」に対する深い理解がある。それは、単に政治史だけでなく、科学技術や建築、美術、哲学といった分野まで及んでいる。

X社長のような人物が、日本を大好きでしかも尊敬しているという事実は、我々日本人にとっても大きな財産だし、私も彼の日本側パートナーとして、その「スケールの大きな問題意識」に常に応えられる人物でありたいと思います。

 

中国ビジネスを志して、6年。出会いにも恵まれ、今では多くの「良質な中国人のお客様」と、「良質なお付き合い」ができるようになりました。

日中間の付き合いにおける「良質」とは何か?私は次のように考えます。

「東アジア数千年の歴史文化に関する深い理解に基づく、お互いに対する尊敬、尊重をベースとする関係」

 

いま、日本と中国の間には、政治的にはいろいろ難しい問題があるのは事実ですが、その現象だけにとらわれて、現代の浅知恵だけで相手を論断するのは、つまらない。

それよりも長い歴史的視野に立ち、お互いの歴史、社会、文化や東アジアにおける関係史を踏まえたうえで現代の課題を考えたいものです。そこから「日中間の良質なコミュニケーションやお付き合い」が生まれるのだと思います。

 

お互い、漢字を含めて文化の相当部分を共有しているわけですから、それを「学び」に活かさない手はない。例えば三国志の「曹操」だって、漢字を知らなければ「Cao Cao」と音声表記するしかない。Cao Caoには何の意味もないけれど、漢字を持つ日本人なら「曹操」の意味が理解できるわけです。そうした、先人が残してくれた文化遺産に感謝しつつ、今をよりよく生きるために活用したいものです。

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365歩のセルフブランディング

こんばんはManachanです。私は相変わらず出国が多く、明日から海外(タイ・バンコク)に旅立ちます。今回は、先週訪れた土地「熊本」を題材に、セルフ・ブランディング(=世の中に自分を売り込む)について、思うところを書きます。

 

 今年4月の熊本大震災から8か月が経ちました。まだ傷が癒えないなかでも、市内各地で復興の槌音が響いていました。今まさに再建途上にある熊本で、昔の歌がにわかに復活していました。

 

水前寺清子(愛称「チータ」、熊本市出身)『365歩のマーチ』

 

今から30年以上前、私が子供の頃、流行っていた歌です。ご当地歌手の名曲であり、かつ「郷土復興にむけて、一歩一歩進んでいこう」という熊本の気分にぴったり合う歌詞で、いま脚光を浴びています。

 

「365歩のマーチ熊本バージョン」(胸が熱くなりますね…)

 

ロアッソ熊本の試合、関東でも震災復興祈念「365歩のマーチ」が登場

 

「365歩のマーチ」は今も昔も、チータの専売特許。その歌い手として、彼女を超える人間はたぶん地上に存在しません。今の時期、街中でよく聞こえる「クリスマス・イブ」の歌い手は山下達郎じゃなくちゃならないのと同様、「365歩のマーチ」はチータという人格と一体化しています。

 

建築物にたとえると、「ガウディのサグラダファミリア大聖堂」はバルセロナにあってこそ意味がある。「ケルン大聖堂」はケルン中央駅前にあってこそ意味がある…それと同じように、「365歩のマーチ」はチータが歌うからこそ意味があり、他の誰よりも熊本を勇気づけるのです。

 

こう書くと僭越に聞こえるでしょうが、私は「海外不動産投資」の世界で、チータや山下達郎のような人物になりたいと常に思ってきました。「海外不動産といえば、やっぱりManachanだよね」と、皆様が真っ先に思い出す人物になりたい。その一念で、これまで6年間頑張ってきました。

 

言い換えると、「海外不動産投資」というジャンルと「Manachan」という個人名を結び付けるべく、セルフ・ブランディングに努めてきたわけです。たとえば、

 

・個人投資家としては、日本で他の誰よりも(たぶん)、多くの国で幅広く海外不動産を運営し、かつ世界中に人脈を構築している。
 
・個人投資家としては、日本で他の誰よりも(たぶん)、海外不動産に関する幅広い情報を得て、かつ体型的に深く理解している。
 
・個人投資家としては、日本で他の誰よりも(たぶん)、海外のいろんな言葉を習得し、世界各国での情報発信や一次情報取得に活かしている。

 

これらが実現できているかはともかく(というか、まだ道半ばですが…)、努力の方向性としては、常にそれを志向してきましたし、今後も変えずに行きます。良い意味で「変わらない」ことが、セルフブランディングの要諦だと思いますので。

 

そういえば、「365歩のマーチ」の歌詞には、セルフブランディングの大きなヒントが含まれていますね。

 

1番「♪~幸せは、歩いてこない、だから歩いていくんだね~♪」
2番「♪~幸せの、扉はせまい、だからしゃがんで入るのね~♪」
3番「♪~幸せの、となりにいても、分からない日もあるんだね~♪」

 

「幸せ」を「自らを売り込む(セルフブランディング)キーワード」と言いかえれば、筋が見えてきます。

 

1番は、「自分をよく知り、セルフブランディング・キーワードを探しあてよう」
2番は、「セルフブランディングは、ライバルの少ない領域を選ぼう(=狭き門より入れ)」
3番は、「はたからみて、ぴったりなセルフブランディング・キーワードがあっても、自分がそれに気づかないこともある(⇒周囲の意見も参考にしよう)」

 

私は、特に2番が好きですね。もし「日本国内の不動産投資」という領域で勝負してたなら、自分より優れた人がたくさんいて目立てない。だから「海外不動産投資」というマニアックな領域を選び、思い切りマニアックな活動を続けてきました。

 

あと、3番の途中の歌詞も好きです。「♪~千里の道も一歩から、はじまることを信じよう~♪」。すなわち、継続こそ力なり。首尾一貫した活動を愚直に続けていれば、いずれ、皆が分かってくれる。日々歩んでいる「一歩」が、長年積み重なれば「千里の道」になると思うのです。
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起業・副業論

こんにちは、Manachanです。今日は、独立起業の道が何となく気になるサラリーマン諸氏のために、「起業や副業」について、私の思うところを書きます。

私が、東京・五反田の事務所で宅建業者登録したのは、平成26年1月10日ですが、実はそれ以前から、会社の方はつくっていました。私が創立した「合同会社鈴木資産管理」は、平成22年7月26日に法人登記しており、すでに決算を6期やっています。

 

当時、私は外資系企業の勤め人でした。当然、勤め先には黙ってましたが、サラリーマンやりながら、平日夜間や土日は副業に時間を使い、不動産ウェブサイトつくったり、顧客ミーティングで中国へ行ったり、東京で物件案内したり、不動産起業と業務委託契約結んだり、確定申告やったりしていました。

私の「こっそり副業」と「解雇」とは直接の関連ありませんが、平成25年2月14日に、私は勤め先から「ロックアウト解雇」を食らい、19年にわたるサラリーマン人生に劇的な終止符が打たれました。結果からいうと、サラリーマンの身で副業やってた期間は、ちょうど2年半(平成22/7~25/2)になります。

サラリーマンで居られなくなり、生活のために独立起業せざるを得なかった私ですが、今は中小零細企業の社長として、「勤務時間と場所を100%自分で決められる」自由を手にしています。時には売上あがらない月があったり、サラリーマン時代よりも融資引きにくかったりと、いろいろありますけど、一旦この自由な働き方を知ると、もうやめられないですね。今の方が自然体で生きられるし、仕事も好きになったし、もうサラリーマンに戻る気はありません。

 

その楽しそうな姿をみて、昔のサラリーマン仲間が、よく起業相談に来ます。長年会社勤めした男が40歳を過ぎれば、サラリーマンとして先が見えてきます。「俺、このままでいいんだろうか?」、「元気なうちに、本当にやりたいことを始めたい」…そんな問題意識を持つ方々が、私を訪ねてきます。

この種の相談は今後増えると思うので、想定問答集つくっておきますね。

 

Q:起業する時期は、いつが良いですか?

A:私に相談している今こそがベストのタイミングです。「思い立ったら、すぐ起業」。合同会社なんて、登録免許税+登記代行報酬込みで8万円くらいでつくれますし、作業開始から一週間後には、晴れて会社の代表になれます。その会社で事業活動始めれば、勤め人であっても、立派な「起業」。

起業したら名刺つくって、お客様を見つけて、自分が提供したい商品・サービスについて話してみましょう。最初はうまくいかなくてもいい。やってみて売れなければ、都度、軌道修正すればいいんです。

商売の内容なんて、お客様のニーズによって、決まるんです。起業前の目論見と同じかたちになることは、まずない。自分の思い描く、いろいろなモノ・サービスを、世の中にぶつけてみて、そのなかでニーズがあるものが、あなたの商売になっていくのです。

 

その意味では、商売始めるタイミングは、早ければ早いほど良い。「いつになったら、始める」みたいな、条件をつけると、結局いつまでもスタートできません。

相談でよくあるパターンは、「〇〇士の資格をとったら起業する」…社長になればわかりますけど、多くの場合、資格なんて、実務でほぼ役に立ちません。それよりも、売れる能力があるか?売れる商品を見つけてこれるか?…それが社長の必須スキルです。

私に言わせれば、資格の勉強などに使う時間と労力が勿体ない。その時間があったら、さっさと起業して、いろんな商品・サービスを「売ってみる」、その経験の方がずっと大事だと思います。

あと、「会社を辞められる収入の見込みが立ったら起業する」という方もいますが、そういうマインドセットだと厳しいですね。だって、商売なんてやってみないと分からないんですから。とにかく、あれこれ考える前に、早く始めることです。

 

Q:今の勤め先が副業禁止ですが、どうやって始めればいいですか?

私思うに、職場の就業規定なんて、あってもなくても、あまり関係ないんじゃないかな?どんな会社だって、勤務時間以外の、余暇の過ごし方までは介入しないわけだし、プライベートな時間にテニスやってもパソコンゲームやっても構わないじゃないですか?その時間を「副業」に使うかどうかは、あなた次第。

今の世の中、ネットやスマホの力で、大企業じゃなければできない仕事が、どんどん減っています。ウェブサイトは外注、会計・経理もクラウドソーシングで外注、基幹業務や接客でさえ外注可能。私の会社だって、小さいながら外注、業務委託の嵐です。企業からあふれ出た仕事は、中小企業、個人事業主や、その集合体が、どんどん受注していきます。

そういう仕事に、ネットを通じて、自宅や出先などから関与することは十分可能です。自分の好きな時間に、好きな場所・スタイルで働くことが、実現しやすい時代になってきたのです。だから、これから世の中の流れとして、副業OKな会社も増えるでしょうし、一人の人間が、いろんな働き方で複数の仕事をこなす時代になるでしょう。

 

客観的な環境がそこまで整っているのだから、起業を目指すサラリーマンにとって大事なのは、マインドセットの方。特に、「付き合う人たちや、属するコミュニティを変えてみる」のが有効でしょう。

「副業・起業なんて、とんでもない」と思ってる人の多い環境から、「誰もが、いろんな働き方で、一人何役もこなしている」のが当たり前な環境に身を置いてみる。例えば、私が普段付き合っている人たちは、老若男女問わず会社いくつも経営してる人とか、サラリーマンやりつつ仕事いくつも掛け持ちしている人とか、そんなのが当たり前だから、

そういう場所に身を置いていれば、「俺でも、何かやれることがあるかもしれない」と思い、大抵の人が、そのうち何らかの商売はじめるようになるのです。

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パリコレ詐欺にご注意

こんばんは、Manachanです。突然ですが、

詐欺師からアプローチを受けました!(これで何度目かなあ…)

 

先週土曜日の午後、WFA JAPAN の田久保という初老男性からメールが来て、その直後に、私の携帯に電話がありました。

弊社は中国でファッションモデル育成事業を営んでいます。顧客には中国人富裕層が多く、彼らに向けた不動産販売で御社と提携したいので、明日にでも会っていただけますか?」と、

 

ま、話聞くのはやぶさかではないので、

「都内で来週月曜日の午後一でしたらお会いできます」と答えたところ、

できれば明日にでもお会いできます?」だと…

 

えっ、明日って日曜日でしょう?初対面の人間と会うのに日曜日指定とは非常識だなあ…日曜日は家族サービスデイなので無理だとハッキリ言って、月曜日にアポを入れました。

彼、電話口の口調はとりあえず丁寧なんですが、時々、馴れ馴れしいタメ口調になるのも少し気になりました。

 

その、田久保がアプローチしてきた文面は次の通り。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

前略 貴社の中国人向け不動産物件売買等のご活動をHPにて拝見し、恐縮ながらご連絡申し上げます。

私はWFA(World Fashion Association)Japanの田久保と申します。

1)中国でのファションイベント&モデルビジネス事業展開開始に当り、

2)中国でオーディション合格モデルの後援会作りを始めます。

3)そのモデル投資を行う後援会会員の多くが、日本に不動産投資を行いたい希望があります。

4) モデル投資のお金を満期毎に不動産購入に充てるスキームを作ります。

5)つきましては、会員への東京都心おすすめ物件の案内や購入手続きを、定期的に提携できる日本の

不動産会社を探す必要に迫られております。

以上の件でご連絡をいたしました。

 

①  WFAはFashionParis・Milano・London・New York、以上世界4大Collectionデザイナー・シンジケートのメン バーで構成された海外著名デザイナーの集団です。WFA は日本・中国・インドなど20か国のエキジビション会場において、所属デザイナーにより毎年ファッションショーイベントを行っています。(別紙参照)

 

②  デザイナーの先生方はParis Collection Designers Brandsなので、中国での開催イベントに多数のモデルの

    応募があります。1回の応募は、プロダクション一括単位で男女各1万名の計2万名を見込み、中国各都市での開催は香港や上海など5都市を予定しています。出場モデルは毎回20名、5都市開催で毎年100名のスーパーモデル候補が集まり、彼女らはさらに研修を積みパリコレでのデビューを競います。

③  本プロジェクトは、応募したモデルを中心としたModel Businessになっています。その一つがモデル後援会会員によるモデル投資です。(別紙参照)

 

添付資料などをご覧いただき、中国人の最近の日本不動産購入状況や人気物件帯などお話しをお聞きし、そのうえで専属的に提携ができればと思っています。

一度お打合せのお時間を頂ければと存じます。

草々

WFA JAPAN 田久保則雄

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

で、月曜日の午後、田久保と会って話をしました。

「中国インドの美女を集めて」、「美女に富裕層が群がる」、「彼女らを日本に連れてきて、欧州のトップスタイリストのサポートでパリコレにデビュー」、「山梨県小淵沢に世界の美女を集めて地域興しに貢献」等々…いまいち現実感のない、威勢の良い話が続く。

彼のいう、弊社とのコラボレーションモデルは、「中国人富裕層会員が日本や海外の不動産をリクエストしてくるので、彼らの求めに応じて物件出して欲しい」とのこと…ま、そのストーリーは良いとして、

 

・中国の富裕層会員がすでに集まっているのか?

・今後、どんな仕組みで、どんな予算とイベントを組んで彼らを集めるのか?

・富裕層をネットワークする人材やスキル、ノウハウはあるのか?

・そもそも、中国事業するための法人と事務所はあるの?

 

そういう具体的な話になると、途端にあやふやになる。まともなビジネスマンが、他社に提携を持ちかけるようなレベルでは到底ない。これは怪しい…と思い始めました。20代の若造が言うならわかるけど、初老の年齢でこのレベルはありえない。

 

しかも、痛いところをつかれると、田久保は話をはぐらかそうとする。そういう時は必ず、馴れ馴れしいタメ口になる。「ね、不動産仲介じゃなくてさ、美女のネットワークビジネスしようよ」とか。

あれ?あなた不動産事業で提携したいんじゃないの?いきなり美女ネットワークなんて…俺そんな柄じゃないし。興味もない。

 

しかも、話題が次々と飛んで、実態の怪しいビジネスの話になる。

・福島原発事故で放射能が降った双葉郡12町村で、地主から土地を借りて太陽光発電施設をつくって、1キロワット50円で東電に買い取らせる。それを子供たちの療養費用にあてる。

・福島の他にも、茨城とか千葉とか、栃木とか、放射能が降ったエリアの子供たちの療養費用を、双葉郡内の太陽光発電で捻出する。

 

あら、どこかで聞いたような話。震災被災地ビジネスは、98%以上が詐欺だと相場が決まっている…この時点で私のなかでは「詐欺師確定」になり、話を早々に打ち切ってお引き取り願いました。

 

だいたいが、これから何百億円と集める大事業をやる会社が、こんなしょぼいウェブサイトはありえないよね。

http://wfajapan.jimdo.com/

 

法人登記のある株式会社ロイヤルティファレット(中央区京橋2-6-6)のサイトも極めてしょぼい

http://royaltiphareth.jimdo.com/

 

この法人の代表取締役「斎藤雅男」&「詐欺でググってみると、出てくる出てくる!例えばこれ、

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/bouhan/1131710791/l50

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(引用)パリコレデザイナーがキッズモデル募集(続報) 2010年01月24日 11:54 マイケルチャン ◆◆パリコレデザイナーのチャイルドコレクション キッズモデル募集◆◆

4/19~22に東京で開催するファッションウィークの目玉、チャイルドコレクション(4/19)で出場デビューしてもらうキッズモデルさんのオーディション(受検費無料)を開催しています。

場所は六本木で、今週1/24(日曜)~1/30(土曜)、時間は11時~7時まで。

このウィークのデザイナー達はパリコレの、John ribbe , Pierre Talamon , Sibilla Pavenstedt , Jeroen Van Tuyl 他のトップデザイナー達になります(主催はパリコレクション実行委員会)。

ショーの構成は
A:パリコレ イン TOKYO(パリコレで発表されたデザイナー達のオートクチュル・プレタポルテのショーで、日本人のモデル出場はかなりの狭き門です)

B:パリ チャイルド&ガールズ コレクション(デザイナー達のアドバイザリーアパレルのショーです。デザイナーが審査員としてこのB出場モデルから継続的に使うモデル選考も行います)。
対象キッズモデルは、5歳~12歳の男女で、国籍・人種は問いません。

今後のモデル界にデビューさせられるモデルさんの発掘・育成が目的です。プロダクション所属の方ももちろんOK。
なお、未経験の方も受け付けています。

WWW.pariscollection.jp 参考

ご関心のある方は、コメントでもメールででも希望日時等お尋ね下さい。受け付けさせていただいた方に会場ルート案内を返信でお送りします。

メールは info@pariscollection.jp 宛でも結構です。

コレクション実行委員会 山城 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

なるほど…6年前の「パリコレ詐欺」と同じネタなのね。違うのは、「キッズモデル」が「中国人インド人モデル」に変わっただけじゃん!

なお、ここに出てくる山城という男は、2013年3月に、「一般社団法人 福島自然エネルギー開発機構」の肩書で、私にアプローチしてきたんです。ストーリーは、福島復興に必要な、不動産案件に投資してくれる、海外の投資家(特に台湾人)を見つけて欲しい」。

 

詳しくは私が3年前に書いたブログ記事参照。

福島復興詐欺(2013/3/10)

 

相変わらず、詐欺師集団が、うごめいていたのね。もう一生治らんでしょう。皆様もお気を付けください。

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日本社会と責任の所在

こんばんは、Manachanです。

先日、都内某所の居酒屋で仲間数名と飲んでた時に、ちょっとした事件(?)がありました。その店は、値段が安くて味まあまあ、客対応はアルバイト任せで、安さゆえ大声で騒ぐグループが入りやすい…という、日本のどこにでもある居酒屋チェーンです。

 

我々数名が入った時は客も少なかったのですが、20名くらいの大学生グループが入店してからアルバイト中心のホールが回らなくなり、頼んだものが20分30分待っても来ない。「ホッケと焼き餃子、もう随分前に頼んだんだけど、まだなの?」と何度か催促しても、「いま確認します…」みたいな要領の得ない答え、使えねえなあ。人手足りないから仕方ないと思いつつも正直イライラしてくる。こちとら腹も減るし…

こういう時に限って、ずいぶん時間が経ってからメシがドバっと一気に出てくるんですね。全員、腹一杯になった頃に、1時間以上前に頼んだ大きなホッケが出てきた。テーブルを見渡すと誰も要らないという。箸つけてないのにゴミ箱直行も実に勿体ない話。

 

「じゃ、うちの家族に食べさせます」と私が申し出て、ホール係のお兄さんに「ホッケ持ち帰るのでアルミホイルお願いします」と頼んだところ、これまでの口調と一転、キッパリ、持ち帰りは無理だという。

えっ、まじ?俺たちが金払ったんだから、持ち帰ろうと何しようと客の勝手じゃねえかよと思いきや、すかさず、仲間の一人が怒気を含んだ口調で、「店長呼んでこい!」と叫ぶ。

 

約1分後に、店長らしきお兄さんが来る。「すみません。お食事の持ち帰りはルール上できません」と、

 

「え、なんで!」

「食中毒みたいな問題起こしたら責任取れませんし…」

「店は関係ないだろ!俺が持ち帰って、自分で判断して食うんだから、腹壊してもそりゃ俺の責任。」

「そんなこと申されてもお店が困るわけですし…」

 

てめえの店の都合なんて、聞きたくねえよ!押し問答してもラチあかないと思った私は、鞄からおもむろにビニール袋を取り出して、乱暴な手つきでホッケを投げ入れました。それを翌日、自宅のレンジでチンして食べましたが、当然ながらお腹の調子は快調です。

 

ま、これだけ書くと、我々が乱暴で無礼な客だと思われるかもしれません。普段、接客業で横暴な客と対峙しておられる読者の皆様から反発を買う可能性もあるので、前もって弁明しますと、「モノは言いよう」…です。つまり、店長なる若いお兄さんが、もう少し上手に我々とやりとりしていれば、こちらも腹を立てることもなかったし、衛生に配慮しての持ち帰りお断りルールに従っていたと思いますが、店長が客の立場に立たずに、組織の都合を前面に出す言い方をするからトラブったんですよね。

 

私はアジア、アフリカ、中米…発展途上国の小汚い屋台メシを、手当たり次第食っても腹壊さない、鉄の胃袋を持つ男。だから、日本の衛生的な環境で、しかも火を通した食べ物でお腹を壊す可能性があると言われても、それは我が想像力の範囲を超えることです。

ま、世の中には胃袋の弱い人がいて、ホッケ食べて腹壊すことがあるかもしれません。でも、店内で食べてお腹壊したならともかく、自分の判断で家に持ち帰ったら、さすがに店も責任とれないから客の責任でしょ。その人がいつ、どんな状況で食べるかなんて、店がコントロールできないことなんだから。

ですが、この居酒屋がここまで頑なに、持ち帰りを拒むということは、きっと、理由があるのでしょう。「持ち帰ったもの食べて腹壊して、クレーム入れる奴が日本には相当数いる」ということなんでしょうね。持ち帰ったのは自分の責任なのに、店に責任をとらせようという思考もまた、私の想像力の範囲を超えることです。

 

でもよく考えれば、それが日本社会の責任意識というものなのでしょう。どこからどこまでが店の責任で、どこまでが客の責任なのか、その仕分けが明確でない。少なくとも、社会的コンセンサスが取れていない。そんななかで、なんとなく「事業者が責任をとるべき」みたいな雰囲気になるのが、良くも悪くも日本らしい現象。

英語でいうProceed at your own risk(ご自身の責任でおやりなさい)という意識が、日本社会にはないんですよね。たとえば、立ち入り禁止区域に入って崖から落ちて死んだ奴がいたらそいつの責任…にはならずに、管理者の責任(しかも、限りなく無限に近い責任)になっちゃう。役所もそんな責任取ってられないから、「禁止」、「禁止」のルールをたくさんつくるわけ。

居酒屋メシを自分の判断で持ち帰って腹壊したらそいつの責任…とはならずに、なんとなく居酒屋の責任になっちゃう日本だから、皆、自分の商売を守るために持ち帰り禁止にするんだよね。日本の外に出れば、多くの国で、外食して食べ残しを持ち帰るのは当たり前だから、たぶんこれは「日本の常識、世界の非常識」(余談ですが、私の住んでたオーストラリアでは、外食の持ち帰りをDoggy Bagって言ってたなあ。後日、それはダサい言い方だと米国在住の友人に笑われた…)

kinshi

 

そんな日本で、私はビジネスをしています。しかも「不動産」という、トラブルになりやすい事業をしています。責任の所在が曖昧ゆえ、事業者やサービス提供者に無限責任が課されがちな社会風土のなかでビジネスしていることを再度認識して、気をつけようと、思いました。

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自営業主が嫌われる(?)理由

こんばんはManachanです。今週木曜日からのドイツ・トルコ出張の準備含め、やるべき仕事がとりあえず一段落して、時間ができたので只今ブログ量産中。今回は、「自営業主」と「サラリーマン」の「人間関係の結び方の違い」に焦点を当てて書いてみます。

 

先日、なかなか興味深いコラムを読みました。

「好きなことをやってると、嫌われる」という事実。

 

賛否両論ある内容と思いますが、言ってることは、そう的外れとは思えません。キーワードをいくつか引用します。

~好きなことをやってると、嫌われる~

~成功した起業家たちがひとクセもふたクセもある~

 

私は、サラリーマン19年やった後、独立して、自営業主として4年の歳月を過ごしました。気楽な一人会社の社長やってて良いことも悪いこともあるけど、自由な働き方が私の気質と合っているので、たぶんサラリーマンに戻ることは無いんだろうなと思います。Once you become your own boss,  it will be  “one way ticket”.

 

自営の身になって、初めて気づく、自分の性格というものもありますね。私の場合は、

・実は極めて「勝気」な性格だった。

・実は思い切りが良く、進むも退くも、一瞬で決断する性格だった。

 

サラリーマン時代は会社の名刺もらってチームで仕事してたから、職場で「ケンカ」などできなかったけど、自営になると、結構な頻度でケンカ、ガチバトルしてます。

私、表面上は牧歌的なルックス、話し方も穏やかだし、怒る頻度も少ない方だと思いますが、何らかのきっかけで怒りのスイッチが入ると、「勝気な性格」ゆえ「全身戦闘モード」になって、一気にケンカ、破談…みたいなことになりがち。

その際、「思い切りが極めて良い性格」ゆえ、一瞬にして「こいつとの人間関係、終わりにしてOK!」なる脳内指令が出る。その一秒後、派手にマジギレ、ガチンコして、The end…となる。

それでも、壊れた人間関係以上に、良い人間関係を新たに結んでいるので、孤独な感じはしないし、嫌われている実感も今のところありません。

 

サラリーマンと自営業主では、仕事上の人間関係に関する考えが、かなり違うんだと思います。

一般論として、サラリーマンは、一緒に仕事する人を選べません。そして、給料は毎月振り込まれます。だから給料を得るために、目の前の人間関係を無難にこなして(我慢して)頑張ろうという力学が働きます。

逆に自営業主の場合、お金の稼ぎ方、時間の使い方の自由度が高く、一緒に仕事する人間も自分で選べる余地が大きい。その代わり、収入の保証はありません。それでも生活費を稼がなくちゃなりませんし、仕事に使える時間も有限です。したがって「収入に結びつきやすい、かつ、費用対効果の高い人間関係」を自分の判断で選ぶことになります。

 

私たち自営は当然ながら、「お金にならない仕事」や、「めんどくさい人間関係やコミュニケーション」が大嫌い。特に嫌なのが、

・やたら細かい性格の人と一緒に仕事すること

 

彼らは往々にして、

・細かい業務・役割分担、スケジュールを決めるように要求してきます。

・仕事がまだおカネにならない段階なのに、「形」から入りたがります。

・どうでもいい些細なことで、報告、連絡、相談をしてきます。

 

彼らはおそらく、そんなスタイルで仕事することが有能・効果的だと思い込んでいるか、あるいはそういう職場環境で長年過ごしてきたんだと思いますが、自営業主から言わせると、面倒臭いことこの上ない、

「こいつと仕事してたって、結局カネにならない、時間もったいない」と判断すれば、彼/彼女との人間関係を切らねばなりません。実際私は、独立以来、自分にとってマイナスな人間関係を、果敢にバサバサ切ってきました。

 

私が今後5年、10年と、自営業主として歳月を重ねると、サラリーマンの友人から、ひと癖もふた癖もある人間だと思われて、敬遠されることも多分あるんだろうなと思います。

自営な私は人間関係でほぼ我慢しないけど、多くのサラリーマンは我慢しながら頑張ってるわけだから…先ほどの文章から引用すると、

 

~「あんなやつじゃなかった」という言葉を投げつけられる

~「大人になれ」と言われる~

 

そういうこと言う人の気持ちも、理解できます。でも気にしませんけどね。所謂「大人」じゃない方が私にとっては幸せだから・・

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