グローバル不動産

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安易な海外不動産ブームに苦言

昨日、4月28日(土)の午後、三歩目さんの東京セミナーに行ってきました。

三歩目こと山崎初一さんは、元SE(私の同業者♪)で、日本での不動産投資から得る家賃収入で、東南アジア各国を漫遊しながら、暮らしているブロガー。

健美家の大家列伝インタビューに載ったほどの方なので、ご存じの方も多いかと思いますが、

「東南アジアなら、月5万円もあれば十分暮らせる」と豪語する彼は、ベトナムやタイ、フィリピン、ラオス、カンボジアなどの安宿に泊まり、LCC(格安航空会社)と、カフェの無料WiFi、Skypeを駆使して、時間と空間を自由に行き来する暮らしを満喫しています。

日本にも、時々来ているそうですよ。もちろん、暖かい時期に・・・


私は、1年以上から、彼のブログのファンです。日本でのセミナーが実現するのを、おそらく誰よりも、心待ちにしていた一人です。

東京セミナーは3時間にわたる、独壇場でした。東南アジア各国事情のほか、彼の投資哲学を、余すことなく語った、濃密な3時間。

とても魅力的なセミナーでしたよ。とにかく一貫して、「自分」を主語にして、語っているのがイイですね。

自分はこういう状態を実現したい、そのために、今これをやる・・・という判断軸が明確。

まず物件ありき、収益・利回り・融資ありきではない、まず自分の投資戦略ありき・・・業者主催の不動産セミナーにない、正直な語り口が魅力ですね。

私は今後、5月22日の賃貸住宅フェア福岡講演と、7月には東京講演を控えていますが、三歩目さんセミナーを参考に、レジュメの構成を見直そうと思いました。その意味でも、行ってよかった♪


東京セミナーの詳しい内容については、参加者による秀逸レビューがありますので、そちらに説明を譲るとして、

昨年から、日本でちょっとしたブームになっている「海外不動産投資」に関しても、彼独自の経験や見方から、ありがたい苦言を呈してくれています。

私は、次のように理解しました。

1)金融リテラシーのない不動産投資はありえない

不動産投資をするには、まず何より、最低限の金融リテラシーは必要。日本国内でもそうなのだから、海外ならなおさら・・・

「為替」という、日本国内にない要素がからんでくるわけですね。為替を理解するには、「インフレ」や「金利」に関する基本的な理解が必要、加えて、各国における主要な産業や、グローバル経済との連関を、ある程度理解しないと、話にならない。

それを説明するため、東京セミナーでは、こんな、たとえ話が出てきました。秀逸ですね。

友人「ベトナムの銀行で、年利14%の定期預金があるらしいよ、それやったら?」
三歩目「でも、○○○もっとすごいじゃん?○○出るし。それやるくらいなら、○○○やるよ。○○○だし・・・」

正解しなくてもいいですが、「○○○」に入る言葉を聞いて、「なるほど・・・」と思うくらいのセンスをつけてから、海外不動産投資をした方が賢明でしょうね。

(※もっとも、グローバルな金融リテラシーをつける手段として、自分のリスク負える範囲で、海外で比較的安価な物件を試しに買って、運用してみるのは、大いにアリだとは思いますが・・・)

三歩目さんもそうでしょうが、私が疑問に思うのは、海外不動産を販売する業者のセミナーで、こんな説明がなされること。

「急成長中のアジア新興国の物件を買うと、絶対に値上がりする。しかも、これから日本円が弱くなるので、値上がり益と為替差益の両方が期待できる」

ま、現地通貨ベースで値上がりするのは、(今後1年、2~3年のスパンで考えれば)、普通考えて、堅いと思いますが、

円に対する為替差益に関しては、????・・・。いまアジア新興国は、どこもインフレ基調。インフレは、「モノに対するオカネの価値が下がる」ことだから、構造的に、先進国通貨に比べて為替が安くなりやすい。

しかも、東南アジアで比較的強い通貨である、タイ・バーツやマレーシア・リンギットでさえも、世界中どこでも通用する、米ドルや日本円みたいな流通性はない。流通量が少ない分、世界経済変動の影響を受けて、為替が乱高下しやすい。

もちろん、タイミングとか、いろんな要因が重なれば、「日本円に対する為替差益」も考えられなくはないけど、多くの場合、「円に比べて安くなる」要因の方が大きいのではないか・・・と思います。

私は海外物件買っても、現地通貨で利益確定するつもりだけど、日本円での利益確定を考えている人は、なおさら、為替の勉強は不可欠でしょうね。

2)マネー資産の各国分散よりも、「マネー資産」と「評価資産」を分散すべき

三歩目さんは、東南アジア各国に暮らした体験から、「日本がやばいから、海外に資産を移そう」という、昨今の風潮に、疑問を呈しておられます。

「日本がやばいといって、海外資産を持ったところで、それが本当の意味で分散なのか?」

「世界経済が密接に連関している以上、日本がこけたら、外国も影響ないといえるのか?日本の投資が大量に入ってる東南アジアは特に・・・」

という論点、よく分かりますね。

三歩目さんの場合、さらに面白いのは、「評価経済」という視座が入ってくることです。

「これから、日本が世界に先駆けて、マネー経済から、評価経済に移行するはず。つまり、マネーの効きが悪くなってくる」

「であるなら、マネー資産と、評価資産という軸で、分散した方が良くないか?」

「評価経済」、「評価資産」・・・なかなか、聞きなれない言葉だと思いますが、要はこういうことです。

今の日本、都市部では、自家用車を持たなくても、カーシェアリングで安くクルマ使えるし、専用のオフィススペースを持たなくても、「コ・ワーキング」という、共用スペースでビジネスもできる。また、ビジネスの必需品ともいえる、ネットの使用料や、そこに流れているコンテンツの値段はタダ同然。

つまり、モノの価値とか、財産を所有することによる「オ
カネのパワー」は、時間とともに、低減する傾向にある。

その代わり、いまの時代に大きな意味を持つのは、「評価」という無形の資産。たとえば、ブログやメルマガのファンを何人持っているか、どれ位、人々に好かれているか等々・・・

たとえばの話、ネット上でファンが何千、何万人・・・という評価資産を持っていれば、それを「換金」するのは、とても簡単。有料情報商材の販売、著書の出版、セミナーやコンサートの開催、物件紹介手数料等々・・・。

また、評価資産が十分あれば、「オカネで買えない」ものを手にしたり、他の人より安くモノを手に入れたりすることも簡単にできます。

私自身も、ここ1~2年で、「海外不動産投資のオピニオンリーダー」という路線で、評価資産を育ててきたおかげで、ものすごく安く海外不動産を買えたり、海外ビジネス投資のプロジェクトに声をかけていただいたりして・・・評価資産の威力を、日々、実感しています。

(ま、よく考えたら、「信用」という言葉は、昔からありますね。それを、現代ネット社会ふうに焼き直した概念が、「評価資産」なのかもしれません。古くて新しい言葉です。)

三歩目さんが言うように、「国や地域を分散して、不動産というマネー資産を持つ」のもアリだと思うけど、「マネー資産と評価資産を分散して持つ」方が、より「分散」の本旨にかなうのではないか?

という問題提起は、魅力的だし、私もその通りだと思います。

国内外を問わず、投資というものは、たぶん、ただ一つの正解がない世界なのでしょうね。

正解か否かを決めるのは、結局、「個人の都合」次第ではないのかと・・・。

たとえば、いまバブっているバンコクで不動産を買う。たとえ、どんなに利回りが低くても、値下がりリスクが大きいとしても、

バンコクで自分の不動産を持つことに、意義を見出しているのなら、その人にとって、バンコクの不動産は買い!だと思う。

タイやバンコクへの「愛」があれば、不動産をめぐる多少の損や面倒は、十分、受け入れられるはず。

「愛」がない海外不動産投資はつまらない・・・。

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安易な海外不動産ブームに苦言

昨日、4月28日(土)の午後、三歩目さんの東京セミナーに行ってきました。

三歩目こと山崎初一さんは、元SE(私の同業者♪)で、日本での不動産投資から得る家賃収入で、東南アジア各国を漫遊しながら、暮らしているブロガー。

健美家の大家列伝インタビューに載ったほどの方なので、ご存じの方も多いかと思いますが、

「東南アジアなら、月5万円もあれば十分暮らせる」と豪語する彼は、ベトナムやタイ、フィリピン、ラオス、カンボジアなどの安宿に泊まり、LCC(格安航空会社)と、カフェの無料WiFi、Skypeを駆使して、時間と空間を自由に行き来する暮らしを満喫しています。

日本にも、時々来ているそうですよ。もちろん、暖かい時期に・・・


私は、1年以上から、彼のブログのファンです。日本でのセミナーが実現するのを、おそらく誰よりも、心待ちにしていた一人です。

東京セミナーは3時間にわたる、独壇場でした。東南アジア各国事情のほか、彼の投資哲学を、余すことなく語った、濃密な3時間。

とても魅力的なセミナーでしたよ。とにかく一貫して、「自分」を主語にして、語っているのがイイですね。

自分はこういう状態を実現したい、そのために、今これをやる・・・という判断軸が明確。

まず物件ありき、収益・利回り・融資ありきではない、まず自分の投資戦略ありき・・・業者主催の不動産セミナーにない、正直な語り口が魅力ですね。

私は今後、5月22日の賃貸住宅フェア福岡講演と、7月には東京講演を控えていますが、三歩目さんセミナーを参考に、レジュメの構成を見直そうと思いました。その意味でも、行ってよかった♪


東京セミナーの詳しい内容については、参加者による秀逸レビューがありますので、そちらに説明を譲るとして、

昨年から、日本でちょっとしたブームになっている「海外不動産投資」に関しても、彼独自の経験や見方から、ありがたい苦言を呈してくれています。

私は、次のように理解しました。

1)金融リテラシーのない不動産投資はありえない

不動産投資をするには、まず何より、最低限の金融リテラシーは必要。日本国内でもそうなのだから、海外ならなおさら・・・

「為替」という、日本国内にない要素がからんでくるわけですね。為替を理解するには、「インフレ」や「金利」に関する基本的な理解が必要、加えて、各国における主要な産業や、グローバル経済との連関を、ある程度理解しないと、話にならない。

それを説明するため、東京セミナーでは、こんな、たとえ話が出てきました。秀逸ですね。

友人「ベトナムの銀行で、年利14%の定期預金があるらしいよ、それやったら?」
三歩目「でも、○○○もっとすごいじゃん?○○出るし。それやるくらいなら、○○○やるよ。○○○だし・・・」

正解しなくてもいいですが、「○○○」に入る言葉を聞いて、「なるほど・・・」と思うくらいのセンスをつけてから、海外不動産投資をした方が賢明でしょうね。

(※もっとも、グローバルな金融リテラシーをつける手段として、自分のリスク負える範囲で、海外で比較的安価な物件を試しに買って、運用してみるのは、大いにアリだとは思いますが・・・)

三歩目さんもそうでしょうが、私が疑問に思うのは、海外不動産を販売する業者のセミナーで、こんな説明がなされること。

「急成長中のアジア新興国の物件を買うと、絶対に値上がりする。しかも、これから日本円が弱くなるので、値上がり益と為替差益の両方が期待できる」

ま、現地通貨ベースで値上がりするのは、(今後1年、2~3年のスパンで考えれば)、普通考えて、堅いと思いますが、

円に対する為替差益に関しては、????・・・。いまアジア新興国は、どこもインフレ基調。インフレは、「モノに対するオカネの価値が下がる」ことだから、構造的に、先進国通貨に比べて為替が安くなりやすい。

しかも、東南アジアで比較的強い通貨である、タイ・バーツやマレーシア・リンギットでさえも、世界中どこでも通用する、米ドルや日本円みたいな流通性はない。流通量が少ない分、世界経済変動の影響を受けて、為替が乱高下しやすい。

もちろん、タイミングとか、いろんな要因が重なれば、「日本円に対する為替差益」も考えられなくはないけど、多くの場合、「円に比べて安くなる」要因の方が大きいのではないか・・・と思います。

私は海外物件買っても、現地通貨で利益確定するつもりだけど、日本円での利益確定を考えている人は、なおさら、為替の勉強は不可欠でしょうね。

2)マネー資産の各国分散よりも、「マネー資産」と「評価資産」を分散すべき

三歩目さんは、東南アジア各国に暮らした体験から、「日本がやばいから、海外に資産を移そう」という、昨今の風潮に、疑問を呈しておられます。

「日本がやばいといって、海外資産を持ったところで、それが本当の意味で分散なのか?」

「世界経済が密接に連関している以上、日本がこけたら、外国も影響ないといえるのか?日本の投資が大量に入ってる東南アジアは特に・・・」

という論点、よく分かりますね。

三歩目さんの場合、さらに面白いのは、「評価経済」という視座が入ってくることです。

「これから、日本が世界に先駆けて、マネー経済から、評価経済に移行するはず。つまり、マネーの効きが悪くなってくる」

「であるなら、マネー資産と、評価資産という軸で、分散した方が良くないか?」

「評価経済」、「評価資産」・・・なかなか、聞きなれない言葉だと思いますが、要はこういうことです。

今の日本、都市部では、自家用車を持たなくても、カーシェアリングで安くクルマ使えるし、専用のオフィススペースを持たなくても、「コ・ワーキング」という、共用スペースでビジネスもできる。また、ビジネスの必需品ともいえる、ネットの使用料や、そこに流れているコンテンツの値段はタダ同然。

つまり、モノの価値とか、財産を所有することによる「オ
カネのパワー」は、時間とともに、低減する傾向にある。

その代わり、いまの時代に大きな意味を持つのは、「評価」という無形の資産。たとえば、ブログやメルマガのファンを何人持っているか、どれ位、人々に好かれているか等々・・・

たとえばの話、ネット上でファンが何千、何万人・・・という評価資産を持っていれば、それを「換金」するのは、とても簡単。有料情報商材の販売、著書の出版、セミナーやコンサートの開催、物件紹介手数料等々・・・。

また、評価資産が十分あれば、「オカネで買えない」ものを手にしたり、他の人より安くモノを手に入れたりすることも簡単にできます。

私自身も、ここ1~2年で、「海外不動産投資のオピニオンリーダー」という路線で、評価資産を育ててきたおかげで、ものすごく安く海外不動産を買えたり、海外ビジネス投資のプロジェクトに声をかけていただいたりして・・・評価資産の威力を、日々、実感しています。

(ま、よく考えたら、「信用」という言葉は、昔からありますね。それを、現代ネット社会ふうに焼き直した概念が、「評価資産」なのかもしれません。古くて新しい言葉です。)

三歩目さんが言うように、「国や地域を分散して、不動産というマネー資産を持つ」のもアリだと思うけど、「マネー資産と評価資産を分散して持つ」方が、より「分散」の本旨にかなうのではないか?

という問題提起は、魅力的だし、私もその通りだと思います。

国内外を問わず、投資というものは、たぶん、ただ一つの正解がない世界なのでしょうね。

正解か否かを決めるのは、結局、「個人の都合」次第ではないのかと・・・。

たとえば、いまバブっているバンコクで不動産を買う。たとえ、どんなに利回りが低くても、値下がりリスクが大きいとしても、

バンコクで自分の不動産を持つことに、意義を見出しているのなら、その人にとって、バンコクの不動産は買い!だと思う。

タイやバンコクへの「愛」があれば、不動産をめぐる多少の損や面倒は、十分、受け入れられるはず。

「愛」がない海外不動産投資はつまらない・・・。

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日本国倒産危機と海外不動産-中編

前回の続きです。

今日、妻と話している時、

「数年後、日本が本当にギリシャみたいになったら、俺たちどうしようか?」

という話題になりました。

妻は、最初、「えっ???・・・日本がギリシャみたいに、なるの??本当に?」

という反応でしたが、私が、

「日本の産業競争力が弱まっている」、「貿易収支も赤字転落」、「少子高齢化が急激」、「財政が維持不可能になっている」、「政治主導の改革も現実には困難」等の要因から、

「財政デフォルトの可能性はゼロではない」と説明すると、納得してくれたようで、話が先に進みました。

とはいえ、私たちのプランは、ほぼ決まっています。

1)家族全員を連れて、オーストラリアに再移住
2)オーストラリア(シドニー)に残した自宅に住む
3)私がシドニーで、ITマネジャーの職に再就職
4)子供たちは現地校に編入

それを可能にする条件も、全て揃っています。

【国籍・ビザ】

・私以外の家族全員が、豪州国籍保持者。子供たちは、豪州人として、現地の公教育を受け、公的医療保険を使うことができる。

・私は日本国籍ながら豪州永住権を保持しており、就労・ビジネスの制限は一切なし。

【就職能力】

・私自身が、グローバル企業のITマネジャーとして第一線で現役で働いており、英語もビジネスレベルなので、短期間、就職活動すれば、現地企業でそれなりの給料を得ると期待できる。

【資産】

・豪州内(シドニー)に2戸の住宅を保有しており、うち1戸に家族が住み、もう1戸から家賃収入を得ることも可能。

・豪州以外では、日本、フィリピン、米国に不動産を所有しており、財政デフォルトで日本の資産が塩漬けになっても、フィリピン、米国から不動産収益が期待できる。

【語学力】

・家族全員が、英語ネイティブかそれに近い状態で、生活のあらゆる場面での意思疎通に問題ありません。

以上、日本人としては、かなりデフォルト対策ができている方だと自負しています。

但し、ここまで対策していても、これまでと同じ生活水準を得るのは、短期的には難しいのではないかと思います。

日本の経済が本当にコケたら・・・もちろん、どういうかたちでコケるかにもよりますが、その影響は確実に、全世界に及ぶでしょう。

特に東アジア、東南アジアは、最も深刻な影響を受けるでしょうね。

中国、韓国、ASEANの製造業が、いま躍進しているとはいっても、日本の部品や基礎技術に依存している面が、どれだけ大きいか?今でさえも。

日本の技術や資金を使って運用されている、道路、鉄道、水資源等のインフラが、アジアにはいかに多いことか。

「日本の技術や部品を、近隣アジア諸国で製品化して、欧米に売る」というグローバル・バリューチェーンのなかに、日本がしっかり組み込まれている以上、日本がコケた場合のインパクトは計り知れない。

下手したら、震源地である日本よりも、さらに深刻な影響を受ける国・地域が、アジア大陸のどこかに、出現するかもしれません。

(リーマンショックだって、米国が震源地にも関わらず、結果的に一番ダメージ大きかったのは南欧とか、アイスランドだったわけですから)

オーストラリアも、もちろん、無傷ではないでしょう。あれだけ、中国への資源輸出や、中国からの投資に依存しているのですから。日本ショック、中国経済の急減速・・・になれば、当然、甚大な影響を受ける。

とはいえ、相対的に、東・東南アジアより、影響は軽微だろうと考えられる。「よりマシ」という意味で、オーストラリアに緊急避難するのは、戦略としてアリだと考えます。

この戦略が、具体的に成立するのは、「オーストラリアでの生活能力」があるからにほかなりません。これがないと、緊急避難も「絵に描いた餅」になってしまいます。

海外での生活能力を構成する要素として、

・現地語でのコミュニケーション能力
・現地の就職(生活費獲得)能力
・国籍・永住権などの身分
・資産背景

少なくとも、この4つは必要でしょうね。もちろん、完璧に揃わなくてもいいですが、この4つが、ある一定以上のレベルに達している必要はあるでしょう。

だからこそ私は、

「日本がヤバい。資産を今すぐ海外に移そう」

という考え方には、賛同しかねるのです。より正確にいえば、4つの要素のうち、1つ(資産背景)しか言及していないことに、物足りなさを覚えるのです。

マジ本気で、日本デフォルト対策するなら、もっと考えなきゃね。

最後に、こう書くと不謹慎かもしれませんが、

日本のデフォルト・経済混乱は、資産づくりの千載一遇のチャンス

とも思います。グローバルに洗練された投資家なら、経済が急激に変わるタイミングを、活かさない手はありません。

それを、後編で詳しく書いていきたいと思います。

前編に戻る
後編(最終回)に続く

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日本国倒産危機と海外不動産-前編

東日本大震災が起こった、2011年が、「海外不動産投資元年」だとすれば、

今年、2012年は、「日本財政破綻危機元年」かもしれません。

日本国の財政が、持続可能な状況でないことは、10年以上前から明白であり、私が補足する必要もないですが、

昨年後半から今年にかけて、「ギリシャのデフォルトと欧州危機」により、日本の借金漬け体質が改めてクローズアップされたり、

ジェームス・スキナー氏の「略奪大国」が出版されたりと、日本財政をめぐる議論が、かまびすしくなってきている昨今、

私自身も、「日本財政破綻危機と絡めた、海外不動産投資について」講演して欲しい、コラム書いて欲しい等、いろいろと要望を受けています。

--------------------------

我ながら、実に面白い、運命のめぐりあわせだと思います。

これまで7年間、海外(オーストラリア、中国)で暮らし、働き、生計を立て、財産をつくってきた私。

異国の地で、当然ながら、いろんなドラマがあり、様々な苦労もしましたが、
その過程で、ノウハウを蓄積し、私の後に続く人々の、移住相談にも乗ってきました。

その後、日本にUターン帰国して、5年が経過。

いま、日本国の倒産(財政破綻)が取り沙汰される時代になり、少なからぬ日本人が、「日本を離れて、海外で生きるノウハウ」を、身につけたいと考えています。

私の海外移住経験や、不動産投資経験を聞きたいという人も増え、門前市をなしている状態。

こんな時代になるとは、想像すらできませんでした。

まるで神様が、「私の海外での経験や、ものの見方を、日本の皆様に、今すぐ伝えなさい」と命じているかのような・・・

不思議な力が働いているような、そんな感じがします。

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今後、数回にわたって、シリーズで書いていきたいと思います。
まずは、書きたい内容を、整理します。

1)まずは、「日本国の財政危機」に関してですが、

私は、危機だとは全く思っていません。
逆に、財産を劇的に増やす、千載一遇のチャンスだと考えています。

日本経済の成熟、急激な高齢化と人口減少、グローバル化のプレッシャーを受けて、
日本国の運営のあり方(財政)が、身の丈にあった、持続可能な方式に変わっていくのは、歴史的必然。

その変化が、経済社会の混乱を伴う、劇的、急速なかたちで訪れるのが、「日本国の財政危機」の、最もありうるシナリオでしょう。

別に、日本だけが、世界のなかで、ダメダメなわけではありません。

インターネットが普及し、グローバル化が進んだ現代経済は、変化のスピードが非常に速いので、民主的な政治プロセスによる平和的移行は、どの国においても、困難。

リーマンショックだって、ギリシャ危機だって、そう。政治は事態をコントロールできず、火消しくらいしかできません。

我々は、そういう時代に生きていることを、まず、受け入れましょう。

いずれにせよ、日本の財政が劇的に変化すれば、銀行の信用創造のあり方も一変する。
お金の回り方も、これまでとは全く違うかたちで、再編成されていく。

それでも、世の中から、お金がなくなるわけじゃありません。
「これまでと違うお金の流れ」に、上手に乗れれば良いだけの話。

変化が大きいほど、チャンスも大きいはず。
私は、この時代に生まれて、とてもラッキーだと思っています。

チャンスをつかむために、必要なのは、

「グローバルな金融・投資リテラシー」
「世界のどこでも暮らせる能力」

この二つだと思います。

2)「日本国の財政危機対策として、資産を海外に移せばいい」、という考え方には、賛同しません。

このアプローチには、二つ、基本的な誤りがあると思います。

まず第一に、「危機」というネガティブな動機に対する、「対策」という後ろ向きなアプローチで捉えるべきではない。むしろ、「変化」というポジティブな動機に対する、「戦略」と考えるべきであること。

第二に、資産を海外に移すだけで、自分の生活を全く変えないのであれば、「グローバルな金融・投資リテラシー」や、「世界のどこでも暮らせる能力」の向上にはつながらない。

中編につづく。

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超少子化・香港と不動産事情

香港滞在、2日目を迎えています。

香港は、観光地としても、ビジネス拠点としても、極めて魅力的な土地で、行かれたことのある方も多いでしょうが、皆さん、これは知っていましたか?

香港の、合計特殊出生率は、1.04で、世界最低(日本は1.39)
香港の平均寿命は、男性79.8歳、女性86.1歳。日本と並んで、世界最高
香港の平均年齢は、41.7歳。アジアで40歳を超えているのは、日本と香港のみ

つまり、日本と並ぶ、世界一の少子高齢化社会、それが香港なのです。しかも、少子高齢化のスピードは日本を上回ります。

世界最低の出生率は、香港でも社会問題になっており、最近読んだ当地の新聞でも、「香港は、国をあげて少子化対策に取り組む日本に学ぶべきだ」という社説がありました。日本でもいろいろ問題多いですけど、その日本でさえ見本になるのね。

しかし、香港の特殊な地理的要因によって、少子高齢化対策の内実も、日本とはまるで様相を異にします。

香港の場合、隣接する、「人口13億・中国大陸」の巨大な存在と、そことの「社会制度や生活水準の格差」という現実があります。

香港で生まれる子どもの約4割が、大陸籍だという・・・

旧英連邦である香港は、出生地主義をとっており、大陸人の妊婦が香港で子どもを産んでも、一定要件を満たせば、その子は香港籍を得られる。

香港籍があれば、(大陸籍と違って)世界各国へノービザで自由に行ける身分が手に入る。

・・・ということで、香港で出生したがる大陸人が後を絶たないという。

その一方で香港人は、世界最低の出生率にも関わらず、産院のベッドがろくにないと、怒っている者も多いそうです。

香港人夫婦から生まれる子どもが少ないのに、一方でベビーラッシュという、奇妙な現象が起こる。日本では考えられませんね。

香港当局も、少子高齢化解決の方策として、日本のように「長年かけて、コツコツと、子どもを増やす方向に誘導する」よりも、「大陸人に対する法制度を上手に緩和」すれば、自ずから解決すると考えているのかもしれませんね。

もっとも、少子高齢化が解決されても、必ず、別の社会問題が起こるでしょうから、舵取りは難しい問題でしょうけど。


出産事情と同様、香港の不動産事情を語るにも、「大陸との交流人口」というファクターの分析がかかせません。

日本で、不動産投資をやっていると、「少子高齢化の、不動産市場への影響」の話題がよく出てきます。その思考の前提として、

・日本には、日本人の夫婦から生まれた子どもだけが存在する。
・日本で生まれた、日本人だけが、不動産の賃借人になりうる。
・日本の出生率が下がる⇒日本人が減る⇒賃貸住宅に対する需要が減る⇒収益還元法で、不動産価格も下がる

という考え方があると思いますが、香港では、上記はまるで当てはまりません。

香港は、人口700万人
香港を訪れる、中国大陸人は、1年間で2800万人

総人口の4倍もの人間が、毎年押し寄せるのです。
日本の人口規模に換算すれば、毎年「5億人」の中国人が訪れる・・・その位のインパクトある話です。

毎年、来訪者数が2800万人もいれば、全員が観光だけして、大人しく大陸に帰るわけではありません。

香港で商売する者、香港で間借りする者、不動産投資する者・・・いずれも相当数いるわけで、それが香港の不動産価格に、大きな影響を及ぼします。

香港の不動産価格は、すでに、世界最高水準です。東京より高い。

このグラフが分かりやすいですが、香港で取引される不動産物件(ほとんどが、区分マンション)の平均フィート当たりの値段が、

一般住宅で、1フィートあたり6000香港ドル
豪華住宅で、1フィートあたり12500香港ドル

$Manachan - メルマガポータルサイト

香港と日本とは、住宅の面積計算方法も違いますが、日本の100平米ファミリーマンションは香港では1300フィートと換算、為替レートを、1香港ドル=11円で計算すると、

香港の一般住宅 :平均8580万円
香港の豪華住宅 :平均1億7875万円

実際には、豪華住宅だと、その倍くらいの面積があるのが普通ですから、平均3億円くらい、当たり前にするわけです。

昨年、「アジア太平洋大家の会」でも、香港で「9億円マンション」の視察をやりましたが、上には上がいるもので、昨年は、「大陸人の富豪が、香港島で55億円マンションを買った」ことが話題になりました。

ま、香港はそれ位、住宅価格の値が張るわけですが、

それ以上に、私が強調したいのは、香港みたいな土地では、足元の少子高齢化が不動産価格に影響するというよりも、

「大陸との交流人口」という外的なファクターによって、不動産価格が左右されてしまう側面が大きい・・・ということですね。

ところ変われば、不動産の常識も、大きな違いが出てくるものです。

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アメリカの家っていくら?

世界中の不動産を見てい世界中の不動産を見ていると、意外なところに、「お値打ちな国」があるのに気付いたりします。

私が昨年後半から、注目している国といえば、

アメリカ合衆国

米国はもちろん、世界に冠たる先進国、腐っても超大国、わーるど・すーぱーぱわー!
不動産が安いというイメージは、余りないかもしれません。でも、

まじで安いんですっ♪

円高・ドル安の影響で、いま、米国各都市で売り出されている不動産価格を、円換算すると、「えっ、まじ??」意外なほど安く感じるものですし、

日本以外の国からみても、そう感じるみたいです。こないだも、シンガポール人の友人が、

シンガポールの家1軒売れば、アメリカで家5軒買えるよ

と言ってたほどです。

なぜ、米国不動産がいま、割安なのかというと、もちろん、為替の関係もありますが、それ以上に、

・サブプライム&リーマンショック以降、米国金融機関の不動産融資が厳しくなった。
・融資組めない人が多いエリアの住宅価格が暴落した
・競売・差し押さえ(Foreclosure)も多く出た

という事情が、大きく影響しているのではないかと思います。特に、不動産融資が期待できない場合は、実質キャッシュ買いに限られますから、年収を数倍するような不動産価格は、極めて形成されにくい。

とはいえ、皆さん住宅買わないとしても、借りて住まなくちゃなりませんから(米国は、日本と違って、人口増えてる国です・・・)、

米国で激安物件仕入れて、賃貸に出せば、数年で投資額回収できる・・・というシナリオも描けます。しかも、お家賃いただく貨幣は、世界の基軸通貨US Dollars!

そして、今のタイミングで米国で資産持つのって、悪くないと思いますよ。米国の経済、まだまだ不安定とはいえ、欧州・日本に比べれば、勢いあるようだし、中国も変調しかけてる今、「やっぱり、米国に世界経済を引っ張ってもらう」みたいなモードになってるし、

以前、ブログで書きましたけど、米ドルの先行きも、ここ当面は底固いと思いますし、

米国経済が、リーマンショック前の状態に戻るかどうか分かりませんが、少なくとも経済が復調してくれば、不動産融資姿勢も緩くなってくる。それが、不動産価格を底上げすることも、期待できると思います。

じゃ、米国の不動産って、どれだけ安いの?

zillow.comサイトで検索してみます。まずは、私が以前住んでいた、”Research Triangle Park, North Carolina”を見てみます。

$Manachan - メルマガポータルサイト

これだと分かりにくいので、もう少し拡大してみますね。

ほとんどの土地付き一戸建が、150~250K(15~25万米ドル)の範囲で買えることが、よく分かると思います。日本円換算で、1250~2000万円、といったところ。この一帯の住宅地、土地1000平米(300坪)以上が当たり前ですから、全然高くないっすね。

$Manachan - メルマガポータルサイト

では、皆が知ってる、ニューヨーク・シティはどうなのか?
セレブっぽい、”Upper West Side, New York”で検索してみましょう。

Manachan - メルマガポータルサイト

やっぱ、ミリオン超え(億ション)だらけですねえ。さすが「世界の首都」ニューヨーク。同じN.Yでも、俺の地元「流山セントラルパーク」とは地価が断然違うぜ!

写真は、1.5ミリオン(1.25億円)、3ベッドルームのマンションです。いいなあマンハッタン暮らし・・・

今度は、モータウン、エミネムのふるさと、デトロイト(Detroit, MI)で検索してみましょう。

Manachan - メルマガポータルサイト

こちらは、ボロクソに安いですね。軒並み、50K(415万円)以下。写真の家、まともな一戸建てに見えますが、なんと27K(225万円)。こんな価格帯が、ゴロゴロあります。

あと、ニューオーリンズ(New Orleans)とかも、検索すると安いですよ。お好きなアメリカの地名入れて、いろいろ遊んでみては。

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5/22、福岡での講演決定

全賃さん(全国賃貸住宅新聞社)主催の、賃貸住宅フェアといえば、「日本最大の大家イベント」として知られ、

2012年も、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台での「5大フェア」の開催が予定されています。

私は、全賃さんと、昨年から、コラム執筆や取材などで懇意にさせていただいており、

昨年7月には、賃貸住宅フェア@東京での講演の機会まで、いただきました。

それに引き続き、次回は、なんと、九州・福岡での講演の機会をいただきました。

(東京からみて)名古屋、大阪を飛び越えて、一気に福岡での講演。

彼の地で演壇に立つのは、もちろん初めての経験です。

「日本の財政破たんに備えた、海外不動産投資」
5月22日(火) 16:00~16:50
会場:福岡国際センター

今年になってから、財政破たんリスクが、話題に上るようになってきましたね。

「日本財政は、あと3年もたない」が持論のジェームス・スキナー氏のセミナーも、国内各地で行われ、人を集めているようです。

私自身も、講演者として、世のニーズに常に敏感でありたいし、

できるだけ、聴衆のニーズに応えるかたちで、講演するつもりです。

財政破たんリスクから、お話をスタートするのであれば、私のチャレンジは、

「日本財政が危ない。資産を海外に分散しよう」といった、経済週刊誌の煽り系記事を超える、何らかのメッセージを打ち出すこと。

それができない限り、私が福岡まで話しに行く意味がないと、思っています。

福岡で、私がやってみたいのは、

「日本が主語」という状態を、ひとまず片隅に置いて、

「世界が主語」、「日本は世界やアジアを構成する一国」という、より鳥瞰的な観点で語ることです。

日本の経済破たんを想定すること自体、もはや、日本一国での問題解決は不可能であり、

世界経済のメカニズムのなかで、解決策を見出していく以外にないことは明らか。

だからこそ、自分が外国人になった気持ちで、世界的な視野から日本の経済リスクや、日本で不動産投資経営をするリスクを見つめる、

そんな視座が必要だと思うのです。

・世界的にみて、日本だけが特別な国なのか?

・日本に財政破たんのリスクがあるのと同じく、外国もさまざまな経済リスクを抱えているのではないのか?

・日本が財政破たんしたら、その影響は全世界に及ぶはず。下手したら、日本以上にダメージを受ける国が出てきても、おかしくないのではないか?

そう考えると、

うーん。海外に資産を移しただけで、安全といえるのだろうか?

もちろん、やる意味はあると思うけど、それ以上に、

賃貸事業経営者としての、グローバルな視野と、変化への適応力、フットワークの軽さ

その方が、ずっと重要なのではないかと思います。

財政破たんを語ることは、すなわち、「不連続性」の世界を語ること。

第二次大戦の前に成功した不動産経営が、おそらく、戦後通用しなかったのと同じように、

いまの日本で、たまたま成功している不動産経営の方法論が、財政破たん後、通用しなくなる可能性は高いでしょうね。

海外不動産投資の経験が役立つとすれば、

日本が財政デフォフト起こしても自分は損しない、といった、単なる損得勘定の話を超えて、

「不連続性の世界」を生き抜くスキル・視座が身につく

そのメリットの方がはるかに大きいのではないかと思います。

日本の投資家が国境を超えて、海外に投資する、

もうそれだけで、「不連続性」の世界を、生きていることになります。

不動産市場の状況や投資の方法論からして、日本とまるで違う海外。

そこでは、日本と違った「秩序」で、物事が動いています。

日本とどれだけ違っていても、その秩序を受け入れ、ゲームのルールを観察する、

海外不動産投資は、そこから始まります。

見えるリスクを次々と織り込んで、素早く意思決定するスキルも、その中から身につきます。

・国家歌の財政破たん自体、世界的視野でみれば、数年に一度は起こってきた、「当たり前の現象」。長い歴史的スパンでみれば、経済社会が新しい段階に移行するための、強制的なプロセスみたいなもの。

・日本が財政破たんしたら、溜まりに溜まった「膿」が出て、多くの人が苦しんだ後、「新しい日本」が生まれてくるはず。

・新しい日本が、どんなかたちになるか、想像もつかないが、「新しい日本」に適合した、不動産投資経営も、いずれ編みだされてくるはず。

日本が数年後、財政破たんを起すのかどうか、私には分かりません。

でも、仮にそれが起こったとしても、そこで思考停止せず、海外資産で余力を蓄えながら、

「新しい日本」における不動産投資経営の勝ちパターンを見つける。

私は、そんな仲間を増やしていきたいし、

福岡での講演も、その目的に役立つものにしていきたいと思います。

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次のセミナーネタ仕込み

私が主宰する海外不動産投資勉強会「アジア太平洋大家の会」ですが、3月以降、セミナーがちょっと端境期に入り、少し寂しい状態。

これを何とかしようと、次のセミナーのネタを、いろいろ仕込もうと画策中です。いま、見えている範囲で、3つあります。

1)アメリカ(デトロイト)高利回り物件セミナー

利回り30%超は当たり前・・・安くて200万円から、超大国「米国」の戸建が買えると評判の街・デトロイト。

もともと、このセミナー、昨年12月に開催を予定していましたが、いろいろな事情があって立ち消えに・・・

それを何とか復活させるべく、再度交渉をはじめ、何とか、テーブルにつくことができました。

これから、いろいろ組み立てていかねばなりませんが、何とか、実現させたいと思います。

2)オーストラリア(ケアンズ)新築物件セミナー

オーストラリアは、日本人に非常に人気の高い国ですが、

永住権を持たない外国人の不動産所有に規制が強く、隣国ニュージーランドと違って、原則、新築しか買えない、

ということで、これまで、セミナーを開催できてなかったのですが・・・

最近、いくつか追い風が吹いてきました。

1)日本のメガバンクが、オーストラリア物件の融資(豪ドル建て)を手掛ける動きがある。
2)日本人に人気の熱帯リゾート「ケアンズ」で、お買い得な新築がいくつか出ている。
3)住宅ローンの金利も、いくぶん安くなってきている。

ということで、ケアンズ現地の日本人エージェントとコラボで、セミナーを企画したいと考えています。

ケアンズは、うちの奥さんの実家があるところで、私も数十回、行ってます。住宅事情も、だいたい分かりますよ。

3)外国人グローバル投資家からみた日本不動産

近隣アジア諸国の出身で、日本に長年住んで、日本と母国の両方に、不動産を持っておられる方は、結構たくさんいます。

特に、中国出身の方で、日本で「賃貸収益目的の不動産投資」、中国で「値上がり益目的の不動産投資」を、上手に組み合わせておられる方もいます。

そういう方をゲストスピーカーに呼んで、勉強会するのも面白いと思い、何人かに声かけています。

最後に、「海外」、「グローバル」とは言えないかもしれませんが、

「沖縄不動産セミナー」なども、仕掛けていきたいなあと、妄想しています。

日本国内ではありますが、内地より出生率も人口増加率も高く、比較的元気な土地柄。

それに「リゾート」、「軍用地」など、内地ではなかなかできない、ユニークな投資も可能、ということで、

実現に向けて、動いていきたいと思います。

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大家列伝の「三歩目」さん、日本へ・・・

このブログの読者であれば、健美家の「大家列伝」を読んでいる人が多いと思いますが、

最近、ユニークな人物が、登場しましたね。

日本で購入した、アパート2棟からの家賃収入を得て、物価の安い東南アジアで生活している、「三歩目」さんです。

家賃収入で海外移住を実現した元SE三歩目さん(前編)

家賃収入で海外移住を実現した元SE三歩目さん(後編)

今回の「大家列伝」の取材は、タイのチェンマイに滞在中の三歩目さんと、スカイプでつないでインタビューしたとのこと。

確かに、人物写真のバックグラウンドに、チェンマイの城壁が写っています。

さすが、ITを使いこなしている、健美家さんだけのことはある・・・

ところで、健美家さんインタビューから、一カ月ちょっと前に、

実は、我々「アジア太平洋大家の会」でも、三歩目さんと、スカイプでインタビューしてたんですよ。

その当時、彼は、タイではなく、フィリピン・セブ島の田舎町に滞在していました。

そのフィリピンから、一ヶ月間の間に、インドネシア、シンガポール、タイ、ミャンマーと移動して、

今はタイのチェンマイからバンコクに移動中。

それが、東南アジアを自由自在に歩きまわる、三歩目さんのライフスタイル・・・いいですね。

実は、私、一昨年から、三歩目さんブログの大ファンです。

私も、かなり頻繁に(ほぼ毎日)、ブログを更新する方ですが、

彼の更新頻度は、私のはるか上をいきます。毎日、記事2~3本は当たり前、

東南アジア各地(時には日本)で、WiFiフリーのカフェに、ノートパソコン持ち込んで、手際良く、書いているようです。

まさに、旅するブロガー・・・ですね。

実際、彼のブログを読んで、東南アジア各地の最新情報を仕入れている面もあります。

東南アジアの多くの国で、今は、経済勃興期にあり、社会の変化がものすごく速いので、

2~3年前、いや1年前の情報でさえ、瞬く間に陳腐化してしまいます。

「1年前に、ベトナムに行った」としても、今のベトナムはすでに、断然、変化してしまっています。

その意味で、リアルタイムに現地からの情報を伝えてくれる、三歩目さんブログの存在は貴重ですね。

でもそれ以上に、彼のブログが凄いのは、

世界経済や為替に対する洞察」

「日本や世界の産業構造の変化に対する洞察」

「不動産投資のスタンス、キャッシュフロー、レバレッジ、出口戦略に対する洞察」等々・・・

こうした領域で、実にクオリティの高い、示唆に富んだ記事を書いてくれています。

「なるほど、うーん」と、唸ってしまうような、記事を連発。期待を裏切ることがありません。

三歩目さんのブログ記事は、テーマ別に、きれいに整理されていますが、

私が一番好きなのは、

ブログテーマ:日本

ですね。

グローバルな視点で、日本の社会・経済についても、鋭い論考をしてくれています。

三歩目さんをスピーカーとする、4月のセミナーは、日本では東京と金沢で開催する予定です。

お楽しみに・・・

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注目のグアム軍需不動産(?)セミナー

皆さんこんにちは。

下記は、私が海外不動産関係で、数年前から懇意にしている、MSJ社松丸社長からの、セミナーの案内になります。

グアム不動産セミナー

といえばいいのかな・・・これまで、MSJ社が主に扱っていた、フィリピン不動産セミナーとは、かなり毛色が違うものなので、私も注目してますし、東京のセミナーには、(奥さんの許しを得て)行く予定です。

グアムといえば、「軍需」。私も「堅い投資先」として、以前から注目しています。

軍需の場合、店子が「国家」になるので、堅いこと、この上ありません。国家が存続する限り、軍隊は必要ですし、また軍用地が、そう簡単に移転するわけでもありません。まさに究極の、長期安定テナント!

以前、オーストラリアに住んでいた頃も、クインズランド州の田舎町などで、軍人用物件というのを、結構見てきました。

お国柄なのか、たいてい、4ベッドルームくらいあって、土地の広い、長く住めそうな立派な住宅が用意され、

「軍務で、長期不在にする」ことを想定して、不在中、定期借家で人に貸し、賃貸収益を得るというスキームまで、用意されていました。

どの国でも、国家存続のために、命をかけてくれる軍人・軍属は、一生涯、大事にするものですので、一般市民に比べれば、老後の暮らしも、国家が手厚くサポートしてくれる可能性も大。貸し倒れの心配も、基本なさそうです。

だから、軍需投資・・・結構良いと思うんですよね。

ま、今回のセミナーでは、「グアム不動産取得と絡めた、東南アジアでの収益スキーム」がテーマですので、どこまで軍需住宅の話に踏み込めるか、分かりませんが、

あのグアムで、融資も引けて、住宅(米ドル資産)取得・・・という話自体が、魅力的ですし、
松丸社長なら、いろんなネタもお持ちでしょうから、

時間のある方は、セミナーに行きましょうね。

(注.私、ダイエット中ですので、セミナー後の懇親会で、カロリー高い食べ物を腹一杯・・・というのは勘弁ね。)

——————————————-

このセミナーの内容は以前のものとはだいぶ違う為に以前、弊社のセミナーに
ご参加いただいた方にお声掛けさせていただいております。

もし週末の予定がおきまりでなければご参加いただけないでしょうか?

☆セミナーの内容は
将来グアムに住む為に、ファリピンを含めた東南アジアで収益を得ませんか?
という無いようです。

なぜグアムかというと最近報道されているようにいよいよ米軍移転が始まりますので
物件価格の上昇や島内の公共インフラ整備が一段と進む事が規定路線となってい
るからです。

また、気になる融資ですが、グアムの不動産物件を購入する際の融資については
自己資金が3割~4割必要な条件ではありますが、

日本人でも融資をしていただける銀行を紹介可能です。
そして、なんといっても法整備がしっかりとされているアメリカの物件は安心感
がありますよね。

そして将来の年金に不安がある今だからこそ、自分の将来の年金がわりの収入を
確保する必要性がありますよね。
そんな質問にも私の経験からお話をさせていただきます。

為替が円安にふれはじめた今だからこそ海外への興味が一段と深まっています。
今のタイミングでのセミナー、ぜひご参加、ご紹介ください!!

以下詳細となりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

東京会場
■2月24日(金) 19:00~21:00
参加費用:2000円
会場:株式会社MSJ 会議室
   http://www.s-msj.co.jp/pages/company.html

大阪会場
■2月25日(土) 13:30~17:00
参加費用:2000円
会場:大阪駅前第4ビル10階 レンタルオフィスCUBE 会議室AB
   http://www.osakalc.co.jp/meeting/access.html

■参加申込みはこちらから↓
http://www.s-msj.co.jp/seminar.html

なお、ご参加いただければその後の懇親会費用は無料ですので、
新しい知識を得て、おなかをいっぱいにしながら語り合いましょう!!

皆様のご連絡をお待ちしております。

株式会社MSJ
松丸茂司

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松丸 茂司  
株式会社MSJ <MSJ Co.,Ltd.>
TEL : +81(0)3-3662-6051
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宅地建物取引業 国土交通大臣免許(1)第7935号
全日本不動産協会会員 不動産保証協会会員
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