グローバルビジネス

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バイアグラ日本財界

昨日の朝、ケアンズに着いて、家族と再会しました。

日本から、台湾、シンガポールを経てオーストラリア・・・という長旅で、よほど疲れていたのでしょう。昨日は一日中、ほぼ寝て過ごしました。

機内では、日本で買った「財界」(雑誌)などを読んでました。「財界」は、日本を代表する財界人・実業家のインタビューやオピニオン記事で構成されています。そこに、たまたま、友人のインタビュー記事が載ったので、買ってみました。

南米の鉱山採掘権を買ったとか、新興国の水資源インフラ整備に関与していくとか、いかにも大企業な、ビッグな話がたくさん載っています。

Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

でも、紙面の隅から隅まで読んでみても、ワクワク感は、全く伝わってこなかったですね。

日本を代表する、ビッグビジネスの経営者、経済団体の重鎮が勢揃いですが、羨望感よりむしろ、悲壮な感じが伝わってきました。「この人たち、大変だなあ・・・」と、同情さえ感じました。

財界のインタビュー記事は、やはり、製造業、輸出産業の経営者が多い。戦後日本の屋台骨を支えた、基幹産業を動かすキーパーソン達ですね。ここによく出てくる論調は、

いわゆる「日本経済の6重苦」(円高、過剰な雇用規制、高い法人税、強い温室効果ガス規制、自由貿易協定の遅れ、電力供給の不安)と、政府への不満。

逆境の中でも、しっかり経営をして、利益を上げて、日本の雇用を守らなければならない。外国からエネルギーを買うためにも、製造業が頑張って外貨を稼がねばならない。といった悲壮な使命感、等々・・・。

その努力、貢献について、私は疑うものではありません。でも、正直思うのは、

・かなり無理な状況で、頑張って利益上げようとしてないだろうか?
・日本の国を富ませるために、もっと柔軟な発想が、できないものだろうか?

いま世界の経済環境のなかで、日本国内でモノつくって、日本人を雇用しながら、外国にモノを売って、外貨を稼ぐ・・・というモデルは、客観的にみて、かなり難しいと思う。

よほどのニッチ分野で、オンリーワンの独自技術を持っていれば別ですが、汎用品の勝負になると、結局、日本よりずっと労賃が安い国とのコスト競争に疲弊して、利幅を削り、サービス残業&ブラック企業化・・・みたいな話になる。だから、大企業になればなるほど、世界展開を進め、製造コストの安い国に主要製造拠点を設けているわけですが、

それでも、オリンパス、シャープ、パナソニック、ソニーといった、かつて日本の花形といわれた燦然たる名前が、相次いで経営危機に陥っているのが現状。

・それでも、輸出立国続けますか?
・輸出立国モデルで、2013年以降の日本を、マジ本気で、復活させられると思っているのですか?

・・・って話なんです、私が言いたいのは。

確かに、製造業でも何でも、世界市場に出ていくためには、日本国内に一定規模以上のプレゼンスを残しておく必要は絶対にある。

でも、ここまで円高が進み、ライバル国が日本にキャッチアップしてきている状況で、かつ、エネルギー資源を海外から買わなきゃならない状況が変わらないなかで、


・海外の企業が、日本へ直接投資して、日本人の雇用を生み出すモデル
・日本へ投資したくなるような、制度や社会風土づくり

・・・という論点が、もっと前面に出てきてしかるべきと考えますが、今月号の「財界」を読む限り、あまり出てこない。

世界的にみても、高所得国になればなるほど、「輸出して外貨稼ぎ」から、「海外からの直接投資」にシフトする国が増えると思うのですが・・・

たとえば、アジア太平洋地域で、経済運営に成功しているシンガポールやオーストラリアの指導的経済人が、今どき「工業品の輸出」みたいなこと、言いますか?

そういう時代は、とうに過ぎ去ったことを、正しく認識した上で、「世界のマネーを呼び寄せ、投資させる」、「有能な経営者や技術者には永住権を与える」仕組みづくりに関しては、大変賢明な政策を取り続けている。だからこそ、両国とも成功しているわけで、

【日本は先進国中で、対内直接投資のGNP比がかなり低い】

Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

最後に、「財界」のバックナンバーみると、皆さん、平均年齢が高そうですね。おそらく、アジアのどの国の類似雑誌よりも、高齢かと思います。

高齢な経営者の方々が、「(30年前に成功した)日本の栄光よ、もう一度!」と願うことは・・・やや不謹慎な喩えですが、「バイアグラで、失われた機能をもう一度!」みたいだ。だから、ワクワクしないのかも

2013年は、誰よりもワクワクして迎えたいものですね。

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サラリーマンは私の天職

Manachanです。おはようございます。

基本、毎日更新している当ブログですが、昨日はさすがに、力尽きて、更新できませんでした。週末は、本当にハードだったもんねえ・・・・家に帰って、いつ、どうやって寝たのか、記憶が吹っ飛ぶくらい、疲れてました。

自宅でしっかり睡眠をとれたので、今は元気です。


大家関係の飲み会に行くと、時々、こんなことを言われます。

「Manachanは、サラリーマン好きなんですね」

ま、サラリーマン卒業を夢見る、兼業大家さんが大勢いるなかで、私は、「サラリーマンやめる気はない!」って、ハッキリ言いますもんね・・・

とはいえ、皆さんに誤解していただきたくないのは、


「私は、一般論としてサラリーマンが好きなんじゃなくて、いまやっている仕事(グローバル企業でのITエンジニア)が好き」

「その仕事が、たまたま、サラリーマンという形態だった」

私はいま、東京で、「英語、中国語を話す日本人ITエンジニア」、「国際プロジェクト経験豊富なマネジャー」であることを武器に、外資系企業を渡り歩く、人生を送っています。

勤め先の会社名こそ、頻繁に変わってます(15年間で5回転職)し、働く場所も頻繁に変わります(15年間で5ヶ国)が、職種・職能は、一度も変えたことがありません。

その意味で、「この道一筋、15年♪」だと、自信を持って言えますし、各社も、私の「15年の経験」を、お金を出して買うわけなので、不景気でも、職に困ったことはありません。

外資系、グローバル企業で働く・・・という設定なので、雇用形態は当然、「サラリーマン」(正社員)になります。

欧米各国だと、専門スキルの高いITエンジニアなら、「正社員」よりも「契約・業務委託社員」になって、さらに高給を取る人も少なくありませんが、

私がやってる「プロマネ」(プロジェクトマネジャー)は、チームと一緒に働く前提の仕事なので、欧米でさえも「正社員」がほとんど。いわんや、「契約・業務委託」で「正社員」以上の高給を取るケースが稀な日本で働くなら、なおさら、「正社員」以外にありえないと思ってます。

世間的には当然、「サラリーマン」のカテゴリに入るわけですね。

一言で「サラリーマン」といっても、いろいろあるわけで・・・玉石混淆ですよね。

いまの日本で、過半数のサラリーマンは、「嫌々ながら、生活のため、仕方なく」働いてるイメージが強いと思います。これは、日本だけが特別なんじゃなくて、どの国でも、たいてい、そんな感じでしょうね。

「仕方なく働く」境遇だから、できることなら、早く辞めたい、卒業したい・・・という気持ちも理解できますし、早く専業大家になって、あるいはネットビジネスで成功して、「サラリーマンを卒業しよう」という言葉があるのも、よく理解できます。

私の場合は、逆に、いまのサラリーマンの仕事、「仕方なく」ではなく、「好き」でやってるので、辞めようとも、卒業しようとも思わない。そもそも、「卒業って何?」・・・みたいな感じです。

あと、脱サラ、専業大家化に成功した友人も、ざっと3ケタはいますけど、彼らが一様に、サラリーマンより幸せだと、羨ましいとも感じませんし・・・

「サラリーマン万歳」とか、「サラリーマン辞めるな」とか、言いたいわけじゃありません。サラリーマン、自営を問わず、この世で生きる限り、なんらかの「生業」(なりわい)を持たなきゃなりませんし、特に男なら、多くの場合、一家を養う責任だってありますから、

人それぞれ、自分の価値観に合った生業を見つけて、幸せになればいいのだと思います。

ただ、幸せになる道筋にもいろいろあって、「サラリーマンを辞めて、独立自営でハッピー&リッチになる」のも、もちろん良いし、あるいは私のように、「ハッピーなサラリーマン人生を送りながら、副業の不動産で第二のお財布GET♪」というパターンでも良いと思います。

最後に、私からみて、不思議に思うのは、

「そもそも、サラリーマンって、そんなに嫌なものかなあ?」

「嫌な職場なら、さっさと辞めて、もっと、自分に合う職場を見つけて、頑張って働けばいいんじゃないかなあ?」

「それを繰り返せば、サラリーマンでありながら、ハッピーでいられると思うんだけどな・・・」

少なくとも、私は、サラリーマンとして働きながら、常に、自分に正直に、生きてきました。

自分の価値観に照らし合わせて、嫌なことは、はっきり嫌と言う。そして、どうしても受け入れられないなら、さっさと辞めて、よりマシな会社を探す・・・これを繰り返してきました。

働く上で、どうしても嫌なこと・・・たとえば、

・経営陣や上司からの理不尽な要求
・客先からの理不尽な要求を、上司に報告しても取り合ってくれない
・私個人や、家族、故郷に対する誹謗中傷
・自分の実力を発揮できるポストがない。
・向上心も独立心もない人たちに囲まれて、日々仕事する

そんな状態なら、今の会社を未練なく去り、別の会社に転身・・・それを長年繰り返してきた結果、少なくとも自分の身の回りから、「嫌」な要素はどんどんなくなり、「好ましい」要素が増えてきた。だからハッピーな状態になれているのだと思います。

逆に、長年サラリーマン渡世を送っていてもハッピーになれないのなら、これまでの職業人生のどこかで、「妥協する」、「仕方ないと諦める」、「我慢する」を繰り返してきたのではないか?その選択の結果なのではないか?と思ったりします。

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サラリーマンは私の天職

Manachanです。おはようございます。

基本、毎日更新している当ブログですが、昨日はさすがに、力尽きて、更新できませんでした。週末は、本当にハードだったもんねえ・・・・家に帰って、いつ、どうやって寝たのか、記憶が吹っ飛ぶくらい、疲れてました。

自宅でしっかり睡眠をとれたので、今は元気です。


大家関係の飲み会に行くと、時々、こんなことを言われます。

「Manachanは、サラリーマン好きなんですね」

ま、サラリーマン卒業を夢見る、兼業大家さんが大勢いるなかで、私は、「サラリーマンやめる気はない!」って、ハッキリ言いますもんね・・・

とはいえ、皆さんに誤解していただきたくないのは、


「私は、一般論としてサラリーマンが好きなんじゃなくて、いまやっている仕事(グローバル企業でのITエンジニア)が好き」

「その仕事が、たまたま、サラリーマンという形態だった」

私はいま、東京で、「英語、中国語を話す日本人ITエンジニア」、「国際プロジェクト経験豊富なマネジャー」であることを武器に、外資系企業を渡り歩く、人生を送っています。

勤め先の会社名こそ、頻繁に変わってます(15年間で5回転職)し、働く場所も頻繁に変わります(15年間で5ヶ国)が、職種・職能は、一度も変えたことがありません。

その意味で、「この道一筋、15年♪」だと、自信を持って言えますし、各社も、私の「15年の経験」を、お金を出して買うわけなので、不景気でも、職に困ったことはありません。

外資系、グローバル企業で働く・・・という設定なので、雇用形態は当然、「サラリーマン」(正社員)になります。

欧米各国だと、専門スキルの高いITエンジニアなら、「正社員」よりも「契約・業務委託社員」になって、さらに高給を取る人も少なくありませんが、

私がやってる「プロマネ」(プロジェクトマネジャー)は、チームと一緒に働く前提の仕事なので、欧米でさえも「正社員」がほとんど。いわんや、「契約・業務委託」で「正社員」以上の高給を取るケースが稀な日本で働くなら、なおさら、「正社員」以外にありえないと思ってます。

世間的には当然、「サラリーマン」のカテゴリに入るわけですね。

一言で「サラリーマン」といっても、いろいろあるわけで・・・玉石混淆ですよね。

いまの日本で、過半数のサラリーマンは、「嫌々ながら、生活のため、仕方なく」働いてるイメージが強いと思います。これは、日本だけが特別なんじゃなくて、どの国でも、たいてい、そんな感じでしょうね。

「仕方なく働く」境遇だから、できることなら、早く辞めたい、卒業したい・・・という気持ちも理解できますし、早く専業大家になって、あるいはネットビジネスで成功して、「サラリーマンを卒業しよう」という言葉があるのも、よく理解できます。

私の場合は、逆に、いまのサラリーマンの仕事、「仕方なく」ではなく、「好き」でやってるので、辞めようとも、卒業しようとも思わない。そもそも、「卒業って何?」・・・みたいな感じです。

あと、脱サラ、専業大家化に成功した友人も、ざっと3ケタはいますけど、彼らが一様に、サラリーマンより幸せだと、羨ましいとも感じませんし・・・

「サラリーマン万歳」とか、「サラリーマン辞めるな」とか、言いたいわけじゃありません。サラリーマン、自営を問わず、この世で生きる限り、なんらかの「生業」(なりわい)を持たなきゃなりませんし、特に男なら、多くの場合、一家を養う責任だってありますから、

人それぞれ、自分の価値観に合った生業を見つけて、幸せになればいいのだと思います。

ただ、幸せになる道筋にもいろいろあって、「サラリーマンを辞めて、独立自営でハッピー&リッチになる」のも、もちろん良いし、あるいは私のように、「ハッピーなサラリーマン人生を送りながら、副業の不動産で第二のお財布GET♪」というパターンでも良いと思います。

最後に、私からみて、不思議に思うのは、

「そもそも、サラリーマンって、そんなに嫌なものかなあ?」

「嫌な職場なら、さっさと辞めて、もっと、自分に合う職場を見つけて、頑張って働けばいいんじゃないかなあ?」

「それを繰り返せば、サラリーマンでありながら、ハッピーでいられると思うんだけどな・・・」

少なくとも、私は、サラリーマンとして働きながら、常に、自分に正直に、生きてきました。

自分の価値観に照らし合わせて、嫌なことは、はっきり嫌と言う。そして、どうしても受け入れられないなら、さっさと辞めて、よりマシな会社を探す・・・これを繰り返してきました。

働く上で、どうしても嫌なこと・・・たとえば、

・経営陣や上司からの理不尽な要求
・客先からの理不尽な要求を、上司に報告しても取り合ってくれない
・私個人や、家族、故郷に対する誹謗中傷
・自分の実力を発揮できるポストがない。
・向上心も独立心もない人たちに囲まれて、日々仕事する

そんな状態なら、今の会社を未練なく去り、別の会社に転身・・・それを長年繰り返してきた結果、少なくとも自分の身の回りから、「嫌」な要素はどんどんなくなり、「好ましい」要素が増えてきた。だからハッピーな状態になれているのだと思います。

逆に、長年サラリーマン渡世を送っていてもハッピーになれないのなら、これまでの職業人生のどこかで、「妥協する」、「仕方ないと諦める」、「我慢する」を繰り返してきたのではないか?その選択の結果なのではないか?と思ったりします。

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邦人富裕層、究極の移民先はオーストラリア?

おはようございます。Manachan@ケアンズです。

義父の葬式日程が明日に決まり、今日は妻の実家で、子供の面倒を見ています。今日は、滞在先、オーストラリアのねたで書きますね。

昨年3月の震災以来、にわかに盛り上がった、日本人富裕層の「海外移住」ブーム。東京直下型地震や放射能汚染、国債危機など、いろんなかたちで、「日本リスク」が意識されての行動だといわれます。

今年に入って、「海外投資ブーム」は相変わらず盛んでも、「海外移住ブーム」はすでに下火・・・という話も聞きます。海外移住したはいいが、現地の生活に馴染めず、帰国を希望する日本人富裕層が相次いでいるとのこと。

でもって、去年も今年も、日本人富裕層の移住先、人気No.1はシンガポールなんだそうです。

日本からの資産逃避、租税回避・・・という文脈でいえば、移住先候補は香港、シンガポール、スイスあたりになりますが、スイスはアジア人種には敷居が高く、香港は中国リスクが意識される・・・ということで、同じアジア人種が暮らし、かつ清潔で治安の良く、子女の教育にも適したシンガポールが人気を集めているんだそうです。

ところが人気国シンガポールの投資移民制度は、すでにハードルが上がり、個人資産が2000万シンガポール・ドル(約12億2000万円)以上、投資額が250万シンガポール・ドル(約1億5250万円)以上・・・という、厳しい条件がついてしまいました。

一方で、隣りの国・マレーシアでは、それよりはるかに緩い条件で、MM2Hビザという、永住っぽいビザが取れることが知られ、今ではマレーシアの方が、日本人永住先のメインになった感があります。

確かに、MM2Hビザの敷居の低さといえば・・・「個人資産が900~1300万円以上」、毎月の収入が「26万円以上」あればOK。富裕層でなくても、平均的な大都市サラリーマン層でも、十分、ビザが取れてしまう条件ではあります。

しかし、シンガポール人あたりからみると、不思議な行動に移ります。

「せっかく、海外移住するのに、なんでマレーシアなんかを選ぶの・・・」

「移住するなら、普通に考えて、オーストラリアやニュージーランドじゃないの?」

「お金があるんなら、そういう国を選ぼうよ・・・」

といった趣旨のことを、現地の友人から、何度も言われました。

注)上記は、私の意見ではありません。あしからず・・・

シンガポール人や、リッチなマレーシア華人の、夢の移住先といえば、今も昔も、オーストラリア。

私が、オーストラリア永住権保持者ということを、シンガポールの友人に言うと、むちゃくちゃ羨ましがられたものですし、以前の勤め先で、オーストラリアでの求人を募集すると、シンガポールから、たくさん応募者が出たものです。

シンガポールも、今や相当な富裕国ですが、それでもオーストラリアの、広い庭の家、きれいなビーチ、リラックスしたライフスタイルは、多くの人にとって憧れのようです。ま、シンガポールでは、どんなに高級車に乗っても、基本、団地暮らしですからねえ。

富裕国、という意味でいうと、一人当たりの名目GDPで、シンガポールが日本を抜いた、ということは良く知られていても、オーストラリアの躍進、シンガポールのさらに上をいく、ということは、もっと知られてもいいと思うし、

$Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

実際、オーストラリア投資移民ビザの資産要件は、数字だけ見るとシンガポールほど厳しいとは思えないし・・・必要投資額が75~200万豪ドル(6000万~1億6000万円)、個人金融資産が10数億ないとダメ、みたいな条件もありません。

しかしそれでも、豪州投資移民熱が一向に盛り上がらないように見えるのは・・・やはり、「英語力要件」、「年齢要件」が課せられてるからでしょうかねえ?

・投資家は職業上の英語を話すこと
・投資家は45歳又はそれ以下の年齢であること

日本人富裕層のなかで、そもそも45歳以下が少ないし、英語を話す人はさらに少ない・・・その辺がネックになっているのだと思います。

とはいえ、世界中の英米先進国が、投資移民ビザのハードルを、軒並み引き上げているのが昨今のトレンドなので、「お金で永住権を買う」なら、早く行動した方が良いと私は思います。

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アジア~超特急の高齢化と、不動産投資

おはようございます。Manachanです。

ここ数か月、本業のサラリーマン仕事の他、月2~3回ある海外不動産セミナーの準備、著書・コラム執筆などで、平日も週末もない、多忙な日々が続いています。

私にとって初となる、著書出版(共著ですが・・・)も、佳境に入っています。その関連で、東南アジア各国の人口や高齢化について調べていたら、新たな発見がありました。

アジアの高齢化スピードって、すごすぎる・・・

たとえばの話、タイの年齢別人口比率の推移。2001年と2011年のデータを比べると、


0-14歳, 23.43%(2001)→19.9%(2011)
15-64歳, 69.95%(2001)→70.9%(2011)
65歳以上, 6.62%(2001)→9.2%(2011)

10年経つうちに、いつの間にか、14歳以下の人口比率が20%を割り、65歳以上老年人口が7%を超える「高齢化社会」に突入していました。タイはASEAN新興国では最も早く、高齢化に直面する社会と言えるでしょう。

東アジア、東南アジアを俯瞰してみると、高齢社会への移行は、5つのグループに分かれることが分かれます。

高齢化社会:老年比率人口>7% (人口ボーナスが、まだ若干残っている段階)
高齢社会:老年比率人口>14% (人口ボーナスが終了する段階)

とすると、

第一グループ:日本 (高齢化社会1970年、高齢社会1990年代)

第二グループ:韓国、台湾、香港、シンガポール (高齢化社会1990年代、高齢社会2010年代)

第三グループ:中国、タイ (高齢化社会2000年代、高齢社会2020年代)

第四グループ:インドネシア、マレーシア (高齢化社会2020年、高齢社会2040年代)

第五グループ:フィリピン、インド (高齢化社会2030年前後)

平たくいうと、

・日本が、アジアに先駆けて、高齢化社会に突入

・アジアNIES(韓、台、香、シンガ)が、日本より20年遅れて、高齢化社会に突入

・中国とタイが、アジアNIESに10年遅れて、高齢化社会に突入

・マレーシアとインドネシアが、中国・タイに15年遅れて、高齢化社会に突入する見込み

・フィリピンとインドが、マレーシア等より10年遅れて、高齢化社会に突入する見込み

そして興味深いことに、

高齢化社会から、高齢社会に移行するスピードは、どの国も20年前後で、ほぼ変わらない!

【高齢化社会から高齢社会までの移行にかかった(かかる)年数】

・日本 24年 (高齢化1970、高齢1994)
・台湾 25年 (高齢化1993、高齢2018)
・韓国 18年 (高齢化2000、高齢2018)
・シンガポール 17年 (高齢化1999、高齢2016)
・中国 24年 (高齢化2002、高齢2026)
・タイ 22年 (高齢化2002、高齢2024)
・マレーシア 23年 (高齢化2020、高齢2043)

つまり、いま日本が直面している、高齢社会、低成長、財政難・・・とった問題は、どのアジアの国も、いずれ体験するわけですね。

不動産投資の側面からいっても、面白い。各国の経済・不動産市況は、人口構成の影響を受けている面が大きいからです。

どの国も、人口ボーナスが、間もなく終わりを迎える時期にこそ、経済がピークに達し、それ以降は、「高齢社会」→「需要増えない」→「低成長、デフレ気味」という、静かな時代に移行していく。経済成長の主役を他国に譲る・・・という仮説は、あながち間違っているとは思えません。

日本(第一グループ):
人口ボーナスが終わってから、すでに20年を経過して。低成長が続き、不動産市場も成熟化。一般論としてキャピタルゲインは望めず、インカムゲイン中心の投資が主流。

アジアNIES(第二グループ):
「韓流・サムソンの躍進」、「シンガポールの奇跡」などで、派手なニュースが多いが、間もなく、人口ボーナス終了し、低成長時代を迎える。不動産相場は、どの国もピークに近く、キャピタルゲイン狙いの時代は間もなく終了する。だんだん、日本に近い状態になっていくかと・・・

中国・タイ(第三グループ):
急速に高齢化しつつも、まだ、多少の伸びしろはある社会。不動産も、すでにバブッた一部大都市(中国沿海やバンコク)は別として、地方都市では当面、キャピタル十分狙えるでしょう。

インドネシア・マレーシア(第四グループ)
まだ、高齢化社会に突入していない、人口が比較的若い社会。経済成長も、不動産市場の成長もこれから本格化するでしょう(外資入ってバブった一部都市を除く・・・)。

フィリピン・インド(第五グループ)
高齢化どころか、まだ子供が多く、彼らが今後どんどん都市に出て、労働市場に入ってくる段階。フィリピンの人口ボーナスは、あと40年は続くので、私の生きてる間は、高齢化心配しなくて良い。むしろ、若い人に雇用をつくれるかどうかが課題。

無論、人口構成だけで全てが分かるわけではないにせよ、要は、それぞれの社会の状況に応じた、最適な不動産投資戦略を練っていけば良いわけです。

日本は幸い、アジアに先駆けて、経済成長、高齢化を体験しているので、分かりやすいですね。高齢化に関する各国の「時差」を当てはめれば、


アジアNIES:日本の1990年頃(バブル崩壊前夜)に相当
中国・タイ:日本の1980年前後(安定経済成長期)に相当
インドネシア・マレーシア:日本の1965年前後(高度成長期)に相当
フィリピン・インド:日本の1955年前後(戦後復興期)に相当

ということになります。

最後に一言:この世に存在するものは、時差しかない。

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2013年「日本復活論」元年

こんばんは。Manachanです。

早いもので、もう10月16日なんですねえ。あと2ヶ月半で、2012年も終わってしまうのか・・・まさに、「光陰矢の如し」。歳月は、疾風のように流れ、人は一歳、また一歳と、齢を重ねていく。

とはいえ、最近はどの年も充実してるから、いいんだけどね。

昨年(2011年)は、自分にとって「過去最高に良い年」だったし、今年は、さらに良い年になることが確実。近年は常に、自己ベストを更新できる人生が送れて、本当に嬉しいです。

来年、2013年も、人への感謝、世の中への感謝を忘れずに、ガンガン、突っ走っていきたいです。


2013年を飛躍の年にしたい。これは、日本経済にとっても同じこと。

長年、経済が低迷し、先行き暗いように見えても、いま日本円の価値は非常に高く、対米ドル、対ユーロで、かつてない水準の円高が続く。

昨年、東日本大震災という、巨大な悲劇に見舞われ、東北地方の生産ライン停止、計画停電、極めつけは原発災害・・・あれだけのことが起こったのに、それでも、円の価値は全然下がらない。

原発対応の拙さはともかく、あの見事な秩序と復興スピードは、海外からみれば「ありえない」。しかも、日本政府があれだけダメなのに、民間はきちんと機能する。津波で壊滅した地域でも、略奪は滅多に起こらないばかりか、金庫に入っていた現金が、騙し取られることなく、正直に、警察に届けられる。

日本って実は、むちゃくちゃ、すごい国なんじゃないか・・・という声が、世界中から上がってきています。

あくまで、他国との相対的な比較になりますが、ユーロ圏の経済メタメタ、米国経済もリーマン後4-5年経っても本格回復が見られず、QE3までやって、ドル札刷りまくって経済浮揚に躍起。

いま日本経済が、欧米と比べて、劇的にマシというわけではないけど、それでも、日本国債の95%が自国で消化され、利回り限りなくゼロでも国民から文句が出ない(これも、海外からみて、ありえない)。

今後、仮にギリシャみたいな事態が起こっても、日本社会は整然とした秩序を保って、難局を乗り切るのではないか・・・という連想は、東日本大震災後の復興を見た人なら、さほど無理なく受け入れられる。

先週は、IMF・世銀総会が、東京で開かれていました。世界経済を動かす人物たちが、有楽町近辺に集まり、東京都心の繁栄ぶりを見て、ミシュランの星つき飲食店331店という、世界一のグルメ都市を堪能したはずです(2位はパリで、85店。大差をつけています)。

「東京はこれだけ栄えている、デモも暴動もない、メシは超うまい!」、「いざとなっても、米国との軍事同盟関係がある」、「やっぱ日本って、ユーロ圏に比べて、超安全パイじゃん!」・・・そう思う世界中の人たちが、巨額のユーロやドルを日本円をガンガン換えてるから、いま円高になっているわけですね。

円高の流れ、止まりません。阻止したくても、日本政府の力だけでは、どうにもなりません・・・

そうした時代背景を受けて、書店をみると、ここ15-20年で例をみないほど、「日本経済楽観論」系の書籍が並んでいます。有名どころだと、岩本沙弓氏、三橋貴明氏による、こんな著書があります。

実は世界No.1の日本経済(岩本沙弓)

世界のお金は日本を目指す(岩本沙弓)

グローバル経済に殺される韓国、打ち勝つ日本(三橋貴明)

中国がなくても、日本経済は全く心配ない(三橋貴明)


一言断っておくと、私の日本経済に対する見方は、彼ら楽観論者とは違います(もう少し厳しいです)。

「日本経済がダメだ、すぐ財政破綻する、資産を海外に逃避させよう!」みたいなことを言う、藤巻健史氏ら「日本沈没論者」は全然信用しないけど、三橋貴明氏ら「日本経済楽観論者」の言うことも、同様に、眉に唾をつけて聞いています。

そもそも、ワールドマネー、外国為替という世界自体が、巨大な金融ビジネスです。誰もが大顧客や政府の意向を受けて思い切りポジショントークをしますから、鵜呑みにしないのが正解でしょう。

とはいえ、欧米経済ダメダメ(ゼロ金利でも浮揚しない)、その余波を受けて、中国はじめ新興国の勢いも落ち込んでいる昨今、世界経済の風向きが変わってきたことは確かでしょう。

落ち目の日本は無視して、これからは中国だ!インドだ!ブラジルだ!・・・みたいな時代は、すでに終わっています。逆に、新興国の勢いが落ちた分、それなりに安定感ある日本に、世界の注目が集まりつつある・・・

そんな時代背景だからこそ、にわかに、「日本復活論」系の書籍が並ぶようになったのでしょうね。

私は、今後の成り行きによっては、2013年以降、首都・東京に外国マネーが流れ込み、その結果、不動産市場で、ファンド・ミニバブルの再来が、結構な確率で起こるとみています。

ワールドマネーの流れを、常にウォッチして、いつでもアクションとれるようにしておくのが肝要ですね。

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日本16名vsフィリピン570名

おはようございます。Manahcanです。

今日は、不動産ネタではなく、本業(サラリーマンの方)のお話をしますね。

私は、今年9月24日に、転職しました。

入社早々、米国カリフォルニアに1週間ほど研修に行って、10月1日に帰国、その翌日から、東京オフィスで勤務しています。

それから、まだ1週間しか経っていませんが、すでにプロジェクト配属も決まり、「昼間、トレーニングを受け」、「夕方、客先訪問」みたいな感じで、すでにフル稼働しています。

配属、といっても、東京オフィスに16名しかいない、小さな職場なので、「一人で、いくつかのプロジェクトを、同時に」こなさねばなりません。

私も来週から、2つのプロジェクトを、同時並行で回すことになりそうです。忙しいですが、ま、慣れてるからいいんだけどね・・・

この会社に来て、「すごい!」と思うのは、フィリピン・マニラオフィスの勢い。

全世界で1700名いる社員のなかで、3分の1を占める、約570名が、マニラで勤務しています。しかも急増中。

サンフランシスコにある米国本社だって、340名前後しかいないので、マニラが名実ともに、当社における、世界最大のオフィスになっています。

国別の社員数でも、サンフランシスコ本社、デンバー、ボストンなど、全米各都市のオフィスや、SOHO勤務者全部合わせても、いま670名程度。

マニラオフィスのあるフィリピンが第2位、570名で、米国を猛追中。間もなく、社員数で米国を抜くでしょう。

アジア・パシフィック地域でみると、マニラのプレゼンスが、さらに目立ちます。

社員数で、フィリピン570名に次ぐのは、オーストラリア約90名(シドニー、メルボルン等)、その次が日本16名。あとは、シンガポール、香港などに数名づつ、といった感じなので、

アジア・パシフィックの80~90%は、マニラで働く社員、ということになります。

この会社は、最初から、グローバル展開しており、各大陸の新興国に拠点を置いて、先進国より安い労賃で、優秀な人材を集めて、プロフェッショナルサービスを提供しています。

アジア太平洋では、フィリピン(マニラ)
欧州では、チェコ(ブルノ)
米州大陸では、ウルグアイ(モンテビデオ)

この「新興国3拠点」のなかでも、今はマニラが圧倒的に大きいのです。

世界中の客先から、バックオフィス系、開発系、サポート系の仕事を、マニラが一手にこなしている状況です。各時間帯に対応するため、マニラ通常勤務、夜間シフト勤務が組まれているし、

日本の顧客向けの日本語サポートセンターも、マニラがやっています。

一方、日本は16名の少人数ですので、大きなプロジェクトが受注できてしまうと、社員だけではこなしきれません。

要件に応じて、日本のパートナー企業、あるいは、自社のマニラオフィスとアライアンスを組みながら、機動的に仕事を回していかなきゃなりません。

当然ながら、私もその面での貢献を期待されているわけで・・・マニラに出張する機会も、今後、たくさん出てくるでしょう。

ま、望むところなんだけどね。この会社に入って、俺のフィリピン不動産投資、さらに加速しそうだ!!

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3500円カツカレーと日本経済

おはようございます、Manachanです。

サラリーマンの皆さんには、楽しい三連休の始まりですね。秋の運動会シーズンですから、お子様のいる家庭だと、お父さん達、忙しいかもしれませんね。

普段、世界中を飛び回っている私も、せっかくの良い機会なので、ゆっくり、風呂にでもつかって、身体を休めます。とはいえ、方々から頼まれている原稿・コラムを、3本ほど書かなきゃなりませんが・・・

今週から、東京・赤坂にある、新しい職場で働きはじめました。赤坂といえば、すぐ隣りが永田町、霞が関・・・日本国の中枢機関が集まるところですね。そこでは、次期首相の最有力候補とされる、自民党の安部総裁が、マスコミ(日刊スポーツ)に、こんな「くっだらない」バッシングを受けてました。

その内容が、余りに幼稚すぎて、逆にマスコミ側が叩かれてますね。当然でしょう。

リンク⇒「3500円カツカレー」批判の矛先はマスコミに

ところで昨日、私は赤坂で、680円の淡路島カレーを食べました。上品な甘口で、とても美味しかったです。

最近の日本が素晴らしいと思うのは、600円とか700円とかの出費で、創意工夫のこらされた、かなりレベルの高い食事にありつけることです。カレーなら、「ココイチ」の450円カレーだって、十分旨いと思います。

数百円で、こんなに美味いもの食えるんなら、安部さんみたいに、3500円カツカレー頼んだら、どんなに素晴らしいものが食えるんだろ?
⇒こういう思考は、いまの日本で、おそらく成り立たないと思います。

どう考えても、我々サラリーマンが食ってる700円のカツカレーに比べて、3500円カツカレーに5倍の美味さを期待することは難しい。

もちろん、3500円カレーに5倍の量がある・・・ということはありえないし、いくら首相候補だって、一人でそんなに食えないし、

※余談ですが、まだ40代前半の私が、「カツカレー食うと腹がもたれそう」なので、「ビーフカレー」や「温野菜カレー」あたりに切り替えてるのに、もうすぐ60歳になる安部さんや石破さんが「カツカレー」食ってると、「元気な胃だなあ・・・さすが政治家」と思ってしまいます。

では、700円出せば十分旨いカレー食える東京で、3500円も出してカレーを食う意味って何なのか?考えられる要因は、

◎よりレベルの高い人々と交流できる?
(3500円カツカレーを食う、政財界コミュニティだぜっ♪)

◎とてもハイソで非日常的な雰囲気のなかで食事できる?
 (古伊万里の器に盛って出される、超高級カツカレーとか?)

◎3500円出すから、味は絶対にハズレないという安心感がある。
 (それは、あるかもしれない・・・)

◎きれいなお姉さんが給仕してくれる?
(でも、カツカレー・キャバクラなんて聞いたことないぞ!)

安部さんは、こんな美人が働いてる店で、カツカレー食ってたりして・・・
Brought you by 柏の生んだスーパースター「爆風スランプ」

でも俺は、お姉さん系の店でカツカレーなんかガツガツ食わないし、

決め手になるのは、やっぱりお店の雰囲気かな?
たとえば・・・こんなお店で、しっとり食えるのなら、俺はカツカレーに3500円出してもいい。

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ここで、少し真面目な話をすると、カレーの値段が700円だったり、3500円だったりするのは、「コモディティ化」、「経済のグローバル化、フラット化」と関連づけて語らないといけないと思います。

「他店より安く」を追求する限り、カレーの値段は、どこまでも、安くなっていきます。たとえば、松屋の「オリジナルトマトカレー」なんて、たった290円で味噌汁ついて、結構旨いですからね。

もちろん、お店のスタッフの大部分は、アジア系外国人のアルバイト。食材の大部分は海外からの大量仕入れ、カレーも牛丼も、すべて大量生産&つくり置きの世界・・・極限までスリム化して、かつ規模の経済を実現できる会社じゃないと、生き残っていけない価格帯ですね。

一方で、カレーで3500円取ってる店も、ちゃんとあるわけです。290円カレーの店と比べて、12倍以上も客単価取れるんです。同じ東京の街で・・・

これが、果たして、何を意味するのか?

たとえばの話、日本は、グローバル経済競争のなかで、3500円取れるカレー屋を目指すのか?あるいは、290円カレーの価格帯で、韓国、台湾、中国、東南アジアと戦っていくのか?

後者は、円安にならないと勝てない世界だし、首尾よく円安になっても、日本人の雇用が大量に増えるとは考えにくい。

ベトナムやフィリピンで、大卒の初任給が月2~3万円という世界があるなかで(しかもフィリピン人は英語ペラペラ)、厳しい価格競争にさらされている経営者が、少なくとも15万、20万の給料を出さないと暮らせない日本の労働者を増やすでしょうか?

でも、「円安にしないと景気回復しない、経済メタメタ、日本もうダメポ」・・・みたいな意見が、少なくとも日本の経済界では主流のようです。

短期的には確かに、円高は困るかもしれないけどさあ、でも、円安⇒工業立国復活を目指すことが、中長期的に、日本人を幸せにする道とは思えないんだなあ・・・

もはや、韓国人や中国人の工場労働者が羨ましいとは思わない
し・・

それよりは、3500円カレーを出す店で、働きたいですよね?そういう店なら、社員の給料だって、ちゃんと出るはずだし、内装や接客だって、かなりレベル高いはずだし、働き甲斐も十分あると思う。

世界で戦って、堂々と、「カレーで3500円とれる」高付加価値な日本経済を目指していきたい。そうじゃないと、いつまでもラットレーサー国家のまま、ブラック企業が増えるだけですよね。

この本、おすすめします。「グローバルなお金の知性」を身につけたい方はぜひ・・
 ↓

東南アジア月5万円らくらく小金持ち生活―「日本で不労所得、毎日が海外旅行」を可能にする小金持ちマインド

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1万円ガイガーのグローバル活用

おはようございます。Manachanです。

突然ですが・・・ガイガーカウンター、無茶苦茶安くなりましたね。

昨年は、原発事故が起こって、日本中、いや世界中で、皆が競ってガイガー買ったものだから、ものすごい品薄で、メーカーがどんな高い値をつけても、瞬く間に売れたものです。

たとえば、私が持ってる、ウクライナ製のTerra-p、MKS-05(ECOTEST社)なんて、昨年6月頃は、7~8万円したんですよ。10万以上出して買った奴もいたほど。

本体が黄色いTerra-pだから、「黄テラ」と呼ばれますが、これ、スグレモノです。使いやすいし、反応早いし、γ線だけでなくβ線も測れるし、動作安定してるし・・・欠点が見当たらない。すごいぞウクライナ!

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ところが2012年に入ると、ガイガー買う人が減って、その割に世界中のメーカー各社がガンガン量産するものだから品余りになって、人気の「黄テラ」でさえ、値崩れを始めました。

7万以上したものが、いつの間にか4万、3万・・・と値下がり、今では1万2千円みたいな驚愕価格で、AMAZON、楽天市場、ドスパラ等で投げ売りされています。

今日も「黄テラ」日本語版が、楽天で12,500円で出てましたね。しかも送料無料だし・・・(リンク)!

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モノはいいのに、なぜ、こんなに安くなったのか?単純に、需要と供給の関係でしょう。特に、大人口を抱える関東の人間が、ガイガー買わなくなりましたもんね。

いま、ガイガー買って、関東で数値測ったところで、どこも大して変わらない。平常値近辺に戻ってますもんね。私の「黄テラ」も、今年に入って、使用頻度が明らかに減りましたね。

まずは、お江戸各地での測定結果(テーマソング付き)

「♪東京でひとつ~銀座でひとつ♪」 中央区銀座8丁目 0.12μSrv/h

Manachanブログ - 世界で不動産<br />を買おう!” border=”0″ width=”557″ /></a></p>
<p><strong>「♪おっ母さん~ここがここが二重橋♪」 千代田区皇居前 0.10μSrv/h</strong></p>
<p><a id=Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

「♪コンビナートが サンセットピンクに染められていく~♪」 江東区豊洲駅前  0.12μSrv/h

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次に、30kmほど場所を移して、私の実家のある千葉県柏市へ移動。

この辺は関東のホットスポットだの、散々言われてた地域ですが、最近は数値がどんどん下がって、都内と余り変わらなくなっています。

「♪泣かないで恋心 こぼれる涙を、風が運ぶのあの日の柏へ♪」 柏駅東口 0.12μSrv/h

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「♪柏に吸収されて~柏の植民地になった~My Hometown沼南♪」 柏市(旧沼南)大津が丘 0.13μSrv/h

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昨年だったら、「側溝や植え込みで測って1マイクロ超え!」、「ワオ!」、「お前ん家ヤバいじゃん!」みたいな話もありましたが、放射線量の落ち着いてきた今の関東で、エキサイティング(?)な話は余り多くない。それを人々が知ったからこそ、ガイガーの値が崩れているのでしょう。

さすがに、福島県の中通りとか行くと、今でもまだまだ、ガイガー持つ意味を見出しますけどね。しかし、昨年、3~4マイクロとか、平気で出ていた頃に比べると、ずいぶん、数値が下がったものです。

郡山セントラルホテル前  0.31μSrv/h

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福島市役所前 駐車場  0.74μSrv/h

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福島市渡利 花見山駐車場  0.83μSrv/h

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※)福島県でも場所によって、線量は大きく違います。今回行った場所でいうと、最低が二本松市岳温泉の0.16μSrv/h、最高が飯舘村伊丹沢の4.12μSrv/hでした。

さて、「関東では、もはや使い道がないガイガー」を、これから、どう使うか?金出して買ったんだから、それ相応の働きをしてもらわんといかん・・・「放射線生物兵器Manachan」は考えました。結論は、

これからは、グローバルの時代らしく、海外でガイガー使わんといかん!

今日の午後、米国カリフォルニアに向けて出発するから、カリフォルニアで線量を測ろう!

例えば、カリフォルニアで有名な「サンタモニカのビーチ」とか、自然放射線量が0.3μsrv/hとかあるという噂。

もし、私の「黄テラ」で測って、0.3近辺の数値が出れば、「福島県郡山とほぼ変わらない!」という話になっちゃうじゃん!

ま、高い数値が出ても、私はビーチで遊びますけどね。サンタモニカ楽しそうだ・・・

1万円でガイガー買って、広い世界に出よう!

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中国・反日デモねた、かる~いノリで!

おはようございます。Manachanです。

あと2日で会社辞める私。引き継ぎの準備等で、昨晩は徹夜に近かったので、今日は疲れ切って、午後8時半には寝てしまいました。朝は5時前に起きたので、まるで今日だけ老人のようだ・・・

そんな感じで、相変わらず、多忙な私ですが、先日、Facebook友達から、

「Manachan、中国の反日デモねたで、何か日記書いてください!」

とお願いされたので、リクエストに応えて、書いてみます。でも俺は重苦しいノリ嫌いだから、かる~いノリで、いきますね。

尖閣諸島「国有化」に端を発する、中国各地の反日デモ・暴動の類は、メディアによると過去に例をみない規模だそうで、中国に展開する日系企業関係者、個人商店主の方は、場所によっては、不安な日々を送っておられることでしょう。

アジア展開する日本企業・投資家も、今回の一件を含めて、中国から東南アジアにシフトする動きが、ますます強まりそうですね。

私は、今回の出来事で、驚くことは、特にありませんでした。「またか・・・」という感じ、ですかね(2010年10月にも、こんな日記書いたし→中国・四川省からの手紙

日本とは、面積も人口も、ケタ違いにデカい国で起こってること。あの広い国で、暴れる奴は、ま、どこかにいるだろうな。

大学出ても就職できない、ニートとか、暇人も、ものすごく多いですしね(日本以上に深刻かも・・・)。反日とか、愛国とか、大義名分立てて、暴れたい方々も多いでしょうし。

今回の一件で、私の、中国に対する見方が、変わることはありませんし、行動パターンも、変わりません。

たとえばの話、もし私が明日、中国に出張・旅行で行く予定があるとしたら、今回の一件で、旅程をキャンセルすることはありません。予定通り、行動します。

中国に行く場合、「ま、自分は大丈夫だろう」という、安心感があるのですね。

・中国の街を歩いてても、黙っていれば、地元民と顔がほぼ同じだから、「日本人」だとバレることはまずないし・・・

・中国の安食堂でラーメン食っても、何か話しかけられても、自分は中国語できるから、普通、「日本人」とは思われず、「台湾人」あたりだと思ってくれるし・・・

・「お前、どこの人間だ?」と聞かれて、「日本人だ」と正直に答えても、中国語で普通に話していれば、反感持たれることは、経験上、まずないし・・・(というか、ほとんどの場合、親切にしてもらえる)

・日本人の同行者と日本語で話しながら、中国の街を歩いていれば、はたから見て「日本人」だと分かりますが、それで何か咎められることは、経験上、ほとんどないし、万一起こっても、私が中国語で話せば多分大丈夫

もちろん、シチュエーションによっては、気をつけなければならないことは、あるでしょう。たとえば、

・いま暴れている連中には、近寄りたくない (※中国のみならず、日本だって、どこだって、同じですよね)

・日本人の同行者が紳士的だったら良いけど、酒癖悪かったり、乱暴だったりすると、やはり時期が時期だけに、大きなリスクを感じます。

あと、領土問題をめぐって、中国人や韓国人と議論になることもあるかもしれません。基礎知識だけは、事前に勉強しておく意味はあると思います(日本人のマナーとしての領土問題に対する認識)。

もちろん、これは「日本国の立場・見方」であり、「中国の立場・見方」が違うのは、当然のことです。お互いの違いを認めつつ、相手と理性的な議論ができれば、有益だと思います。

でもね、ほとんどの人は、領土にむちゃくちゃ興味あるわけじゃなくて、自分の暮らしさえ何とかなれば良いと、思っていますよ。

上海の安食堂で、「うなぎ麺」でも食いたいな。

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