私はオリラジ中田さん一家と同じく、日本で育ち、海外に移住して数年暮らし、そのあと日本への帰国を選んだ人間です。
中田さんのような、日本国に高額納税してくれそうな金持ちが海外移住を選んでしまう。ドバイ、シンガポールのような税金安い国に取られてしまう。日本はグローバルな資本・人材争奪戦に負けるのではないか?そんな漠然とした不安が日本在住者の心にある。税率や可処分所得…オカネだけ考えれば、多分そうなるよね。
私は言いたい。日本の良さはオカネじゃないんだと。日本ならではの安心安全、クオリティ、環境の良さ…オカネで表現できない豊かさに恵まれた国なんだと。
「自分が日本に帰ってきた理由は、日本が素敵すぎるからです。可能性がありすぎるからです。特に大都市以外の地方は、四季と自然、歴史、食文化、建築文化、街並み、温泉…観光資源がいくらでもある。海外で暮らした目でみれば日本列島が宝の山に見えます。それがまだ、特に地方では上手にマネタイズできてない。だから、新しい発想のビジネスで価値を創れば良いではないですか?シンガポールやドバイ、アメリカとは違う、日本ならではのビジネスのチャンスがあるのです」
思えば、オーストラリアに5年と、中国に2年。私の仕事も交友関係も比較的順調だった。日常生活をこなすだけでなく、投資目的でオーストラリアの不動産を買うなど、資産づくりもできていた。そんな我が家が日本に帰国することになったきっかけは(台湾生まれオーストラリア育ちの)妻の一言だった。彼女曰く、最初の子供は中国で産んだけど、次の子は日本で産みたい。なぜなら、日本の環境が良いから…日本はキレイで衛生的、パーソナルスペースも尊重されるから良いのだと
2006〜07年のことです。当時の妻は日本語ほとんどできなかった。意思疎通が不自由でも、それでも日本の方が良い、日本に住みたいと、彼女は言うのです。
当時の日本、給料水準は海外と比較して悪くなかったです。ただそれでも、オカネに換算しにくい「環境の良さ、住みやすさ」が帰国のきっかけになりました。実は中田一家が帰国を決意したポイントも同じなのかもしれません。
人生の可能性を広げるために海外に移住し、
日本の環境の良さに気づいて帰ってくる
そんなもんです。オカネじゃないんです。海外に住めば分かる日本の唯一無二な価値。