2014年 12月 の投稿一覧

東京の友、真の友

おはようございます。Manachanです。

ここ東京は、すっかり冬の陽気になり、道行く人々の服装も厚手のコートやジャケットになりましたね。この大都会で、日々、地下鉄を使って移動されている読者の方々も多いかと思います。

東京メトロの吊り革広告でみかけた、ショートストーリーコンテストの文章が素晴らしかったので、全文引用します。


今日も世界を乗せて 山田ヒカリ

日本語教師をしている私にとっては、外国人と一緒にいることが日常だ。それが、ごくふつうのことだと思っていた。あの日までは。

二〇一一年三月十一日。日本人の心に深く刻まれた数字だ。あの大地震が起きてすぐ、多くの外国人が日本を離れたり、国内の別の地域に一時避難。東京の風景は一変した。

私が教えている学校でも、ほとんどの学生が緊急帰国。プライベートレッスンも休みとなり、大きな不安を感じる日々が続いた。

(もう、この仕事は続けられないかも)そんな思いが、重くのしかかる。

街を歩いていても、電車に乗っていても、一見して外国人と思われる人になかなか遭遇しない。この東京で、である。

震災からどれくらいたったころだろうか。地下鉄で、南アジアの出身と思われる男性が乗ってきた。スーツ姿で、観光客ではなさそうだ。だが、とっさに

「キャン アイ ヘルプ ユー?」

という言葉が浮かんで、自分でも笑った。外国人に会えたことが、ただただとてもうれしかったのだ。実に不思議な感覚だった。

いろんな国の人が、いろんな目的を持って集まり、独特のパワーを作る街。そんな東京が戻ってくる予感がして、どんよりしていた心が、少し晴れてきたような気がした。それからは、地下鉄に乗っていても、外国人の乗客たちのことが気になり出した。

(どんな仕事をしている人なのかな)
(大学や専門学校の留学生なのかな)

日常的に外国人と接しているくせに、なぜかウキウキしてくる。地下鉄という空間が、世界の人々を乗せて走っている。そんな当たり前のことが、とても幸せに感じた。

あれから三年ちょっと。外国からの観光客数も過去最多を記録した。今日も、地下鉄は、さまざまな言語を話す人たちを乗せて走っている。

(ようこそ、 日本へ。 ようこそ、 東京へ)

私は今でも、心の中でつぶやいている。

なんて良い文章!ほとんどの東京人が共感できる内容かと思います。特に、国際結婚して、普段外国語を使いながら東京で暮らしている私には、じーんと心に響く文章でした。

2011年3月11日…東京の大家さんにとっても、一生忘れない出来事が起こりました。特に、外国人に部屋を貸してる大家さんにとっては、「いきなり退去、もぬけの殻」、「家賃払わず緊急帰国続出」で、実につらい日々だったかと思います。」

我が家は、「半分日本人、半分外国人」のようなもの。あの地震と原発事故の恐怖のなか、妻の家族から、「子供たちをオーストラリアに返せ!」コールが起こるのが100%分かりきっていたので、震災翌日の3月12日にジェットスター便をネットで予約し、17日には子供二人と奥さんを成田空港から送り出しました。

あの3月17日、レンタカーで成田空港に向かう途中、東関東自動車道の酒々井パーキングエリアは計画停電で休業、街も異様に真っ暗でした。成田空港に着くと、いろんな肌の色をした外国人が殺到、どのカウンターも長蛇の列で、2~3時間以上待ちの状態。血相変えて帰国を急ぐ外国人たちのパニックのような表情を、今でも忘れられません。

家族をオーストラリアに行かせた後、私ひとり東京に残り、「スーパー行ってもペットボトル飲料買えない、トイレットペーパーも品切れ」の、不便極まりない暮らしが続きました。街は暗く、繁華街は死んだよう。計画停電で信号も灯らず、危ないことこの上ありませんでした。

実家は千葉県柏市にあり、ここはクルマ必須の生活ですが、ガソリンスタンドでの給油は軒並み1時間半待ちの状況。とはいえ、もっと北の茨城県や福島県浜通りの状況はもっと深刻で(日立市あたりで5時間待ちとか…)、放射能恐怖を逃れるマイカーの列が、東京に向かって大渋滞を起こしていました。

そんな東京にも、いつもの春はやってきます。4月初めにはソメイヨシノが開花。地割れしたコンクリートから、姿をみせる野草のたくましい生命。この年のサクラは、例年と違って悲しげにみえました。

あの極限状況のなかで、東京に住む多くの外国人が帰国したのは止むを得ないと思うし、逃げた(?)彼らを責める気は毛頭ありません。

ただ、外国人のなかで、一部かもしれませんが、東京の地に踏みとどまって、日本人とともに、普段の仕事や生活を立派にやり遂げた人たちもいます。

私の家族は、4月12日にオーストラリアから帰国しましたが、その数週間、江戸川区船堀のインドレストランで、誕生日パーティーが開かれました。私のインド人の友人が江戸川区在住で、彼の息子さんが1歳になったのを記念して、盛大なパーティーを開いたのです、私たち家族も招待されました。

パーティーに集まった、夥しい数の東京在住インド人たち。皆、晴れやかな表情をしていました。ここは、2011年4月の東京・江戸川区。まだ震災から1か月強しか経っていない頃の話です。

その時、私は思いました。彼らこそ、東京の真の友なのだと…

A friend in need is a friend indeed! 東京が悲鳴を上げている時、東京に踏みとどまってくれた人々のことを、この街の銀杏とケヤキ並木は、静かに見守っています。そして、いつまでも覚えています。

東京は、自由の街。来る者拒まず、去る者追わず。地縁血縁もしがらみもほぼない。その自由と都市集積ゆえに、国内外の多くの人々を惹きつけています。

震災後3年半が経ち、東京に住む外国人登録者数も、震災前のピーク時にほぼ追いつきました。そして、日本・東京を訪れる外国人観光客数も、毎年、最高記録を更新し続けている状態。そして2020年夏期オリンピックも誘致できました。震災後わずか1年半にして、世界のライバルを破って開催都市に選ばれたのです。

不死鳥のごとき
、東京…ニューヨークやロンドンのようなコスモポリタンな大都会とは毛色がちょっと違うけど、日本中、世界中から来た人が暮らし、働き、遊び、自己実現する大都会。豊かな日本文化に育まれた、楽しくて安全な街。人類が生み出した、最高の作品のひとつ。

東京を愛し、東京を見捨てない「真の友」に恵まれた都であり続ける限り、この街は末永く栄えるはずです

Merry Christmas from Tokyo, Japan..

この文章、面白かった、勉強になった、東京大好き!・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア

納税者党つくっては?

こんばんは、Manachanです。今回のは総選挙ねたで…

日本納税者党、決起宣言!「納税者がアベちゃんに投票するなんて、鶏がKFCのカーネルおじさんに投票するようなもんだろ!」

私は東京都江東区(東京15区)の有権者です。「アベノミクスの是非を問う選挙」といいながら、我が江東は無風状態のようで…候補者は次の4名で、

・自民党現職
・共産党新人
・「みんな」⇒「結いの党」⇒「維新」と渡り歩いた現職
・無所属で、ベルリンマラソン2時間台で走ったスポーツ兄ちゃん

こんな顔ぶれで、誰に票入れればいいんだろねえ?前回は「みんなの党」の候補者が勝ったけど、今は跡形もなくなっちゃったしなあ、今さら「維新」の顔で出てもつらいよなあ。せいぜい、アベ批判票で共産党候補が少々票伸ばす位かしら。

フルマラソン2時間台はすげー!と思うが…投票行動にどれだけ結び付くか?

何だかつまんない…与野党、どちらも問題あるけど、今回は野党の責任が大きいよね。アベノミクスが行き詰まりそうで、「超円安なのにマイナス成長」というボロ出しまくりの局面なのに、有効打が打てない。情けない。

与党が曲がりなりにも、アベノミクスという方針を明確に打ち出して2年間やってきたわけで、野党がそれに対抗するには、国民が選択できるレベルの代替案を出さないと無理だよね。それが全然出てこない。せいぜい「弱者保護」くらいしか言えない…そんなレベルの野党に存在意義あるのか?

文句ばかり言っても始まらないので、「選挙を面白くする方法」を自分なりに考えてみました。私思うに、

選挙がつまらないのは、国民全部にいい顔する政党ばかりだから。

人間誰しも、国民全体の立場に立つことはできず、特定の立場からのポジショントークしかできないはずなのだから、それを正直に表明した方が潔い。

「我が党は、誰々の立場に立った政策を展開する」とハッキリ言い、場合によっては国民の一部を敵にするようなことを敢えてやる。

野党がそこまでやり切れるなら、アベノミクスの世、選挙戦がとても面白く活気づくのではないでしょうか?アイデアの一つとして、私が提唱するのは、

納税者党の結成!

これは明確に、納税者の立場に立った政党。税金を払う人たちのために働き、公務員等、税金を使う人たちを厳しく監視するのがミッションです。選挙公約として次を打ち出す。

・消費税を今すぐ5%に戻し、三年後にゼロにする。

・「LCC国家運営」モデルを導入する。全ての公共サービスを最低限&選択制にすることで、国家予算の支出を半分に削減する。

LCC(格安航空会社)…乗ったことある人いるでしょうが、あれ、本当に必要最低限のサービスしかやりません。基本料金だけ払うと「目的地まで運ばれるだけ」で、機内食も飲み物も、毛布も機内エンターテインメントも、全てに追加料金がかかります。

納税者党は、そのLCCモデルで、日本国の運営を抜本的にスリム化します。かつて民主党政権がやった「仕分け」なんて全く意味なし!既存の発想のままケチケチ削っても焼け石に水。納税者党は、新しい発想で、徹底的にやります。


・公立校では小学校高学年からネットを使ったオンライン教育を実施。宿題はネットで提出、テストもネットで実施。毎日決まった時間に学校行く必要はありません。

⇒生徒全員にiPad配る代わりに、教師の数は半分以下に減らせます。

・医療サービスは、国民健康保険で賄われるものは必要最低限のサービスしか提供しません。処方される薬は全てジェネリックで、原則として自己負担になります。一般的な健康診断レベル以上の検査費用も自己負担になります。それ以上のサービスを求めたい方は民間医療保険をご利用ください。

⇒健康保険の支出を半分以下に減らせます。

・通常の国民年金、厚生年金は、必要最低限の生活コストを賄う額しか支給しません。また、厳しい資産テストを実施し、年金以外の収入源があれば、支給額はその分減らします。支給ゼロもありえます。

⇒年金会計を一気に健全化できます

・日本国の提供すべき公共サービスを、警察・国防・安全保障、徴税と公共支出、法律制定・運用、最低限の社会保障だけに絞り、医療、交通、清掃、郵便など、民間でもできるものは、国の運営から外します。

⇒公務員を半分以下に減らします。

・その代わり、国民の皆さまが支払う税金は大幅に減らします。

⇒所得税…累進税率を残しますが、上限28%にします
⇒消費税…廃止します
⇒法人税…税率15%にします
⇒赤字国債発行…ゼロにします

・納税するお金のない国民には、希望すれば「労力出資による納税」も認めます。例えば

-荒廃した山での植林
-持ち主のいない空家の撤去、修繕
-放射能汚染地域の除染 等々…

野党が、ここまで主張できたなら、対アベノミクスの論点が明確になって良いと思います。すなわち、「消費税上げて景気悪くしたアベ政権が悪(ま、民主党政権時に決めたことなんだけど…)」と、ハッキリ言い切れるわけです。景気回復するには、国民の財布から分捕る分を減らして消費を促進するしかないと、明快な論陣を張れるわけです。

ま、現実には、公共支出にぶら下がって生きてる人が大勢いる以上、納税者党の主張は多方面から猛反発を食らうでしょう。それでも、アベノミクスに対する明確な代案、国民にとって新しい選択肢を提示できるわけだから、いまの野党より数億倍マシなはずです。

最後に、納税者党なら「TPP」には賛成しなくちゃね。だってTPP(Tax Payer Party)なんだもん…

この文章、面白かった、勉強になった、納税者党のアイデア面白い!・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア

旦那はロボット

こんにちは、Manachanです。今回は家庭生活ねたでいきますね。

結婚して、子供が生まれると、夫婦ともども、生活は以前より忙しくなります。特に女性の生活は出産を期に激変し、当面は睡眠さえとるに任せず、著しい制約のなか、育児ストレスが溜まります。旦那は旦那で、養うべき人間も増えて、これまで以上に稼がなきゃならない。そんな時、

お互い、育児も仕事もがんばっているのに、夫婦仲がうまくいかない!

という、愉快ではない状況に陥る夫婦はとても多い。我が家も例外にもれず、出産後に夫婦間のいろんな問題が顕在化して、理想とはほど遠いまま、今に至っています。

我が家は国際結婚。妻は外国人で、日本語の読み書きが自由ではない。そんななかで、日本で暮らし、二人の子供を普通の幼稚園・小学校に通わせている…という特殊事情もあって、巷の育児書に書いてある夫婦円満アドバイスが、ほとんど役に立ちません。

日本の多くの育児書に書いてあること…たとえば、

1)夫がもっと家事、育児労働を分担すればいいじゃん?

これは、男性サラリーマンの労働時間が長いのに加えて核家族化が進み、育児負担が女親ひとりに集中する、戦後日本に典型的な問題であり、一人ぼっちで孤独な「孤育て」などが問題視されています。そんな中、仕事を上手に切り上げて育児をこなすニュータイプの旦那「イクメン」がもてはやされるのも、その裏返しです。

ですが私の場合、「イクメン」云々以前に、「妻が外国人」という特殊事情から、日本人同士の夫婦とは比較にならない負担が私にもかかってきています

子供の幼稚園や小学校の行事があって、いろんなプリントを渡される。母親が日本人ならそのまま読んで理解できますが、我が家の場合、私が読んで理解しないと何もはじまりません。子供が熱出したり、何か問題を起こした時、学校との連絡も日本語だから私がやらないといけない。日本語の宿題みるのも私の役割です。

日本の学校では、ママ友同士の情報交換でいろんなことが分かります。たとえば、明日の運動会の持ち物などは、プリント読まなくてもママ友に聞けば済む。しかし妻の場合、言葉のハンディがあるため思うに任せず、結局、私ひとりにしか頼れない…子供を病院や小児科、耳鼻科に連れていくのも、言葉の事情から私の仕事になります。

もちろん、妻が大変苦労して、頑張っていることはよく分かる。でも私だって、忙しい仕事を抱えながら、通訳込の育児・教育労働が、毎日続くのは結構しんどいです。子供の発達は常に順風満帆とは限らず、時には厄介な問題を起こします。その時、常に前面に立たなくてはならない。

「単なる通訳・翻訳だけなら大した時間とられないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、言葉に限らず、妻が日本の社会や暮らし、教育システムに対して起こす「不適応」に起因するいろんな問題・課題が、私にふりかかってくるので、半端ありません。

日本人同士の結婚で「イクメン」なんて、すげー楽じゃん!

英米人の旦那が、家事育児を積極的に分担して偉い!とか言うけれど、英語圏に住んで夫婦とも英語ネイティブスピーカーなら、俺のやってることと比べて断然楽じゃん!

…というのが、私の偽らざる気持ちです。幼稚園や小学校、公文や病院への送り迎え、PTAの仕事、洗濯、風呂、布団の準備…プラス国際結婚の特殊事情、家事・育児に関しては、日本人男性としてあり得ない位の時間と労力を使っている自負があるので、「これ以上頑張って、奥様をサポートして!」なんて、私にアドバイスしてはいけませんよ(キレちゃうよ・・・)。

また、英語の育児書もいろいろ読んでます。日本より論点のバラエティ豊富でさすがと思いますが、よく指摘されるポイントが「男女の性差」。

2)そもそも、男性の脳と女性の脳は違う!

性差に関して、私の座右の銘は岡田斗司夫氏の「男とは、戦闘用・仕事用に開発された女」です。戦闘モードの脳で何百万年と暮らしてきたため、男性は物事を「特定目的」(Specific)にしか考えられず、その目的から外れたことには気づかない。その点、全人格的な女性とは大きな違いがあり、一緒に暮らすといろいろ齟齬が起こる…

これは、もちろん我が家にも起こっています。実際、私は病的なまでに、いろんなことに気がつきません。「よく気づく」妻から文句言われることも多い。

しかし、我が家の場合、「性差」だけで説明できる生易しい問題ではないという気がしています。もっと致命的な、厄介な問題があって、それがお互いの努力献身にもかかわらず、夫婦仲がいつまでも好転しない原因になっているように思えてきました。

それは、たぶん私の問題です。

私は、人間の顔をしたロボットみたいな生き物…

人面魚、人面犬(@妖怪ウォッチ)…みたいに、身体の半分が動物なら分かりやすいけど、私の場合、100%人間に見えるから厄介。

何度かブログに書きましたが、私は今年9月頃から、自分が「アスペルガー症候群」(高機能自閉症)ではないかと疑いはじめ、いま診療内科に通っています。

「アスペルガー」とは、平たくいえば「ロボットみたいな脳」…計算や論理操作は超得意、興味あることには寝食を忘れて没頭。でも人間に全く興味なくて、他人の感情とか、他人からどう見えるか?にはとことん無頓着。私もそうです。

ロボットだから、いつまでも、自分の好きなことだけやっていたい。嫌いなことはとことんやらない(というか、できない)。そもそも人間の心に興味ないから、共感もできないし、妻と同じ悩みを共有できない。「共に悩み、共に生きるパートナー」なんて、冗談じゃない。重苦しくて嫌です。

育児だって、親の義務だと思うから頑張ってはいるけど、楽しんでいるわけでは全然ありません。楽しいのは、二人の子供たちと話したり、遊んでいる時。相手がまだ人間になりきってないから、自然体
で楽しめるのです。実際、子供たちは私にはよくなついています。

でも親として、子供たちを教え導くとか、正しいマナーや社会のルール、生活習慣や規範を教えるとか、そういうことに、情熱は全く覚えられません。一応、「学校に時間通りに行く」とかはやるけど、「そんなんテキトーでいいじゃん!」というのが私の本音。

でもって、そういう育児に、こだわりたい妻と、常に衝突するわけです。「じゃ、そんなにこだわりたいならあんたがやって!」と言いたいところだけど、結局、何かを子供にやらせるのはある意味「汚れ役」だから、妻一人にやらせてもうまくいかないし、ストレス溜まるだけの話。

かといって、この面では妻の要求レベルと私の要求レベルが余りにも違うから、私がやると、一応努力はしても「すげーいい加減」になって、妻のストレスがさらに溜まるわけです…子供が生まれて9年間、そんなことの繰り返し。

あと、こんなこともありました…・妻は、近所の日本人ママ友の社交に入っていきたいのですが、日本語のハンディがあって、なかなか思うに任せない。そこで、日本語ができる私を使って輪に入って行こうと試みますが、私は残念ながら、ママ友との社交には全く興味がない。

私は大好きなコミュニティ「不動産投資仲間」なら、いくらでも喜んで社交しますけど、そういう話できない人たちとの社交に時間と労力を使いたくないのです。気疲れするだけだし、(ロボットの得意な)メールやLINEのやりとりだけで勘弁してよと言ってるのですが、妻はそれでは満足しない。

妻「あそこにママ友が集まって子供の写真撮ってるから、行って話してきてよ。」

私「俺は全然興味ない…」

妻「えっ?あなた日本語できるでしょ?」

私「そんなこと、なんで俺に頼むんだよ!友達つくりたいなら、自分でつくれよ!」

(険悪になる…)

ロボットの立場としては、「ママ友との会話で、分からない日本語を英語か中国語に訳す」みたいな「タスク」にしてくれれば処理できるけど、一個の人格である「ママ友」の輪のなかに入って欲しい、みたいな複雑なリクエストを実行させようとすると、怒ったロボコンみたいに回線がショートして煙が出てしまう。だから嫌なのです。

逆にいえば、ロボットな旦那と、言うこときかない子供たちと、9年間、よくも一緒に生活続けられたものです。その意味で妻の苦労は、想像を絶すると思います。

私が、なぜ診療内科に行ってアスぺの診断受けてるのかというと…

・俺は人間の顔したロボットなんだから、普通の人間のレベルを期待するのは諦めてくれよ!

・ロボットなんだから、モラルとかルールとか、テキトーにしかできないよ。厳密にやらせたいなら、コマンド入れて一から教えないと…

・ロボットなんだから、電気がないと死んじゃうんだよ。そして、PCやiPhone使って一心不乱に作業して、心を落ち着かせる時間を持たないと、生きられないんだ。

それを、妻に言いたいのです。理解していただきたいのです。当然ながら、私が言っても説得力ないから、専門医師の口から言わせたい。

それが、夫婦関係改善の一助になればと、思っています。なお、私がロボットであることが判明しても、それでも一緒に暮らしたいかどうかは彼女の判断しだい。

なお、私の方は家族ずっと一緒にいたいと思っていますよ。ロボットなりにね…

この文章、面白かった、勉強になった、ロボット旦那との夫婦生活大変!・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア

「見た目外国人」比率

こんばんは、Manachanです。

来年1月、カナダとアメリカに、不動産視察に行くことになりました。私、アメリカへは主に出張で6~7回行ってますが、カナダへは初めての渡航。

このカナダという国、超大国アメリカと陸続きで、当然大きな影響を受けています。道路は右側通行だし、野球もアイスホッケーもバスケットボールもアメリカと同じリーグ…それでも、お国柄の違いは色々とあるようです。

地味に面白いのは、カナダとアメリカとで、「人口統計」の取り方と用語が違うこと。アメリカでは「人種」(race)という言葉を使い、たとえば「白人70%、黒人(アフリカ人)30%」みたいな言い方をしますが、

カナダでは、国民の多数を占める白人とは異なる有色人種を、「ビジブル・マイノリティ」(Visible Minority)と言うようです。Visibleは「見える」という意味で、Visible Minorityとは「一目みて白人ではないと分かる少数派人種」というニュアンスでしょう。

日本人を含むアジア系や、インド系、アラブ系、アフリカ系などは、カナダではすべて「ビジブル・マイノリティ」に分類されます。面白いのは、カナダの先住民(アメリカ・インディアン)は「ファースト・ネーション」(First nations)と呼ばれ、白人ではありませんが(日本人とよく似た顔しています…)、彼らは「ビジブル・マイノリティ」扱いされません。

近年、カナダの都市部では「ビジブル・マイノリティ」、特に中国系とインド系移民の増加が目立っています。

2006年に行われた国勢調査によれば、カナダ全体で「ビジブル・マイノリティ」比率は19.1%。バンクーバー市では51.8%、トロント市では49.1%、もはや白人が半分以下の世界。香港など中国系移民の多いバンクーバーは、「ホンクーバー」(Hong Couver)と揶揄されるほどで、白人からみて「ビジブル」ではあっても、もはや「マイノリティ」(少数派)とはいえませんね。

ところで、日本の首都「東京」の、「ビジブル・マイノリティ比率」は、どの位と思いますか?

日本の場合、国民の圧倒的多数を占める日本人がアジア系人種ですので、ビジブル・マイノリティは「日本に住む、非アジア系人種」ということになります。日本では人種別の統計取っていませんので、「外国人登録者」の「出身国」から判断する以外にありません。

前提)
東・東南アジア出身者:「見た目、日本人と区別がつきにくい外国人」(インビジブル・マイノリティ)
それ以外の地域出身者:「一目で外国人と分かる人々」(ビジブル・マイノリティ)

注)上記はもちろん正確な数字ではありません。アメリカなど移民国出身の中にも東アジア系は相当数混じっているはずだし、ブータン、ネパール、中央アジアなどの出身者のなかに日本人そっくりなルックスの人間もいるでしょう。ただ、それらを全部あわせても中国人、韓国人、フィリピン人などの数に比べてはるかに少なく、統計誤差の範囲内になると思います。

上記の想定で、東京都の外国人人口データを使って試算したところ、

東京23区の総人口のうち
・外国人比率 3.68%
・うち東・東南アジア出身者 2.95%
・それ以外の出身者 0.73%

東京におけるビジブル・マイノリティは約0.7%、という結果がでました。移民国カナダとは、状況がずいぶん違いますね。

しかも、過去20年間の統計データをとる限り、

・外国人比率は、確かに増えている(2.7%⇒3.7%)
・その増加分のほぼすべてが、東・東南アジア出身者によってもたらされた。
・「見た目外国人」(ビジブル・マイノリティ)は、ほとんど増加がみられない。


【東京23区の外国人比率推移(1994~2014年)】

さらに詳しく、調べてみました。「各区」別の統計。どの区も、東・東南アジア系外国人が確実に増えているのに対し、それ以外の外国人は横ばい傾向。

特に、欧米人富裕層が集中する「港区」で彼らの人口が長期低落、その間に東・東南アジア系が増えてきたのが印象的です。江東区や台東区など下町エリアでは東・東南アジア系もそれ以外も増え続けていますが、後者はおそらくインド人などの寄与が大きいのでしょう。

東京に住んでいると、「最近、外国人増えたなあ」と感じます。コンビニや居酒屋で働いている方々は外国人が多い。電車のなかでも、中国語なり英語なり、よく聞こえてきます。しかし、増えるのは主にアジア系で、それ以外の外国人はあまり増えてないことが分かりました。それは、だいたい私の生活実感とも合いますね。

この文章、面白かった、勉強になった・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア

春秋航空、佐賀空港、成田LCC…

こんばんは、Manachanです。今回の日記は、日本や世界を激安料金で旅したいバックパッカーやビジネスマンの強い味方「LCC」(格安航空会社)について書きますね。

日本全国、全部で100近くある空港のなかで、「派手なイメージの空港」と、「地味なイメージの空港」が存在します。

私の主観ですが、派手な空港は、利用者数が多い幹線空港や、著名リゾート地の空港に多い。たとえば、

☆ 那覇空港
☆ 新千歳空港

どちらも派手で華やかなイメージありますね。私たち関東人にとっては、沖縄、北海道…どちらも旅行先の定番。それだけで「ハレ」のイメージになります。

一方、関東以外の日本に住む人々にとっては、「東京」自体がハレのイメージでしょう。ですので、

☆ 羽田空港

も、全国屈指の派手なイメージの空港になるかと思います。

なお、同じ関東でも「成田空港」は、利用者数が羽田に次ぐ全国二位、国際線需要の約6割を占める巨大空港にもかかわらず、羽田と比較してしまうと「地味」なイメージになってしまいます。ま、場所が千葉の奥地だし、周りが田畑と森ばっかりだからねえ…

一方、地味な空港は、利用者数が少なかったり、著名リゾート地のない工業都市とか、フツーの県庁所在地の空港に多い。たとえば、

★ 佐賀空港
★ 茨城空港
★ 山口宇部空港

…いずれも、地味ですよねえ。利用者数少なくても、場所が離島なら、それなりに個性とインパクト出るんだけど(奄美空港とか、八丈島空港とか…)、本州とか九州になってしまうとちょっと…

地味な空港がインパクト出すために、たとえば「出雲縁結び空港」とか「高知竜馬空港」とか、「福島ウルトラマン空港」とか、ニックネームつけるんだよね。

空港の派手vs地味の文脈でいえば、いま日本で一番、地味な航空会社はたぶん「春秋航空」でしょう。中国発のLCC、2004年創立。2010年に茨城~上海線片道4000円を登場させて一躍話題になった航空会社。最近、日本の国内線と、中国、韓国への国際線をいくつか出してますが、地味なラインアップばかり…

【こりゃ、地味だ…】

まずもって、プレミア&ビジネスなイメージの羽田発着便が一つもない。関東発着は一応、成田をハブとしているようで、

成田~高松
成田~広島
成田~佐賀

うわ、なんだこの地味さは!どちらかといえば、広島が派手なイメージあるけど、あの「山の上にある広島空港」は地味だよね…

春秋航空発祥の地・上海と日本の都市を結ぶ国際線をみても、新千歳と関空以外、地味な行き先が並ぶ。

茨城~上海線
関空~上海
新千歳~上海
高松~上海
佐賀~上海

また、関空から直接飛べる中国の都市も、なんとなく地味ですねえ…

関空~武漢
関空~天津
関空~重慶

とはいえ、LCCって世の中のためになってると思うんですね。これまで、地元客しか利用しなかった地味なマイナー空港に、新たな価値をもたらしている。春秋就航都市のなかで、とびきり地味な佐賀空港を例にとると、

春秋の成田~佐賀便を使うと、片道6000円くらいで飛べる
佐賀空港発着、「48時間、1000円レンタカー」が借りられる!

【こりゃ、すごい…超安いわ】

これ使うと、関東発、九州出張・旅行の費用が、ものすごく安くあがりますね。1人あたりのコスト、航空券の往復が1万2千円、レンタカー代1千円…その他、成田までの交通費や九州内の高速代、ガソリン代あわせても、2万で十分お釣りがくる。その分、良い温泉旅館に泊まったり、お土産買ったりできますね。

佐賀を起点にすれば、福岡や長崎、熊本まですぐ行けるし、高速使えば鹿児島、宮崎まで射程圏内。九州2泊3日旅行ができてしまう!

また、上海に行きたくなったら、佐賀空港が結構使える。

春秋の 佐賀~上海便 あるいは、
成田~(佐賀乗り継ぎ)~上海

【絶句!佐賀~上海便1580円】

佐賀~上海便って、週3便ですがむちゃくちゃ安くて、「1580円+燃油代」で飛べる日もあります。九州内では、今のところ「福岡~上海」を安く飛ぶLCCがないので、佐賀の利用価値は大きい。とりあえず福岡人需要があるのか、上海便の時刻に合わせて「博多・天神~佐賀空港」の西鉄シャトルバスが走っています。

また関東人からみても、「茨城~上海」使って一気に上海入りしてしまうのも良いが、九州と上海を組み合わせた旅行もなかなかオツ。成田~佐賀便使って九州の温泉行って、英気を養ってから上海入り…帰りは佐賀に寄らず茨城へ直行、500円シャトルバスで一気に東京駅、というコースも組める。

ところで、いま成田はLCC需要増大で、すごく盛り上がっています。乗客数も発着数も、過去最高を更新し続ける空前の活況とか。

実質「LCCターミナル」となる、「第三ターミナル」も、来年4月の供用開始を目指して、絶賛工事中。近くからみると、その規模に驚かされます。乗客が24時間滞在しやすいよう、フードコートやコンビニなど施設が整備される予定です。

【成田第三ターミナル建設中!】

ところで、成田は24時間空港ではありません。近隣対策もあって発着は6時から23時まで…でも
って、朝6時台成田発の便はほぼ、LCCが占めています。また、夜22時台に成田到着する便も、LCCを中心に増えています。

CC増便は、都心と成田を結ぶ京成線や、スカイアクセス線のダイヤにも影響を及ぼしています。まず、今年11月に行われた、スカイアクセス特急の増便。都営浅草線経由で、成田と羽田を結ぶ、スカイアクセス特急が、これまでの40分に1本から、20分に1本に増便されました。また、LCC乗客を意識して、早朝、深夜便も増設されました。

これが、昨年私が一棟アパートを建てた「東松戸駅」の利便性向上にも、大いに役立っています。上りも下りも、スカイアクセス特急はすべて東松戸駅に停車しますから(東松戸駅ダイヤ)…

【成田スカイアクセス特急が増便に次ぐ増便!】

私、関東で最初のアパート建てる時、東松戸駅を選んだ理由は、羽田と成田を結ぶ線上にある主要鉄道駅の一つであるという点でした。

それが、見事に当たりました。まず、成田と都心を結ぶ速達性を確保するため、スカイアクセス特急が増やされました。次に、「成田LCC」のビジネスモデルが確立したことにより、早朝、深夜のスカイアクセス特急も増便されました。これまで、すべてダイヤ改正のメリットにあずかっています。

東松戸駅がここまで便利になるなら、収益物件だけでなく、自分が住んでもいいなあ…と思います。

この文章、面白かった、勉強になった、LCCと安い飛行機に興味あり・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア

人生最高の夢 ~社会派投資家宣言~

こんにちは、Manachanです。

私、寝ている時に夢はあまり見ない人間ですが、昨晩は素晴らしい夢を見ました。40年以上生きてて、人生最高のクオリティの夢だったといって良い。

昨晩は9時半頃、娘を寝かしつけて、私も疲れていたのか、そのまま一緒に寝てしまいました。こんな時間に寝ると、普通は午前3時とか4時に起きて、仕事のメール書きとかするのですが、今朝は意外にも、午前6時半まで寝ました。良い夢というものは、こういう快眠時にめぐりあうのかもしれません。こんな場面でした…

都内某所の喫茶店。とある人の紹介で、私は呼び出されました。私の前に座っているのは、福島県浜通りにあるX町の町長さん。もちろん今回が初対面。

そして、町長さんの横に座っているのは、TVバラエティ番組でおなじみ、誰もが知ってる有名人の男優Aさんでした。

なぜ、このお二人が、私ごときを喫茶店に呼び出すのか不思議ですが…その辺はまあ、夢ということで、ご容赦ください。

「鈴木さん…」。X町の町長さんが、福島県浜通りの訛りが混じった言葉で、訥々と話しかけます。私が子供の頃から馴染んだ「茨城弁」に近いアクセントなので、聞きやすい。

「ニュースでもご存じかもしれませんが、我がX町は、福島第一原発から数キロの位置にあり、東日本大震災の津波被害を受けたばかりか、原発事故以降、全町民が他所の土地に避難しています。」

「震災後3年半経った現在でも、町の大部分が、居住制限区域に指定されています。日中の立ち入りこそできますが、宿泊はできない状態が続いています。」

「現役町長である私も、また町民の皆様も、特別な許可がない限り、X町内で泊まることはできません。私はいわき市に家を買い、普段はいわき市の仮役所で執務しています。」

「つい最近まで、日中の立ち入りができなかったこともあり、津波で押し流された家や車、瓦礫の撤去は、遅々として進んでいません。」

…という導入部。夢とはいえ、とってもリアルですね。

町長さんの話、静かながら、だんだん、ボルテージが高まっています。

「しかし、私…このままでは、死んでも死にきれません!」

「現役町長の時代に、震災が起こって、原発事故で町から人が消えた…という不条理な運命は、静かに受け入れました。でも、私の生まれ育った故郷であるX町を、このまま消滅させたくありません。」

私の目の黒いうちに、X町に再び、学校を復活させて、元気な子供の声を響き渡らせたい…それが私の使命だと考えています。」

「まずは、X町に、町民が帰ってこれるようにしなければなりません。そのためには、居住制限区域の指定を外さなくてはならない。まだニュースにはなっていませんが、あと1年後の2015年12月1日に、X町内の全域が避難解除準備区域に指定され、3年後の2017年12月1日に、避難指示が解除される…その線で、政府と話をまとめたところです。」

「私は、まもなくマスコミを呼んで、帰町宣言をします。そして、2017年12月1日、記念すべき日を、町内のX第一小学校再開の日にしたい…そこまでに、小学生を集めたいのです」

「ですが、公立の学校は役所の管轄で、融通がききません。そこで、隣にいるAさんに相談して、”投資家のおカネで私立学校をつくる”プランを、水面下で進めています」

なんと。投資家のカネで私立学校つくる!…いまの日本で、現役の町長さんから、そういう言葉が出てくるとは思えませんが、ま、夢の話なので、ご容赦ください。

これまで、静かに話を聞いていたAさんが、口を開きます。TVでおなじみの顔…その人物が、私に話しかけてくるなんて!

「鈴木さん…これが、X第一小学校の事業計画書です。ご覧ください。」

おもむろに、計画書を机におきました。Aさんは、X町再興のビジョンに共鳴して、私財、7億円をこの事業に投じていたのです。そこには、綿密な計画がありました。

・マネジメント
・想定する児童数、教師数、専門スタッフ数
・整備すべき施設
・教学プログラム
・行政との協議事項
・開校前、開校後のマスタースケジュール 等々…

Aさんは続けます。

「私は、芸能界でこれだけ長く生きてきて、一財もなしてきました。でも、人として生まれて、自分が何を為すべきなのか?そんなことを考えている時に、たまたま、X町長さんとの出会いがあり、その熱いハートとビジョンに共鳴して、そして、」

「X町コミュニティ復活の大事業に、私財をはたいて関わっていくことを決意したのです。」

素晴らしい話ですね…でも、夢の話とはいえ、こんな立派な方々が、私みたいな、単なる不動産好きのお兄ちゃんを呼び出す理由とは何?

Aさんはさらに続けます「鈴木さんは、アジア太平洋大家の会の会長として、2000名近い投資家会員を束ねていらっしゃる方と聞きます」

私「いえ、束ねてるというか、海外不動産大好きな投資家が、三々五々、集まってるだけでして…私も道楽でやってるだけだし、」

Aさん「そんなご謙遜を…日本有数の、パワフルな個人投資家集団だと聞いていますよ。」

私「それは身に余る光栄!ま、うちは会員さんが素晴らしいだけで、私は大したお金もないし、大したこと何もしてないんですが…」

Aさん「本題にいきますね。もし鈴木さんや会員の方々にご共鳴いただけるのであれば、X第一小学校事業、2018年以降の投資家を募っているところでして…事業計画が予定通りにいけば、二桁の利回りをお返しすることができる想定です。」

Aさん「2017年末、開校までの事業リスクは、全て私が負います。それ以降は、軌道に乗る可能性が高いと思います。その後は、大口投資家や機関投資家ではなく、日本全国の、大勢の個人投資家のお金を入れて、この学校を運営していきたいと思うのです。そこで、鈴木さんにお声かけさせたいただいた次第です。」

私は、そこまで話を聞いて、東南アジアに投じようと予定していた投資資金を、そのまま、X町に回すことを決意しました。ここまで頼りにしていただけたのなら、やるしかない!

素晴らしい話だなあ…恍惚感に浸っていたところで、目が覚めました。「今のは夢だ
ったんだ」と気づいたら、もう午前6時半、朝ご飯の時間が近づいていました。

しかし、こんな素敵な夢なら、毎日みてもいいかも…

マイナス成長でもいい。アベノミクスが失敗したっていい。日本が、民間のお金とアイデアで被災地を支える仕組みがつくれる社会なのであれば、この国に、ずっと住み続ける価値はある。この国で、ビジネスする価値があると思います。

【マイナスからの出発…この地に、我々のおカネとアイデアで学校をつくれるのであれば】
(※2014年7月・・・筆者が撮影)

この文章、面白かった、勉強になった、共感できた・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア