前回の日記「北京に行けば、なんとかなる」の続きです。
11月5日、香港からフンヌエア便で直接モンゴル入りする予定だったのが、突然の「フライトキャンセル」で足止めを食らった私たち一行(総勢2名だけど…)。
遅くとも翌朝までにはモンゴルの首都ウランバートルに着かなきゃいけないんだけど、香港~モンゴル間の直行便は翌日13時までない!このまま香港に居ても仕方ないと思った私は、「とにかく、北京まで行ってみて、出たとこ勝負で、モンゴル行の航空券を取ろう!」と決断。ネットでLCC香港エアウェイズの北京行きを速攻で予約しました。
中国はとても広くて、香港20:45発のフライトが、北京に到着するのは3時間半後の翌日0:15。でもって、北京~ウランバートルのモンゴル国際航空(MIAT)便は、深夜2:45発の予定。この2時間半の間に、勝手知らない北京国際空港で、無事、チケット購入できるのだろうか?
いや、それ以前に、中国に無事入国できるのだろうか?私たちは日本国籍のおかげで、ノービザで中国に滞在できますが、それには中国を出国する航空券を提示する必要があるはず…でも、そんなものは持っていない。
香港空港出発間際の私は大急ぎで、手持ちの紙に中国語で、このような文章を書きました。
「私たち(鈴木と市川)は、11月5日のフンヌエアMR886便で香港から中国を経由せずに、直接ウランバートルまで飛ぶ予定でしたが、残念ながらこのフライトがキャンセルになってしまいました。そこで、まず北京国際空港まで来て、一旦中国に入国して、ここでウランバートル行きのフライトを予約することに決めました。チケットが取れたらすぐ出国します」
入国時に、入管職員に咎められたら、この紙を見せて状況説明しようと思ったのです。とりあえず、やることはやった。あとは運を天に任せるしかない。
ですが、蓋を開けてみたら、そんな配慮は必要ありませんでした。中国はいつの間にか、トランジット・ビザの発給を始めており、「出国書類を見せなくても、誰でも、72時間まで中国に滞在できる」ようになっていたのです。そのおかげで、中国入国は極めてスムーズにできました。ラッキー!
次の難関は、長~いターミナル間移動。北京首都国際空港は世界有数の巨大空港で、第一、第二ターミナルと第三ターミナルの間が、ざっと10㎞ほど離れています。ターミナル間移動に高速道路に乗るんだから、とにかく、アホみたいにでかい!
私たちは、北京で第二ターミナルに到着しましたが、モンゴル国際航空は第三ターミナル発着なので、この10㎞を移動しなければならない。無料のターミナル連絡バスに乗って、20分ほど揺られて着きました。第三ターミナル到着時点で、午前1時を回っていました。
次に、馬鹿でかいターミナルビルの4Fに上り、モンゴル国際航空のカウンターに行って「ウランバートル行き航空券購入」にチャレンジ。職員に聞くと、最初は「すでに満席」だとの回答ですが、「ビジネスクラスは席あるの?エコノミークラスは?」と、執拗に聞いていくうちに、
「現金払いで、領収書出さなくていいなら、エコノミークラスの2席確保できる」との嬉しい回答が…お値段は、2人で4400元。
あいにく私は、それだけの人民元キャッシュは持ち合わせていませんでした。クレジットカード払いも無理だという。近くのATMマシンで、クレジットカード使って人民元をキャッシングするしかない!
私は、手元にある、ありったけのクレジットカードをATMマシンに並べて、キャッシングにトライ!最初の三井住友カードは残念ながらダメ。でも、次にANAカードで手続したら、ウィンウィンウィン…という嬉しい音とともに、人民元の100元札の束が現れました。よかった、これでモンゴルに行ける!
その1時間後、私は北京ウランバートルに向かう機上の人になりました…ありがとう、北京国際空港。ここまで来てよかった!
深夜1:40の北京で、ようやく手にした航空券!
ウランバートル到着は、午前5:15。外気温はマイナス16℃。とにかく寒い!真冬の北海道セミナーやった時より、さらに一回りガツンとくる寒さですが、それもまた旅の楽しいひとこま。いろいろ苦労ありましたが、無事モンゴルの地を踏めた嬉しさを、じっくりと噛みしめました。
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1. すごい
ハードな体験記でしたね。
読んでてこちらがハラハラしました。
無事モンゴルに行けて良かったです。
お疲れさまです。
http://ameblo.jp/senyoltd0317/
2. Re:すごい
>中国食品・食材コメンテーター 戸田大介さん
はい、なかなかハラハラ、ドキドキのアドベンチャーでした。北京空港の職員さんにはとても良くしてもらいましたよ。
http://ameblo.jp/manachan2150/