こんばんは、Manachanです。
いま日本は、「半沢直樹」の時代。誰も彼も、猫も杓子も(失礼っ!)、史上まれに見る高視聴率を記録したTBSテレビドラマに夢中。ま、もう最終回ですけど…
私たち、不動産・大家ブログ界でも、最近は「半沢直樹」ねた、とっても多いです(倍返しっ!)。ミーハーだけど、空気を読んで、このテーマでひとつ、書きますね。
このドラマが、空前のヒットを記録した理由は、俳優・堺雅人さんらの迫真の演技もありますけど、舞台設定が「銀行(メガバンク)」というのも、かなり大事なファクターではないかと思います。
サラリーマンのなかのサラリーマン、日本企業文化の真髄…といえば聞こえは良いですけど、若い頃から海外で働いてた私からみると、シュールなほど、浮世離れした世界に見えます。
・このグローバルな時代、新しい開国の時代に、未だにこんなことやってんの?
・組織として、こんなに生産性の低いことやってて、よく社員に給料払えるよなあ。
・自分が半沢直樹だったなら、とっとと、こんなクソ職場辞めて、独立しますっ!
でも、俺みたいに、渡り鳥みたいに退職・独立しちゃったら、ドラマとして面白くない。日本人の琴線に触れる作品にならない…のだと思います。
無数のしがらみ、制約のなかで、(あんまり楽しくないけど)周りの空気を読んで、組織のなかで自分を抑えて生きるのが、多くの日本人にとっての現実であり、そんな状況のなかで、生き生きと働く半沢直樹や同期たちの姿が、輝いてみえるのだと思います。
(独白)でもまあ…半沢みたいに仕事できる男だったら、普通、独立するのが正解だと思うけどなあ…
主人公たちが、生き生きと働くからこそ、銀行の体質が、どうしようもなく、古臭くみえる。そのギャップも面白い。
半沢の大阪勤務時代、自身の担当した5億円の融資案件の焦げ付きという責任を負わされ、東南アジア(フィリピン・マニラ)の関連会社に左遷されてしまうかも…という、ドキドキする展開の話がありましたね。
私、マニラなら、喜んで左遷されたいわ♪
だって…
・マニラで日本人銀行員が住むのは、高級コンドミニアム
・メイド、運転手付きの生活が当たり前
・日本の給料もらって、フィリピンの物価で生活できて超リッチじゃん!
・かわいいフィリピーナは沢山いても、クソ上司はいないよ
【いまどきのマニラは、すげー、超都会ですぜ!】
この文章に、私も全面的に賛同します。経済急成長を遂げて、生活水準が上がってきている東南アジアに対する、未だに古い観念が、まじで救いようのない程の時代錯誤に見える。30年くらい遅れてませんか?
でも、銀行組織しか知らず、日本国内でしか働けない、住めないと思い込んでいる人からみると、そうなってしまうのかもしれないな。
ドラマでは、半沢が大阪西支店の浅野支店長を追い落とした後、部下とともに、東京本社に栄転になるわけですが、
私が半沢なら、浅野をつぶした後、自ら志願して、東南アジアに左遷されに行きます。そして、マニラで事業資金溜めて、男の勝負をします!
そんなストーリーじゃあ、視聴率とれないぜ。
私、日本のドラマ作家には、向いてないのかも…