前回の続きです。
3月27日…六本木にある外資IT企業から、年俸1000万のオファーレターをいただきました!
解雇されてから、わずか1ヶ月余りで、首尾よく、次の仕事が見つかる。しかも年俸8桁、勤務地は花のギロッポン…本来なら、大いに喜ぶべきことです。
しかし、私は悩みました。この有難いオファー、受けるべきか、どうしようかと。
2月14日に解雇されて以来、私は、「ITエンジニアとして転職活動」をしながら、「海外不動産投資のセミナー企画、講演、執筆」を、同時並行で進めていました。
後者(不動産関係)の案件数、作業量は増える一方。すでに「本業フルタイム」に近い時間を、費やすようになりました。
こちらは、大したお金にはなりませんけど、とにかく、むちゃくちゃ楽しいのです。「趣味がそのまま仕事になる」感じで、どんなに長時間働いても、苦痛にならない。いや、趣味と仕事の区別が、そもそもない!
それに、この仕事は、ITを駆使すれば、自宅でもカフェでも、海外のリゾート地でも、どこでも出来る。毎日、満員電車に揺られて、いつも同じオフィスで、上司同僚の顔を見なくても済む。
「世の中、こんな働き方、こんな人生が、あってもいいかもしれないな・・・」と、思い始めていました。
その頃には、両親や親しい友人たちに、私の進路について、相談するようになりました。
「これまで通り、サラリーマンとしてITエンジニア続けながら、副業として不動産の仕事をするか?」、あるいは「ITの仕事を辞めて、不動産専業になってしまうか?」
面白いことに、誰もが、「不動産専業になった方がいいと思う!」と言うのです。。。
友人から、こんな有難いお言葉を、いただいたこともあります。
男の人生で、運気に恵まれる時って、何度もあるもんじゃないんだよ。Manachan、君はいま、本当に時代の波に乗っているんだ。輝いているんだ。海外不動産投資という、デッカイ魚を、まさに手にしようとしてるんだよ。
これをフルタイムで取り組んで、自分の事業にするか、これまで通り、副業でやるかは…よく考えて欲しい。君の判断次第だよ。
うまく言えないけど、神様が、「不動産の仕事やりなさい!」と、いろんな友人の口を通じて言わせてるような気がしてきました。
そうこうしているうちに、外資某社の最終面接に合格して内定を取り、年俸1000万のオファーレターが来ました。”Annual Package 10 Million Yen“という英文字が目に入ってきましたが、これまでと違って、全然胸躍らない。
私は一晩中、いや、まる二日近く、悩みました。これまで15年以上、続けてきたITの仕事。未だに8桁の年俸を取れる労働力としての商品価値を持ちながら、これをみすみすドブに捨てるのか?
8桁年俸を捨てると、間違いなく、家族の生活水準は下がります。半ば趣味みたいな不動産の仕事が軌道に乗って、同等以上の収入を手にするために、どれだけの歳月がかかるのか、見当さえつきません。
子供も二人いて、上の子は小学生、下の子は幼稚園。今は安上がりだけど、これから、どんどんお金がかかるようになります。
私は、どういう選択をすべきなのか?答えはもちろん、自分の胸のなかにしかありません。熟慮の末、ついに
3月29日…私は、魅惑の1000万円オファーを蹴って、不動産専業になる決断をしました!
時に、44歳と5ヶ月。そういえば自分の父も、44歳で脱サラ起業したんだっけな。歴史は繰り返す…
何だか、見えない糸で導かれたような感じです。「40歳を過ぎた、大の男が、雇われ人なんかやるんじゃない。自分の事業を興しなさい!」という天の声なのか?商売の街・柏で生まれた男の宿命なのかもしれない。
しかしその後、1000万のオファーを蹴ってしまったことを、心から後悔する出来事が起こりました!
次回に続く…
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