おはようございます。Manachanです。
昨日は土曜日、朝から晩まで、Home’s不動産投資フェアのブース運営と、セミナー講演に明け暮れた、忙しい一日でした。
私にとって一番の収穫は、やはり、あの浦田健さんと、パネルディスカッションできたことですね。
浦田健さん、そして、彼のプロデュースする「金持ち大家さん」や「大家検定」を知らない不動産投資家は、少ないことでしょう。
彼こそが、日本の不動産投資の全てを極めた、第一人者といってよい人物。本来なら、私みたいな奴がコラボできる御方ではないのですが、
その浦田さんが、数年前から海外不動産投資に目覚められ、かつ著書も出版され、挙句の果てには「マレーシアに移住するぞ!」宣言を出したことにより、
当時、海外不動産投資ブロガーとして売出し中だった、私にお鉢が回ってきて、イベントでパネルディスカッションさせてみよう・・・ということに、相成ったわけですね。身に余る、光栄なことです。
イベントで、進行役をやっていただいた北野琴奈さんのリードも素晴らしかったし、この機会を与えてくださったHome’s主催会社に感謝の言葉もありません。
昨日のパネルディスカッションでは、浦田さんの、気持ちを込めた迫力パワートークが炸裂し、そこに私が、牧歌的な穏やかな口調でコメントする、みたいな感じでしたね(そういうキャラですので・・・)。
浦田さんのお話のなかで、一番印象に残ったのは、「多民族国家マレーシアの魅力」、「いろいろな文化を持つ人種・民族が暮らし、各自それぞれが違うという前提のもとで、社会が運営されている」、「そんな環境のなかで、子供を教育させたい」というくだりでした。
実は私自身も、多民族、多文化の環境で暮らすのが心地よいと思う人間でして・・・
オーストラリア・シドニーに住んでいた頃、マイホームを買ったら、そこが6世帯の共同住宅で、オーナーのうち4世帯が中国系、2世帯がアラブ系でした(我が家は、奥さんがチャイニーズなので、中国系ファミリーとみなされてました)。周り、見渡す限り、日本人など居ない環境で・・・
マンションの管理総会をやる時も、アラブ系の出席がない時は中国語で行われ(私も中国語で話しました)、アラブ系が一人でも出席したら、英語で話す、みたいな感じで執り行われ、
アラブ系の隣人たちは、英語苦手でとっつきにくい人が多いですが、彼らはとにかく、男も女も、ラグビーみたいなフィジカルスポーツが大好きで、私もラグビー好きなので、すぐに仲良くなりましたし、私が日本人だと分かると、とても親切にしてくれました(中近東には、親日の国が多いんです)。
そんな環境で歳月を過ごした後、日本に帰ってきたわけですが、やはりこの国は、基本は日本人のみで構成される社会で、外国人は「例外扱い」される。そのことを、日々の暮らしや子育てのなかで、実感しています。
もっとも、我が家のある、東京下町(江東区)は、日本のなかでは、比較的多文化環境がある地域といえます。クラスに1人や2人は、必ず、中国や韓国の名前があったり、親の両方、またはいずれかが外国人である子供がいて、皆、それが当たり前だと思っています。
見たところ、子供達の間では、多文化社会が意識されることは、あまり多くありません。親が何国人であろうと、日本で育つ子供は、普通に、日本語ネイティブになるわけで、しかもアジア系外国人の子供は、見た目も日本人と区別付きにくいこともあり、普通に、「日本人のお友達」として、皆の仲間に入っていきます。
しかし、その親になると、日本語が不自由だったりするわけで、教職員の先生とのコミュニケーションが、問題になったりしますし、当の教職員や子供たち、保護者自身が、そういう外国人との付き合いに慣れておらず、どう反応していいのか分らない・・・そんな戸惑いも、垣間見えます。
地域住民のなかに外国人が5%くらい含まれる、東京下町でさえも、外国人に慣れている人もいれば、全く慣れておらず、奇異の目で見る人たちもいます。どちらかといえば、後者の方が多い印象ですね。
マレーシアやシドニーのように、「誰もが違って当たり前」という社会になるには、まだまだ、長い歴史的時間がかかると思います。
人口減少していく日本で、アメリカのように、移民を受け入れるか?あるいは、投資移民制度をつくって、日本に1億円以上投資してくれる外国人に永住権を与えるか?・・・みたいな議論が時に起こっては消えて、起こっては消えて、結局、大して進展しない、みたいな現実があります。
1月11日の浦田さんのブログで、「海外からの投資マネーを呼び込むべきだ」という記事があります。彼は「投資移民制度の導入」も構想されており、私はそれに大賛成なのですが、
日本の一般市民、政治家が、「基本的は日本人だけの社会、外国人は例外的存在」というリアリティのなかで暮らしている以上、
「一人一人は、違うんだ」
「外国人の中にも、日本経済に貢献する人たちがいるんだ」
「そういう人たちを、日本国に温かく受け入れよう」
と言っても、大多数の人々になかなか理解されない・・・このまま人口が減って経済衰退してもいい、日本人だけの社会で暮らしたい、という人も多いですしね。
将来、日本がマレーシアのような多文化社会になるかどうか、分からないし、今後仮に、そうなるとしても、長い歴史時間がかかり、いろんな紆余曲折があるんでしょうね。
マレーシアは一日にして成らず・・・子供を、多文化環境で育てたいのなら、日本を変えるより、自分の家族自らが、国境を越えた方が早いのでしょうね。
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