おはようございます。Manachanです。突然ですが、
私、転職します!
いまの勤め先には、9月20日まで出社します。
休む間もなく、次の勤め先には、9月24日から勤務します。
初出社の場所は、米国サンフランシスコ。1週間の研修を受け、10月初めには日本に戻ります。
【San Francisco・・・我が職業人生の、新たな門出はこの地で】
すでに8月下旬から決まっていたことですが、いま、ようやく公表できるようになりました♪
今回、転職するということは・・・今のタイミングで脱サラせず、サラリーマン兼業大家を当面続ける、という意思表示でもあります。
実際、サラリーマン兼業大家って、自分の性に合ってると思いますし、今後もサラリーマンの属性を活かして、融資受けて物件を増やしていく・・・という戦略とも合いますし、それに何より、
今回の転職は、お給料の面でも、キャリアアップの面でも、大変、満足のいくものです。43歳になった私を、まだまだ高く評価し、活躍のチャンスを与えてくれる、日本の外資IT業界に感謝、感謝です。
Manachanブログらしく、同業者(ITエンジニア)や、転職希望者が私の経験を活かせるよう、How to的にまとめますね。
【転職しようと思ったきっかけは何か?】
一言でいえば、「成長している業界・企業に身を置いて、バリバリ活躍できる場を求めたい」と思ったからです。
現勤務先には、3年と3カ月、勤務しました。働きやすい会社だと思うし、同僚の皆様には、大変お世話になったのですが・・・残念ながらこの期間、会社の業績は芳しくなく、予算も人員も、縮小に次ぐ縮小を続けました。
当然ながら、私の担当する部署の人数も減り、担当範囲も狭まり、プロジェクトは全面凍結。上層部から「何もするな、とにかく金を使うな!」と言われ続け、管理仕事ばかりが増える一方・・・この環境で、やる気を維持するのが大変でした。
私はかつて、中国で15名の部下、インド企業で11名の部下を持ち、数億円規模のプロジェクトも担当し、成功に導いてきました。そうした過去の職歴と、会社の現状とのギャップに苦しみました。「活躍したいのに、バリバリ能力を発揮したいのに、その場がない・・・」
また、いま43歳という年齢と、履歴書の見栄えの問題・・・そこにも、焦りを感じました。私は28歳でITエンジニアになり、31歳から海外で働き、36歳でプロジェクトマネジャーになり、40歳までは、履歴書上も「おおっ!」と驚いてもらえる、それなりに見栄えの良い経歴を重ねてきました。
ところが今の職場で過ごした、40歳から43歳までは、履歴書に書いてプラスになるような「ネタ」がないのです。実質、キャリアの空白期間みたいなもの。
たとえばの話、今後2年間、今の会社で過ごして、45歳になった時点で、良い「ネタ」になる経歴が積めるかというと、その見込みは正直、ない。
しかも、45歳になったら、43歳時点よりも、転職は明らかに厳しくなるし、その時点で、日本の景気が今よりさらに悪化しているかもしれない。それが分かっているなら、動けるうちに、自分がまだ「旬」なうちに、転職してしまおうと思ったのです。
ITエンジニアは、特に、私みたいに外資系でしか生きられない人間は、「履歴書」が全てです。会社にしがみついて、その結果、放り出されたら、手切金として、いくばくかのお金を、もらえるかもしれない。でも、プロフェッショナルな経歴としては、明らかにマイナスです。私は、そのリスクを冒したくなかった・・・
【不景気な日本で、伸びてる業界って、本当にあるんですか?】
探せば、いくらでもありますよ。
確かに、日本全体としては不景気で、経済のパイは増えていません。でも、詳しくみていけば、
「旧い業界・企業が落ち込んでいる」→経済にマイナス
「新しい業界・企業が勃興している」→経済にプラス
この二つを合計すると、「経済が伸びていない」という結論になりますが、でも、私個人の給与所得だけを考えると、「要は、儲かってる新しい会社に身を置けばいい!」という、シンプルな結論になる。
IT関連でいうと、いま伸びているのは、
・携帯・モバイルデバイス関連 (※今はスマホの時代です。携帯基地局つくってる会社なんか、超儲かってるでしょうな)
・クラウドサービス関連 (※ITインフラを、会社の資産として持たず、クラウドで外出しするのが、今トレンドですからねえ・・・)
・強いパッケージ製品を持つグローバル企業 (※いま日本企業の海外進出がトレンドです。その多くは、日本人も外国人も使える業務パッケージソフト使いますから、その分野で強い製品持ってる企業は伸びている)
逆にダメなのが、「日の丸ITベンダー」とよばれる企業群ですね。日本語しかできず、海外に出た途端にダメになる会社に、明るい未来はやってきません。伸びない日本市場で、すでに過当競争ですから、大変だ・・・
私は、そういう会社いきませんから・・・「儲かってる」、「今後当面、商売のネタありそう」な企業だけを、狙っていればいいのです。
【転職先は、どんな会社ですか?キャリア的にどんなメリットがありますか】
今度の勤務先は、米国シリコンバレーに本拠を置く、「クラウドERP」の企業です。
ERP(Enterprize Resource Planning)とは:企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化=を図るための手法・概念、およびこれを実現するITシステムやソフトウェアのこと
日本の産業全体のトレンドとして、今はどんどん「クラウド」に向かっているし、かつ海外(特にアジア)進出も盛んなので、基幹システムも「クラウド」で外出ししてしまった方が、日本でITシステムつくって、海外に横展開するよりも安上がりと判断する企業も多い。ITエ
ンジニアも自前で雇わなくていいですしね・・・
今度の転職先は、米国のクラウドERPの世界で、15年も専業でやってきた会社。だから日本において、比較優位もあるし、今後当面、会社としてメシの種はあるでしょう。だから、私がバリバリ活躍する場もたくさんありそうです♪
あと、今後、40代後半に向けて、自分の履歴書に「ERPの経験」を書けるようにしたい、というのも、転職動機のひとつです。
私の履歴書を見なおしてみると、「グローバル企業での経験」、「ITプロジェクトマネジメントの経験」、「多言語能力」は、同世代のエンジニアと比べて、申し分ないと思いますけど、
ただ、テクノロジーでみれば、「Webスクラッチ開発」(JavaやLAMP)+「ロータス・ノーツ」くらいしかないのが、少し弱い。
40代の、「いい歳した大人」らしく、ERPプロジェクトをマネージした経験を得て、それを履歴書に堂々と書きたい。それが、今回の転職の、戦略的意図でもあります。
【最後に、どうやって転職先見つけたんですか?】
今回の転職に関していえば、特に、自分から積極的に動いたわけではありません。
私は2007年頃から、Linkedinのネットワークで、自分の英文履歴書をアップしています。だから、東京で活動する外国人転職エージェントから、「鈴木さん、いい仕事あるんだけど、面接受けてみない?」という誘いが、2009年以降、常に来るようになっていました。
ここで、「日本で、日本人が、英文履歴書」というのがミソです。
・日本での就職を希望し、英文履歴書をアップしている外国人(欧米人、アジア人)は多い。
・逆に、日本人で、英文履歴書をアップしている者は少ない
・一方で、日本の企業社会は、外国人よりも、やはり日本人を採りたい。
・だから、私みたいに、日本人で、英文履歴書をLinkedinにアップしていると、目立つし、声かけてもらいやすい。
今回、転職したいなー、と思ったのが、今年の3~4月頃ですが、常に私のメールボックスに舞い込んでくる、「いい仕事ありまっせ」メールに、返事した。ただそれだけ・・・
あとは、転職エージェントが、履歴書添削やってくれるし、面接でも何でも、アレンジしてくれるから、本当にラクです。
「Linkedin+かっこいい英文履歴書」・・・これは40歳過ぎて、日本の企業社会で食いっぱぐれないための、ホワイトカラー必須スキルの一つだと思いますよ。
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1. なるほど(^^)
まずは転職おめでとうございます。
兼業大家のスタンスは私も一緒ですね。
加えて業界も一緒で(私は営業ですが・・・)共感がもてます。この業界、現状維持は大幅な後退ですからね~。成長が全てみたいな・・・
43歳でしたか。今年なら僕と同級生ですね。
これからもいろいろと勉強させてください。新天地でのご活躍期待しています。
http://ameblo.jp/ratracer/
2. おめでとうございます!
読者申請受け付けてくれてありがとうございます。
そして転職おめでとうございます。僕はただ辞めてしまったので今すごく苦労していますし、活躍の場がある場合は転職が一番だと思います。
ブログを読ませてもらって共感する部分が多かったです。僕も活躍する場を他で見つけられませんでしたが、働きたい・働く場が欲しいというのはよくわかりますね。
ともかくしばらくは大変ですね。がんばってください!
http://ameblo.jp/shizuokaooya/
3. Re:なるほど(^^)
>ラットレーサーさん
> この業界、現状維持は大幅な後退ですからね~。成長が全てみたいな・・・
本当にそうなんですよね。どこの業界で働いても、時代に合わせて成長しなくちゃなりませんけど、
ITの場合は、成長しないと、即お払い箱・・ですからねえ。厳しい。
同世代で、IT業界で頑張る仲間からのコメント、心強いです。
http://ameblo.jp/manachan2150/
4. Re:おめでとうございます!
>静岡大家さん
本当にお久しぶりです。コメントありがとうございます。
私の場合は、もちろん、大家・投資家としても成功したいし、そして同じくらい、ITエンジニアとしても活躍したい、という気持ちが強いので、
その場を与えてくれる会社があって、本当に有難いです。
転職してから、最初の1年間は本当につらいですけど・・・望むところです。
http://ameblo.jp/manachan2150/
5. 4年前の転職
私も振り返ってみると、4年前に転職していた。
今、50歳だから、46歳。
この年齢とそこそこのITスキルでよく採ってくれたと、今更のように思います。
運だけはいいのかも。
そして、現在。なかなか厳しい状況です。Manachanと違って、ITに関する興味が薄れてくるとどうしてもアグレッシブになれない自分がつらいです。
大家でそこそこ家賃が入ってきてなんとかなりそうな感じが出てくると、タイかマレーシアでのんびり、ということも夢見てしまうんです。
http://ameblo.jp/ogikubo-ken/