Manachanです。こんにちは。
東京は2月に入り、天気も少しだけ暖かく穏やかになってきました。1月末の酷寒から、とりあえず一息ついた感じですね。
等メルマガでは、「ITが変える社会・暮らし」というテーマも扱うわけですが、その観点から、とても興味深い文章を見つけたので、引用させていただきます。
長文になりますが、ご容赦ください。
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●「インターネット利用税」という考え方
私は現在の日本経済の不況の一因は、インターネットにあると考えています。
インターネットは非常に便利なものですが、逆に経済を不活性化させていると
も考えられます。
インターネットを利用すると、外出せずにその場で欲しい物を最も安い値段
で購入できるので、非常に合理的です。しかし言い換えれば、
外出しないので、車や交通機関は利用しない
→お店に行かないのでお店が潰れる
→誰とも会わないのでコミュニケーションが取れない人が増える
→販売業者は安く商品を提供するので利益が少なくなり、
そこで働く社員の給与は下がる
→消費者は合理的に買い物をするので衝動買いをしない
→お金が流通しない
→経済が活性化されない
という負のスパイラルに陥ってしまうのではないかと思います。
そこでご提案です。インターネットを利用して決済した場合には
「インターネット利用税」を課税してはどうでしょうか?税金が嫌であれば
今まで通り、外出してお店で直接買い物をします。その結果、
車や交通機関の利用者が増える
→お店に行く人が増える
→コミュニケーションが盛んになる
→目的の物を買うまでに他の物も欲しくなり衝動買いをする
(無駄遣いも経済活性化のためには必要と考えます)
→お金が流通する
→経済が活性化する
という正のスパイラルが生まれ、経済活性化に繋がるのではないかと考えます。
以上のような観点から、私は「インターネット利用税」のようなものも
あっても良いのではないかと思っています。人は便利な物に頼りがちですが、
かえって自分たちの首を絞めている場合もあるのではないでしょうか。
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まあ、面白いですね。というか、ビックリですね。
インターネット利用税の考え方、ITの職場に身を置く者としては、「そもそも、技術的に無理じゃん」と思う。
インターネットは、国境など、まったく意味の無い世界。サーバーもルーターも、世界中どこにも置ける。Twitterのつぶやきが、世界のどの国のサーバーに入るかさえ分からない。
日本国内のアクセスポイントを経由して、携帯やPC、任天堂DS、IP電話等でアクセスしたトラフィックを全て捕捉して従量課金(課税)するんでしょうか?あの中国でさえ、そんなことやってないし、
ま、実現する可能性は一兆分の一以下と思いますが、もし実現したら、日本から、世界中の企業が逃げ出すことでしょう。
ま、技術の話よりも、議論の本質は、「IT時代にふさわしい商売のあり方」をどう考えるのか?・・・その一言に尽きると思います。
なぜ、今の人々、特に若い世代が、近くの書店よりもアマゾンで本を買い、近くの量販店よりも価格コムでデジタル機器を買うのか?
なぜ、ポップスはCDショップで買わず、iPodやケータイにダウンロードするのか?・・・まず、その事実から考えなければなりません。
インターネット出現以前は、全ての買い物は、物理的に家を出て、どこかのお店に行くしか選択肢がありませんでした。
それが今は、「外出してお店で買う」のと、「家を出ずにインターネットで買う」のと、二つの選択肢がある時代です。
そして今、人々がどちらを選んでいるのか・・・言うまでもないですよね。
もし、インターネットがあっても、「外出してお店で買う」人が大多数であったなら、「インターネット利用税」を唱えるほど、危機感を覚えることはなかったはずです。
「選択肢のなかった時代」の行動パターンが、「選択肢のある時代」にも通用する、或いは通用すべきだと考えるところが、そもそも間違いなのです。
私たちの生きる、この世界は、常に変化しています。
IT時代を迎えずとも、今から700年以上も前に、この真理を、日本の先人たちが語っていますよね?
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・」
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
もはや人類は、少なくとも日本人は、「外出してお店に行かなきゃ買い物ができない」時代には、永遠に戻れないのです。
「これまでと変わらない生き方をする」ために、「変わらなくちゃいけない」、それが私たちの人生です。
テレビだって、今年、アナログから地デジに移行します。これまで通り、テレビを見ようと思ったら、地デジの受信ができるテレビを買わなきゃいけない・・・万事そうですよね。
ITはさらに、世の中の変化を加速させます。人類がITを知ってしまった今、そしてIT革命が世界中を覆わんとしている今、成功する商売のやり方は、大きくいえば二つしかないと思います。
「IT革命の方向性に合わせて、商売のやり方を変えていく」 あるいは、
「IT革命になじまない部分にフォーカスして商売をやっていく」
前者の例は、枚挙に暇がないので、ここでは詳しく語りません。
要は、マーケティング、出店戦略、ファイナンス、経理財務、人事、それらすべてを含めて、企業経営の全ての領域で、IT時代に一番最適な選択をしていくことですね。
後者の例としては、たとえば、「徹底的にアナログに徹する」というものがあります。「昔から変わらないおばあちゃんの味」とか、「郷土料理を、伝統的なスタイルでいただく」とか、
「昔、サザエさんに出てきた、三河屋さんみたいな、御用聞きビジネス」とか・・一見古臭く見えますが、このIT時代に、ものすごく新鮮で価値のあるビジネスモデルと思います。
逆に、真っ先に淘汰されるのは、IT時代に適応しようともせず、かといってアナログに徹しようともせず、昔を懐
かしみながら、結局、何も変われない個人や企業です。
そういう者には、先細り、衰退の将来しか待っていないでしょう。
「インターネット利用税」の考え方は、それを象徴していると思います。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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1. 面白い意見ですよね
引用された意見は興味深いですが、へーという感じです。同じような意見で電話会社がつぶれるからスカイプに課税しようという意見がでないか心配になります。
そんな事をしたら世界から取り残されるだけなのにね。
http://ameblo.jp/s-msj/
2. Re:面白い意見ですよね
>shigeji.msjさん
はい、全く同感です。
日本は、インターネット・ブロードバンド・モバイルの普及の面では超先進国ですが、意識の上ではまだまだ「アナログおぢさん」が多く、かつ、そういう方々が未だに会社のトップだったりするケースも多い。
その面で、世界に取り残されやすい体質を持っていると思います。
http://ameblo.jp/manachan2150/