【グローバルIT】第15回「クソ上司の不思議」(2010/4/2発表)

Manachanです。こんばんは。

一昨日、香港から帰ってきました。
香港は、気温が16~22度くらいで、快適な陽気だったのですが、
東京に帰ってくると、季節はずれの吹雪でびっくりしました。
今年は例年より寒いようで、4月に入ったのに、桜もまだ、2分、3分咲きですね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新特集 日本列島美味探検
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

第二回は、先月11日に開港した茨城空港から程近い、大洗(おおあらい)海岸の美味をひとつ。

『浜乃納屋』(はまのなや、魚介・海鮮料理)
http://r.tabelog.com/ibaraki/A0801/A080102/8000063/
茨城県東茨城郡大洗町大貫町前原下256-418
電話 029-267-4277

千葉県の柏で育った私にとって、常磐高速を使って1時間強で行ける大洗海岸は、家族旅行や海水浴の定番でした。
そして昔から、「浜乃納屋」での食事は、欠かせないものでした。

大洗海岸の国道沿いから、やや側道に入ったところにある、ログハウス調のこのお店は、いつも常連客でいっぱい。
ここの名物メニューは、豪快な「ジャンボかきあげ」。物凄いてんこ盛りです。ざっと4~5人前はあり、
余程のフードファイターでない限り、一人で完食は無理でしょう。

でも、浜乃納屋で本当に美味しいのは、「つみれ汁」と「釜めし」なんですよ。是非お試しあれ。
他にも、雑炊とか、海鮮丼とか、メニューは豊富。全体的に量が多目なので、家族連れには最適です。

大洗には、アウトレットモールや水族館があり、水戸の偕楽園や、那珂湊漁港など、近隣に観光スポットも多い。
そして、ここから北海道・苫小牧までのフェリーも出ているんですよ。
大洗で「つみれ汁」と「釜めし」食って、はるか北海道まで船旅・・・っていうのも素敵ですよねえ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そろそろ本題にいきましょう。

世の中、職場での悩みは尽きないものでして、特に「上司と合わない」、「アホな上司にひどい目に遭わされた」といった類の話はとても多い。
私が属する、不動産投資のコミュニティでも、「不動産で成功して、めでたく会社員を卒業できた」、「これでクソ上司と顔を合わせないで済む」
といった話は、いつでもどこでも出てきます。

日本の企業社会には、余程、性格の悪い無能な上司が多くて、日々、部下たちを苦しめているのでしょうか?
確かに、上司という立場を利用したパワハラ、セクハラ、いじめ・・・といった類の話は、時折耳にします。ああいうのは論外でしょう。
また、大した能力・適性もないのに、年功序列で部長や課長に昇格して、
仕事は部下に任せっきり、自分は単なるお飾り、ハンコ押し・・・みたいなケースも多々あるのでしょう。

ただ、部下と上司、どちらの立場も経験してきた私が思うのは、
まともな企業組織において、上司という仕事は、部下の数倍、大変なんです。
言い換えれば、「人に使われる仕事」より、「人を使う仕事」の方が、ずっと難しくて、高いスキルが必要なんです。

たとえば、言葉は悪いですが、運悪く「クソ上司」に当たる確率と、「クソ部下」に当たる確率が同じだとすると、
部下の立場で「クソ上司」に当たるよりも、上司の立場で「クソ部下」に当たった場合の方が、数段辛いはずです。

なぜなら、(ブラック企業は別として)、ちゃんとした企業組織であれば、
上司(例えば「部課長」)には、チーム全体(数名~数十名)の仕事の成果および結果責任を求められるはずで、
それを実現するには、部下たちにしっかり働いてもらわなければならない。さもなければ自分が干されてしまいます。

ですので、たとえば上司と部下の性格が合わず、コミュニケーションがうまくいかなくて、思うような成果が出ない場合は、
もちろん、部下にとっても辛いですけど、上司にとっては、それに数倍する辛さがあるのです。

あと言うと、英米系のグローバル企業の場合、上司(例.ラインマネジャー)の職の安定度は、部下より低いのが普通です。
確かに、部下たちより高い給料が支払われますが、その分、明確な目標を与えられます。仮にそれが達成できない場合、
その理由がロジカルに説明できれば良いけれど、それができなければ、上司から真っ先に、クビ切りの候補になります。
ドライに考えれば、払った給料分の仕事をしない者は、給料の高い順に切られるのが当然でしょ、という理屈になるわけですね。

ですので、そうした組織で働く上司ほど、部下にものすごく気を使う者が多いように思います。
常に腰を低くして、快く部下の相談に乗り、誕生日パーティーを企画したりと、日々、気持ちよく働けるように様々な配慮をするものです。
こうした企業風土では、部下をこき使ったり、威張り散らしたりするような「クソ上司」は生まれにくいのでしょう。

逆に、「クソ上司」を生み出す会社というのは、どこか根本的に間違っているのだと思います。
例えば、上司となる社員に、「人を使って成果を生み出す」、「人を育てる」といったスキルを求めなかったり、明確な目標を与えなかったり・・・等々。
その状況がいつまでも是正されないのなら、その会社はすでに「終わってる」のかもしれません。

次回に続く。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
メールマガジン「目指せ!グローバルIT技術者」
☆発行責任者:manachan
☆公式サイト:http://plaza.rakuten.co.jp/manachan2150
☆問い合わせ:mana33chan@aol.com
☆登録・解除:http://www.mag2.com/m/0001003000.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

Facebook にシェア

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*