【グローバルIT】第10回「果断力と企業社会サバイバル」(2010/1/9発表)

今日は、東京にて平常通りオフィスに出社。

今年も、ちゃんと仕事にありついていることを、それで家族全員が暮らしていけることを、改めて、有難く思います。

思えば、私にとって、2009年は、サバイバルの年でした。

その前年の後半から、リーマンショックと世界同時不況が襲い、世の景気は真っ暗になりました。

そして新年早々、いきなり、勤め先の会社トップがとんでもない不祥事を起こし、存続が危ぶまれる状況に陥りました。
私は生活の糧を求めて、荒海のごとき転職市場に乗り出しました。

その当時、2009年の2~4月は、私がこれまで経験したことのない、ひどい景気状況でした。求人は恐ろしく冷え込み、
当てにするはずの転職エージェントが次々に廃業する、といった有様。

そんな中で、辛抱強く転職活動を続け、結局、今の勤め先に運良く拾っていただき、今でも、日々元気に働いております。

悪条件のなか、サバイバル転職に見事成功したことにより、私は一層自信を深めることができました。
あの2009年大不況を生き延びた、その経験は一生の宝。昨年は私の人生にとって、最高の1年となりました。


私は昨年の転職活動で、アクシアムという会社に出会いました。
http://www.axiom.co.jp/index.html

アクシアムは、東京に本拠をおき、エグゼクティブ等ハイクラス人材の転職斡旋やキャリアコンサルティングを手がける会社で、
私がこの業界で最も尊敬するプロフェッショナル集団でもあります。

アクシアム渡邉社長による、年頭コラム「果断。行動が未来を創る」は、とても味わい深い文章でした。
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2009年は、失業した方のみならず、転職を希望した方、自ら退職した方、MBAを取得した方、大学・大学院の新卒の方など、
すべての就職活動をする方々にとって職を得ることが容易ではなく、苦労をされた年でした。

このような状況下でさらに筆者が懸念するのが、「高いレベルでの職業経験、スキルをお持ちの方、
これまでも高報酬を得られてきたような極めて優秀な方でさえ、次の仕事が見つからない」という、
かつてない事態に陥っているということです。
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確かに、2009年前半の転職市場は、滅茶苦茶でした。あの頃は、金融、IT、戦略コンサル等で、華麗なキャリアを積んできた
超プロフェッショナルまでもが、仕事にあぶれたのです。

そんな凄い方々と、この私ごときが、たった一つのポジションをめぐって争ったのです。そのポジションでさえ、
雇用主の都合で取り消しになったりする・・・一体どうすれば、次の仕事にありつけるんだろうと、私は天を仰いだものです。

文章は、さらに続きます。

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多くの賢明な諸氏は、

1.求人市場の現実を見て(「やってくれ」と言われるニーズを知り)、
2. 自分の力を客観的にとらえ(「やれる」ことを理解し)、
3.キャリアビジョンをもつ(「やりたいことを探す」)

ことをすでにされているはずです。 それで十分、良いキャリアになりえました。

しかしながら、2009年はこのような行動をしてきた方でさえも苦境に立たされてしまったのです。
では、これからの5年間は具体的にどうすればいいのか?

必要なのは、上記の3つに加え「未来について考えること」でしょう。現代社会が直面している課題と同じく、
未来へ向けて「持続可能なキャリアの開発」を考える必要が出てきたのだと思います。

「今」はすぐに「昔」になってしまうことを強く意識し、将来にわたり「やってくれ」と言われるようなキャリア、
将来も「やりたい」と思い続けられるキャリアを考えていくことが求められ始めたといえます。
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要は、世の中のニーズ、流行り廃りだけを基準にキャリアを考えるのではなく、地球人類に必要とされるような仕事、
ないしは自分が心からやりたいと思う仕事を、キャリアとして開発していくことが、これから求められてくるのでしょう。さらに続きます。

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社会がさらに変化しつつある今、我々もさらに進化しなくてはなりません。社会の変化とともに、これから新しく生まれてくる
様々な機会、ニーズに目を向け、環境変化に対応した人がこれからの時代をリードすることになると考えます。

そして、その「進化」のために今必要となるのは「行動」です。

2010年に最も必要なのは「果断」であり、思いきってどんどん行動していくことです。これまでの常識や成功体験にとらわれず、
住み慣れた土地を飛び出していく勇気を持つこと。
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社会の変化を鋭くつかみ、常に進化していくためには、勇気を持って、思い切って行動を起こすことが何より大事、というわけですね。

実際、頭であれこれ考えるよりも、行動した方が早い。行動を起こせば、周囲から反応が返ってくる。それを読み取ることにより、
自分の進むべき道、追求すべきキャリアを見出す。あるいは、自分の夢を実現する上で、良きパートナーと出会う・・・
そんな実践の積み重ねが、次の時代のリーダーをつくっていく。

要は、「果断」力のある人間が、この厳しい時代に適応して、新しい時代を切り拓いていく。それが、この文章の趣旨だと思います。

2010年は、日本も世界も、復活に向けて、変わらなきゃならない年。それに歩調を合わせて、私たち一人ひとりも行動を起こし、変化・進化せねばなりません。

こんなエキサイティングな時代に生きていることを感謝しつつ、さらに活躍していきたいと思います。

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