manachan

最近、Youtuberになってます(笑)

皆様こんにちは、Manachanです。久々のブログ更新になります。皆様お元気でしょうか?

新型コロナで、私のライフスタイルも大きく変わりました。今年3月中旬まで、年間のうち3分の1は海外の出張先で過ごすライフスタイルを送っていましたが、今や海外渡航がほぼ無理になり、その結果、自由時間のほとんどを、東京の自宅で過ごすようになりました。

東京はつい最近まで緊急事態宣言下にありました。私の運営する会社は全面テレワークに切り替え、プライベートでも都内で用事を済ます以外は余り外出せず、自宅で仕事場所を確保して、連日Zoomミーティング等に明け暮れました。

コロナで嬉しい誤算もありました。これまでと違って「移動」しないと、自由に使える時間がたくさんできるものですね。自宅テレワークに慣れれば、労働生産性がこれまでより上がる面もあると感じます。

当面、海外出張に出られないので、これまで海外各地で撮りためた動画コンテンツや、過去に行ったセミナーなども、すべてYoutubeで無料公開することにしました。

最近の私は、週2回行うYoutube対談番組収録や、同じく週2回開催する海外不動産オンラインセミナーのYoutube編集・公開などの仕事が多く、時間の使い方としては「にわかYoutuber」になった気分です。

上記コンテンツは、私の運営する(株)国際不動産エージェントのYoutubeチャンネルにまとめています。内容かなり充実してきました。

是非チャンネル登録をお願いいたします!⇒ https://bit.ly/2GpvXy8

いくつか、目玉コンテンツがあります。

1)「海外不動産セミナーの動画」
もとは参加費5000円の有料セミナー、かなり時間とお金かけてつくったものです。クオリティには自信あり。

https://www.youtube.com/channel/UCZD_NMLqOjyYZLHNgc1R3WA/playlists

バックナンバー一覧…興味のあるものを、何でも試聴してみてくださいね。

「2020年」
2月:アメリカ地方都市不動産投資のおすすめ
1月ポートランドへようこそ

「2019年」
12月:旧ソ連圏の不動産事情
11月:アトランタ勉強会
10月:メルボルン不動産投資と暮らし方
9月:カナダ不動産投資
7月:米国不動産免税ゾーン(オポチュニティゾーン)
5月:最悪アメリカ不動m産物件(海外クソ物件)
4月:埼玉&ダラス、テキサス不動産投資
3月:イギリス地方都市の不動産投資
2月:世界の大家さん成功物語と考察
1月:ハワイ視察報告

「2018年」
12月:インド・デリー視察報告
11月:世界からみた東京不動産

2)「世界の街角から」シリーズ
私が数年間にわたり、GoPro片手に、世界中で不動産視察・仕入れに行ってた時に撮ったビデオ動画を無料公開しました。

https://www.youtube.com/watch?v=MaygGu3ftO4&list=PLk7D8mNtYcuc_61AzN7-s2SapLM7Vvjro

掲載都市一覧(私がちゃっかり買ってる物件も時々出てきます)。
・英国(ロンドン)
・米国(ニューヨーク、ハワイ、デトロイト、アリゾナ、フロリダ
・オランダ(アムステルダム)
・ドイツ(マーブルク)
・スペイン(バルセロナ)
・ロシア(モスクワ)
・エストニア(タリン)
・インド(デリー
・ウズベキスタン(タシケント)

3)「Youtube対談番組」(週2回更新)

今年5月5日から、コロナを含むタイムリーな不動産トピックを、対談形式で語ります。
https://www.youtube.com/channel/UCZD_NMLqOjyYZLHNgc1R3WA/featured

バックナンバー一覧

Vol.1 「コロナ時代の心構え 」
https://www.youtube.com/watch?v=Ajzhsf8hfDA

Vol.2 「 コロナ時代の海外不動産事情 」
https://www.youtube.com/watch?v=x9LX9ofsU3s&t=602s

第3回 「Withコロナ時代の不動産事情その1・・・大打撃!地方の民泊ゲストハウスはどうなる?転んでもただではおきない不動産の実力 」
https://www.youtube.com/watch?v=sDpVkBvH-ec&t=226s

第4回 「Withコロナ時代の不動産事情その2・・・コロナで東京の不動産はどうなる?東京でこれから人気の出る不動産とは?富裕層の投資行動の影響は?」
https://www.youtube.com/watch?v=ZQHVUPYXLf0&t=420s

第5回 「個人投資家が語る!海外不動産投資の成功と失敗ー前編」
https://www.youtube.com/watch?v=Kbnf59gtcH4&t=948s

第6回「個人投資家が語る!海外不動産投資の成功と失敗ー後編」
https://www.youtube.com/watch?v=hsdvHuC6Viw&t=38s

第7回「コロナ課題解決のカギ!世界を魅了する白馬ー前編」
https://www.youtube.com/watch?v=0wlmZpNp0oQ&t=10s

第8回「コロナ課題解決のカギ!世界を魅了する白馬ー後編」
https://www.youtube.com/watch?v=oE-6iYtmZmE&t=1198s

今後の予告ですが、

第9回「海外不動産業者のアフターサポートについて」(6/2 配信予定)
第10回「海外不動産紹介において、弊社が国選びから始めるのはなぜか?」(6/5 配信予定)

ますます内容充実していきます。繰り返しになりますが、
是非チャンネル登録をお願いいたします!⇒ https://bit.ly/2GpvXy8

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人生で持つべき友「医者」「弁護士」、地味に大事な「不動産屋」

こんにちは、Manachanです。今日はクリスマスイブですね。いつもご愛読ありがとうございます。

 

人生で持つべき友は「医者」「弁護士」「不動産屋」とよく言われますね。身体や健康のことは信頼できる医者、人生で時折り巻き込まれる法律トラブルには信頼できる弁護士がいれば安心度が断然高まります。そして、一生で最も高額な買い物といわれる不動産の購入や売却は、信頼できる不動産屋に相談すべきことは言うまでもありません。

(なりたい職業、尊敬される職業かどうかというと、前二者に比べて不動産屋の地位は明らかに落ちる気がするが…ま、それはそれとして)

 

私の視点でいうと、「不動産屋選び」は、ものすごく大事で、かつ難易度の高い話だと思います。なぜなら、

・不動産の売買に伴う「選択」は、その後、何十年もの長きにわたり人生に影響する。

・それだけの長期視野でお客様の立場で考えてくれる不動産屋はかなり少ない(私の印象では15%くらい)

・長期視点でお客様の立場に立ってくれる「良い不動産屋」に相談するのと、目先の仲介料を追うだけの「悪い不動産屋」に相談するのとでは、結果的に何千万円もの差が出てしまうことがある。

 

端的にいうと、不動産屋には悪い奴が多いから気をつけなさいってことです。多分、医師や弁護士に比べて悪い奴にあたるリスクが高い。不動産取引経験のない素人が業者セミナーとか、街の不動産屋に行って相談すると、(広義の意味で)騙されたり、業者に都合の良いだけの、客のためにならない物件をつかまされる可能性が高い。

 

つい先日も、20代後半の女性教師が、お母様と一緒に相談に来られたばかりです。その方は「東京の城東地区のマイナーな駅最寄りの新築ワンルームマンションを業者にすすめられて、全額を信販ローンで購入」してしまい、2年後「その業者に家賃保証を打ち切られるかもしれない」との話を受けて、弊社に相談に来たのです。

でも、すでに買っちゃったものはどうしょうもないですね。私の見立てで、いま再販しても1600万円の値しかつかないものを、2600万円出して買っちゃってる。残債もほぼ減ってないので身動きが取れない。さらに、毎月のキャッシュフローは数千円のマイナスなので貯金もできない。

私がアドバイスできることは、「より金利の低いローンへ借り換え」で返済をラクにしながら、とにかく頑張って物件貸し続けて債務を返済して、あと8年~10年後に売ってチャラにすること位ですかね。痛い失敗ですが、その時点で30代後半、まだまだやり直しはきく。

 

私思うのです。もしその方が訳わからん業者のワンルーム販売セミナーなんか行かずに、真っ先に私に相談に来てくれればよかったのに…私なら、「こんな物件買ったら、業者と金融機関の養分になるだけですよ。絶対におすすめしません」と言いますね。

その相談をするのとしないのとで、下手したら1000万円以上の差がついてしまうのです。人生が全然違ってきてしまうんですから。

 

私はお客様の長期的な利益を考えて、親身に相談に乗ります。相談料は定価3万円、是非お役立ていただければと思います。私は日本国内および世界中の投資不動産に通じており、「海外」と銘打ってはいますが国内不動産のアドバイスもできます。

https://ipag.jp/kaigai_soudan

 

「これ買っていいんだろうか?」…そう思ったら是非ご相談を。人生の大きな選択に、私の力をお役立てください。

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ソフトバンク出資の不動産ベンチャーは業界を変えるか?

こんにちは、Manachanです。

前回は、ソフトバンク・ビジョンファンドの出資を受けて、鳴り物入りで日本に進出したものの目下苦戦が報じられるOYO LIFEについての体験談を書いたところ、12,000ページビュー突破の大好評をいただいたので、気を良くして、今回は「OYOやWeWork以外の、ソフトバンク出資の不動産ベンチャーがどうなっているか?」を、主にアメリカを舞台にお話ししたいと思います、。

 

今回の話で、押さえておくべきキーワードは、2つあります。

「ユニコーン企業」

「ZORC」(不動産版GAFA)

 

ユニコーン企業とは?

2013年に登場した概念で、「評価額10億ドル(1 Billion USD)以上」「未上場」「スタートアップ」「テクノロジー企業」という4条件を全て満たした企業を指します。

2018年3月現在、全世界にユニコーン企業は279社あり、急増中。その大部分は米国と中国にあります。有名どころでは、Uber、Didi(滴滴出行)や、AirbnbやSpace Xなどがあります。

孫正義氏がサウジアラビアのムハンマド皇太子と組んで2017年に発足した10兆円規模のソフトバンク・ビジョンファンドは、主に世界的なユニコーン企業に出資しています。前回とりあげたOYO Roomsや、いま話題のWeworkも、共に不動産・コンシューマー分野のユニコーン企業です。

現時点でソフトバンク・ビジョンファンドは日本企業にはほぼ出資していません。そもそも、日本にはユニコーン企業が3つくらいしかありませんから…つい先日、世間を驚かせたLINEとヤフーの合併劇は、ソフトバンク・孫正義氏が資金を入れた、日本初のユニコーン企業ともいえます。

もっとも孫氏は日本市場など眼中になく、10年前のアリババみたいに、投資したユニコーンが上場・世界規模で大化けすることで、兆単位のリターンを狙っているのでしょう。

 

ZORCとは?

米国で支配的な巨大IT企業としてGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)の4社は有名ですが、その不動産テック版ともいえるZORC(ゾーク)が、いま米国不動産業界の話題をほぼ独占しています。

ZORCは、Zillow, Redfin, Opendoor, Compassの頭文字。うち2社(Opendoor, Compass)には、ソフトバンク・ビジョンファンドの巨額資金が入っています。巨大投資ファンドがテクノロジーに投資して、既存の業界構造を根こそぎ変えようとするのがAI時代のトレンドなのかもしれません。米国は、その動きの最先端にいます。

 

ZORC4社について簡単に解説しますね。

Zillowは、2006年創業。言わずと知れた米国最大の不動産ポータルサイト運営企業。本社はシアトル。NASDAQ上場しており、時価総額は2019年11月末時点で81億ドル(8800億円)。創業者Rich Barton氏の連続起業家としての経歴は凄まじく、ZillowのほかExpediaやGlassdoorも創業・大成功させている。Zillowは2015年競合不動産ポータルサイトTruliaを買収し、全米で物件登録数1億件を擁する独占的な地位を活かして、最近は仲介業に力を入れており、さらにオンライン買取再販(i-buyer)事業にも進出して、後述Opendoorの最強ライバルと化している。

RedfinZillowと同じくシアトルを本社とする、2004年創業の企業。不動産ポータルサイトが有名だが、実態は「ITを使った仲介業」で、Redfinサイトを通じて成約した不動産エージェントから得る契約金額の1~2%の報酬が主な収益モデル。REMAXなど伝統的な不動産ブローカー大手との協業で業績を伸ばしてきたが、今年に入ってエージェント中抜きして顧客が売主に直接オファーできるRedfin Directというサービスを打ち出したことで業界に大きな波紋が広がっている。NASDAQ上場しており、時価総額はZillowよりはずっと小さく、2019年11月末時点で18億ドル(1900億円)。

 

次に、ソフトバンクのお金が入った2社について、

Opendoor2014年にサンフランシスコのY-Combinatorから巣立った、オンライン買取再販(i-buyer)専業のスタートアップ企業。フェニックスやダラスなど、人口増加中で築浅の戸建物件が多い均質な不動産市場を持つ街に進出して、独自のアルゴリズムで月1000件単位のオンライン買取事業を実施して、i-buyerとして業界最大手にのし上がった。現時点で未上場。最近は進出先都市での競争激化に伴い、ロサンゼルスなど高額中古物件の多い都市に進出したり、Zillowがi-buyer事業に参入することで強力なライバルとなる等、成長の岐路に立たされている。なお、2018年10月にソフトバンク・ビジョンファンドは同社に450億円を投資している。

 

Compass2012年にニューヨークで起業した不動産仲介会社(ブローカー)。「テクノロジーを使って不動産仲介の生産性を上げる」を旗印に、サンフランシスコなど高額不動産が多い街に一挙進出し、優秀なエージェントを巨額の移籍金やストックオプションを使って引き抜く戦略でシェアと売上を急激に伸ばしている。但し敵も多く、業界最大手のRealogyをはじめ数社から訴訟を受けている。現時点で未上場。現時点では赤字体質が改まっておらず、収益化が喫緊の課題とされている。なお、ソフトバンクビジョンファンドからは2018年に450億円の出資を受けてけいる。

 

私は職業柄、アメリカの不動産業界イベントに多数参加しますが、ここ2年ほどは、どこへ行ってもOpendoorやCompassが話題にのぼる頻度が凄く、その多くは戦々恐々としています。

それもそのはず、仲介手数料を収益源とするエージェントからみると、Opendoorの手がけるi-buyer事業は手数料を中抜きしてオーナーと直接売買するビジネスモデル。同社がこのマーケットを開拓してしまった今、Zillowでさえi-buyer事業に参入。そして、長年エージェントの味方だったRedfinでさえ、中抜き直売サービスを始める始末。

一方Compassは、仲介手数料モデルに基づいたビジネスモデルとはいえ、Realogy、Remax、Keller Williamsなどのエージェント大手からみれば、Opendoorは巨額投資マネーにものを言わせて優秀なエージェントを引き抜く、憎っくき競争相手に他なりません。

 

このような、既存の業界秩序を乱して成長する新興勢力は、アメリカではDisrupter(創造的破壊者)と呼ばれます。アメリカ産業の歴史は、ある意味、Disrupterたちが創ってきたと言ってよい。フォードしかり、AT&Tしかり、IBMしかり、GAFAしかり…不動産業界でも、例えば既存大手のKeller WilliamsやRemaxは1980年代のDisrupterとして、ライバルをなぎ倒して成長してきたわけです。

孫正義氏のソフトバンク・ビジョンファンドは、誤解を恐れずにいえば各業界のDisrupterを支援し、あわよくば業界を根こそぎ変える、アリババみたいな巨大独占企業になっていただき、結果として兆単位の利益をもたらして欲しいという動きであり、その意味で彼は「ものすごくリスクを負う真の勝負師」なわけです。そのように考えると、彼の意図が分かりやすくなると思います。

私も投資家のはしくれとして、孫正義氏のケタ外れの勝負師ぶりには大きな魅力を感じます。彼の思考の先には、とてもエキサイティングな(でも社会全体の調和という観点からすると結構こわい…)世界が広がっているはずで、引き続き楽しく注視していきます。なお、ユニコーン企業が3社しかない日本だけで思考すると、彼のスケールが理解できないので、米国や中国、インドなど、でかくてイノベーティブな国に頻繁に出かけて定点観測する必要も感じますし、実際にやっています。

 

最後に、ソフトバンクが巨額出資しているOpendoorやCompassが無事上場して、企業価値をさらに高めることができるのか?私は、「いずれも厳しい。Opendoorなら可能性あるけど、Compassは難しい」とみています。

すでにi-buyerの領域で独占的地位を得たOpendoorにとって、当面の課題は巨人Zillowとの競争。あとはアメリカ不動産市場のクラッシュが懸念材料ではあります(不動産物件を大量に自社保有するビジネスモデルゆえ、市場がクラッシュすると不良在庫が表面化して、一気に危機が来る)。同社はすでに「利ざやで稼ぐ」収益構造が確立済なので、競争に勝って収益強化が飛躍のカギでしょう。

一方、Compassの前途はよく分かりません。少しWeWorkと似ていますが、投資家の巨額資金を使って赤字覚悟で一気にシェアを広げたのは良いが、シェアをとった後、いかにしてマネタイズ&黒字化するかの道筋が見えないです。私にはCompass所属の優秀なエージェントの友人が数名いますが、彼らにストックオプションを持たせている以上、いずれかの時点で上場しなくちゃならない。かといって市内一等地に高額なオフィスを借りる等、高コスト体質でもあり、ビジネスモデル的にはRemaxなど既存のライバルとそう差別化できるように見えないし…何を繰り出してくるか分かりませんが、今が勝負どころですね。

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