中国上海でセミナー講師に

グローバル不動産投資家Manachanです、こんばんは。

これまで、メルマガ、ブログ、Twitterなどで、何度かアナウンスしてきた「海外不動産投資セミナー」ですが、
ようやく、開催日と開催場所が決まりましたので、下記にお知らせします。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「海外不動産投資セミナー」
☆開催日:2/5(土)
☆開催場所:東京・神田 インフォトップ会議室
東京都千代田区神田須田町2-2 ITC神田須田町ビル8F 
      http://infotop-a.jp/room.html

☆当日の予定:  14:30 開場
        15~17時 セミナー
        18時以降 懇親会

▼まずはお気軽にエントリーしてください(^^)。
 http://private-arts.com/url/c/01204.html
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

セミナーで、皆さまにお会いできるのを、楽しみにしています。
日程が合わず、今回、涙を飲んだ皆さまには、DVD教材を用意するなど、できる限りのサポートはしたいと思っています。
また、「海外不動産投資セミナー」自体を、今後、シリーズとして定期的に開催していくことも、検討しております。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

もう一つのお知らせです。海外の話になりますが、
2月26日、中国・上海にて、東南アジア不動産投資をテーマとするセミナーの講師をやることが確実になりました。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
☆開催日:2/26(土)
☆開催場所:中国・上海のフォーシーズンズホテル(四季飯店)の予定
      http://www.fourseasons.com/jp/shanghai/  
☆当日の予定: 14~17時 セミナー
(私は、第二番目のスピーカーで、おそらく15~16時あたりの枠をいただいて話すと思います)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

場所が上海、聴衆は中国人投資家が対象なので、私は当然、中国語でプレゼンすることになります。
講演内容は今のところ、下記を想定しています。

「不動産のグローバル分散投資を実践する投資家の立場から、フィリピンなどアジア新興国マーケットをどう位置付け、どう攻略し、いかに利益をあげていくのかを考える」

日本人向けでも、中国人向けでも、私がお話しするスタンスはほぼ同じですが、
中国人向けには、皆さん興味のある「ビザ」、「永住権」、「送金」などの話題を、より多く盛り込もうと思っています。
上海やその周辺に在住の皆さん、セミナー聴きにきてくださいね。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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メールマガジン「世界どこでも不動産投資(豪州、中国、日本等)」
☆発行責任者:manachan
☆公式サイト:http://plaza.rakuten.co.jp/manachan2150
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不動産投資セミナーやります!!

おはようございます。

昨年は、いろんな不動産セミナーに出まくった一年でしたが、今年はさらに進んで、自分で不動産セミナーをどんどん企画したいと思います。
何事でもそうですけど、授業を受ける立場じゃなくて、授業する立場になった方が、より多くのものを学べるし、上達も早い。
私は不動産投資経営の世界で、まだまだ学ぶことがたくさんありすぎるので、スキルアップのスピードを速めるためにも、「自分でやる」ことを、今年の目標に据えたい。

と思っていたところに、私が以前から購読している「SE大家たくちゃん」のメルマガで、「海外不動産投資セミナーやりたい!」と書いてあるのを読んで、
私は居ても立ってもいられず、彼にメールで連絡を取りました。「一緒にやりましょう」と。

彼のメルマガ・ブログはこちら・・・

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
こんにちは!SE大家たくちゃんです。
不動産投資を中心にネットビジネスや副業など、
「如何に効率よく資産を築いていくか?」というテーマで
様々なノウハウを公開しています。
今登録していただくと、
初回のメールで僕の渾身レポートを3つプレゼントしています。
この機会にぜひ購読してくださいね。

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先日、新宿で美味しいメキシコ料理に舌鼓を打ちつつ、たくちゃんと実際に会って話して、意気投合。
とんとん拍子に話が進み、わずか2週間後(2月5、6日のいずれか)のセミナー開催と、話す内容、会場まで決めてしまいました♪

今回のセミナーでは、日本の不動産投資と諸外国(特に新興国)での不動産投資の違いについて、お話しする予定です。
海外投資初心者向けの、分かりやすい内容でお話ししますが、私が身銭を切って、時には痛い目もみながら、身につけてきたノウハウの一端に、触れることができると思います。

最近では、海外不動産投資のセミナーも時々行われるようになりましたが、その大半は、海外の物件を売りたい業者の主催するもので、どうしてもバイアスがかかってしまうものですが、
私やSE大家たくちゃんのセミナーは、営利抜き。純粋に投資実践者の視点からお話ししますので、その意味でも、有益な学びの場になると確信します。

このセミナーに興味のある方は、

 ▼まずはお気軽にエントリーしてください(^^)。
 http://private-arts.com/url/c/01204.html
 ※日程は2/5もしくは2/6の希望者が多い方に開催します。
 まずはお気軽にエントリーしてください。
 質問も受け付けます(^^)。

当日は、
 15時から2時間セミナー
 18時から2時間飲み会

という形になります。
両方参加でもいいですし、どちらか片方だけでもOKです。

セミナーの具体的な内容ですが・・・まだまだ、初期の柔らかい段階ですので、
「こんな内容について、話して欲しい」といった意見・要望は大歓迎!適宜、セミナーのトピックとして反映していけると思います。

それでは、セミナー・懇親会の場でお会いできるのを、楽しみにしています。

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今さらグローバル人材育成?

Manachanです。こんばんは。
今年の冬は本当に、寒い日が続きますね。皆さまどうぞ、ご自愛のほど。

ところで、今日の日経の記事、面白かったです。

育てグローバル人材 経団連、日本人留学生に奨学金

いつの間にか、日本の企業社会も様変わりしたものですね。
一昔前までは(業界によっては今でも)、日本国内でばかり商売していたのに、今では血眼になって、急速なグローバル展開を図ろうとしている。
人口が減り、所得も増えず、縮小する日本市場にいつまでも頼れないことが分かった日本の各企業は、外に活路を見出し始めたようです。
企業が生き残りをかけて、リスクをとって、世界の荒波に漕ぎだそうとしていることは、日本経済の浮揚のためには、望ましいことかもしれない。

しかし、グローバル展開を目指すのは良いけど、肝心の「人材」がいない。むちゃくちゃ不足している。
外国人留学生の採用、海外現法からの幹部抜擢までしても、それでも断然足りないから、展開できない。欧米系、アジア系の多国籍企業との競争など夢のまた夢。

これまで「ニッポン」にどっぷりつかってきた組織で、純粋培養された人材が、上司の指令で、いきなり、「中国へ行け」、「広東省の工場を管理しろ」と言われたところで、使い物になるわけがない。
嫌々ながら、付け焼刃で新興国の勉強はじめたところで、そんな組織が世界でまともに戦えるわけがない。

まさに八方塞がり。焦る企業、経営者。フラストレーションの矛先は、日本の内部に向かう、かくして、

「日本の若者は内向き」

という一大言論キャンペーンが、日経新聞あたりを中心に繰り広げられる。

日本の企業社会様は、今すぐ、グローバル展開をしたい。そのニーズに、日本の若者はなぜ応えられない?実に嘆かわしい。
学力試験の結果は下がるは、ハーバードへの留学者数も減るわ、これでは近隣アジアとの競争に負けて、日本は沈没するだけだと、言わんばかり。
まず経営者が声を張り上げ、御用学者が次々と同調する。

私に言わせれば、良い年をした大人のビジネスマンが、いまさら、何を言うのかと思いますよ、まじで・・・。
今さら、そんなこと言うくらいなら、1995年頃から、地道に、グローバル展開に取り組んでいれば良かったんですよ。
あの頃は、業界一位の企業が、海外で少し痛い目みたからって、経営陣が「これからは国内販売に力を入れる」と言い出す、そんな時代でした。
すでに成熟し、マーケットが拡大しない日本の市場で、業界最大手が国内に注力したらどうなる?結局、業界の下位企業を潰すだけですよね?

業界最大手、二番手、三番手こそ、積極的に世界に出ていって、販路を広げて、世界一を目指すべきだったのに。
いま、サムソンや台湾HTCが世界で成功しているのは、その当時から、積極的にグローバル展開やって、人材を育ててきたからでしょう?
その少し前の時代、日本の自動車・電機産業が一番輝いた時期がありましたが、それも、長年にわたるグローバル展開の賜物だったわけでしょう?
バブル崩壊の後始末など、様々な事情があったにせよ、1990~2000年代に、日本の企業社会・経営者が内向きマインドになった時期が長く続き、
結果、2010年代を生きる我々はいま、その代償を支払わされています。「いつまでも、デフレ脱却できない日本」という代償を。

その過去の反省から、企業がグローバル化に走るのは、方向性としては正しいと思うし、
奨学金というかたちでお金を出して、日本人のグローバル人材を育てるのも、良い傾向だと思う。
それと並行して、私が提唱したいのは、

「海外で働く、日本人グローバル人材に魅力的なポジション・給料を与えて、帰国を促す」

ことです。実際問題、グローバル展開する上で、この方式が一番リスクも少なく、効果的にできるのではないでしょうか。
彼らは日本語ネイティブ、かつグローバルビジネスの即戦力なんですから、日本人の若者や、外国人留学生を、時間かけてトレーニングするより、時間もかからないはず。

中国は、まさにそれをやりました。欧米で職業経験を積んだスキルの高い華人を、どんどん中国に呼び戻して、経済発展に貢献させました。
中国の給料水準は、欧米に比べればまだまだ安いので、各地の地方政府が、外国人や在外華人の有効税率をほとんどゼロにして、手取りを増やしてあげた。就労ビザもすぐ取れるようにした。
長年にわたる、高度人材誘致努力の甲斐あって、中国は非常にダイナミズム溢れる経済社会となり、高成長が続き、GDPでついに日本を追い抜きました。
だからこそ、日本もやるべきだと思うし、やれない理由はないと思います。

だから、経団連、経済同友会の会長あたりが、こんなスピーチでも一席ぶてば良いと思います。

「我が国はいま、ピンチです。だから、海外で働く日本人同胞の皆さん。祖国に帰ってきてください。我々と共に、力を尽くして、日本経済を再興しましょう。」

「海外でグローバルな経験を積んだ日本人の皆さまに、気持ちよく働いていただくために、当社ではこのポジションと、XXXX万円の年俸を提示します。帰国後の住居サポートもいたします。」

もしも今、私が海外で働いていて、このスピーチを聞いたなら、私は感涙の余り、一大決心して、日本に帰国していたかもしれません。
海外で働き、成功すればするほど、不甲斐ない祖国の姿を憂い、何とかしたいと思うものです・・・
それでもまあ、最低、年俸2000万くらいは提示されないと、割に合わないとは思いますけどね。

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IT革命、本番はこれから

おはようございます。Manachanです。
久々のメルマガ更新になりますね。年も改まり、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私がIT(情報技術)業界に参画したのは、1997年3月。今から14年も前のことです。
その当時、同期の友人と、こんな話をしていたのを、今でも覚えています。

「俺ら、この道で、あと10年は食っていけそうだな」
 

いま振り返れば、10年どころの話ではありませんでした。ITという新しい技術がもたらした産業・社会やライフスタイルの変革は留まるところを知らず、 
多くの会社組織や個人にとって、ITへのニーズは高まるばかり。もし私が、今から1997年に戻れるのなら、このように言っていたかもしれません。

「俺ら、この道で、30年は間違いなく食っていけそうだ」

もっとも、ITという業界、ITエンジニアという職能が何十年も続くことと、その世界で個人が生き残っていけるかというのは、全く別の問題ではありますが・・・

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思えば、この10年だけをとっても、ITの力によって世の中が様変わりした例は、枚挙に暇がありません。
誰にも身近な、「ショッピング」だけを例にとってみても、

・書籍を、Amazon.comなどネットで買う人が増え、その代わり、少なからぬ「街の本屋さん」がつぶれた。
・しかも最近では、紙の本だけでなく、電子ブックで読む人も増え、iPad
やスマートフォンなどはバカ売れ。
・家電製品も、価格.comなどネットで買う人が増え、その代わり、街中やロードサイドの家電量販店は淘汰・再編が進んでいる。
・国内・海外旅行もネットやケータイで手配する人が増え、その代わり、街で旅行代理店を以前ほど見かけなくなった。
・ニュースも、ネットやケータイで読む人が増え、一方で、新聞の購読者数が、若い世代を激減中。
・エンターテインメントや広告もネット経由が増え、一方でテレビ離れが進む。在京キー局でさえ赤字続出。
・銀行口座の残高照会や振り込みも、ネットバンキングで行う人が増え、わざわざ銀行に出向く回数が減った。気がつくと、銀行の支店そのものが減っていた。

上にみるように、ITの活用は、日本において、産業や社会の在り方を、少なからず変えてしまったことが分かります。
ですが、この程度で済むとは、とても思えません。IT革命のインパクトは、まだまだ緒についたばかり、今後、ますます本格化しそうです。
特に日本の場合、世界最高水準のITインフラを、世界最安値に近い価格で、いつでもどこでも、誰でも利用できる状況があります。
かつ、ケータイ文化も進んでいます。国内メーカーのみならず、iPhone、Galaxy Tab、HTCなど、世界の通信業界がしのぎを削り、新製品、新サービスを提供し続けるのが、ここ日本市場です。
便利で使いやすくて、安くて、楽しいのであれば、誰もが使うわけで・・・このことが、日本の産業構造をさらに一変させるでしょう。
今後、予想される動きとしては、たとえば、

・買い物の多くは、ネットショッピングで済ますようになる。その結果、ショッピングセンターの多くが姿を消し、ロードサイドが「第二のシャッター街」と化す。
・既存のテレビ局、新聞社の多くが姿を消し、コンテンツを作れる会社でないと生き残れなくなる。
・本屋で、本を仕入れる・並べるという仕事が、ウェブ書店のデータ入力という仕事に取って代わられる。
・不動産店、旅行代理店、薬局など、従来、店舗がないとできなかった多くの事業が、ウェブとスマートフォンだけで運営できるようになる
・オフィス需要も、多くの業界・業態で、駅前の繁華な立地を必要としなくなり、代わりに住居用マンション、アパート等がオフィスとして立ち上がる。

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ITは、Enabler(推進力、何事かを可能にする力)と呼ばれることがあります。
ITという、技術そのものに、力があるわけではありません。そのほとんどは、技術的な決め事であり、「見せる」、「つなげる」、「制御する」といった 各種機能を提供するにすぎません。

しかしITは、それがビジネスや生活の場で使われることによって、絶大な力を発揮します。
なにしろ、「時間と空間の制約を超える」技術なのですから、暴力的なスピードで、産業の新陳代謝をすすめる力を持っています。
既存産業をアッという間に斜陽化させ、代わりに、新しい産業を興していきます・・・ITが農業革命、産業革命に続く第三の革命と呼ぶ人がいるのは、このためです。

IT利用と、それによって引き起こされる変化によって、良い思いをする人も大勢いれば、割を食う人も大勢いると思います。
ITによって、瞬く間に「斜陽」に追い込まれた産業で働く人たちは、まさに後者でしょう。
書店、新聞社や販売店、印刷業界もそうですし、TV局の社員なども、これまで高給を謳歌していたのに、今ではボーナス減額が相次いでいると聞きます。

そういう、割りを食った人たちこそ、ITによってもたらされた新たな産業と、ビジネスモデルにアンテナを張り、そちらの方面でも収益を上げる方法を考えるべきと思います。
たとえばの話、「紙の本」が売れなくなった印刷会社が、いち早くウェブ書籍制作代行サービスを始め、収益を挙げている例もあります。
不動産業界も、Google不動産の参入で激震が走ってますけど、それにいち早く対応して、自社物件をGoogleに登録したり、物件
の特色をWebで上手に表現できる会社の先行きは明るいと思います。

斜陽化したことを嘆いたり、恨み節を吐いても、何の得にもなりません。
時代の変化、人々のライフスタイルの変化を読み、それに合わせて、自分自身を常に変えていけるよう人々や会社だけが生き残る。
IT革命によって、その動きはますます本格化します。

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

メルマガ「目指せ、グローバルIT技術者」
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熱帯の楽園ケアンズで激安不動産

Manachanです。こんばんは。
お正月休みも終わり、これから出勤です。
でも、私の場合、家にいても子育てで忙しく、朝から晩まで全然ゆっくりできませんから、出勤した方が、かえってラクかもしれない・・・。
子育て中の専業主婦より、サラリーマンの方がラクだと思う、今日この頃です。

ところで、うちの奥さんが、子供たちを連れて、1月下旬から、1カ月余り、豪州ケアンズに行く予定です。
ケアンズといえば、グレート・バリアリーフを擁する、熱帯のビーチリゾートですが、この街に奥さんの実家があります。
もちろん物見遊山ではなく、義父の看病など、家の用事がたくさんあるので、行かざるを得ないのですね。
ですので、私は当面、気楽な一人暮らしです。

このケアンズ、リーマンショック後も好調が続く豪州経済のなかで、ほぼ唯一、経済回復が遅れている街といわれています。
主要産業が観光業しかなく、新興国への資源輸出ブームに頼れない。かつ、これまで上得意だった日本人観光客も、不況の影響で増えず、金払いもいまいち。
であれば、次なるホープは中国人観光客になるはずですが、彼らはケアンズよりもゴールドコーストに向かう。
同国内の大都市・シドニーやメルボルンから北上(※南半球で「北上」すると、寒いところから暖かいところに向かう!)してケアンズを訪れる観光客も、順調に増えているとは言い難い様子。

アジア太平洋地域には、バリ、プーケット、ボラカイ、グアムなど、熱帯ビーチリゾートが星の数ほどあるなかで、ケアンズの競争力が高まっているとも言い難い。
豪ドル高の影響もあり、他国に比べてどうしても滞在コストが高くなってしまうのと、大自然以外の文化的コンテンツに乏しく、国債観光地としての魅力をいまいちアピールできていない。

ですので、この街は不景気です。職場が少なく、失業率も高い。
それは、不動産価格にも表れています。一部地域を除いて、下落傾向に歯止めがかからない。
逆にいえば、この美しい大自然街で、激安リゾート物件を仕込む、千載一遇のチャンスともいえます。

たとえば、下記の物件イトで、「Cairns, QLD4870」、「Max Price 100,000」、「Including surrounding
suburbs」という条件で検索してみましょう。
http://www.realestate.com.au/buy

10万ドル(820万円)以下の物件が、ザクザクと出てくるはずです。シドニーやメルボルンなら、駐車場しか買えない値段なのに・・・。

これなんか、5万5千ドル(450万円)という安さ!おそらくケアンズ郊外のやや不便な場所でしょうが、週160ドル(1万3千円、月額換算5万6千円)で入居者がいるそうです。表面利回り15%もある。
http://www.realestate.com.au/property-unit-qld-cairns-107060267

もっと、市内中心部に近い物件が良ければ、これ。売出価格8万5千ドル(697万円)、週240ドル払う入居者付きで、表面利回り14.7%。名物・海水プールにも、カジノにも徒歩圏内。
http://www.realestate.com.au/property-unit-qld-cairns-106816324

豪州の大都市では、表面利回りがせいぜい7-8%しかいかないので、ケアンズの、この高利回りは魅力だろうと思います。
特に、気候の寒いメルボルンや、隣国ニュージーランドの人にとっては、ケアンズのトロピカルな気候と大自然は、大いにアピールするものです。
もちろん日本人にとっても・・・東京・大阪からわずか7時間のフライト。もちろん直行便。実はハワイよりも近くて、時差も1時間しかない。
日本の寒い冬場、ケアンズに飛んで、気温28度、燦々と降り注ぐ陽光の下、ビーチや、ホテルのプールで泳げてしまう。

但し、豪州で不動産を買う場合、いくつかの難問が・・・

1)外国人の場合、豪州永住権がないと、中古物件はまず買えません。ですので、上記の高利回りリゾート物件も、日本人の99%以上は買えないことになります。

2)豪州は住宅ローン金利が高い(安くて年6-7%)ので、現金買いでないと、ろくにキャッシュフローが出ません。

ですので、日本人がケアンズ不動産を買いたければ、下記サイトなどを参考に新築物件を買うか(でも、激安ではないですねえ~)、
http://www.cairnsfudosan.com/blog/2010/06/03/194/

あるいは、思い切って豪州永住権を取ってしまうのも手だろうと思います。たとえば、財産があって年齢要件を満たせば、投資永住ビザなども狙えます。
http://visa.sydney-jp.net/investment.htm
http://www.faminet.co.jp/albs/aust/invest/about01.html

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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香港・中国-銀行口座開設記

明けましておめでとうございます。グローバル不動産投資家Manachanです。
2011年の幕開けは、昨年末に香港と中国で開設した銀行口座のお話でいきたいと思います。

2010年の暮れ、12月23日から27日にかけて、香港と中国・広東省に行ってきました。
香港には、義理の姉が住んでいるので、私の家族は、毎年のように香港へ遊びにいきます。ま、里帰りみたいなもんですね。
今年も、家族が12月18日に早くも香港入りし、私も後から合流するかたちになったのですが、
実はそれ以外に、大事なミッションがありました。それは、

1)『香港で、HSBC銀行の香港ドル口座をつくる』
2)『中国で、人民元口座をつくる』

1)「香港HSBC口座の用途」
・私の手持ち資金の一部を香港ドルにして置いておく
・最近買ったフィリピン物件の、入出金口座として使う(※米ドル、日本円、香港ドルの3種類の通貨が使えるが、香港ドルの為替手数料が一番安く済む)
・東南アジアで、今後物件を買う際の足がかりとして使う(※HSBC銀行は、アジア各国の不動産融資に強い銀行として知られている)

2)「中国人民元口座の用途」
・私の手持ち資金の一部を中国元にして置いておく
・最近始めた中国ビジネスの、人民元入出金口座として使う

今回は、かなりタイトなスケジュールで、口座を作らざるを得ませんでした。
私が香港入りしたのは、12月23日(木)の夜。この時間帯は当然、銀行は閉まっています。
翌、24日(金)は、銀行開いていますが、25日と26日は週末、かつ27日は振り替え休日でお休み。私はその日に、日本に帰らなくてはならないので、
香港で銀行の手続きができるのは、24日(金)に限られます。

では、27日(月)に何をしたかというと、中国に渡って人民元口座をつくってきたんですね。
その日、香港を9時過ぎの特急電車で出発して、中国・広州へ11時過ぎ着。その日の15時過ぎには、東京行きのフライトが出るので、
空港での待ち時間を考慮すると、1~2時間しかありません。その間に、一気に口座をつくってしまおうというわけです。

まず、香港口座開設体験記からいきますね。日本人がHSBC銀行で口座を作る手続きは、比較的簡単で、

【必要書類】
パスポート
日本での住所証明(直近3カ月以内に、役所・銀行など公的機関の発行した、英語で表記されたもの)

あと、1万香港ドル(約11万円)程度の現金があれば、香港に星の数ほどあるHSBC銀行の支店で、口座が開設できてしまいます。
当銀行の口座にはキャッシュカード、インターネットバンキング、テレホンバンキングが無料でついてきて、かつ、世界12通貨対応のマルチマネー口座になっています。
この辺、さすがに金融先進国だけのことはあります。

日本人にとって、一つだけ面倒なのは、英語の住所証明の取り方です。
国際免許証があれば、一番簡単に証明できるのですが、私の場合、国際免許証など、ここ10年以上、使っていませんし、
区役所でとった住民票はありますけど、当然日本語ですし、これを英語化するために、公認の翻訳サービスを頼むと、5千~1万円の出費になり、お金がもったいない。

私の場合、最近の「住民票」(日本語表記)と、住所が英語で書いてあるいくつかの書類を、ありったけ持っていきまいした。
「住民票」には、私の住所「東京都江東区塩浜x-xx-xx」が、漢字で書いてあり、一方、豪州の銀行関係書類には、「x-xx-xx Shiohama, Koto-ku, Tokyo」と、英語で書いてあります。
香港は漢字圏ですから、銀行職員も「東京都江東区塩浜」の意味は理解できるはず。その読みが、「Shiohama, Koto-ku, Tokyo」なのだと説明すれば、信じてもらえるだろうと考えました。

この作戦は、当たりました。
私が手続きに行ったのは、滞在先(義姉の家)にほど近い、HSBC銀行の銅鑼湾支店ですが、そこの職員さんは、とても親切で、下にもおかない扱いで対応してくれました。
その職員さんに、日本の住民票を見せる。まず、「東京都江東区塩浜」を、北京語で発音し(私、広東語は、できませんので・・・)、その直後、「この読みは、Shiohama, Koto-ku, Tokyo」なのだと、英語で説明する。
あと、住民票に「平成22年」とあったので、「これは、2010年の意味」なのだと、英語で説明する。
そしたら、全て信じてもらえて、口座開設要件は簡単にクリア。わずか30分で、キャッシュカード、インターネットバンキング、テレホンバンキングの手続きをすべて終えてしまいました。とても効率的ですね。

ここで、嬉しい誤算がありました。HSBCには、いろんな口座のカテゴリがありますが、なんと、一番上のランクの「プレミア口座」をつくれてしまったのです!!
このプレミア口座、お金持ちの代名詞みたいなもので、本来は、最低預金額100万香港ドル(約1100万円)以上ないとつくれないはずなのですが、
現在、キャンペーンをやっているようで、なんと、日本円15万円あれば、プレミア口座を開設してくれるのです。
私は30万円ほど持っていきましたので、もちろん、プレミア口座にしました。
プレミア口座持っていると、たとえばマレーシアとかで、良い条件で融資が受けられるとも聞きます。

今回、プレミア口座をつくる費用は無料。維持費も、最初の1年間は無料。
但し1年後に、1100万円以上を積んで、プレミア口座を維持するか?あるいは別の口座に換えるかを、選ばなければなりません。
私は今のところ、1100万円の現金を預ける気はないので(そのお金があれば、高利の不動産に投資しているはずだから・・・)、おそらく、別の口座に換えると思いますが・・・一年度までに決めます。

次に、人民元口座の開設記にいきますね。

12月27日、広州東駅に11時過ぎに着いた私は、その足で、歩いて10分ほどの「中国工商銀行」(和信広場店)に行きました。
「中国工商銀行」は、私が以前、中国でサラリーマンやっていた頃、会社の手配で口座をつくったことがあり、当時から馴染みがありました。
人民元、米ドル、香港ドル、日本円のマルチマネー口座がつくれるし、インターネットのセキュリティはしっかりしているし、中国のなかでは信頼のおける「使える」銀行、というイメージがあります。

【必要書類】
パスポート
中国での住所を証明するもの(※厳密にはチェッ
クされない)

ところが、中国工商銀行の窓口にきて、唖然。
なんと、私の前に、42人もが並んでいるのです!!!

私に残された時間は、わずか1時間半。その間に、私の番が来るのか?皆目見当がつきません。
今の時間は、11時40分。ここを出て、空港に向かわなきゃならない時間が、13時前後。ですので、12時50分くらいまで様子をみて、それでも順番が来そうになければ、諦めようと決めました。

結局、蓋をあけてみれば、12時50分まで待たされて、ようやく、私の番が来ました。まさにギリギリです。
しかし、窓口のお姉さんは、迅速に、テキパキ対応してくれました。
わずか10分余りで、新しい口座、クレジットカード、インターネットバンキングと、個人認証ツール(USBタイプ)を、全部発行してくれたのです。
まさに神業のような速さ!ありがとう!!

手続きで一つ、難しかったのが、中国国内の住所です。
私は中国に住んでいません。でも、口座開設には中国国内の住所が必要。
そこで、広州の街で一番の高級ホテル「白天鵝飯店」に滞在していると言いました。
次に、部屋番号を聞かれたので、適当な番号を言ってごまかしました。
結果的には、それでOK。無事に口座開設できました。

このような銀行で手続きする場合、中国語会話能力が必須です。日本語はおろか、英語さえ通じませんから。
上海の金融地区のように、外国人がたくさんいるエリアの銀行なら、あるいは英語が通じるのかもしれませんが、
中国の、圧倒的大部分の銀行は、中国語オンリーの世界だと覚えておきましょう。

最後に、なぜ、各国に銀行口座をつくるなんて、七面倒くさいことをするのかというと、「利便性」と「リスク分散」という二つの狙いがあります。
まず、利便性。日本の物件だけ買うならば、邦銀とだけ付き合っていれば良いでしょうが、私のように、世界規模で物件を買っていきたい者にとっては、邦銀は明らかに力不足。
そこで、グローバル対応力に優れた、HSBCのような銀行とお付き合いすることになります。
私がいま狙っている、マレーシアやフィリピンでの物件購入や、中国人顧客に日本の物件を買ってもらう際の融資などを考えると、もはやHSBCを避けては通れません。

さらに、「リスク分散」という観点でいえば、私は、「一国」、「一通貨」に、資産を集中させない主義です。
日本国内に、日本円だけで資産を持つのは、将来を考えるとリスキーだと思いますし、
では、外国なら良いのかというと、日本とは別の意味で、それぞれの国が、リスクを抱えていますので、100%安心はできません。
ですので、リスクヘッジのために、「日本の日本円預金」の他、「豪州の豪ドル預金」、「香港の香港ドル預金」、「中国の人民元預金」に、それぞれ分けて持っているわけなのですね。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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国債デフォルト対策元年

おはようございます。グローバル不動産投資家Manachanです。
皆さん、毎度のご愛読、ありがとうございます。

赤味を帯びた、分厚いスモッグに覆われた中国の大都市から、一昨日の夜、日本に帰ってきました。

中国から来ると、日本は本当に空気が良いですね。大都会・東京の都心でさえ、澄んだ青空が広がって気持ち良い。直線距離で100km以上離れた富士山でさえ、クッキリ見える。これが中国だと、スモッグの日には1km先が霞んでしまうこともあるのに・・・成田空港に着いた時、思わず、深呼吸してしまいましたよ。日本の、この良い環境のなかで、日々暮らせることに感謝です♪

とはいえ、いくら空気が良くて綺麗な国でも、日本全国の、多くの大家さんは、穏やかならぬ日々を送っているかもしれません。

一向に改善しない経済状態、家賃下落、空室、滞納、更新料不払い、厄介な入居者、そして大家に全然優しくない民主党政権・・・海外に目を向けると、ギリシャ危機などを契機に、「国が破産してしまうリスク」(ソブリンリスク)に対する意識が高まっています。巨額の債務を抱え、有効な経済建て直しを実行できない日本政府に対するソブリンリスクを、多くの国民が意識するのは、当然のことでしょう。

将来、日本国債がデフォルト(債務不履行)した場合、何が起こるのか?それは、世の中のいろんなサイトに書かれているので、ここでは詳しく解説しませんが、思いつく限りでいうと、

・日本円暴落
・ハイパーインフレ
・預金封鎖
・外貨資産を強制的に日本円にされてしまう
 等々・・・ (これらは、デフォルトしたアルゼンチンなどで、実際に起こったことです)

そして、デフォルトの前に、「長期金利の上昇」が、おそらく起こるでしょう。長期金利が急上昇して、政府の債務支払いが困難になる→増税、年金カット、補助金カット、でも間に合わない→万策尽きてデフォルト宣言、というのが一番ありうるパターンかと。

ほとんどのアパートローンは、長期金利と連動した変動金利になっているはずですから、長期金利が、たとえば2%あがった場合、ス○ガ銀行などで、4%台の融資をフルローンで受けている大家さんは、いきなり6%台の金利を支払う羽目になる。この経済情勢では、家賃も上げられない・・・国がデフォルトする前に、たぶん、日本全国の夥しい数の大家さんがデフォルトするのではないでしょうか。

日本の大家さんの場合、不動産も、預金も金融資産も、すべて日本国内に、日本円だけで置いている人が圧倒的大多数を占めます。かつ、償還期間20年を超えるようなアパートローン、事業ローンを組んでいる人が多い。そのような長期間に、日本経済がどうなるのか、全く予測がつかない。

このまま、日本でだけ資産を増やし続けていて大丈夫なのか?という疑問から、海外資産、海外預金に興味が向くのは、至極当然のことと思います。

リーマンショック・世界大不況から2年。2010年は、新興国を除いて世界経済がまだ立ち直らず、ギリシャ危機も起こった年。日本のソブリンリスクも意識された今年は、「国債デフォルト対策元年」と言えるのではないでしょうか。

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「ついに、俺の時代が来たぜ!」・・・と、私は思いました。

7年に及ぶ海外暮らしを経て、2007年、母国・日本に戻ってきたわけですが、この選択は私にとって大正解でした。私が海外で長年積んできた、不動産投資や資産運用の経験・ノウハウを、日本社会はいま、まさに必要としている。ものすごい需要がある。コラム、メルマガ、電子ブック・・・日々、いろんな文章を書きつつ、国内外の、いろんな方の資産運用の相談に乗っている。他の国では、ここまで活躍できなかったことでしょう。当面、日本を離れられませんね♪

保有資産を、複数国、複数通貨に分けて持ち、リスク分散するのは、私が昔からやってきたことです。
特に、私の妻は華僑(台湾生まれ、オーストラリア育ち)。彼らにとって、この種のリスク分散は、お家芸。年季が入っています。

華僑が、世界各国で永住権を取り、自分名義の不動産を買い、預金通帳をつくるのは、よく知られています。母国を頼れない彼らは、昔からそうやって、財産で身を守ってきたのです。財産だけではありません。彼らは「人」も各国に散らして、リスク分散します。

たとえば妻の家族は4人きょうだいですが、4人が4人とも、別々の国・地域に暮らしています。一番上のお姉さんは香港、二番目のお姉さんは台湾、妻が日本、そして弟がオーストラリア。その全員が、それぞれの国・地域で働き、収入を得て、財産をつくっていますから、うち1つの国がコケても、残りの3カ国が大丈夫なら、一族の財産は守られます。

私も妻の影響を受けて、年を経るごとに、「華僑化」してきました。私は日本で生まれ育ちましたが、柏という、商業都市で育ったこともあり、「国を頼らない」、「独立独歩」、「財産で身を守る」華僑の生き方は、私の心にも響くものでした。今では、妻と同じくらい、「華僑化」したと自負しています。

本題に戻りますね。いまの時代、複数国、複数通貨に資産を分けて持っておくのは、基本だと思います。私の場合は、保有資産(不動産がほとんど)の、日本と海外の比率は、半々くらいです。その内訳は、

【国内資産】
日本(日本円):不動産6戸(全て区分マンション)、銀行預金

【海外資産】
オーストラリア(豪ドル):不動産2戸(区分マンション、一戸建)、銀行預金、投資信託(Managed fund)
フィリピン(ペソ):不動産1戸(区分マンション)
香港(香港ドル);銀行預金
中国(人民元);銀行預金

【まとめ】
・不動産は3カ国に分散(日、豪、フィリピン)
・銀行預金は4カ国・地域に分散(日、豪、香港、中国)

あと、結果的に負債(借入等)も各国に分散しています。主に、日本と豪州にあります。うち豪州では、変動金利以外の選択肢が実質上、ありませんが、日本であれば、フラット35、政策金融など、固定金利を選ぶことが、ある程度可能です。

日本が今後、経済立て直しに失敗して、デフォルトの足音が聞こえる頃になれば、長期金利が間違いなく上がっているでしょうから、償還期間の長いローンの金利を固定化しておくのも、良いリスクヘッジになると思います。私の場合、残り償還期間10年以下のローンは変動金利、それ以上は固定金利にするよう、調整しています。

とはいえ、上記の対策が十分できて、複数国・複数通貨での資産運用が実現したら、ポートフォリオの一環として、日本の不動産を買い進めるのも、ありだと思います。私は最近、日本で一棟アパートを買い足しましたが、これは豪州不動産からあがる豪ドルキャッシュと、新会社の売り上げからあがる人民元キャッシュが見込めるからこその決断です。

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言うまでもなく、地球上のどの国にも、リスクがあります。日本の将来が危ないからといって、他の国の資産を少々持って、それだけで安心してはいけません。

不動産投資に限っていえば、私は世界のいろいろな国のマーケットをみてきた結果、日本のカントリーリスクはそれほど高くないと感じています。だからこそ、国内物件を積極的に買い進めているわけで・・・

たとえばいま成長著しい、アジア新興国で不動産投資する際のリスクとして挙げられるのは。

・利上げリスク (例.インフレを抑えこむために、政府が緊縮政策を取ると、金利が瞬く間に上がり、返済負担が重くなる)
・通貨暴落リスク (例.新興国通貨ほど、グローバルな経済変動の影響を受けやすい。マーケットが悲観に転じた時は、一気に売り込まれて暴落することも)
・両替リスク (例.ベトナムとかカンボジアなどの通貨は、自国以外でほとんど流通しておらず、米ドル、円などのハードカレンシーに換えるのが難しい場合がある)
・建設中止リスク (例.未完成物件を買う場合、デベロッパーの財務体力が続かず、最悪、建設中止になった場合、売れない)
・詐欺リスク (例.中国などで顕著ですが、建築許可が出ていない物件を平気で売り出して、手付金を騙し取るなどのケースが多発しているようです)
・不法占拠リスク (例.インドなどで宅地を買う場合、不法占拠者が家を建ててしまうような事例があるようです)

では新興国じゃなくて、欧米のような先進国で投資物件を買うのはどうか?リスクのネタは、大分少なくなりますが、それでも「利上げリスク」と「通貨暴落リスク」から、無縁にはなれません。それ以前に、先進国物件は取得コストが概して高いですよね。場所にもよりますが、日本より高いこともしばしば。

ですので、何事にも、バランスが大事だと思います。一国、一通貨に集中しすぎないよう、適度に分散することが肝要。そして、日本の国債リスクがあるからといって、パニックにならない方がいいです。他の国の経済やマーケットを観察・研究して、その国のリスクを冷静に見つめることも大事です。

最終的には、他のいくつかの国のリスクと、日本のリスクを比較考量して、ベストな投資判断ができるようになれば、言うことなしだと思います。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ハイブリッドな投資家へ

Manachanです、毎度どうもです。
いま、東京から中国・広州へ向かう機上で、先ほど、上海市の上空を通過しました。

飛行機で日本から中国へ移動すると、改めて、日本の環境の良さを痛感しますねえ。
今朝、成田空港を飛び立って、名古屋、大阪、福岡の上空を通過しましたが、どこも抜けるような青空。そこから東シナ海に出て、韓国・済州島近辺まで来ても、相変わらずの青空。
ところが、上海市まであと100kmくらいの地点から、大気の状態がにわかに変わり、一面、赤味を帯びた靄に包まれる。
下界の天気が悪いわけじゃないのに、靄・・・スモッグと黄砂が混じっているのでしょう。

そして上海市上空を通過する。長江河口や、その周辺の海の色は、黄土色。そしてこの巨大都市も、一段と濃い薄赤色の靄の下、佇んでいました。
飛行機が上海市を通過すると、江蘇省の田園地帯を通りますが、そこも赤い靄の下。
さらに進んで、杭州西方の山岳地帯に至って、はじめて靄が消え、下界がはっきりと見えるようになりました。
それでも、日本上空の空の青さには及ばない。

私は最近、在日中国人の知り合いから、日本への永住相談を時々受けています。
特に20~30代の中国人女性の間で、日本にずっと住みたい、日本で子供を育てたいというニーズの高まりを、ひしひしと感じます。
中国と比較して、日本の生活環境の良さや、清潔さ、食品の安全性、それらもろもろを含めた「生活の質」が高く評価されている。おそらく、女性ほど、それに敏感なのでしょうね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そろそろ、不動産の話に移りましょう。

世の中には、不動産投資経営の成功者がたくさんいますが、そのスタイル、「成功の方程式」は千差万別です。
競売や任意売却物件、空室の多い一棟アパート等を激安価格で仕入れて、リフォームやマーケティングで価値を上げて、満室経営して稼ぐ「激安派」もいれば、
フルローン、オーバーローンを駆使して、太いRC物件を仕込む「レバレッジ派」もいます。

あるいは、物件の所在地を近所だけに絞る人もいれば、地方物件を仕入れて遠隔操作する人もいます。
東京に住みながら、北海道や福岡、名古屋、そして海外に物件を持っている私は、後者に属するのでしょうね。
そして、「一棟派」もいれば、「区分派」、「戸建賃貸派」もいるわけですよね。

私思うに、上記のうちどのスタイルにも、学ぶべき点は多いと思います。実際、どのスタイルでも、うまくやれば成功できるわけですから。
実践する、しないは別として、「激安派」は「レバレッジ派」に多くを学べると思うし、その逆もまた然り・・・。

そんななかで、私が気に入らないのが、自分のスタイルの優位性を強調したいがために、他のスタイルを悪く言う人のこと。
自分以外のスタイルがなぜ悪いかを言うために、極端な事例を持ってくるのが特徴です。

たとえば最近でも、太い一棟物件をレバレッジで買う方式で成功した人が、「区分派」、「現金購入派」をけなす発言をしていました。
曰く、「区分など、絶対に買ってはいけない」と・・・なぜか?区分を現金買いすると、資産を殖やすスピードが遅くなる。建物の価値が目減りする・・・それだけなら、分からん話でもないですが、
その御仁は、ご丁寧にも、地方リゾートマンション崩れのワンルーム物件を、「区分購入はダメ」の根拠として使っていました。

「200万円で、リゾート地のワンルームマンションが買えるが、絶対に買ってはいけない」
「そんな辺鄙な場所、賃貸需要がない」
「結局、ほとんど空家になる。オーナーは財務が逼迫し、管理費が払えなくなる」
「管理費の未納が相次ぎ、エレベーターさえ補修できなくなる。スラム化する」

区分を買った者の末路は悲惨ですよ・・・と言いたいがために、こんな悲惨な事例を持ってきていたのです。
そういう悲惨な物件があるのは、話としては知ってますけど、これをもって区分への投資が全部ダメという理由にはなりませんよね。
区分オンリーでも、賢く買って、賢く経営して、見事成功している人もいるんですから。

私自身は、一つのスタイルにこだわることは、したくないと思っています。
むしろ、世の中にある、いろんなスタイルをバランスよくミックスさせることに、より魅力を覚えます。
ハイブリッドな投資スタイルというか、ポートフォリオでいうベスト・ミックスを目指していきたい。

「区分も買えば、土地付き一棟も買う」
「東京物件も買えば、地方物件も買う」
「国内物件も買えば、海外物件も買う」
「融資での購入も、現金購入もする」

そのメリットは、
安定性:「一つのスタイルが世の中に合わなくなってきて、収益が上がらなくなってきても、他のスタイルでカバーできる」
自己教育:「いろんなスタイルを、身銭を切って実践することによって、それぞれのスタイルの良さと悪さを、深く理解できる。」

私はこれまで、利回り重視で、地方の築古物件を現金買いして、そこそこ成功を収めてきましたが、
築年数を一気に若返らせ、ポートフォリオを豊かにする狙いで、新築の一棟アパートを探してきました。
そのローンの内定が出た、という連絡を先ほど受けました。来年からは、念願の一棟オーナーになれる可能性大!

同時に、海外物件も買い進め、現在、豪州に2戸、フィリピンに1戸。
来年も、マレーシアや米国を中心に、引き続き、買い進めていきたいです。
そんな感じで、いろんな手法を駆使した、ハイブリッドな不動産投資家になっていきたいです。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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北の大地の不動産投資

Manachanです、毎度どうもです。

私のプロフィールです
http://profile.ameba.jp/manachan2150

次に、私の手がけている、記事をいくつか、

健美屋コラム『国境を超える不動産投資』
http://www.kenbiya.com/column/theworld

無料レポート『オーストラリアで家を買って、低金利の日本円ローンに借り換えた方法』。
http://xam.jp/get.php?R=16353

メルマガ「目指せ、グローバルIT技術者」
http://www.mag2.com/m/0001003000.html

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昨晩は、不動産コラムや物件探しで、いつもお世話になっている「健美家」さんの、オフィス移転パーティーに行ってまいりました。
東京・表参道のお洒落なエリアにある、真新しいオフィスでは、不動産投資経営の世界で、今をときめく投資家、起業家、コラムニストの方々が続々と・・・凄い豪華メンツ!
おかげさまで、とても楽しい時間になりました。食べ物も美味しかったし。格好良いプレゼントもいただいたし♪

今回のパーティーには、北は北海道から、南(西?)は大阪まで、物件所在地でいえば、南は長崎まで、日本全国からの参加者が来ていました。
特に、北海道からは3名も来ていた他、東京在住で札幌に投資している方も何名かおられたので、今回は北海道ネタでいきたいと思います。

国内・国外を問わず、どの土地で不動産投資をするにせよ、その土地に固有なローカルな事情を、ある程度知っておく必要があります。
特に重要なのは、賃貸不動産市場の動向、交通網や重要施設(職場、学校、医療施設)、人々の動き(通勤・通学)、そして人々の住まい方、暮らし方等々・・・。
特に日本は南北に細長く、たとえば東京と札幌では気候風土も著しく違いますので、札幌人の暮らし方について、東京の常識では推し量れない部分が、多々あります。
今回のパーティーで、札幌の方々とお話ししたことにより、ますます「東京の常識で考えてはいかんなあ」ということを、痛感しました。

以前、札幌の住宅雑誌を読んでいた時、

「札幌に住むということは、雪と付き合うということ」
「1年のうち、3分の1は、雪に閉ざされる札幌の暮らし」

という一文が、とても印象に残っています。

私は日本のなかでも比較的暖かく、雪も年に数回しか降らない千葉県の出身ですので、札幌の、特に冬季のライフスタイルを理解するのは難しい。
以前、中国東北地方の大連で過ごしたので、「零下10度以下になる寒い冬」の経験はあります。但し、大連は気温が低くても、降雪量は少ないので、
「年に4~5カ月が降雪期間」といわれる札幌の暮らしが、なかなか肌で理解できません。

その札幌で、不動産投資をするうえで、知っておくべきことがいくつかあるそうです。

1)地下鉄の駅徒歩5分圏内が望ましい

んだそうです。東京など本州の都会で10分圏内までOKだとしても、札幌は5分以内だと・・・
その理由は、「冬場、積雪のある時、5分以上歩くのはつらいですから・・・」。なるほどねえ。

でもって、JRの駅近より、地下鉄の駅近の方が望ましいそうです。
その理由は、「どんなに雪が降っても、地下鉄なら止まらないから・・・」

2)狭い3点ユニットの物件は避けるべき

広くて人口の少ない北海道。道民は、東京人よりずっと余裕のある居住空間で暮らしています。
学生の住むワンルームでも、30平米、40平米が当たり前。東京では、16平米でも場所が良ければ平気で入居者が入ると言うと、ビックリされることも。

札幌では、どんなに立地が良くても、東京並みに狭くて、かつ3点ユニットだと、賃貸がつかないか、家賃下落が激しいそうです。
「そんなもん、北海道では誰も住みたがりませんよ・・・」とのこと。

3)一棟なら、公道に面した物件が望ましい

北海道のどこに住んでも、冬場は雪かき、雪おろしの必要があります。
場所によっては、降雪量も半端ないので、その労力・費用も膨大なものになります。
札幌で、土地付き一棟物件を買う場合、できれば公道に面している方が望ましいんだそうです。その理由は、

「公道なら、税金で除雪してくれるでしょ?」
「私道だと、地元の町内会で除雪やったりするから、費用も結構かかるんですよ」

あと、普段本州に暮らし、時々北海道の別荘で過ごす方も、シニア層を含め結構多いですが、
滞在中にシャワー使った後の水抜きは、絶対にやらなきゃいけないんだそうです。なぜなら、

「パイプが凍ってしまいますから・・・」

以上、本州や九州の常識では推し量れない、北の大地の暮らしでした。不動産投資には欠かせない知識ですね。

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ロスト・ジェネレーション

Manachanです。こんばんは。今日は、東京ディズニーシーに行ってきました。我が家を含めて3家族。大人6名、子供6名の、計12名で繰り出した日曜日。天気にも恵まれ、とても楽しい一日になりました。

うちの子供は、2人いて、上が5歳で、下が1歳です。上の子・娘ソフィアは、2005年9月、中国・大連で生まれ、下の子・息子ポニーは、2009年2月、東京で生まれました。

この子たちが、これから学校を出て、就職するのは、2020~30年代の話になります。その頃の日本が、そして世界が、どのような世の中になっているのかは、全く想像もつきません。

今はまだ無邪気な、この子たちが、世間の荒波にもまれながら、成長を続けて、社会に有為な人材になって欲しい。実り多い人生を送って欲しい・・・親としては、それだけを願っています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

親として、いま少し気になっているのは、日本の大学卒業生の就職状況。今年の大学の就職内定率は、史上最悪になりそうな勢いです。「大学を出ても、ろくに職がない」時代に、日本はどうやら突入したようで、かつ、近い将来、これが好転する兆しも見えません。

今年の大学卒業生は、1987~89年前後に生まれた世代です。歴史を振り返ると、だいたい1975年生まれを境に、それ以降に生まれた世代は、学校卒業時点での就職状況が厳しく、その結果、正社員になれず、不安定な雇用のもと、職業訓練や経験を十分に積めなかった人が大量に出ています。彼らは、それ以前に生まれた世代に比べて、明らかに割りを食っている・・・という意味で、「ロスト・ジェネレーション」(Lost Generation、失われた世代)と呼ばれたりします。今後は略して、「ロスジェネ」と呼びましょう。

経済に浮き沈みはつきものですが、それがもとで、世代間の運・不運がはっきり分かれるのは、確かに、理不尽な話ではあります。たまたま、運の悪い時代に生まれたというだけで、まともに職に就けない、家も買えない、年金資金も積み立てられない。或いは、正社員になるために、前の世代以上の努力を強いられる・・・先人が作り上げた経済システムが崩壊し始めている時に、たまたま居合わせたために、その不条理を一身に背負わざるを得ないロスジェネ。

そこには、もはや、「個人の能力・努力が足りない」とか、「運が悪い」の一言で済まされない、重い重い意味合いがあります。

我が子供たちも、ロスジェネなのかどうかは、現時点では分かりません。

もし、この子たちが今後、日本で育ち、日本で教育を受け、日本で就職するという前提で考えた場合、この国の政治経済が、今みたいな体たらくを続けていれば、間違いなく、ロスジェネになるでしょう。それも、単なる不況どころではないでしょう。インド中国はおろか、韓国、ブラジル、タイにも経済で負け、堕ちるところまで堕ちているかもしれません。或いは、日本国債がデフォルトして、IMFの支援を受けているかもしれません。その結果、消費税30%、失業率20%みたいな世界になっているかもしれません。

そこまで、悲惨なことにならなくても、経済の成熟しきったこの国で、たとえ一生懸命勉強しても、弁護士や会計士などの専門職は上の世代にがっちり押さえられ、若い世代にはろくな職がない・・・みたいな事態も十分考えられます。実際、今でさえ飽和状態に近いのですから・・・

今後、低成長が続けばなおさらでしょう。今後20年の日本の人口動態をみる限り、よほどの構造変化や大胆な移民受け入れが起きない限り、少子高齢化による低成長は避けられない勢いです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私は今から、「我が子供たちをロスジェネにしない!」、強い決意で臨んでいます。

その柱の一つが、この子たちを、日本だけでなく、海外でも活躍できるグローバル人材にすることです。そのため、かなりの労力と金銭をかけて、日本語、英語、中国語ができるマルチリンガルに育てる教育を施しているほか、普段から、日本以外の国籍の子供や大人たちと、幅広く付き合わせ、日本語だけでなく、英語や中国語でも話す環境をつくっています。家庭内でも、日、英、中の三ヶ国語が、日常的に飛び交っています。

語学力だけでなく、グローバルな視野や感覚を養うことも、不可欠と思います。その一環として、子供を連れての出国を、年に4~5回はしています。つまり2~3ヶ月に一度は、海外に行くのです。今のところ、行き先は近隣アジアが多いですけど・・・

このような経験を通じて、単に語学力だけでなく、世界のいろんな文化や環境に親しみ、「世界のどこでも生きていける」皮膚感覚を養ってもらおうと考えています。

一方、日本国内での教育は、日本語一本で考えています。英語や中国語の学校ではなく、普通に、地元の公立の学校に行かせて、日本語や日本文化をしっかり身につけてもらおうと思います。

上の教育方針は、娘ソフィアに関しては、かなり成果を上げているようで、5歳になったばかりで、すでに、日英通訳をこなすようになりました。たとえば、日本人の児童ばかりが参加する遠足に、インド人の児童(日本語がやや不自由)が参加する際、ソフィアが先生の話す日本語を、インド人に英語で説明する。遠足では、食文化や宗教の違いにより、例えば、「みたらし団子を、日本人は皆食べるのに、インド人だけが食べない」ような場面もあるのですが、ソフィアはその辺の事情も理解しながら、立派に通訳を果たしていたようです。「インド人の食生活には、日本人にはない禁忌がいろいろある」ことを分かっていたのですね。

このように、我が家からは、「小さなグローバル人材」をどんどん輩出して、地元・東陽町、ひいては日本国のお役に立ちたいと思う次第であります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いま日本では、ロスジェネほど内向き志向が強まっているという話を、よく聞きます。日本の先人達が作り上げ、かつて大きな成功を収めた経済のシステムが、今では金属疲労を起こし、崩壊を始めています。かちかち山の泥舟のように・・・。

最初から泥舟だと分かっているならば、それに見切りをつけて、広く海外に活躍の場を求めればいいものを、多くの人はそれができない。ますます内向き、日本依存を強めてしまう。それは彼らが、日本だけでしか生きられない
と、心のどこかで、思い込んでいるからでしょう。

そういう考え方では、いまの世の中、煮詰まってしまう。年々、細くなる日本国のスネをかじるのではなく、年々、太くなる世界(特に近隣アジア)のスネにかじりつき、その一部を日本に持ち帰ってくるようでないと、結局、先人のつくりあげたストックを食いつぶすだけ。年々、貧しくなり、地位が落ちて、存在感が薄くなる・・・そんな日本の未来像しか想像できません。

最後に・・・先日、友人からこんな相談を受けました。

「今度、高校を出る息子が、日本の大学に行かず、中国に渡って語学留学して、現地の大学に通いたいって言い出したんですけど、鈴木さん、どうアドバイスすればいいでしょう?」

今の時代を象徴する話だと思います。まさか私のブログを読んで影響されたのではないでしょうが・・・私はこう答えました。

「息子さんが中国で就職できるだけの語学力と専門を身に着けてくるのであれば、おそらく、日本の大学を普通に出るよりも有利になると思うから、その方針でサポートしてあげたらどうですか?」

グローバル志向のある、なかなか頼もしい息子さんですね。日本の若者も捨てたもんじゃない。

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