語学

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語学力をおカネにする

こんばんは、Manachanです。Wordpressブログ(asia-investor.net)に移行して、最初の日記になります。

私、1999年にはホームページで情報発信開始、2005年初からブログを書き続けています。ブロガー歴10年、かつ、ほぼ毎日書き続けてますので、記事数も半端ありません。

楽天ブログ 〈2005~2010)
アメブロ (2010~2015)

このうち、アメブロで書いてきた、1000以上の記事を一気にWordpressに移行しました。移行作業に時間かかると思いきや、今は無料ツールで、驚くほど簡単にできるんですね(この方法を使いました)。

いまWordPress使いはじめてますが、一昔前のブログに比べて、機能リッチな割に操作は極めて簡単。こんな凄いツールなのに無料なんだから感動もの。

うちの会社〈鈴木資産管理)のホームページは、Jimdo使ってつくってます。一昔前みたいに、Dreamweaverみたいなソフト使って、画像貼り込んで(またはHTMLやPHP直書きして)、FTPやSSLでサーバーへ送信…みたいな面倒臭い操作は一切不要、今はサーバー側で直接、ホームページを更新できてしまう。ITの知識とかほぼ要らないじゃん!利用料金も年間1万円程度で格安。

ホームページやブログの世界をみてると、世の中、確実に、「簡単に使いやすく」なってますね。凄い技術が、誰にも使いやすく、安いコストで利用可能になっている。逆に、働く側の立場からいえば、「単にプログラム書ける、ホームページつくれる」だけでは、高い給料はとれない世の中になっている。ツール使えば、誰でもできちゃう仕事に、わざわざ高い給料払わないよね)。

私はかつて、ITエンジニアを16年間やってましたが、ソフトウェアの世界では、どんなに旬な技術でも、それだけで食えるのはせいぜい数年。その間に、技術が物凄い勢いでコモディティ化・陳腐化して、かつインドやベトナムあたりにアウトソースされて、この領域でトップ数%に入れなければ結局、日本で満足な給料を取れなくなる…そんなことの連続でした。

同じことが、通訳・翻訳など、多言語能力を使う仕事にもいえると思います。私は語学学習が趣味みたいなもんで(実益も兼ねてますが…)、今はタイ語を学んでいます。日タイ、英タイ、タイ日・・辞書も4冊買いそろえましたが、結局、タイ語作文の宿題で一番使えるのが、Google Translator

結局、辞書をひきながら、いろいろ考えて、時間をかけてタイ語の文章をつくるより、要所要所でGoogle Translatorを使った方が早いし、作文の精度も良くなるのです。タイ語のほか、私は中国語や英語の文章も仕事で書いてますが、どこでもGoogle Translator大活躍。かなりのレベルの専門用語含めて、早く、タダで外国語文がつくれてしまう。

もっとも、プロの翻訳者になると、ATLASみたいなツール使うのでしょうが、Googleみたいなタダのツールの精度がどんどん良くなると、よほど優秀とか、強い専門領域を持っていない限り、翻訳だけで食っていくのはつらいだろうなと思います。デジタルは簡単に音声にできますから、通訳に関しても同じことがいえるでしょう。

じゃ、外国語学習は不要なのか?将来はGoogle様に任せればいいのか?というと、それは違うと思います。

 

外国語は、日本料理における味噌汁のようなもの。

ビジネス・専門分野は、日本料理におけるご飯のようなもの。

両者がセットになって、はじめて、絶大な威力を発揮し、おカネにもできる。

 

gaikokugo

 

私は、不動産ビジネスを生業にしています。不動産業者としてのキャリアは短いですが、投資家としては、10年以上のキャリアがあり、かつ、世界7か国で収益物件を持ち、運用しています。海外で共同投資プロジェクトもいくつかやっているし、「アジア太平洋大家の会」も運営している関係で、海外収益不動産の旬な情報も入ってきます。そうした「実績とノウハウ、情報」が、ビジネスをすすめる上での最大の武器です。

かつ、私は多言語能力者です。日本語、英語、中国語がビジネスレベルでできる上に、韓国語、タイ語も一応できます。日本人としては珍しい人材だと思います。ただ、それでも言語能力を「メインの生業」にしないと決めています

時々、日本語―中国語、日本語―英語の翻訳・通訳の仕事を頼まれることはありますが、それだけで食っていくわけではありません。翻訳者・通訳者として、コモディティ化に耐えられるだけの高い能力を持っているわけではありませんから…

それより、「メイン―不動産ビジネス、サブ―多言語能力のセット」で、食べていこうとしています。

 

そういう使い方をした時、言語能力は「おカネになる」のです。

私の「お客さん」は、日本人ばかりではなく、中国人、台湾人、香港人、韓国人、シンガポール人、アメリカ人…いろいろな国籍の方々が居ます。多くは不動産投資家です。私は彼らと、「不動産投資トーク」ができて、かつ「英語や中国語」で直接話せる…ということが、商売、おカネに直接結びついています。

近い将来、Google Translatorの翻訳機を誰でもタダで使えるようになったとしても、日本人が中国語や英語を学ぶ意味が、薄れることはないでしょう。だって、自分が外国不動産を買うお客の立場になったら、Google翻訳機越しに話したいと思いますか?たとえばの話、日本人がカンボジアの不動産を買うかどうかの判断をする場合、「Google翻訳機使って日本語を話すカンボジア人」と話したいと思いますか?それとも「日本人」と話したいと思いますか?どちらに仕事を任せたいと思いますか?

そのカンボジア人が、日本語が全く分からず、日本の文化背景や商習慣をロクに知らないまま、Google翻訳機を使って日本人の客と話したところで、商売にはならないはずです。どんなに翻訳テクノロジーが進んでも、せいぜい、実務的な話のやりとりができる位にしかならないでしょう。

外国語を学ぶことは、文化や習慣を学ぶことと、必然的にセットになります。文化・習慣に関する深い理解が伴って、はじめて、「生きた外国語能力」になる。それと、「本業のビジネス」を組み合わせれば、「おカネになる外国語能力」がつくれる…それをどこまで活かせるかは個人の能力・才覚次第ですが、

「本業のビジネス」+「文化理解の伴う外国語能力」=「おカネになる外国語能力」

その公式が今後も続くかぎり、外国語学習の意義が薄れることはないと思います。

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国産マルチリンガル明るい未来

おはようございます。Manachanです。

うちの近所(東京の江東区)は、外国人の居住人口が増え続けている地域。近場のコンビニ、ファストフード店、居酒屋で、外国人の店員・アルバイトの姿を見かけないことはかえって珍しいです。

彼らの多くは、中国、ベトナム、フィリピンなど東アジアの人々ですが、まれに欧米系、中近東系の人もいます。お店で働く位だから、皆、流暢な日本語を操ります。

私は外国の職場で長年苦労してきた人間。彼らをみると、「頑張れよ!」と励ましたくなります。

そんな彼らは、ここ日本において、ローカルの日本人と職場を争うライバルでもあります。特に、「中国語ネイティブで日本語も流暢」な人は、東京だけでも数十万人いて、彼らの多くは、日本での就労を希望しています。

そんな「国際都市・東京」で育った日本人ローカルの大多数は、日本語しか話せません。大学のうちに英語、中国語を身につけて一流企業に就職を思い描いたところで、東京にはすでに「英語、中国語ネイティブで日本語ビジネスレベル以上」の人材がゴマンといて、彼らとの競争が待ち構えています。

そんな状況のなか、外国語習得を諦めてしまう日本人ローカルも多い。「俺ら日本人が今さら中国語学んだところで、企業はどうせ日本語話せるネイティブ中国人採るんだろ」みたいな…

いや、ちょっと待って欲しい。外資系で長年働いた私に言わせれば、

・「中国語ネイティブで日本語流暢な人」と、「日本語ネイティブで中国語流暢な人」は、明らかに労働力のスペックが違うよ。

・後者の方が明らかに稀少価値だし、「日本語ネイティブ」ということ自体、外国人が逆立ちしても真似できない属性で、価値が高いんだよ。

少し解説しますね。

日、英、中の3か国語ができるビジネス人材は、どの国に行っても価値が高いですが、そういう人は圧倒的に、中華圏出身者が多い。たとえば台湾生まれ、中国語ネイティブで英米圏と日本に留学した人は結構多い。彼らは当然、日、英、中マルチリンガルになるわけです。

逆に日本人で、英米圏と中華圏にダブル留学する人はごく少数なので、日本語ネイティブで日、英、中マルチリンガルという人も相当少ない。

では、同じ日、英、中マルチリンガルでも、中国語ネイティブと日本語ネイティブの、労働力としての市場価値が同じなのかというと、明らかに違います。日本語ネイティブ(日本人)の方が価値が高いのです。なぜか?

日本では、たとえ100%外資であろうと、現場で働く人は圧倒的に日本人が多く、彼らの多くが、外国人とのコミュニケーション慣れしていません。外国人がいかに流暢に日本語を話そうとも、それでもやっぱり、日本人と日本語でコミュニケーションしたがるのです。

だからこそ、多くの企業は日本語のできる外国人より、外国語のできる日本人を採用したがっているのです。

では、外国に行けばどうなのかというと、やはり、日本語ネイティブの価値は高いです。たとえば

・中華圏のビジネス社会で、経営陣や現場の社員がネイティブの中国人を信用したがるかというと、そうとも限らない。日本人だからかえって信用される、という面も多々ある。

・英語圏のビジネス社会でも、多国籍企業であるほど「日本語ネイティブでマルチリンガル」と「中国語ネイティブでマルチリンガル」は別スペックの労働力として認識される。前者の方が明らかに供給が少ないから稀少価値が高い。

私自身は、「日本語ネイティブで日英中マルチリンガル」をウリに、16年間(1997~2013)、ITエンジニアとして日本、英語圏、中華圏のビジネス社会を生き抜いてきました。このスペックは、16年間、色あせることはありませんでした。

日本人として生まれ、英語、中国語をマスターしてやろうという人がまだ少ないからこそ、挑戦する価値があるのではないですか?成功できたら、稀少かつハイスペックなビジネス労働力として、長年、重宝されるはず。

日本を飛び出して外国でいくらでも働けるし、日本がいくら衰退しても俺には関係ねー!みたいな世界が手に入るはずですよ。

私、先月のオーストラリア出張の時、成田空港第三ターミナルの土産店で、店員と中国人観光客が、お互い、不自由な英語でやりとりしているのを見ました。北海道の新千歳空港でも、同じ情景を見ました。いずれも、中国人旅行客が約半数を占めると思われる場所なのに…

だから、今どき、日本人で中国語ちゃんとできれば、とりあえず食いっぱぐれはないよね。この能力を活かして新千歳や那覇空港で働けば、北海道移住も、沖縄移住もできちゃうよね。

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タイ語ブロガーをめざして…

おはようございます。Manachanです。

今年3月からはじめた「タイ語個人レッスン」、開始後2か月を経過し、最近は2種類の宿題が出るようになりました。

1) タイ語検定4級の過去問

2) タイ語自由作文

私は事業をしていて常に多忙、わずかな空き時間を使って宿題やってるわけですが…自分がブロガーだからか、どうしても「自由作文」の方に力が入ってしまいます。書く文章考えて、タイ文字できれいに清書して提出…結構楽しい。

まだ文法とか単語の適切な使い方とか理解があやふやだし、辞書ひきながら当てずっぽうで書いてるので、間違いだらけですけどね。

逆に過去問の方は全然やる気にならなくて…試験のための準備勉強って、昔から嫌いですからねえ。普段学習していて、その理解度チェックとして試験を使うのは良いけど、試験に受かるために特別な時間を使いたくないよなあ。

「自由作文」第一回目はこんな話題で書きました。

「自己紹介」 
(日本語訳)私の名前は鈴木学、46歳です。妻と二人の子供とともに、東京に住んでいます。日本の大学を卒業した後、ITエンジニアとして、日本、オーストラリア、中国、アメリカ、インドで働きました。私は日本語、中国語、英語を流暢に話し、韓国語とタイ語が少しできます。2013年に東京で不動産の会社を立ち上げ、経営しています。

私の妻は台湾で生まれたオーストラリア人です。夫婦間の会話は中国語です。娘は9歳で小学4年、息子は6歳で小学1年。子供たちは日本語と英語の読み書き会話はできます。中国語は聞いて分かりますが、まだ書けません。私たちは家族一緒に、毎週土曜日の夜、面白い映画を見ます。

二回目の作文は趣味に走って、不動産ネタ。

「バンコクのコンドミニアム価格を調べる」
(日本語訳)私の会社は不動産事業をしています。7月16日から8月2日のタイ出張の準備として、バンコク都心部の中古コンドミニアムの価格調査を始めました。

まずはじめに、(都心ビジネス街)BTSサラデーン/MRTシーロム駅近辺の、22の売買物件と61の賃貸物件のインターネット広告を調べて計算しました。同地域のコンドミニアム平均売買価格は1197万バーツ、平均賃貸価格は月額5万6千バーツでした。

次に(都心をちょっと外した)MRTプララーム9駅近辺の価格を調べました。ここの平均売買価格は約390万バーツ、平均賃貸価格は月額2万5千バーツと、シーロムエリアの半分以下でした。来週はMRTスクンビット沿線の価格調査を行います。

私は投資用に、プララーム9駅かペッチャブリー駅/マッカサン駅近くでコンドミニアムを買いたいです。今後3年間、この地域の利便性が上がると思うからです。

タイ語学習やってて、思ったこと。

ブロガーが外国語学ぶなら、「自由作文」をやるべきですね。

ブロガーって、ただでさえ、日々文章書いて発表してますよね。人様に話したい内容が、常時、頭の中に入ってるわけです。だからこそ、普段日本語で書いてるものを、外国語、たとえば英語に置き換えて書いてみる。得意分野を使う分、上達も普通の人より早くなるはずと思います。

最近では、キーボードを使ったタイ語入力の練習も始めてます。iPhoneアプリでタイ語入力支援ツールはいくつかありますが、キーボードで文字や声調記号の位置を覚えればタイピングずっと速くなると思って…

やってみると、結構難しいですね。タイ語の入力システムは、数字1~10、アルファべットのA~Z、さらに:;?などのキーに、使用頻度が高いタイ語の文字と記号が割り振られ、さらにSHIFTキーを押した裏側に、使用頻度が低い文字と記号がびっしり割り当てられ…みたいな感じ。結局、70くらいのキーボード位置を覚えなければならない。二回目の不動産作文をキーボード入力してみたのですが、最初の3行くらいで疲れて、挫折。

บริษท พม เป็น กิจการ เกี่ยวกับ อสััางหาริิมทร์พย์ ครัับ
เพืือ เตรีียมการ ไป ทํํางาน นอกสถานทีี่่ ทีี่่ มืืองไทย
ตัั้้งเเต่ วัันทีี 16 กรกฏาคม ถึึง วันทีี 2・・ZZZ

でもまあ、これを続けていけば、いつかは、タイ語でブログ書けるようになるかもしれない。

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言葉を習うこと、教えること

おはようございます。Manachanです。

現在、我が家では、妻が日本語学校で毎日勉強中、私が仕事の関係でタイ語を勉強中。学習のペースメーカーとして、私のタイ語検定(4級)が6月7日に、妻の日本語能力試験(JLPT3級)が7月5日に予定されています。

というわけで、私と妻が同じ机(食事テーブル)で、それぞれの言葉を学習する機会も増えてきたのですが、ここにきて顕在化してきたのが、お互いの学習スタイルの違い。

私が学習中のタイ語を、我が家で分かる人はいないので、もっぱら妻が、私や子供たちに日本語を質問することになりますが、

私は、新しい言葉の習得には熱心でも、人に言葉を教えることには余り情熱を覚えない

ということに気づきました。たとえばの話、妻の言語バックグラウンドは英語と中国語で、日本語の「助詞」に相当するものがないので、そこで苦労しているのですが、

妻 「私は~です」と、「私が~です」はどう違うの?

私 「同じようなもんだよ」

妻 「私は東京に住んでいます」と、「私は東京で生活しています」と、どう違うの?

私 「同じ意味だよ。」

妻 「どんな時に、”に”を使って、どんな時に”で”を使うの?」

私 「そんなん知るかよ。そのまま覚えちゃえばいいじゃん!」

というふうに、私は大体の意味を覚えればそれでいいと思っているのに対し、妻は「正しい日本語」を緻密に覚えたようで(というより、日本語の先生がそれを期待しているようで…)、その辺が噛み合わない。

妻 「正しい日本語の言い方で言ってくれないかしら?」

私 「俺は日本で生まれて、40年以上も日本語使ってるんだから、俺が自然に話してる言葉が正しい日本語だろ!」

万事、こんな感じなんです。私の語学学習は極めて実用重視で、教科書的な覚え方をしてきてないのです。それどころか、私は教科書自体が面倒臭いと感じるし、そんなものロクに使わんでも、実地のコミュニケーションを通じていくつもの外国語をマスターしてきたのです。

でもそれは、私が多くの人と違うやり方で、脳味噌の違う場所を使って言葉を学んできた…ということであり、私のやり方が妻にはそのまま通用しない。妻は多くの人と同様、教科書的なやり方で、理屈で学ぶしかない。それは重々承知しているのですが、

でも私、教科書に沿って教えることに情熱を覚えないんですよねえ~。所謂「正しい日本語」、「美しい日本語」なんて全然興味ないし(たぶん出来ないし)、困ったものだ。

そこへ行くと、息子(6歳)の日本語の教え方は大したもので、「ママ、こうやって言うんだよ」と、いつもやさしく丁寧に教える…私にはとても真似できません。

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Manachan式外国語速習法

おはようございます、Manachanです。昨日は子供を都内の英語補習校に連れていったその足で福岡に飛び、ダブルヘッダーでセミナー講演&講演会、JAL最終便で東京に帰りました。今日は自宅でゆっくりしてます。

今回のテーマは、語学の学習法。先日、友人から「外国語をマスターする秘訣は何かありますか?」と聞かれたので、私が普段考えていることをブログに書いてみます。

私は日本語環境で育ちましたが、海外で長年暮らしたおかげで、複数の外国語ができます。かつて5年間過ごしたオーストラリアでは職場で英語を覚え、中国・台湾では3年間暮らし、こちらも職場で中国語を覚えました。いずれの言葉もビジネスで使えるレベルになっています。

また、韓国語とタイ語に関しては日本で暮らしながら学習を進めており、まだビジネスレベルではありませんが、中級程度(自力で辞書をひきながら、文章を読んだり書いたり、ネイティブと簡単な会話ができるレベル)には達しています。

「中級」レベルまでできれば、とりあえず「〇〇語ができます」と言って良いと私は思っているので、その定義でいけば日本語を含めて「5ヶ国語ができる」状態になりました。

なぜ、言葉をそこまで覚えられたのかといえば、私自身、外国語学習が好きだし、また言語習得に適した脳を持っている…という面もありますが、

そこまで外国語が好きでも得意でもない人にも役立つ「言語習得の方法論」みたいなものは、多分あると思います。いろいろな言葉を覚えれば覚えるほど、外国語習得の上で何が効果的で、何が無駄なのかが、直感的に分かりますので…

ある言語で育った人が外国語を学ぶメカニズムって、どんな構造をしているのでしょう?ここでは、経営コンサルティング、マーケティング手法としてよく使われる「SWOT分析」の枠組みを使って、「見える化」してみましょう。

SWOTとは、何でしょう?一言でいえば、


「何らかの目的」を達成する上で、

S=Strength (自分の持つ)強み
W=Weakness (自分の持つ)弱み
O=Opportunity 機会(=好ましい外部環境)
T=Threat 脅威(=好ましくない外部環境)

この4つを整理し、やるべきことの方向性を導き出す手法です。

たとえば、「日本の電機産業が、いかにして、今後も継続的に発展していくか?」というテーマでいうと(一般論になりますが)、

主語:日本の電機産業
目的&動機:継続的な成長、競争力維持発展

S(強み)=技術力、資本力、豊富なビジネス経験
W(弱み)=人件費等コストの高さ、組織の意思決定の遅さ
O(機会)=新興国の購買力向上と、根強い「日本ブランド」信仰
T(脅威)=中国、韓国などライバルの技術力、資本力向上

上記の分析から導き出される方向性は、例えばこんな感じになります。

⇒S(強み)が活かせて、かつO(機会)が豊富な事業分野に特化する。
⇒W(弱み)であり、かつT(脅威)が多数存在する事業分野から撤退する。
⇒O(機会)が豊富だが、W(弱み)である事業分野の強化策を考える。
⇒S(強み)が活かせるが、O(機会)が乏しい事業分野の、市場開拓策ないし段階的な撤退策を考える。

SWOTの枠組を、「外国語習得」に応用してみると、会社・産業経営と比べれば、ライバルや同業他社を気にしなくても良い分、ずっとシンプルになります。ここでは、「外資系企業に勤め、人事異動で突然、英語を使う部署に配属された日本人課長Aさん」を例にとってみましょう。

主語:自分
目的&動機:業務レベルの英語習得(eg.メールや電話会議をこなせるだけの英語力の習得)

S(強み)=受験英語の経験がある。
W(弱み)=英会話の経験が乏しい。。
O(機会)=新しい部署で能力を証明できれば、社内での評価が上がる。
T(脅威)=日常業務に忙殺され、英語学習の時間がなかなかとれない。

こんな感じで英語学習の必要に迫られている方は、いま、かなり多いと思います。ここで、私からAさんにアドバイスするとすれば、

民間企業で働くビジネスマンなら、「業務を、期限までに仕上げなければならない」という行動パターンに馴染んでいますよね?それを、外国語学習にも活かすと効果が上がるはず。

ここで難しいのは、会社で馴染んだ業務と違って、英語(外国語)学習はキリがないこと…ですので今後、自分が英語を使うであろう状況をよく考えて、「どんなコミュニケーションを、どの程度までできるようになればOK」と決める。そして期限も設けた方が良いと思います。例えば、

今年7月までに、

・部署の担当業務や組織体制を、外国人上司に英語でプレゼンできるようになる
・想定される質問に対して、英語で受け答えできるようになる
・外国人のいる懇親会で、自分の家族や趣味、日本経済や東京五輪に関する会話を、英語でできるようになる

そういう具体的なイメージをした上で、目標に向かって一点集中型で学習を進めるのが良いでしょう。それ以外は大胆にバッサリ捨てる。流暢さとか発音文法の正しさにこだわるとかも枝葉末節なのでこれも捨てる。「あれも、これも」は、外国語習得の大敵だと思います。

また動機面に関していうと、「自分が英語できるようになりたい」気持ちの他に、「自分が英語使えないと部署の仕事が回らないから、皆のために頑張る」といった、他人視点の動機を加えるとさらにモチベーションが上がります。人間は社会的動物であり、「他人に役立つ、認められる」ことをエネルギーの糧にする生き物。「自分一人のため」なら自分に負けやすくても、他の誰かのためになれば多少辛くても頑張れるものです。その意味では、自分が英語学習を頑張っていることを、周りに「公言」した方が望ましいでしょう。

何事もそうですが、「得意分野を伸ばすこと」は、「苦手を克服する」よりも何倍も効率が良いし、楽しいものです。「英語が苦手」と思わず、「自分の得意分野にフォーカスして、そこに英語を乗せていく」という考えでいた方がずっと良い。

ビジネスマンなら誰でも、仕事の上で得意分野、知識の豊富な分野があるはず。例えば「会計経理の業務が得意で楽しい」と思える人なら、「当社の仕訳項目」とか「減価償却資産の実務上の計上ルール」とか「試算表の作成」などについては日本語で完璧に理解・説明できるはずです。そうした「すでに自分の頭に日本語で入っていること」を英語で表現してみることは、何か新しい英単語を学ぶよりずっと簡単だし、能力が発揮しやすいです。

今では会計経理用語の日英辞書は、Webでいくらでも見つかりますし、書籍もいろいろ出ています。実践の機会を得たければビジネス向けの英会話教室がたくさんあります。「書いて覚える」のが得意な人なら、自分のペースで学習しても良いでしょう。

最後に例として、いま私が取り組んでいるタイ語学習についてSWOT分析してみました。「できるだけ具体的に」、これが大事ですね。

主語:自分
目的&動機:7月中旬より、タイ・バンコクで不動産市場調査をすることになった。私はプロジェクトチームのなかでタイ語担当なので、7月までにタイ語の辞書を引きながら不動産広告や雑誌を読んで理解できるようになり、かつ不動産投資、売買賃貸に関する簡単な会話がタイ語でできるようになる必要がある。

S(強み)=英語、中国語、韓国語の学習に成功した体験がある。中国語の「声調」ができるのでタイ語の発音にそのまま使える。不動産用語を、日本語や英語で概念としてすでに理解している。
W(弱み)=タイ語を系統的に学習した経験がまだない。
O(機会)=エキサイティングなプロジェクトに携わり、かつ自分の語学能力が活かせるチャンスがある。
T(脅威)=日常業務に忙殺され、タイ語学習の時間がとれない可能性がある。

アクション)
・7月まで、タイ語のマンツーマンレッスンに通う。仕事が不定期なので、週2回、3~4時間を目途に、時間が空き次第レッスン予約を入れる。
・タイ語のレッスンは、「文法・語法」と「ビジネス会話」だけにフォーカスする。それ以外は捨てる。
・タイ文字を読まなければ仕事にならないので、とにかく文字をたくさん書いて身体で覚える。
・マンツーマンレッスンを活かして、タイ語の不動産用語をどんどん覚え、実践で使えるようにする。

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