真夏のオリンピックに日本の創意工夫を…

こんばんはManachanです。オーストラリア約1ヶ月の滞在を終え、日本に帰ってきました。明日から子供の学校が始まり、私も連日のセミナー、商談に泊りがけ出張と、普段の忙しい東京の生活に戻っていきます。

忙しいって、ありがたいことですね。予定表が埋まるほど、人々に必要とされてるわけですから。

東京では、2020年夏季五輪まで、残すところあと4年。

リオオリンピック閉会式での東京のプレゼンテーション楽しかった。あの「安倍マリオ」…首相がスーパーマリオの格好で土管から出てくるパフォーマンスは驚き。好みは分かれるでしょうが、我が家には大好評。とにかく分かりやすい。

あれをみた世界中の人々が、「是非トーキョウに行ってみたい」と思うような、ポップでハイテクでクールな、日本オリジナルな魅力と迫力に溢れた会心のショーだったと思います。

 

【オーストラリアのTVでリオ閉会式をみる子供たち】

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日本って大した国だな、と改めて思いました。マリオ、ドラえもん、キャプテン翼、ハローキティ…あえてポケモンとジブリ出さなくても、世界中が知ってるキャラクターが豊富。桜、寿司、着物、マウント富士、渋谷ストリートカルチャーだって、すでに世界的知名度。

さらに凄味を感じるのは、「日本発の文化コンテンツを世界中の人が知ってるのを前提に、ショーに仕上げてしまった」こと…オリンピック最終日、何億人がみているTVで、改まって日本文化の紹介なんてもはや必要ない。すでに五大陸のTV視聴者がマリオやポケモンで遊んでいて、それを日本人が知ってるからこそ、あのショーが成り立つわけです。

 

4年後の東京オリンピックが、凄く楽しみになってきました。世界に例をみないユニークで楽しい大会になりそうで…開会式セレモニーは、目くるめくロボットとハイテクのオンパレードで世界をビックリさせるのか?シンゴジラが登場して聖火台に点灯するのか?あるいは「わび、さび」を前面に押し出すシンプルでクールな式典になるのか?

一体何が出てくるのか、予想できないほど、日本の文化コンテンツは豊富で、懐が深い。

日本人が日本の国土で、日本語でいろいろ考えながら創り上げるモノは、とにかくユニーク。世界中の人が「日本にビックリされたい」と期待してきて、その期待値を常に上回ろうと努力するのが、日本人の文化なのだと思います。

ところで、2020年東京五輪は、7月24日から8月9日まで、日本列島が真夏の一番暑い時期に行われます。

1964年、前回の東京五輪みたいに、10月に行われていれば、快適な気候のもとで競技できて良いのですが、アメリカのTV放映権など大人の事情で、7月下旬〜8月上旬に決まってしまいました。この時期の東京はとにかく蒸し暑く、日本人にとっても厳しい時期。冷涼な気候の国から来た選手には過酷な環境でしょうね(逆に高温多湿な東南アジア出身の選手が活躍したりして…)。

もっとも、各国の選手団もコーチも、真夏の東京の気候を想定して、勝つために万全な準備をしてくるでしょう。でも、観客など一般ピープルはその限りでないので、運営側は熱中症などの健康被害を最小限にとどめるべく、知恵を絞らなければなりません。

でも、ベストでない時期のオリンピック開催は、逆に日本人の創意工夫を発揮するチャンスだとも思います。

 

– 競技会場から最寄駅の間で、適切な場所に緑陰やクーリングステーションの設置。地域住民に「打ち水」協力呼びかけ。

みたいな地道な方策はもちろん、

 

– タイのソンクラーン祭りみたいに、皆で水をぶっかけあうイベントの企画

をやっても良いでしょう。あるいはテクノロジーを使ったソリューションも面白い。

 

– 競技場内で、人感センサーを使って、観客に向けて集中的に涼風を送り込むシステムの開発
– 「太陽光パネル&顔面向け簡易扇風機」つき帽子の提供
– 体内計測データ等 から熱中症アラートを出すスマホアプリの開発

運営側や企業がいろいろ知恵をしぼった結果、たとえば最高気温が35℃を超える日でも熱中症被害がゼロ、みたいな成果が得らたならば、将来、タイとかシンガポールで「熱帯オリンピック」やる際の貴重なノウハウになるでしょうし、

あるいは、世界的に温暖化傾向の近年、東京オリンピックがきっかけで、日本発の暑さ対策グッズやテクノロジー、ファッションが世界中で売れて、新たな産業に育つかもしれません。

今からとても楽しみですね。私は五輪のお膝元、江東区在住で、オリンピックのボランティア(外国人向けの案内ガイド等)をやるつもりです。連日、真っ黒に陽焼けしながら、世界中の皆様が東京で快適にオリンピック観戦できるよう、微力ながら貢献したいです。

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