おはようございます、Manachan@ゴールドコースト滞在中です。
不動産投資をやってると、リタイアとか、セミリタイアみたいな言葉をよく聞きますけど、何をもってリタイアというのか、自分でもよく分からないです。
「Manachanは、不動産でリタイアできたと思いますか?」
と聞かれても、自分では、とてもじゃないがリタイアした気分じゃあない。
「確かに、3年半前に会社を辞めましたが、その後も相変わらず忙しく仕事してますので、リタイアとかじゃないっす。40代の脱サラ独立起業ですね。」
また、今のところは所謂リタイアには興味ありません。自分で事業してると面白いしチャレンジングだし、自分以外にボスいないから気楽だし、身体が動く限りはガンガン働きたい気分なのです。
でも、今は元気な私も、所詮は生身の人間。歳月が経てば、「老い」は確実に近寄ってきます。すでに髪の毛に白いものが混じってますし、こないだ鼻毛を抜いたら白くて、暗い気分になりました…。
今後、50代、60代になっていくと、徐々に身体に無理がきかなくなり、70の声をきくと仕事どころか、動くのもおっくうになる時期が、きっと来るのでしょう。
こないだ、妻と、リタイアの話をしました。とりあえず、今のところは仕事バリバリ頑張るにせよ、55歳までにリタイアの計画は立てようね、ということになりました。
よく考えれば、妻とこういう話ができること自体が、奇跡のようなものです。つい3年前は、夫婦関係は最悪で、ぶっちゃけ離婚一歩手前みたいな状態でしたので、二人で円満にリタイアのこと考えるような会話自体が無理でした。あれから3年間、妻も私も努力して、関係をここまで改善したのです。
今では、円熟した夫婦として共に老い、余生を楽しむ決心がつきました。今さら大金持ちになりたいとか、贅沢したいとかは思いません。夫婦で不自由なく暮らせればそれで充分です。それでリタイアの話に戻りますと…
○老後の生活費をどう捻出するか?
○老後はどこに住むか?
いう二点…老後の生活費ですが、私は「家賃収入」をメインに考えています。実際、そうせざるを得ない。我々夫婦はこれまでいろんな国に数年づつ暮らしてきたので、「国民年金」みたいなものを長年積み立てたことがないのです。どの国でも役所や年金基金からは、大した額はもらえない。
で、どの位の家賃収入があればいいか?我々夫婦だけなら、「日本で6戸のアパート」と「オーストラリアで戸建2戸」位を、それぞれ残債なしで運用できれば、それで十分かなと思います。日本円と豪ドルのダブルインカムになるので、安定度も高いですね。なお、この状態は、現保有物件の売買を通じて、やろうと思えばすぐにでも実現は可能です。
次に、円と豪ドルの家賃を得て、世界のどこに暮らすか、という話…私は「タイのバンコク」を推してみましたが、妻は「日本かオーストラリアのいずれか」に住みたいようです。どちらの国も安全で快適だし、福祉制度があって医療が良いのが老後暮らし向きだと、彼女は言います。
いろいろ話した結果、老後の住まいとして理想的だと二人の意見が一致したのが、「日本の福岡市」でした。福岡市内なら、都会としての便利さが十分あり、街のサイズも程よい。気候が暖かくて身体もラクだし、国際空港、新幹線駅、海や山にもすぐ出られる。医療機関にも不足や問題はない。天神の近くに住めればクルマを持つ必要もない。
なお、福岡で老後を送るなら、夫婦二人の住まいを、ローンなしで取得することが必要。ま、これはそんなに問題ないでしょう。赤坂、大濠公園、平尾みたいな便利な場所で、700万円とかで、中古2LDKマンションが腐るほどありますもんね。
最後に、私は今のところ55歳の若さで現役引退する気はありませんが、ま、55歳までに、上記の実現計画を立てようとは思います。人生の出口戦略ですね。普段、それを意識して動いていれば、自然とそのようなかたちに落ち着いていくでしょう。