なぜ、そんなこともできないの?

こんばんは、Manachanです。妻と子供たちはすでに寝静まり、私ひとり、PCを広げています。10月4日が間もなく終わり、10月5日、私の47回目の誕生日を目前にしています。

今日の日記は、我が47年間の半生を悩まし続けてきた、「脳機能の偏り」について書きます。

 

私の脳って、普通じゃないと思います。良くも悪くも・・良い方からいうと、外国語とか数字とか、とにかく、覚えが早くて忘れない。計算やロジックが大得意…いまのグローバル経済+IT時代に、高く評価される能力を、生まれつき持っていることです。

たとえば、最近の私は、東南アジア各国語の学習をすすめていますが、「半年~1年サイクルで一言語づつ習得」、「日本人なのにタイ語とベトナム語の宿題を同時にやれる」というのは、誰に聞いても、普通の能力じゃないそうです。

語学学習中の、自分の脳の中身を表現すると、日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語の領域がきれいに分かれて、語彙も混同しない。しかも、中国語とベトナム語のように、お互い似通った言語を学ぶ場合、すでに知っている中国語の単語が、いま習っているベトナム語の単語ときれいにつながり、リレーショナル・データベースとして脳内メモリに格納される…みたいな感じ。だから、どんな外国語の学習も苦になりません。

あと、いまの私は不動産の売買仲介を生業にしていますが、特に投資不動産は数字の世界だから、私の大得意な分野。首都圏には、JR私鉄地下鉄あわせて1000を超える駅がありますが、それぞれの駅徒歩圏の賃料水準が、調べなくてもほぼ即答できます。

そんな便利な脳が、実生活のいろんな場面で「不便極まりない脳」になってしまうのですから、不思議なものです。

たとえば、私の脳は「空気を読む」ことがおそろしく不得手です。相手の意図を正確に読み取り、その期待値にあった行動をすることが、どうしてもできないのです。

「どうして、そんなこともできないの?」

「皆できて当たり前のことが、あなたはできないの?」

学校で、家庭で、職場で…そんな言葉を吐かれ続けた47年。言われるごとに、私は深く傷つきます。より正確にいえば、古傷がうずきます。

外国語の単語や数字を、いつまでも忘れない脳…だからこそ、遠い昔に言われた「傷つく一言」だって、いつまでも忘れられないのです。

 

今日だって、妻の一言にムッとしたんです。妻が6歳の息子に、宿題をやりなさいと指示している。私もその意図をくみ取って、助け舟をだそうとする。すると、妻が、

「人の話、ちゃんと聞いてよ!」

という・・・俺、いま一生懸命聞いてるよ。というか、俺としては、全身全霊を使うくらいちゃんと聞いて、理解して、父親としてやるべきことをやったと思ってたよ、それでも、妻の期待値と違うらしい。何がどう違うのか、自分でも分からない。そんな時、35年前、まだ子供だった頃に大人に言われた一言が脳裏に浮かんで、「思い出し怒り」をしてしまう…

「俺、すげー一生懸命聞いてるだろ!」

妻には分かって欲しい、俺が努力していることを。人の意図を理解したくても、できない。自分の意図も誤解される。その無念な気持ちを、くみ取って欲しいだけなんだ…それが本音なのですが、脳構造の違う妻には伝わりにくい。おまけに語気も荒いし、顔もムカついているので、夫婦喧嘩の種になるんです。

 

子供時代は辛かったなあ。今よりもっと、「空気読めない君」に対する偏見と無理解がひどかった時代。母のしつけのせいにされ、「あの親は、一体どんな教育してるんだ?」と、言われることも多かった。子供心に、自分の母親が悪者にされるのは辛かった。

社会人になっても、顧客のペースで動かなきゃならない職場は辛かった。というか全然、仕事にならなかった。19年間のサラリーマン生活、「IT+外国語能力」を武器に、キャリアを伸ばしてはきたけど、不得意な現場に回されたらとことんダメ。クビ1回、クビ寸前1回・・・だもんなあ。もうお腹一杯だよ!

今では気楽な一人社長稼業。自分の得意分野で勝負し、一緒に働く人も選べるようになりました。ようやく「自分らしい働き方」が見つかって嬉しいです。たぶん、これ以外の働き方はできないでしょう。

俺、もう47年も生きてます。男なんて80歳くらいまでしか生きないんだから、たぶん、これは一生治らんのでしょうね。あと30年ちょっと生きるとして、「どうして、そんなこともできないの?」を、これから何回聞くんだろうね。

 

最後に、うちの娘は、不登校気味の状態が続いています。私が毎朝、2時間目くらいに学校に連れていってなんとか小康状態ですが、たぶん娘も、学校で誰かに、「どうして、そんなこともできないの?」と言われて、傷ついているのかもしれない。

何かができないのは、努力が足りないとか、自分勝手だからとか、親のしつけがなってないとか、そういう理由ばかりではありません。特に長期間かけてもできない場合は、相当の理由があるのだろう。当の本人は相当のプレッシャーや無念を感じているかもしれないと、想像力を働かせてほしいです。

 

この文章、面白かった、共感できた、と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

 

Share on Facebook

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*