予定のない旅

こんばんはManachanです。先ほど、オーストラリアへ里帰りした妻と子供たちを成田空港で見送って、いま柏の実家にいます。

明日は、私ひとりで朝6時前に出発、成田からチャイナエア便で北京経由、モンゴル・ウランバートルまで行きます。その後も仕事でいろんな国を回り、3週間後の8月5日にオーストラリアで家族と合流する予定です。

当分、家族と会えなくて寂しい気持ちが3割、でも残りの7割は、自分の好き勝手できて嬉しいというのが正直な気持ちですね(普段は父親業で結構忙しいので…)。3週間、束の間の「自由」を満喫します。

家族は機中の人。私は成田空港の駐車場を出て、たった一人のドライブ。柏までの道中は田舎道なので夜は真っ暗、街灯もまばら。ハイビーム走行しながらFMラジオをかけていると、50代の現役サラリーマンのインタビューをやってました。

「妻と一緒に、日本全国をツーリングするのが夢です。」
「途中、住みたい土地に来たら、そこで家を買う…みたいに、予定を決めずに旅したいです。」

それを聞いて、ハッと気づきました。

いまの自分の暮らし自体が、予定を決めない旅みたいなものですね…

一人会社の社長、気ままな渡世。この仕事でいくら稼いでも良いし、いつ辞めてもいい。休みたければ何日休んでもいい。

一応、東京に住み、事務所も構えているけど、自分自身、どこを拠点しているのかよく分からない位、ほぼ毎月出国してるし、行った先で仕事してるし、遊んでるし・・・ライフスタイルが旅そのもの、ノマドそのもの。

もっとも、2年半前まではサラリーマンだったので、前述の50代サラリーマンみたいに、「全国ツーリング」とか「予定を決めない旅」みたいなものに憧れたものです。あの頃は会社から数日の休みをとって、その範囲内で旅程を決めてました。最初から「終わりが見えてる旅」だから、「5日間のうち3日経ってしまった…」「あ~あ明後日には出社か…」と、憂鬱になったりしました。

そんな私が、会社をクビになって…我が人生に「時間の自由」というものが、にわかに転がり込んできました。でも、要は失業者。当時は「野垂れ死にする自由」と隣り合わせだと感じてました。

その後、一人会社を立ち上げて、仕事がなんとか軌道に乗って、食えるようになって、生活不安が後退して、今ようやく、「予定を決めない旅みたいな人生」が手に入ったと実感しています。

今さら、全国ツーリングとか、海外リゾート暮らしとか、羨ましいとは全然思いませんもんね。世の中の何が羨ましいのか、よく分かりませんが、とりあえず今の暮らしを満喫してます。

次回は北京かウランバートルからの更新になります。お楽しみに。

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