日本は仏教国?

おはようございます。Manachanです。オーストラリア・ケアンズ滞在も、残り1週間を切りました。

当地ケアンズでは、娘ソフィアが以前通っていた小学校の同級生と、よく遊ばせています。そこの家は熱心なクリスチャンで、毎週日曜日に教会に行きます。

私、オーストラリアで5年以上暮らしましたが、その見聞の範囲でいえば、この国で、教会に毎週行く家庭は、割合としては、そんなに高くはありません。

シドニー在住時代の職場の同僚をみても、教会通いは、どちらかといえばアジア系(フィリピン人や韓国人)が熱心でしたね。いわゆる「オージー」と呼ばれる、「白人、オーストラリア生まれ」のファミリーは、週末にはドライブに出かけたり、庭仕事をしたり、ラグビーの試合を見に行ったりする方に熱心で、教会通いは稀。その点は日本人に似ているかもしれません。

あと、同じ英語圏でも、アメリカのビジネスホテルやモーテルに泊まると、結構な頻度で、部屋に「聖書」が置いてあったり、近所の教会を紹介していたものですが、逆にオーストラリアの宿泊施設で、聖書を見たことは一度もありません。

同じ英米系でも、アメリカの植民地支配を受けた国は、比較的キリスト教信仰に熱心で、逆にイギリス系の諸国は信仰に淡泊だったり、他宗教に寛容だったりする印象があります。その点、オーストラリアもイギリスの系譜を引く国ですよねえ…

最新の国勢調査(2011年)によれば、オーストラリア人の約61%はキリスト教徒に分類されています。が、この国には公用の宗教が指定されておらず、憲法で信仰の自由が認められています。移民国という事情もあり、インド出身者はヒンドゥー教、中近東出身者はイスラム教など、母国にいた時の信仰をそのまま、オーストラリアに持ち込むケースが多い印象です。

オーストラリアのような国を、「キリスト教国」(Christian Country)と呼べるのか?

答えは、Yes or Noでしょうね。定義次第で、専門家の間でも意見が分かれるでしょう。ただし、間違いなく、

「キリスト教をベースとする文化」(Christian-based culture)であるとはいえるでしょう。

その点でも、オーストラリアと日本は結構似ていると感じます。

いまの日本を「仏教国」と呼べるのかどうかは、分からない。

でも、日本は間違いなく「(日本化された)仏教や神道をベースとする文化」を持つ国とはいえるでしょう。

ある国民社会において、人々が内面で、どれほどの信仰心をもっているのか、外から窺い知ることは簡単ではありません。素人がそれを判断するには、「信仰をどれだけ実践しているか?」しかない。キリスト教徒でいえば、「毎週、教会に出向いて、日曜学校に通う」、「教会の行事に積極的に参加する」、「熱心な人は布教に行く」等々…

オーストラリアで、それやってる人は、一定数はいても、どうみても半数には達していない。その点、フィリピンのような、熱心なカトリックの国とは違う印象です。ですが、個々人が信仰をもっているかどうかに関わらず、彼らが背負う欧米文化そのものが、キリスト教信仰と切っても切れない関係にある。

多くのオーストラリア人は、「クリスマス」はもちろん、数週間前から準備して、盛大にお祝いしますし、ついでに翌日も「ボクシングデイ」として公休日に設定。3~4月の「イースター」(復活祭)も10~11月「サンクスギビング」(感謝祭)も、習慣として当たり前にお祝いする。その全てが、キリスト教起源の行事ですね。

一方、日本でも、インド発祥の仏教が、中国を経て日本に伝わり、土着の神様と混合(習合)して以来、「神仏」はこの国の文化を形づくってきました。百人一首の昔から、僧侶がたくさん出てくるし、全国の名所旧跡の多くは、仏教寺院。

今でも、お盆に墓参りをしたり、「合掌」したり、除夜の鐘をついたり、葬式は仏式であげたり、法事もお寺でやるなど、仏教起源の習慣を実践する人が多い。(注.起源については、諸説あると思います)。

それらが、「信仰を実践している」という意識は余りないかもしれませんが、外国人からみれば、実践しているように見えるのかもしれませんね。

【初詣は、寅さんで有名な、葛飾柴又の帝釈天に時々行ってた…・】

私も、多くの日本人と同様に、「信仰は実践していない」けれども、「仏教・神道と不可分に結びついた日本文化にくるまれて」生きています。そして、日本文化の求める決まりごとに基づいて、墓参り、法事、古寺名刹を訪れて合掌…いろんな習慣を実践しています。

その状態を、外国人にどう説明すればいいのだろう?たとえば、「あなたの信仰は何ですか?」と英語で聞かれた時、

I am Buddhist or Shintoist, but not practicing.
(仏教もしくは神道。実践してないけどね…)

あたりの答えが、一番、しっくりいくように思います(「信仰はありません」みたいに答えると、いろいろと誤解されるからねえ…)。

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コメント

  1. トレンドYouTubeニュース!! より:

    1. どうもこんにちは!
    他の記事も読んでみました♪YouTubeとかの記事を書いてるので覗いてみてね♪また更新されたら読みにきまーす!
    http://ameblo.jp/youtubews/

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