人生から余暇が消えた

おはようございます。Manachanです。いま、東武東上線で、埼玉県東松山に向かっています。まもなく板橋区が終わり、「♪ダンダンダンダ ダンダンダ~ ダンダダ埼玉♪」の鼻歌で気分を盛り上げる。

昨晩は東京で、「英国&トルコ不動産セミナー」を開催。今回の講師は、おなじみの「清水さん」の他、英国人創業社長のアンドリュー・ウェストコット氏も来日しました。

懇親会で、アンドリューと話していたら、こんなこと言ってました。

「今回は、ドバイ、スペイン、中国を経て、日本に来たんだよ」
「もう何週間も家に帰ってない。そろそろ英国に帰らないと家庭がやばいなあ」

ま、程度の差はあれ、出張に次ぐ出張、という意味では俺も一緒なんだけど…会社興すと、自然、そうなりますよね。

サラリーマンをやめて、独立事業主になってみると、「余暇」とか「出張」の意味合いが、全然違ってきます。

サラリーマン時代は、有給休暇の範囲内であれば、上司の許可とって休むことができたし、いくら休んだところで、毎月、決まった日に給料が支払われたし…その意味で、週末や夏休みは、まさに「余暇」でしたね。収入が途絶える心配なしに、心おきなくリラックスして、休めたものです。

ところが自営になってみると、当然ながら、給料の保障はない。自分の給料を出すための売り上げを、自分ひとりの力で上げなくてはならない。月によっては、売買仲介の売り上げゼロ、みたいなことがありますけど、それでも、家族四人の生活費や、子供たちの習い事の費用は、必ず出ていく…

「いつ、収入が途切れるか分からない」という状態は、実際、かなりのプレッシャーです。当面、私はサラリーマン時代の所得を、事業を通じて稼ぎ出すことが目標で、それ位は、さすがに達成できると思うんだけど、仮にそうなったところで、決まった給料が保障されていない以上、「もっと稼がなきゃ」のプレッシャーは消えないでしょう。

だから、余暇なんてないし、稼ぐ前提なしに遊ぶ気にはなれません。土日、祝日、週末問わず、売り上げにつながる仕事があればどこへでも飛んでいくし、ある意味、「ずっと働いている」状態ですね、

あと、出張の意味合いも違ってきます。独立自営になった私は、サラリーマン時代とは比較にならない数の出張をこなしていますが、当然、交通費や宿泊費は、自分の経営する会社から出さねばならない。要は自腹と一緒なので、LCCや高速バスなど、可能な限り安い交通機関を選び、3000円台の激安ビジネスホテルに泊まる。新幹線出張と、「都ホテル」、「リーガロイヤル」レベルの宿泊が当たり前だった外資系サラリーマン時代に比べると、ずいぶんグレードが落ちたなあという気がする。

こないだ、カンボジア出張で使ったゲストハウスが1泊800円ですからね。125円でストリート散髪して、屋台で62円メシ食って、学生バックパッカー時代に逆戻り。もう笑うしかない…

ですが、良いこともあります。いまは出張も余暇も、自分ひとりで決められます。経営陣や上司の命を受けて行くのではないので、要は好きな時に仕事して、好きな時に休めばいい。

行き先も経路も滞在期間も、会社の規定など関係なく、自分の一存で決められますから、「出張のついでに、遊んじゃえ」みたいなことも可能。たとえば、

名古屋出張の時は、高速バス使って、途中の「足柄サービスエリア」で富士山の写真撮って、静岡限定「まりこの紅茶」飲んで、「う宮(うみゃー)~富士宮やきそば」をお土産に買って帰る。

札幌出張の時は、新千歳空港の「ニコニコレンタカー」で2200円レンタカー借りて、周辺の「ウトナイ湖」、「パレットの丘」など、広い大地ドライブを堪能して、安平町追分の「角谷さんのカマンベール」をお土産に買って帰る

【富士の裾野で…】

【北の大地で…】

みたいなことが可能。要は、出張自体が遊びみたいなもんだし、そもそも今やってる仕事自体が遊びみたいなもの。

楽しい 忙しい 儲からない」の三拍子揃ってますけど、ま、それはそれで、自分らしい働き方、生き方なのかなと思ったりします。

どれだけ働くのも自由、どれだけ稼ぐのも自由、稼げなくて生活できなくなっても自分の責任…「自由」とは、こういう状態を言うのだと思う。

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コメント

  1. 6ヶ月で-15kg!! アラフォーダイエッター【ようこ】 より:

    1. 無題
    色々してたらたどり着きました(・∀・)色々参考になります☆私もブログを書いているので、勉強になります★では、またヽ(^。^)ノ
    http://ameblo.jp/mrs-k40/

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