ラオス~東南アジアの佐賀県

こんばんは。Manachanです。

3月下旬に、出張で「ラオス」に行きます。タイ、ベトナム、中国と国境を接する小さな内陸国、「東南アジアで一番地味で目立たない国」ラオスへの訪問が実現した暁には、私はブルネイを除く、ASEAN10か国全てに、渡航したことになります。

いま、東南アジア進出・投資ブームの日本ではありますが、タイ、マレーシア、フィリピン、べトナム、ミャンマー等に比べて、ラオスに関する情報はまだ少ないので、簡単に解説しますと、

【ラオス人民民主共和国の概要】

・位置は、(ざっくり言うと)タイの北、ベトナムの西、中国(雲南省)の南
・面積は23.7万平方キロ、日本の約6割
・人口は非常に少なく、660万人。
・ASEANで唯一、海に面していない
・主産業は農業、水力発電、繊維など

ラオスの位置

これだけだと分かりにくいので、より知名度の高い隣国「ベトナム」、「タイ」との関係から、ラオスを詳しくみていきましょう。

【ベトナムとの関係】

ラオスにとって、ベトナムは、「よく働く、成績も良い隣のお兄さん」みたいな感じでしょうか。ベトナム人は、工場の経営者、技術者、あるいは商売人として、ラオスに大勢入り込んでいます。

とはいえ、ラオスとベトナムとは言語・文化的にも差が大きく、隣人で緊密な関係だけど「所詮は他人」みたいな感じかと思います。

【タイとの関係】

ベトナムと比べると、タイはラオスと何かと共通点が多い。

タイ人とラオス人は、民族的に同根であり、タイ語とラオス語は、「方言」程度の差しかないとされています。お互い、属する国が違うので、ラオス語は一応、タイ語とは別言語ということになっていますが、両国民の意志疎通は、基本、通訳なしで可能。

もっとも現時点では、両国間に、「圧倒的な経済力、文化力の差」が存在します。ラオス人は小さい頃からタイのTV番組を見るし、携帯電話も、ラオス文字の入力システムがないので、タイ文字で入力する…だからラオスではタイ語が通じる。逆にタイでラオス語が通じるかというと、必ずしもそうではない。

タイから流入するTV番組や商品を見て育ったラオスの若者は、タイ、特に「花の都」バンコクに憧れます。そして、たくさんのラオス人が、自国に比べて給料の良いタイに出稼ぎに出ます。地続きだし、顔も同じだし、言葉も通じる…タイ社会に溶け込んだラオス人が、大量のタイ・バーツ紙幣を持ち帰るので、ラオスの街ではバーツで普通に買い物ができるとか。

なかなか、面白い関係だなあ。

タイとラオス、言葉も文化もあまりに似すぎていて、かつ経済的には大差がついてる関係…だから、タイからみて、ラオスはどうしても、外国というより、「タイの周辺部、田舎」みたいな位置づけになってしまう。

日本でいうと、イメージ的に一番近いのは、たぶん「福岡県と佐賀県」の関係かなあ。九州外の人には分かりにくいでしょうが、以前、福岡市に住んでいた私は、どうしても、こんな連想をしてしまう。

タイ=福岡県
バンコク=福岡市
ラオス=佐賀県
ビエンチャン(ラオスの首都)=佐賀市

佐賀駅・・・博多まで32分900円の近さ。誰もが、遊びに行く

佐賀は、大都会・福岡に隣接する、田舎県。福岡と似た言葉を話し(肥筑方言)、福岡市へ約1時間以内で出られる近さゆえ、多くの佐賀人は、働く場、学ぶ場、遊ぶ場を、福岡に求めます。

佐賀県内のJR線に乗ったことなくても、西鉄バスで天神・博多には毎月遊びに行く、福岡の都市高速と市営地下鉄を乗りこなす…県名としてはマイナーでも、実質、福岡県民と大差ない生活を送っている佐賀人は多い。

逆に、福岡からみれば、佐賀は他県というよりは、福岡の周辺部にある田舎エリア、というイメージの方が強いでしょう。その辺が、「タイとラオスの関係」を彷彿とさせますね。

そのラオス、首都ビエンチャンで、外国人も買えるようなクオリティのコンドミニアム国内第一号が、いま企画されています。私は今月末、その物件を視察しにいきます。価格は、バンコクに比べれば圧倒的に安く、一室数百万円の世界です。

「東南アジアの佐賀県」マイナーな人口小国ラオスですが、首都の一等地に建つ初のコンドミニアムということで、私も注目しています。どんな小国でも、「首都」は国のショーウィンドーとして整備されますし、外国人投資家がお金持って入ってくるのも「首都」ですから…

首都・第一号プレミアムがついた物件、上がり目は大きいはずと思っています。

次回(ラオスに注目する理由)に続く、

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