2013年 7月 の投稿一覧

福岡と比較可能な海外の都市

おはようございます。Manachanです。

いま、福岡市の「キャナルシティ博多」附設のホテルで、家族全員で泊まっています。

博多、いつ来ても、イイですね~。妻もとても気に入って、「リタイアするなら、博多がいい!」と行ってるくらい。

私も、博多リタイアなら、思い切りアリだと思ってます(すでに土地持ってるし・・・十分実現可能ですね♪)。

今から2時間後、福岡市内の会場で、不動産投資セミナーで講演してきます。

最近、日本の各都市で、海外不動産投資セミナーで講演する機会が増えています。話のネタは当然「海外の都市」ですので、聴衆にわかりやすく説明するために、

東京での講演の場合、
「このエリアは、東京でいえば、「○○」に相当するような場所です」

福岡での講演の場合、
「このエリアは、福岡でいえば、「○○」に相当するような場所です」

そんなアナロジーを使うことが多いのですが、どちらかといえば、「福岡」の方がはるかに説明しやすいことが多い。なぜなら、

世界中の都市のなかで、「福岡サイズ」の都市はとても多いけれど、「東京」のような巨大な都市はほとんどない

東京・首都圏は、世界一の人口と経済規模を持つ、超・超・超巨大なメガロポリスです。

東京のCBD(中心業務地区)といっても、代表的なエリアだけで、丸の内、赤坂、六本木、品川、新宿、渋谷、池袋・・・虎の門、神谷町、浜松町レベルのビジネス地区を加えると、ものすごく多い。

繁華街の数は、さらに多い。山手線のすべての駅前が、新興国の首都トップレベルの繁華街に相当するかと思うほど。

新宿、渋谷のような、人の集まる巨大繁華街が数多くあるからこそ、「表参道」、「南青山」、「代官山」といった、個性的なおしゃれタウンの価値がひときわ光る。これも、東京ならではの現象でしょう。

しかも、東京都心から30㎞圏に、横浜、川崎、町田、立川、八王子、川越、大宮、柏、船橋、千葉・・・郊外中核都市が、帯状に連なり、そこだけで1000万人から住んでいる。こんな凄い都市は、世界中に二つとありません。

その巨大サイズと、成熟した都市構造ゆえ、東京とまともにエリア比較できる都市は、世界広しといえども、限られます。ニューヨーク、ロンドン、パリ・・・

上海とかイスタンブールなどは、サイズからいえば東京レベルの巨大な都市ですが、都市構造が東京ほど成熟していないので、やはり、エリア比較は難しい。

規模が違いすぎる二都市のエリア比較がなぜ難しいのか?話をわかりやすくするために、たとえば、「名古屋」の各エリアを、「東京」を使って説明してみましょう。

名古屋の「栄」は、東京の「丸の内」、「銀座」、「新宿」を全部あわせたようなエリアだ。
名古屋の「大須」は、東京の「秋葉原」、「上野」、「巣鴨」を、全部あわせたようなエリアだ。

みたいな説明・・・間違ってはいないけど、やはり東京と名古屋の都市規模や成熟度が違いすぎるために、無理を感じるわけです。規模感も含めて説明すれば、

(名古屋)「栄」=(東京)「丸の内」+「銀座」+「新宿」 ではなく、

「栄」=(「丸の内」+「銀座」+「新宿」)÷10

位になるわけですが、その規模感を、セミナーで伝えるのは非常に難しい。ましてや外国の都市のことですから・・・

その点、福岡の場合は、海外のほとんどの都市の場合、規模間をデフォルメせずに、しっくりとエリア説明できるので、やりやすい。

たとえば、日本の海外不動産投資先として一番人気「マレーシア」の、「首都クアラルンプール」の各エリアは、東京と比べるより、福岡と比べる方が、規模感的にしっくりくる。

たとえば、今年5月の福岡セミナーで、私は、このような説明をしました。

(クアラルンプールの)
都心KLCC地区 = 福岡でいえば「天神+博多」
やや下町なアンパン地区 = 福岡でいえば「吉塚、箱崎」
伝統ある高級住宅地バンサー地区 = 福岡でいえば「大濠、平尾、浄水通」
郊外新興住宅地モントキアラ地区 = 福岡でいえば「百道、西新」

クアラルンプールと福岡とで、都市の規模が、それほど違わないから、全然、比較として無理がない。だからやりやすい。

では、セミナーに行ってきま~す。


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海外散髪フェチ

おはようございます。Manachanです。最近バタバタしていて、数日間、ブログ更新ができませんでした。

ここ数日、関東はものすごい猛暑が続いています。暑くなると、「髪の毛まわり」もにわかに鬱陶しくなりますね。私、直近の散髪といえば、5月14日、カンボジアの路上で「GIカット」にしてもらったのですが、

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いくら短く切ってもらっても、2ヶ月も経てば、さすがに伸びてきますので、この暑い陽気で、散髪意欲が増してくるわけですね。

私、仕事やプライベートで海外に行くことが多く、訪問先の国で、散髪を済ませてしまうことが多い。

散髪は、それぞれお国柄が出て面白いですし、また、現地の物価水準をはかるバロメーターでもありますので、間接的に、ビジネスや不動産投資にも役に立ちます。またセミナー講演などで「笑いのとれるネタ」にもなりますので、「身体を張る」だけの価値は十分あるわけですね。

東南アジアなど新興国では、できるだけ、「平均的な日本人が、踏み入れる勇気のない、超ローカルな理髪店」を選んで、切ってもらいます。言葉が通じなくても、構いません。身振り手振りを使って、気合いで、切らせてしまいます。

「散髪」なんて、国を問わず、やることはほぼ決まってますし、私の髪の毛は短いので、とりあえずバリカン入れて、「スポーツ刈り」にしちゃえば、なんとか、サマになるわけですから、便利。

これまで、4大陸(アジア、ヨーロッパ、北米、オーストラリア)、10数カ国で、散髪してきました。

一番、安かった散髪     
16円(2ルピー) インド、オリッサ州バルパリ  1989年1月
 
一番、かっこよかった散髪  
1300円(11.85ドル)   米国、ノースカロライナ州のローリー  2005年5月

一番、コスパが高かった散髪  
65円(5元)   中国、大連  2005年11月

中国での散髪は、概して、満足度高いです。値段がひじょう安い割に、丁寧にやってくれます。田舎から出てきた女性の理髪師が、100円足らずで切ってくれます。ま、髪質も日本人とほぼ同じですから、やりやすいでしょうね・・・

欧米だと、値段、それなりにしますが(とはいえ1000円とか2000円程度)、それなりに格好良いヘアスタイルにしていただけることが多い。

オーストラリアに住んでいた頃、散髪代は安い店で700~1200円くらいで済ませてました。中近東出身のお兄ちゃんか、ベトナム人に切ってもらうことが多かったのですが、やはりベトナム人の方が、東アジア人の髪質に慣れているし、仕事も丁寧でしたね。

次回は、マレーシアで散髪してこようと思います。ちょっと楽しみ~♪

今日から、九州を3泊4日で家族旅行するので、次回は旅先からの更新となります。


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ザ・北関東

おはようございます。Manachanです。

最近、用事で群馬県方面にいくことが結構あります。主な目的地は群馬県東部の太田市や桐生市ですが、あの辺は県境がいくつも入り乱れてますので、「埼玉県(熊谷市など)で車借りて、群馬県で用事済ませて、ついでに栃木県(足利市など)に寄る」タイプの訪問が多い。あと、そこからは茨城県(古河市)にもすぐ出られます。

これらの地域を総称して、「北関東」と呼びます。県名でいえば、群馬、栃木、茨城の3県と、隣接する埼玉県北部が含まれます。

とはいえ、関東や東北に住んでなければ、たぶん、ピンとこないでしょうね。特に西日本に住んでいる方にとっては、「東京の北側に、同じくらいの大きさの県が3つ並んでいるけど、一番左側が群馬だっけ?栃木だっけ?」みたいな世界かと。

あの地域は、東京に近すぎる割に、大都市がなくて田舎なイメージがあるから、どうしても「影が薄い」といわれてしまう。

ま、関東人にとって、関西の「京都、大阪、兵庫、奈良」はイメージできても、和歌山とか滋賀とか三重がいまいちピンとこない、というのと同じ感覚でしょうかね。

それでも北関東は、群馬県200万人、栃木県200万人、茨城県300万人、埼玉県北部200万人・・・全部で900万人もが暮らしています。中国地方5県、四国地方4県、北海道全体よりも人口が多い。

そして東京に近いので、工業、農業、商業サービス業がバランス良く発展し、雇用も多く平均所得も高い。

高い実力の割に過小評価されている北関東を、私のブログを通じて、皆さんにもっと知ってもらいたいと思います。

1)観光地は超有名でも、県名がマイナー

北関東は、日本全国に名の知られた観光地、温泉地を数多く抱えています。

たとえば、群馬県の「草津」は、温泉、スキー場として全国的に有名ですし、栃木県の「日光」は世界遺産でもあり、海外にも知られている超メジャーな観光地。。。しかし「群馬県」や「栃木県」といった県名になると、途端にマイナー感が漂ってしまう。

あと茨城の県都「水戸」は時代劇の影響で知名度は高いですが、「茨城県」となると「何それ?」みたいな話に・・・これって、何とかならんもんかなあ?

2)夏は日本一暑い

世界的な異常気象の影響で、日本でも夏季の最高気温記録が数年毎に更新されるような状況になっていますが、

その中で、特によく出てくる地名が、北関東の「熊谷」(埼玉県)、「前橋」、「伊勢崎」、「館林」(群馬県)、「佐野」(栃木県)あたり・・・毎夏、平気で38度を超えるこの一帯は、間違いなく日本一暑い地域のひとつでしょう。

特に「熊谷」は、夏の天気予報で「日本一暑い熊谷市の今日の気温は・・・」と、枕詞つきで呼ばれるようになっており、市内の「八木橋百貨店」では、「あついぞ熊谷グッズ」を売ったりと、暑さを利用した町おこしを行っています。

http://www.yagihashi.co.jp/event/atsuizot/

最高気温では、熊谷のライバル「群馬県館林市」も、負けてはいられませんね。

3)冬はとても寒い

夏は、日本一暑くなる北関東ですが、冬の寒さは厳しい。私は以前、館林市に住んでいましたが、冬季は底冷えがすごいし、車のフロントガラスに分厚い氷が張るので、お湯をかけて溶かす毎日でした。

太平洋側特有の放射冷却現象ゆえ、宇都宮市や水戸市の朝は、零下5度を下回ることも珍しくありません。東北地方の「仙台」の気温を下回ることもあります。

4)東北じゃなくて、関東!

北関東の冬は厳しいけど、「東北みたいな寒さだね」と、北関東人に言ってはいけません。

あと、栃木県や茨城県の訛りは、東北の福島県とよく似ていますけど、「東北弁みたいだね」と、言ってはいけません。

あくまで、彼らのアイデンティティは、「関東人」。東京と同じ関東地方に属する人々なのです。「白河の関」や「勿来の関」から、1ミリでも南に住んでいるなら、「関東人」と呼びましょう。

5)超クルマ社会

公共交通機関が発達していない北関東、特に平野部の国道50号線沿線は、日本でも稀にみる、極端なクルマ社会。一人あたり、一世帯あたりのクルマ保有台数は、日本有数。

18歳を超えたら、クルマは一人に1台、バスに乗るのはお年寄りと高校生だけ、賃貸住宅には、カースペースが2台ほど無料でついてくる・・・それが、北関東の基本。

皆がクルマで移動するから、栄えるのはロードサイドばかりで、駅前は寂れまくる・・それも、北関東の基本。

だだっ広い平地に、ロードサイドの大規模店と、田畑・・・シュールなほど、凡庸な風景が続くのが、北関東平野部です。

6)週末は東京へ

北関東に存在する鉄道といえば、JRと東武線が代表的存在ですが、普段は利用客も少なく、普段の通勤に使われているようには思えません。

しかし週末になれば、様相が一変し、「北関東民を東京に送り出す手段」として大活躍。

東北新幹線の「宇都宮~東京(大宮)」間は、日本の新幹線でも有数のドル箱区間といわれますし、群馬県内の東武線の駅では、どんな小さな駅でも「東京スカイツリーに行こう」のつり革広告があります。

最期に、「いかにも北関東だなあ~」と思わせる物件を、いくつか紹介します。

貴族の森

映画「下妻物語」にも出てきた、北関東民御用達のロードサイド・カフェ。スパゲッティとかも食える。

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馬車道

全国的には、「馬車道」といえば横浜が有名ですが、北関東では、ロードサイドにあるカフェレストラン。私の地元、千葉県東葛地区にもあるので、東京以北に、広く展開しているのでしょうね。馬車道系列の居酒屋、飲食店も、北関東ワイドでよく見ますね。

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「とりせん」と「フレッセイ」

群馬、栃木を中心に展開する、地域密着の中堅スーパー。私も館林に住んでた時は、よくお世話になりました。

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アフリカとアベノミクス

こんばんは、Manachanです。

経済成熟し、少子高齢化の進む日本。今からビジネスを伸ばそうとすれば、「海の向こうの、活きの良い国」に、必然的に目が向いていくわけですが、

昨年、2012年は「ミャンマー進出」が大ブームでした。日本から、地理的にも文化的にも近い東南アジアで、ようやく「開国」した人口6000万の国。「ビルマの竪琴」以来の親近感もあって、大小ビジネスが、こぞってヤンゴンに進出したわけですね。

今年、2013年は、6月に横浜で「アフリカ開発会議」が開かれ、安倍首相もアフリカへのトップセールス(&アフリカ進出で先行する中国への牽制)に積極的・・・ということで、日本から遠いアフリカ大陸にも、徐々に、注目が集まりつつあります。

日経ビジネスでも、アフリカ特集やる位ですからねえ・・・ホットですよね。

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私自身も、6月に初アフリカ、ガーナ共和国を訪問しました。実際に行ってみると、アフリカ大陸が、自分にとって、ぐんと身近なものになりました。

ガーナは、日本から1万4千キロ離れています。訪問費用は、決して安くありません(日本~ガーナ往復の航空券は、どんなに安くても20万コース、プラス黄熱病接種の費用も必要)。特にガーナからの帰り、夜行フライトが2日連続で続くのは、身体もきつかった・・・

でも、本当に、行ってよかったです。アフリカは、何度も何度も、足を運ぶ価値のある場所だと思います。

遠い・・・といっても、日本から見れば遠いだけで、欧州、中近東、北米、南米からみれば、アフリカはとても近くて便利な所なんですよね。

【ガーナ(首都アクラ)の位置】

アクラ~ロンドン 5095km  (東京~バンコクに相当)
アクラ~ニューヨーク 8246km  (東京~サンフランシスコに相当)
アクラ~リオデジャネイロ 5638km  (東京~シンガポールに相当)※ハワイより近い!

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先日も、東京・新宿で「アフリカビジネス交流会」なるイベントがあり、参加してきました。日本で暮らす、アフリカ出身の留学生や・卒業生と交流するイベントで、ナイジェリアやスーダン出身の若者と、知り合いました。

アフリカ大陸は、広大で、お国柄もそれぞれ、違います。たとえばスーダンの場合、中近東アラブ圏との関係が強いようです(アラビア語も通じるみたい)。一方ナイジェリアは、ガーナと同様、旧宗主国である英国の影響が強い(今の時代は、米国の影響が大きいかな)。

皆、出身国は違っても、「ビジネスを通じて、日本とアフリカとの架け橋になる」ことに、情熱を燃やしていました。ほとばしる若いエネルギー、熱い想い、パッション・・・人間として、とても共感もてました。

アフリカは、いま日本が必要とするものを、すべて持っている。広大な土地、豊かな地下資源、若くて安い労働力、人口の増加と市場の成長・・・

アフリカ人も、いま日本を必要としている。日本の持つ、テクノロジーと、インフラ、ビジネスノウハウは、どれも、アフリカに必要なものばかりだ。

日本人は、もっとアフリカに目をむけて、一緒にビジネスやった方がいい。上手にやれれば、日本の経済も伸びる。アベノミクスなんか、要らない。

いま、ドバイやシンガポールは、世界中とビジネスを上手にやって、繁栄している。でも、それらの国には、日本が持つ凄いテクノロジーはない。アフリカ人は、日本こそ本物だと思っている。日本人ともっとビジネスやりたい・・・

私だって思いますよ。日本人が内向きをやめて、リスクをとって、どんどん海外に出てチャレンジすれば、とても明るい未来が待っているはずだと。

だって、世界中が、日本の進出を待っているんですもの・・・マレーシアでもミャンマーでもカンボジアでも、トルコでもガーナでも、アメリカでさえも、いろんな国で、同じことを聞きました。

日本から、そんなに近くない、新興国で聞いた話。

「これから、何もないところに、新しい都市をつくる。最初から日本の技術とコンセプトを入れてやりたい」

「ショッピングセンターを、これからつくる。誰にも真似できないような、カッコいいデザインにしたいから、是非、日本人の知恵を借りたい」

・・・そういう、世界中からの熱いメッセージを受け止めて、彼らと一緒にビジネスやって、あるいは賢く投資して、しっかり儲けられる日本人を、もっともっと増やしたい。それができれば、アベノミクスなんか要らない。これからアフリカでしっかり儲けられれば、日本の経済的未来は明るいと思います。

私も、不動産という切り口で、アフリカ投資のプロモーションに、力を尽くしていこうと思います。第一弾として、9月に、東京・横浜で「アフリカ不動産セミナー」をやります。

「アフリカ」と「不動産」・・・日本では、非常に稀少価値のあるイベントだと思います。是非、ご参加くださいね。

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9/12(木)東京ディナーセミナー
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9/14(土)横浜セミナー

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子育てと体罰

おはようございます。Manachanです。

大阪の高校バスケ部の事件をはじめ、教職員の児童に対する体罰が巷の話題になる今日この頃。家庭内でも、児童虐待やネグレクトが新聞やTVニュースに取り上げられたりしますね。

あれが「体罰」という文脈でマスメディアに出るということは、社会の価値観が変わったのでしょうね。今は、「教育的配慮とはいえ、大人が子供に暴力を振るうのは良くないことだ」という観念が、広く日本社会に受け入れられているようです。

私の子供時代は、今よりずっと、教育現場や家庭に、体罰が蔓延していた時代です。体罰が原因で死亡事故を起こしてしまったらともかく、そうでない限り、体罰など当たり前すぎて、ニュースになることなど、考えられなかった。

そして、当時の親たちの多くは、学校に、子供たちをビシビシ、体罰でしつけて欲しいと希望していました。

私が中学生の頃、授業に遅刻したら、男女関係なく、廊下に一列に並ばされてビンタ食らいました。「男性教諭が女子中学生を張り倒す」みたいなこと、今なら新聞沙汰になってもおかしくないけど、当時は全く問題にならず、

また、中学二年の時、宿題を忘れて、先生に横腹にパンチを数発食らって、目に涙を浮かべたこともありました。

「愛のムチ」、「愛の拳」という言葉が生きていた時代・・・先生に体罰受けても、殴られた方が悪いとされた時代。今とは価値観が逆ですね。

とはいえ、私の親世代は、日本の歴史始まって以来、「やさしいパパ」、「マイホームパパ」、「友達みたいなパパ」が登場した時代とされます。

私の父や母は、その親や先生から、比べ物にならない位の、体罰を受けていたと聞きます。

「父親は、本当に恐ろしかった」、「竹の定規を持って、子供を追いかけ回した」・・・そんな話を、よく聞きます。

世の中、世代が下るにつれて、だんだんやさしくなっているのかもしれませんね。

私は、子供たちを叱ることはあっても、手をあげたことは一度もありません。妻もそうです。

子育てにおいて、体罰は、多大なエネルギーを使う代わりに、そんなに効果なさそうな気がしているからです。

体罰というかたちで、親が子供に暴力を使ったら、子供は自分の言うことを聞かせるために暴力を使うことを覚えるでしょう。また、大きくなった時、それが親や教師に向かうこともあるでしょう。

もちろん、逆効果を起こさない、効果的な体罰というものも、世の中には存在するのかもしれません。「体罰のアート」、「愛の鞭アート」というのかな・・・

ただ、子供に体罰を使う時、親の心理状態は、100%に近い確率で怒り心頭、少なくとも冷静ではないでしょう。「体罰のアート」なるものが成立するためには、親が自分の感情を完璧にコントロールしつつ、ゴルゴ13のごとく冷静に、子供がケガしない部分を叩く(お尻ペンペン等)配慮が必要で、これは私を含めて、並の親にはできないことだと思います。

とはいえ、子供に手をあげたい誘惑に駆られることも、正直言って、多々あります。

「可愛い盛りは5~6歳まで」と、よく言われますが、子供が7歳にも8歳にもなると、本当に、親の言うこと聞きませんからね。友達から変な言葉を覚えてきますし、反抗もしますし、

だいたい、大人の世界だって、しっかり、暴力がビルトインされているものです。


社会には、ルールがあって、誰もがルールを守ることを前提に運営されていますが、ルールを守らない奴は、必ずいる。

ルールを守る者が、ルールを守らないで好き勝手やる者と、同じ土俵で競争はできない。

だから、警察や軍隊の「力」で、ルールを強制的に守らせるメカニズムが存在する。

もちろん家庭内で、子供に、ルールを守らせる必要があります。

小さい子供には、理屈が通用しませんので、大人の世界にもある「力」に訴えるのが、一番手っ取り早い方法なのかもしれない。

それ以外の方法(子供にプレゼントをあげるor取り上げる、子供の気分が変わるまで待つ、子供に寄り添って共感してあげる等)は、いずれも、「すぐに、目に見える効果」が期待できにくいものです。

家庭によっては、とても上手にやってるところもあるのでしょうが、少なくとも我が家では、できていません。

親というのは、子供の前では教育者であっても、それ以前に、生活者でもあります。たくさんの仕事、コミットメントを抱えています。子供に使える時間も限られます。

制約の多いなかで、どのように時間を有効に使って、子供に、ルールを守るちゃんとした人間に育ってもらうか・・・体罰を使わない想定なら、なおさら、ハードルは高い、

常に試行錯誤しながら、子供の成長にあわせて、最善の方法を見つけていくしかないのでしょうね。


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セブ島の不動産市況と物件選びのポイント

こんばんは、Manachanです。

8月4日から、フィリピンのセブ島に行くことになりました。

セブは、とても良いところだし、日本からも近くて行きやすいので、ほぼ毎年行ってます。今回の訪問目的は、もちろん不動産視察と、現地デベロッパーとの顔合わせ、意見交換 等々・・・。

中国、韓国、シンガポール等、アジア各国からの投資が入るセブ島で、日本の投資家のプレゼンスをもっと高めたいし、地元の有力デベの方々にも、もっと知っていただきたいですから・・・。

セブは、不動産投資対象としても、優れています。私も、「全国賃貸住宅新聞社」の雑誌「家主と地主」の連載記事のなかで、一度、「セブの不動産記事」を書いたことがあります。

数ヶ月前に書いた記事ですが、いま読み返しても、情報が古くなってないし、セブでの場所選び、物件選びのポイントが書いてあって実践的なので、ブログで紹介します。


セブは、「都会」と「リゾート」、二つの特色を兼ね備えた、魅力あふれる投資先です。

・都市圏人口250万人。マニラに次ぐ、フィリピン第二の大都市。
・ビーチリゾートとしても国際的な知名度を持つ。

【都会のセブ~ITパーク】

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【リゾートのセブ~会員制ホテル】

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言い換えれば、「都会で稼ぐ醍醐味」と、「ビーチでリラックスする喜び」を、両方味わえる、東南アジアでも稀有な都市なのです。つまり、

・純粋な投資先としても優れている上に、
・移住先、ロングステイ先としても優れている。

セブで、近代的なコンドミニアム建設が本格化したのが、2009年頃。それ以来、建設ラッシュが続いています。この都市で、不動産投資に適したエリアは、大きく分けて三つあります。

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1)セブ市街地:ITパーク、ビジネスパーク、旧市街地(オスメニヤ・サークル)など
セブ都市圏の中心にあり、オフィスと商業施設が豊富。現時点でも法人、個人の賃貸需要が大きいエリア。

2)SRP新開発エリア
セブ市内南方の埋め立て地に広がる、大規模な都市開発が行われているエリア。将来的には、大化けする可能性あり。

3)マクタン島のビーチリゾートエリア
セブ市から橋一本隔てて隣接する「マクタン島」東岸に広がる、一流ホテルが連なるリゾートエリア。ロングステイヤーに人気。

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どの地区も、それぞれ魅力があり、経済好調を背景に、今は「どこ買っても値上がる」状況ですが、貸すなら、賃貸需要の大きい「セブ市内」が優れています。

特に、「PEZA企業」とよばれる、外資大手企業が入居する建物であれば、米国人や日本人の駐在員に貸せる分、地元フィリピン人に貸すより高い賃料と、高い利回り(グロスで12-15%)が期待できるようです。そのような物件は、「ITパーク」、「ビジネスパーク」に、多く存在しています。

また、リゾートエリアの物件も、投資案件として魅力的です。リゾート地の宿命として、通年の賃貸需要が期待しにくいですが、ホテル経営も兼ねた物件であれば、「8%利回り保証」をつけるところもあります。

目下、建設ラッシュのセブですが、あと5年もすれば、建物も供給過剰になり、選別・淘汰が始まるでしょうから、立地やデザイン面で、際立った差別化要因のある物件を選ぶのがおすすめです。

セブには国際空港もあり、東京や大阪から直通便が就航し、片道4~5時間で行ける、その近さも大きな魅力といえます。


このセブ不動産投資に関して、東京と福岡で、近く、セミナーをやります。興味のある方はぜひ、

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<APHOC主催、7/6(土)フィリピン・セブ特選物件紹介会@東京>

人気上昇中のフィリピン・セブ。「産業都市」と「ビーチリゾート」という、二つの異なる顔を持つ、魅力的な街です。

今回は「投資しやすい商業物件」と、「海が目の前のセレブ物件」をご紹介!

しかもデベロッパーからの素敵なプレゼント付きです。参加費用:2,000円。

セミナー説明&申し込みリンク→ http://bit.ly/19bJnFa

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<APHOC主催、7/21(日)フィリピン・セブ特選物件紹介会@福岡>

九州では、なかなか聞く機会のない「フィリピン不動産投資」というテーマで、

新鮮かつ実践的な情報をお届けします。

もちろんデベロッパーからの素敵なプレゼント付き。参加費用:2,000円。

セミナー説明&申し込みリンク→ http://bit.ly/14axts2

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経済県都

こんばんは、Manachanです。

明日、用事が入り、急遽、福島県郡山市に行くことになりました。

せっかく、東北地方まで行くのですから、名湯・磐梯熱海温泉に泊まるか、郡山駅前の、ちょっとエロい夜の雰囲気を楽しみたいところですが・・残念ながら、日帰りです。

ま、東京から新幹線で1時間20分で行けちゃう土地ですからねえ・・・

ところで、郡山市は、福島県の経済県都、と呼ばれています。

同県の県庁所在地は、福島市ですが、郡山市は福島市をしのぐ経済の中心地で、人口も多く商工業も盛んな都市であることから、「経済県都」の称号がつけられました。

ま、私は福島市も郡山市も、よく歩いてますけど、どっちが「都会」かといえば・・・ま、誰がみても、ダブルスコアで郡山に軍配。

「経済県都」ロゴ

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確かに、交通はすごく便利な街だ・・・

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マクド、スタバ、セブンイレブン、ココイチ・・・東京で流行った全国チェーンが、福島県に初登場する時、選ばれるのはたいてい郡山ですし、「ポムの樹の創作オムライス」とか、「ロプノールサラエボ(羅布乃瑠 沙羅英慕)」みたいな、オサレな飲食店が、郡山には一通り揃っているのに福島市にはない・・・ということも多い。

とはいえ、福島市の若者は、それで困ることは余りないんだろうな・・・だって、高速バスで「仙台」にすぐ出られますもんね。

日本の都道府県の多くは、県庁所在地が最大の人口を持つ経済都市かつ、政治、文化の中心地であることが多い。

たとえば、宮城県における仙台市、愛知県における名古屋市、京都府における京都市など・・・他府県の人間からみれば、「京都市以外の京都府って、何があるの?」と思うほど、京都市の存在感は大きい。

逆に、県庁所在地以外の都市が、最大の経済都市であるケースは、少ないけれど、郡山市のほかに、いくつかあります。関東圏で有名なのは、

群馬県の「前橋市」(33万人)と「高崎市」(37万人)

県庁所在地は前橋ですが、どうみても、新幹線の駅のある高崎の方が都会で、繁栄しているように見えます。

三重県の「津市」(28万人)と「四日市市」(30万人)

県庁所在地の津から、四日市(近鉄四日市の駅前)に行くと、人の多さ、お店や商業ビルの多さに驚きます。人口規模は拮抗してますが、産業力、商業的繁栄でいえば、圧倒的に四日市が上。

山口県の「山口市」(19万人)と「下関市」(29万人)

下関市は、県都・山口市より断然、繁華街も大きいし、人口規模からして、ダブルスコア近い差がついています。ただ、距離が離れすぎているので、比較する人は少ないかも。

静岡県の「静岡市」(71万人)と「浜松市」(79万人)

大型の、政令指定都市対決。お互いライバル意識の強い都市同士の争いですね。確かに、浜松の方が人口が多く、世界的な企業も多いですが、クルマ社会が進んで商業地域が分散しているため、どちらかといえば県都・静岡市の繁華街の方が、大きくて栄えているように感じます。

このように、県庁所在地をしのぐ経済都市というのは、日本にもいくつか存在しているわけですが、いま「経済県都」という称号を使っているのは、現時点では、郡山市だけのようです。

なお、世界的にいえば、一国において最大の経済都市が首都以外であるケースは、珍しくありません。たとえば、

アメリカ:首都「ワシントン」、最大都市「ニューヨーク」
カナダ:首都「オタワ」、最大都市「トロント」
オーストラリア:首都「キャンベラ」、最大都市「シドニー」
ブラジル:首都「ブラジリア」、最大都市「サンパウロ」
トルコ:首都「アンカラ」、最大都市「イスタンブール」
パキスタン:首都「イスラマバード」、最大都市「カラチ」
中国:首都「北京」、最大都市「上海」  等々・・・

このように見ていくと、「福島県の経済県都」郡山市の立ち位置は、世界的には「当たり前」のことであるようです。

であるならば、「経済県都」という堅苦しい言葉を、もっと、上手にマーケティングできればいいのにな。たとえば、「福島のイスタンブール」、「東北のサンパウロ」とか・・・

おっと、それ以前に、郡山は「楽都~東北のウイーン」で、ブランディングしてましたね。失礼しましたっ!

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