過酷な税金後払いシステム

こんばんは、Manachanです。

今日の日記は、「税金」の話でいきますね。

税金・・・いや~な響きの言葉ですねえ。徴収される側からすれば、「重税感」、「不公平感」など、ネガティブな感情を引き起こすことが多いでしょう。

とはいえ、世界どの国に住んでも、税金(らしきもの)から逃れることはできません。

私はこれまで、世界4ヶ国で働き、それぞれの国で、税金を納めてきました。その経験からいうと、いまの日本の税金が、ものすごく重いとは感じません。

確かに、日本で不動産持っていれば、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、短期・長期譲渡税、相続税や贈与税などが絡んできますし、法人をつくれば、登録免許税、法人税、法人住民税、事業税など、税の種類が多くて大変ですが、

フツーにサラリーマンやってる身にしてみれば、日本より、たとえばオーストラリアの方が、たくさん、税金とられてましたよ。

私、オーストラリアで就職して、最初に給料もらった時の所得税が33%でしたし、最初のボーナスでは47%も税金に持っていかれました。2000ドルのボーナスもらって、手取りが1030ドルっていうのは、なかなかファンキーな気分でしたよ。日本では、余程の高額所得者でもない限り、ここまでの税率はないかも・・・

但し日本では、サラリーマンとして雇用されている間はイイのですが、そういう枠組にはまらない暮らしの時に、突如、ドカーンと、重税が襲ってくることがあります。しかも、納得感のない、理不尽な税が・・。

日本の税制・公共サービスのなかで、私が一番理解に苦しむのが、「住民税」と「国民健康保険料」です。これらは、サラリーマンの収入から「天引き」されるので、よく知られていますが、

「所得税」は、今年度の所得に対してかかる
「住民税」と「国民健康保険料」は、前年度の所得に対してかかる

なぜ、日本はこんなヘンな制度にしてるの?税の算出根拠を「今年度の所得」に統一すればいいのに・・・

実際これ、すごくキツーイ税金だと思いますよ。今どき、突然リストラにあって失業するサラリーマンは、とっても多いと思いますが、現時点で失業して収入がなくても、去年までサラリーマンやって前年度の所得があれば、住民税も国民健保も、しっかりかかってくるのです。

サラリーマン時代の所得が多い方ほど、課税される額も半端ありません。たとえば、年収1000万プレーヤーがリストラにあった場合、下手したら住民税が月額5~6万円、国保が月額6~7万円、合計12万円を、毎月、役所に納めなくちゃならないケースもありえます。

リストラ後、しばらくは失業保険を受けられるとしても、今は上限額があるから、年齢や勤続年数にもよるけど、どんなに多くても月額20万ちょっと。場合によっては、失業保険の半分以上が、住民税と国保で消えることだってありうる(※ここまで高いと、国保を諦めて、無保険状態になる人が続出するでしょう。国民皆保険制度が崩れるかも・・・)

その上、住宅ローンと、子供の学費、水光熱費、食費、医療費、雑費払うわけだから、たまんないよな。生活できないじゃん!

日本の役所って、「昨年まで所得あったんだから、今年、失業しても、税金払うだけの貯蓄あるはずだ」みたいな発想なのかもしれないけど、今どき、日本のサラリーマンで、貯蓄できる人がどれだけいるのでしょう?

【日本の2割強の世帯が無貯蓄状態!!】

Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

こういう課税の仕方、どうしても腑に落ちない。一体、どういう理屈が通るんだろう?誰がハッピーになるんだろう?

今年、収入がありました。そのうちの一定部分を、国に納めましょう・・・というなら、小学生にでも分かる理屈。

でも、今年収入なくなっても、前年度収入あったから、ハイ、払って・・・というのは、なぜなの?こんなの、日本以外では聞いたことありません。

そもそもこれ、キャッシュフローや経済生活の本質を無視した制度だと思いますよ。誰しも、収入を得て、国に税金払ったあと、可処分所得を生活に使う、余った分は貯蓄します・・・というのが基本なはず。

運悪くリストラされて、今年はサラリーありません。生活困るから、しばらくは失業保険で暮らします・・・それも分かる。でもその後に、住民税と国保が、追い討ちをかけて、「払え!」と言ってくるのはなぜ?払う原資が、貯蓄しかないじゃんか?

そもそも、制度に無理がある。言葉悪く言うと、国民の生活を、破綻させるような仕組みだと思いますよ。

国保には、それなりに減免措置あるけど、住民税には減免は一切ありませんから、生活保護受ける以外に逃れようがないのです。

どうしても払いたくない?・・・住民税は1月1日時点で住民票があれば課税されますから、1月1日になる前に、海外転出届を出して(=住民票抜いて)、1月2日に日本に住民票戻して、12月末まで働いて、再度、住民票を抜く・・・みたいな七面倒臭いことをやれば、住民税から逃れられるかもしれませんが。

結論・・・日本の「税金後払いシステム」、どうしても納得できない。理屈が通らない。この状態、これまで誰も正そうとしなかったのかな?

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コメント

  1. 起業して月収30万の佐川@元・意識高い系学生 より:

    1. こんにちは!
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  2. 梅田 より:

    2. ブログ読ませて戴きました!!
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  3. 江藤 より:

    3. おはようございます!
    お初にお目にかかります!ブログ記事読ませて戴きました♪多くのブログを拝見してたのですが、不思議な魅力(?)みたいなものを感じました!また遊びに来ても良いですか??
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