日本がヤバイから、ではなくて・・・

おはようございます。いま成田の第一ターミナルにいます。イスタンブール行の飛行機の搭乗時刻が遅れ、多少の時間ができたので、ブログ日記一本書いていきます。

Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

私は最近、たくさんの海外不動産投資セミナーの講師をやったり、聴衆になったり、企画(仕掛け)をしたり、いろいろなかたちで関わっています。そんな経験のなかで、つねづね思うこと・・・

多くの業者が使う「日本がヤバイから、海外不動産を買おう」という宣伝文句は、ほとんどの場合、逆効果になる!

「海外不動産を買おう」の箇所を、「資産を移そう」、「移住しよう」、「非居住者になろう」と言い換えても、全て同じこと。日本人同士がモノ売るのに、「日本のヤバさ」をネタに使うことが、結局は、天に唾するがごとく、自分で自分で首を絞めることになってしまう・・・と私は思います。なぜか?

まず第一に、「言行不一致」だから、信用されない。

実際、「日本がヤバイ」という講演者のほとんどが、日本に住み続けているわけです。首都圏の、震災リスクがやばい、放射能がやばいと強調したところで、その首都圏にマイホーム買って子供を育てている人間がそれ言っても、説得力ゼロ。

そこまでヤバイヤバイ言うなら、なんで自分から率先して日本脱出しないの?

・・・と、聴衆に見透かされるのがオチ。

それに、いまどき東京で地震だの放射能だの言ったところで、ネタがナウくない。日本が地震国になったのは今に始まったことじゃないし、それに一都三県の人口が、今年4月の一か月間だけで6万人以上も増えてるように、今どき、放射能気にして首都圏脱出する人なんて、ほぼいない。

そういうネタを使う自体、「御社の情報収集・分析能力ってその程度なの?」と、足元みられるだけでしょう。

結論、やらん方がいい。

まれに、日本をすでに離れて、海外に拠点を移した業者が、「日本ヤバイ、海外で買おうぜ」という、論陣を張ることがあります。

言行不一致ではないけど・・・やっぱりイケてない。なぜなら、

「日本のリスク・危機ばっかり強調して、海外のそれを言わないのは、フェアじゃない」から・・・

少なくとも、海外に何年もいるんなら、その国のカントリーリスクくらい、大体分かるはずです。

たとえば、日本人の海外投資・移住で人気の高い「マレーシア」を例にとって言いますと、業者が「日本がやばい」と言う時に、マレーシアには「やばさ」はないのでしょうか?

確かに、日本の抱える少子高齢化の問題や、経済低成長と財政難の問題は、マレーシアにとっては当面、無縁なのかもしれない。あと言うと地震リスクも少ない。

でも、そこで終わりにして、「マレーシアいいでしょ、ハイ物件買って」というのは、誠実な態度ではない。

マレーシアには、日本にない(あるいは、日本がすでに克服した)、さまざまなリスクや社会問題がたくさんあるはず。

経済的な成熟度でいえば、日本は先進国で、マレーシアは新興国です。

マレーシアは、東南アジア新興国のなかでは、先進国に近い存在で、相対的に、深刻な問題が少ない国と思いますが、それでも

「新興国であるがゆえのリスクは当然ある!」

たとえば・・・大規模な都市開発において、技術と資金を、自前で調達できないから、海外の投資に頼る。当然、海外の経済動向に大きく左右されてしまう。

そもそも、なぜマレーシアの物件を、海を越えて日本人に売りに来るのか?・・・その理由を考えた方が良いわけです。

プラス、資源国ゆえ資源価格に国家財政が大きく左右される問題、永続的な地域格差の問題、都市拡大に伴う交通・環境問題、国の特殊事情として複雑な民族問題(=政治問題)等・・・思いつくだけでもたくさんあります。

また、カントリーリスクみたいなデカい問題じゃなくても、マレーシア都市部の不動産価格上がりすぎて国民の不満がたまり、「外国人に金貸すな!」みたいな政治運動が起きたときに、我々投資家が思ったようにお金借りられなくなる・・・みたいなりリスクは、常にあるわけです。

この種の問題の多くは、日本がとうの昔に克服しているものだから、見えにくい。だからこそ、分かってる人が説明すべきだと思うし、それは日本人の海外投資スキル向上に寄与するはずです。

最後に一言、

日本がヤバイからではなく、世界がオモシロイから、私は海外不動産を買う

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私は、イスタンブールに旅立ちます・・・

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