2013年 5月 の投稿一覧

「イスカンダル」を買うべきか?

Manachanです。こんばんは。

今日は土曜日、朝9時前から、東京都心入り。まず、雑誌「週刊文春」の取材を受けたあと、その足で、「マレーシア・ジョホールバル戸建・商業物件セミナー」の事前打ち合わせ。昼食後、午後からセミナー本番、その足で懇親会に突入、家に帰ったのは夜9時過ぎでした。

セミナーは大盛況!いくら人気の「マレーシア」とはいえ、首都でもない地方都市の「ジョホールバル」、しかも「戸建・商業物件セミナー」というマニアックなタイトルにもかかわらず、24名が参加。

折りしも、急激に円安が進み、1ドル=101円台に!ここまで円安が進めば、マレーシアの不動産も円換算で割高になるはずですが、海外不動産投資ブームの衰えは、今のところ、全くみられませんね。

マレーシア南端の街、ジョホールバル(Johor Bahru)といえば、同国で首都クアラルンプールに次ぐ第二の都市。Jリーグファンなら、名前だけは聞いたことあるでしょうね。不動産の文脈でいえば、「シンガポールのすぐ隣り」で、「通勤圏内」にあることで知られています。

この、マレーシア領ジョホールバルで、「シンガポールの3倍の面積」の土地を、海外投資を導入しながら、複合的に開発し、長い時間をかけて「第二のシンガポール」をつくろう。香港に隣接する中国領・深センのような巨大都市を創りあげよう・・・それが、「イスカンダル計画」です。

【マレーシア領イスカンダルは、島国シンガポールを取り囲むかたちで、存在する】

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【宇宙戦艦ヤマトのイスカンダルじゃないよ!】

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皆様もご存知のように、シンガポールは今や、アジアの金融・ビジネスの中心地になり、世界中のカネと頭脳が集まる都市になりました。その拡大の勢いは止まらず、すでに国境を超えたマレーシア領イスカンダルまで、シンガポールの通勤圏になりつつあります。

ですので、イスカンダル地域が、今より発展するのは、間違いないでしょうが、私の問いは、ここが本当に、第二の「深セン」になれるのか?

香港と深センの場合・・・中国政府が、香港に隣接する深センを、改革開放のシンボル、国のショーウインドウとして、1980年代から経済特区をつくって、大規模な資本投下を行って運営し、見事に成功させた例です。

1980年代の深センは、何もないところでしたが、今では香港さえ超える、人口1000万人以上の大都市に成長しました。これと同じことが、シンガポールに隣接する、イスカンダルでも起こるのでしょうか?

たぶん、そうなるだろう・・・というのが、現時点での私の考えです。

今から2~3年前は、イスカンダル地域の発展に、疑問を覚えていました。ポテンシャルは十分でも、この地域最大の利害関係者である、マレーシア政府とシンガポール政府に対して、いまいち「本気度」が、感じられなかったからです。

当時、シンガポール人の友人に、「イスカンダルで不動産買う」なんて言っても、「やめといた方がいい」、「マレーシア買うなら首都(KL)にしとけ」と、言われることの方が多かったです。

あれから2~3年。イスカンダルをとりまく状況は、大きく変わりました。

今では、シンガポール人の友人たちが、これまで散々馬鹿にしてきたイスカンダルの不動産を、競って買うようになっています。当然、価格もうなぎ上り。

10~20年後のイスカンダルが、深センみたいな大都市になる・・・というビジョンが、かなり現実味を帯びてきました。

なぜ、そうなったのか?私は、シンガポール側の変化が大きかったとみています。

リーマンショック以降の世界は、経済パワーの中心が欧米から東アジアにシフトした時代。アジア経済のハブであるシンガポールは、中国、インド、ASEANの経済発展の恩恵を受け、大きく発展しましたし、

富裕層向けの金融サービスの分野でも、スイスを抜いて、シンガポールが、世界一の地位を占めるようになりました。

今のシンガポールは、オカネが集まって仕方がない状態。東京23区程度の面積しかない島国ですから、当然、国内の不動産価格は高騰しますし、同国内でビジネスするコストも上がる一方。

今では切実な問題として、隣接するマレーシア領イスカンダルの土地を借りて活用しないと、シンガポール自体の発展が止まってしまいます。

たとえばの話、シンガポール人の大部分は、自らのサラリー収入と銀行融資だけで、シンガポール内でマイホームを買うのが、非常に難しくなってきていますし、

シンガポールのオフィス賃料も高騰し、アジアの主要都市のなかでも、ビジネスオペレーションのコストが割高な都市になってしまいました。

日本でいえば、かつて、東京が拡大する時に、隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県の土地を借りて、さらなる発展を果たしたと同様に、

拡大するシンガポールは、今や地続きのマレーシア領イスカンダルを使わざるを得ない状況です。たとえばの話、イスカンダルの土地を、シンガポール人の新興住宅地にしなければならないし、

さらに言えば、シンガポールのビジネスのうち、大きな土地を必要としたり、労働集約的な部分は、土地代・労賃の安いイスカンダルに、戦略的に移転しなければならない。さもなければ、シンガポールがパンクしてしまいます。

そのためには、イスカンダルの各地を、シンガポール人が抵抗なく使えるレベルまで、整備・開発しなければなりません

ジャングル、更地のままでは論外。インフラを整備し、街並みもキレイにしなくちゃならないし、治安も、シンガポールと遜色ないレベルまで上げなくては
なりません。教育機関も、小学校から高等教育まで、バラエティ豊富に揃えなければなりません。

【”シンガポール人が住めるレベル”の新興住宅地開発が、各地ですすむ】

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イスカンダルを第二のシンガポールにする」という、至極分かりやすい目標に向かって、今はシンガポール政府とマレーシア政府が、協力しあっている状況です。

だから、「イスカンダルが第二の深センになる」という未来像が、今では2~3年前よりも、ずっと見えやすい状況になってきたと思います。

私は、東京の郊外、千葉県柏市で生まれ育ちました。

私が生まれた頃、柏市の人口は10万人を少し超えた程度でしたが、今では40万人を超えています。

急ごしらえのプレハブ校舎、ネギ畑をつぶして進む戸建分譲地開発、そして新鉄道「つくばエクスプレス」の開通・・・拡大する「大東京」の要請に応え、地域は大きく変化しました。

それと同じことが、イスカンダルの各地で起こるのは、たぶん間違いないと、私は考えます。

追伸)イスカンダルで、コンド買うことに決めました!
これで、日本、米国、豪州、フィリピン、タイに続き、6カ国目進出です。
6カ国、22戸保有体制になりますね。詳細は後日・・・

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都民になれた日

おはようございます。Manachanです。

昨日、東松戸一棟物件の金消契約が無事終わり、22年(最初の10年が固定金利)のアパートローンが、無事スタートしました。

私のテーマは、「長期間の安定賃貸経営」です。今後10年間、金利が一定であるおかげで、キャッシュフローも読みやすく、経営戦略も立てやすいですね。


数日後の売買契約と、所有権保存登記が済めば、私は晴れて、この物件の所有者になり、結果、日本国内での保有戸数が、14戸になります。内訳は、

福岡市 6戸 (一棟アパート)
千葉県松戸市 6戸 (一棟アパート)
千葉県柏市 1戸 (区分)
北海道千歳市 1戸 (区分)
------------------
計 14戸

今後ですが、もう少し日本円キャッシュフローを安定させるため、もう一棟くらい、国内で仕込んで、あとは収益の上がる海外のマーケットに投資しようと考えています。

現時点で、唯一の未練といえば、「日本の首都・東京に土地建物がないこと」ですね。

もっとも、東京から目と鼻の先の、千葉県松戸市や柏市に物件持ってるわけですが、それでも、「都内ブランド」が欲しい~という気持ちはあります。

「腐っても花の東京23区」、「できれば都民になりたい」・・・というのは、首都圏の片隅に生まれ育った私の、偽らざる気持ちです。

首都圏民のかなりの部分が、「東京都アドレス」のブランド価値を認めているのは事実でしょう。たとえば、23区のはずれ、埼玉県や千葉県に接する「練馬区」や「江戸川区」の人口は、都心回帰の局面でも、郊外流出の局面でも、必ず増えるそうです。これは、「埼玉or千葉県民になる位なら、ギリギリでも、都民でいたい」と考える者が相当数いる、という証座でしょうね。

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私の地元・柏市は、千葉県の中では都市レベルがかなり高い街です。正直、千葉県の他の都市が羨ましいとは思いません。

隣の埼玉県にも、羨ましい街は全然ありませんし、横浜や湘南には、少し憧れますけど、でも柏から遠すぎてよく分かんない・・・ですので、柏市民を捨てる意味があるとすれば、唯一、「江戸川を超えて、東京都民になること」位ですね。

私が初めて都民になったのは、27歳の時。社会人3年目の時でした。

当時、東京都心勤めしていた私は、転職して、給料が多少上がったのを機に、「職場に近い都内に住もう」と考え、都内にしては家賃の比較的安い「足立区」や「葛飾区」を探しました。決めたのは、

足立区足立2丁目、東武線小菅駅徒歩3分の2DK、家賃8万円

小菅・・・といえば、あのホリエモンが最近まで収監されていた「小菅ヒルズ」東京拘置所がある場所で、駅前には東武ストアしかなく、プレミア立地でも何でもないのですが、

でも当時、若かった私は、「サー(Sir)の称号」ならぬ、「都民の称号」を得て、意気揚々としていました。余りの嬉しさに、

「引っ越しました!」という葉書きを、友達に送りまくったのです。

そこにはもちろん、住所と電話番号を書くわけですが、

郵便番号が「120」・・・生まれて初めて手にする、「1」ではじまるナンバーに、感動しまくり!

電話の市外局番が「栄光の03」・・・再度、じーんと感動、感涙♪

もっとも今では、住民票なんて簡単に移せることを知ってるし、また携帯電話・スマホ全盛の時代に、固定電話「03」なんて、余り意味ないわけですが、

それでも、「どうせ不動産投資するなら、23区内に土地建物を持ちたい」という気持ちは、今でも、なぜか強く持っています。いつかは、必ず。

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シンガポール通勤圏内の一戸建て

こんばんは、Manachanです。

シンガポール・・・といえば、いまや押しも押されぬ、アジアのビジネスハブであり、金融センターであり、世界中のお金持ち、優秀な人材を集める都市ですね。

シンガポール観光といえば、昔はマーライオンと、動物園、屋台グルメくらいしかありませんでしたが、今では「セントーサ島のカジノ&リゾート」、「ユニバーサルスタジオ」、ビルの屋上に客船を乗っけた「マリナ・ベイ・サンズ」で宿泊♪など、ド派手なアトラクションが増えてきました。

【金満シンガポールのシンボル!Marina Bay Sands】

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平安時代の藤原道長よろしく、我が世の春を謳歌するシンガポール・・・繁栄は大変結構なんですが、オカネの有り余ってる国の通弊として、不動産がバブりすぎて超高い!という問題があります。

いま、シンガポールに赴任・移住する日本人は、まず、家賃の高さにぶったまげます。シンガポール全土が東京都港区状態、いやそれ以上の高騰ぶりで、

HDBとよばれる、都営住宅みたいなフツーの団地でも、平気で月25万円以上する世界。

【埼玉の松原団地チックなHDB借りたら、月25マソですぜ・・・絶句】

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「借りれば高いのなら、思い切って、家買えばいいじゃん」・・・みたいな話は、あの「マリー・アントワネット」が、フランス革命直前に民衆が食料難に陥った際、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない?」と言ったのと同レベルの迷言ですぜ。

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シンガポールで家買ったら、もっと高いんだよ!!!まともなコンドミニアムで、5億や7億は当たり前。こないだ、200億円の豪邸が売りに出たっていうんだから、ケタが違いますぜ。利回り2%の世界。借りた方がまだしも、お値打ちでしょう。

いま、シンガポールで会社勤めして、年収800マソとか、まあまあの給料もらっても、シンガポール内に家を買うのは、至難の業。たとえばWoodlandsという、シンガポールの北端、マレーシアとの国境イミグレがある辺で、しょぼい団地マンション買っても、5000マソとかしてしまう世界。一戸建てなんて夢のまた夢。

こないだ、シンガポーリアンの友人と話してて、私が「福岡市や千葉県松戸市で、6戸アパート新築して、土地代込みで5000マソ位だよ」と言ったら、むちゃ驚いてました。彼はこないだ、Woodlandsへんで、同じくらいの価格でマンション買いましたので・・・。

建国以来、わずか46年で、「シンガポールの奇跡」とよばれる、世界に冠たるサクセス・ストーリーをつむいだ都市国家ですが、今は繁栄しすぎて、シンガポール人が自分の国で家買えない状況になってきている。

彼らはいまや、国境を超えて、隣国マレーシアの都市「ジョホールバル」(Johor Bahru)に、住宅を求めねばならない状況になりつつあります。ここからシンガポール都心までは、場所にもよりますが30km程度ですから、東京~横浜間とほぼ同じ。交通網さえ整備されれば、十分、シンガポールへ通勤圏内になりますね。

そのジョホールバル・・・シンガポールと比べて、住宅価格が4分の1、みたいな世界。土地も有り余っていて、シンガポールでは叶わない「夢のマイホーム一戸建て」も、ジョホールバルなら十分可能。

たとえば、ジョホールバルの「ブキ・インダ」(Bukit Indah)という住宅地は、このように、美しく整備されています。

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しかも、シンガポールまで直通バスが出ており、渋滞さえなければ、30分で着くような世界です(ひどい渋滞だと2時間近くかかったりするけど・・・)。

【黄色いバスでシンガポール直行!】

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この、マレーシア国内ながら、シンガポール通勤圏内の住宅が、いくらするかというと、

「リンク・ハウス」(Link House)とよばれる、土地付き集合住宅で、60万リンギット(1920万円)から・・・

「セミ・デタッチ」(Semi Detached)とよばれる、一戸建て感覚の住宅で、100万リンギット(3200万円)から・・・

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シンガポーリアンなら、フツーのサラリーマンでも、手が出る価格帯、しかも土地付きなので、ものすごく人気があります。あと、この程度の価格帯なら、マレーシアの華人でも、どんどん買えますね。

日本人で、シンガポールの都市機能を利用できる場所に住みたい、という方にも最適ですね。ブキ・インダの近くには、インターの学校もあるし、子育てにも適した環境です。

資産価値的に有望なのは、もちろん、言うまでもないでしょう。

そんな、「シンガポール通勤圏内の戸建物件」を、今週土曜日、我々「アジア太平洋大家の会」のセミナーで紹介します

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ジョホールバル戸建・商業物件セミナー@東京

■日程 2013年5月11日(土) 13:30~17:00(開場13:15~)

■会場 ちよだプラットフォームスクエア 401号室 (最寄り:大手町駅ほか)
※会場までのアクセス(リンク

■セミナー参加料金:3,000円

■セミナーの詳細は、こちら

■申込リンクは、こちら

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ジョホール・バル、特にブキ・インダみたいな良いエリアの一戸建ては、市場に出たら、家探し中のシンガポール人がピラニアのように買いさらってしまうため、極端に仕入れにくいのですが、

関係者のご尽力により、今回のセミナーで、いくつか、物件をご紹介することができるようになりました。

5月11日、土曜日。是非、話を聞きにきてみませんか?

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オリンピック不動産投資

おはようございます。Manachanです。

昨日、子供たちを連れて、神宮外苑に行ってきました(GWは、東京を一歩も出ずに、まったり過ごします)。

神宮外苑は、皆さんもご存知のように、「国立競技場」、「東京体育館」、「国立霞ヶ丘陸上競技場」、「神宮第一、第二球場」、「秩父宮ラグビー場」など、日本を代表するスポーツ施設が集積しているところでして、

東京も立候補している、「2020年夏季オリンピック」のメインスタジアムも、ここ国立競技場が想定されています。

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東京を含め、世界中の都市が、オリンピック招致に熱を上げるのは、それなりに理由あってのことだと思います。

都市を宣伝するのに、オリンピックほど、効果のあるイベントは、他にないでしょう。強いていえば、サッカー・ワールドカップ位か。

TVメディアはもちろん、世界中の人々が、ブログ、Facebook、Twitterなどを通じて、開催都市の様子を、自発的に、宣伝してくれるわけですから。

日本人もそうですが、世界中の大多数の人々は、外国のことを、あまりよく知りません。一部の人はよく知ってても、ほとんどの人は、漠然とした知識しかない。

同じ日本の国でも、たとえば関西地方の人が、東北地方や北関東のことをどれだけ知っているかというと???・・・海の向こうなら、なおさら。

日本の東京といえば、世界に名だたる大都会ではありますが、世界中を見渡すと(特に東・東南アジア以外では)、実は驚くほど、知られてなかったりします。2002年の日韓ワールドカップで、初めて、東北アジアの国がどんな様子なのかを知った人も、何億人単位でいることでしょう。

ですので、何だかんだ言って、馬鹿にはできません。

東京オリンピック招致の可能性が、どれ位あるのか、私には分かりませんが、

もし、それが実現したとしたら、東京のなかで、今後脚光を浴びるエリアは、メインスタジアムのある、山の手方面なのでしょうね。豊洲、お台場など、ベイエリアではなさそう・・・。

あと、もう一つ、東京都心から成田空港と羽田空港に向かう沿線は、アクセスが改善し、開発が加速すると思います。

もし、東京招致が実現するとして(いや、実現しなくても・・・)、成田から東京都心へのアクセスの悪さは、大いに問題視されることでしょう。

東京圏の航空戦略の方向性が、私にはよく分かりません。羽田を国際ハブにするでもなく、成田をLCCハブにするでもなく・・・どっちつかずで、もどかしいですが、

一つ確実にいえることは、2020年の時点でも、国際線の大部分は、成田を発着するだろうということ。

そうなると、成田~都心間アクセスは、アジア近隣諸国の首都と比べて余りにみっともないから、何とかしようぜ・・・という機運が起こってくると思います。

その切り札(?)になるのが、「成田~都心~羽田」の高速直通鉄道。具体的には、スカイツリーのある「押上」から、「東京駅」(丸の内仲通りの地下)を経由して、「泉岳寺」、「品川」へ至る、全長11kmの「空港短絡線」の建設でしょう。

拙著「墨田区最強伝説」でも書きましたが、この短絡線が実現すれば、成田空港~東京駅が直通37分(日暮里じゃなくて、東京駅ですよ!)、羽田に至っては、東京駅と22分直通できる(浜松町じゃなくて、東京駅だよ!)ことになり、

香港あたりと比べても、一応、遜色ない空港アクセスが実現します(注.距離が長い分、タクシー代高い、という問題は残ります・・・みんな鉄道使って、オカネ節約しようね)。

短絡線ができると、どうなるか?

その効果は、墨田区をカッコ良くするだけじゃありません。押上以東の、京成・成田アクセス沿線が、まるまる、恩恵を受けるのです。たとえば、

東松戸駅~東京駅  直通22分 (現状、日本橋へ最短28分)
新鎌ヶ谷駅~東京駅  直通26分 (現状、日本橋へ最短32分)
千葉ニュータウン中央駅~東京駅  直通33分 (現状、日本橋へ最短39分)

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特に「東松戸」からの場合、アクセス特急(実質は快速)に乗れば、停車駅は高砂、青砥、押上、その次がなんと東京駅。しかも、八重洲側じゃなくて、世界中のブランドショップが並び、Dean&Delucaで、ニューヨーク風パストラミ・サンドイッチが食えて、クリスマス・イルミネーションが東京で一番おしゃれな「丸の内仲通り」の真下に、22分で着けるようになるのです。

【ここまで、22分で直通できるとは・・・】

私は、東松戸駅、徒歩1分の場所に、土地から仕込んで一棟アパート建てましたが(リンク)、もし、短絡線が実現するんなら、東松戸で、もっと現金化しやすい土地仕入れて、地上げでもしたいっす・・・。

以上、「取らぬ狸の皮算用」になりますが、東京オリンピック、招致できても、できなくても、短絡線は首都圏在住の皆のためになる投資なんだから、早くつくってね・・・というのが、私の正直な気持ちです。

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PTAにみる日本式意思決定

おはようございます。Manachanです。

最近の私は、平日の昼間、地域で過ごす時間が多少長くなったので、娘の通う小学校や、息子の通う幼稚園の保護者会、授業参観などのイベントに参加する頻度が、以前より増えました。

そういう体験を通じて、日本の学校教育のあり方について、私なりに感じることも、いろいろあります。良くも悪くも、「やっぱり、ここは日本だなあ」って思います。

なかでも、「日本人らしさを凝縮した組織」が、PTAだと思います。運営のあり方、意思決定の方法が、極めて日本人的で、私の見聞した限り、他国に例をみないものだからです。

いま、娘の通う小学校のPTAは、難しい運営を迫られています。

PTAはもともと、専業主婦の母親によって、長年、運営されてきましたが、最近は外で働く母親が過半数になり、時間のとられるPTAの役職につきたがらない人が増えました。

その結果、「本部役員」、「広報部」、「卒業対策部」など役職のなり手がいなくなり、クラスによっては「くじ引き」で役員を決める事態に・・・

娘(2年絵師)のクラスの役職決めも、立候補が一人も出ず、結局、「くじ引き」になりました。その保護者会に、妻も私も出たのですが、

妻:もし私になったらどうしよう?日本語できないのに・・・

私自身、普段、学校行事にそんなに深く関わっているわけではないので、どの役職がどんな仕事をやるのか、ピンとこないので、立候補しようにも、判断のしようがない。

でも、仕事の内容わからなくても、「皆がやりたくない仕事なんだな」ということは、よーく分かりました。

妻の育った英語圏(オーストラリア)では、PTAの仕事は、ボランティア。つまり、立候補した者がやるのが原則。その業務内容も、ある程度、自由度が効くそうです。

もし、誰も立候補しない事態になれば、PTA業務の内容を見直して、やりやすいかたちにするか、或いはお金を払って、業者に外部委託すればいい。「くじ引きで役員を決める」など、まず考えられない・・・とのこと。

私も、英語圏式の方が納得しやすいですね。PTAの業務内容が時代にそぐわなくなって、誰もやりたがらなくなったら、「誰にやらせるか?」を考えるよりも、業務内容を見直すとか、役員手当てを出すとか、業者へ外部委託などの選択肢を考えた方が良いのではないかと思う。

ま、お金で解決する以前に、PTA業務をゼロベースで見直せば、おそらく、大部分は減らせるような気がします。

だいいち、娘が学校から持ち帰ってくる配布物の数が、半端ないですもんね。毎日、平均2枚は紙がくる。私は、妻に「日本語読んで!」と頼まれるので、ほとんど、目を通していますが、

あれを手書き&印刷じゃなくて、テンプレつくって、メール配信にすれば手間は大分減ると思うし、また、連絡内容も、必要なものだけに絞ればいいのではないかと思う。もっとも、印刷物の大部分はPTAではなく、職員の方々がつくっているのだとは思いますが・・・

あと、日本人は真面目なので、くじ引きで、不本意ながらPTA役員になっても、何だかんだ言って、やり遂げてしまう・・・だからこそ、PTAが機能しているのだと思いますし、逆にいえば、昔のままの仕
組みが、ずっと温存されるのでしょう。

もし私みたいな奴が、くじ引きで役員になったら、厄介ですからね・・・「なぜ、これやらなきゃならないんですか?」、「本当に必要あるんですか?」、「次の予定があるので、30分で切り上げます」・・・たぶん、嫌われるんだろうな。でも、結果的に業務改善のきっかけにはなると思う。

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アフリカ大家の会

こんばんは、Manachanです。

6月の、トルコ&ガーナ行きの飛行機チケット、予約しました。

・成田から、トルコのイスタンブールまで、直行便で12時間 (9260km)
・イスタンブールから、ガーナの首都アクラまで、直行便で7時間 (4890km)

合計1万4000km超・・・アフリカは、日本から遠く、飛行機代も、結構かかります。
東南アジアに行くのに比べ、時間も、お値段も、倍以上します。

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そうそう手軽に行ける場所でもない上に、情報は極端に少ないので、アフリカを訪れる日本人は、まだまだ少ない。実際、今回「ガーナに行く」と言っただけで、ガーナ人の友人に、すごく感激されました。

今まで、沢山の方々にガーナの話をしてきまして、皆さんガーナ行ってみたい!とおっしゃってくれるのですが、

実際に行動に、移されたのは鈴木さんが初めてです。
凄く感動しております!

感動・・・だそうです。とはいえ、行く価値は十分あると思うんですよ。

ガーナは、アフリカの経済優等生。今後、「新興国」として、世界の注目を浴びると期待されている国です。

政情・治安の安定した、英語圏の国ということで、英国をはじめ、海外の投資マネーも流入しつつあるんだそうです。不動産投資も面白そう。

ところで、イスタンブールからアクラまでのフライト、行きは直行便ですが、帰りは隣国・コートジボワールの首都・アビジャンを経由することになります。

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ガーナと、コートジボワールの比較が、なかなか面白い。

ガーナは、もと英領植民地。一方、コートジボワールは、もと仏領植民地で、公用語もフランス語です。国名もフランス語でCôte d’Ivoire・・・「象牙海岸」。

どちらの国も、「西アフリカの経済優等生」と呼ばれ、周辺諸国(産油国ナイジェリアを除く)よりも格段に高い所得水準を誇ります。ガーナの首都アクラと、コートジボアールの首都アビジャンは、いずれも、アフリカでベスト10に入る大都市です。

ですが、コートジボアールは、残念ながら、1990年代からクーデターが頻発し、政情不安定が続いたため、ここ10~20年間、経済が停滞してしまいました。

その間、政情が安定し、安定した経済成長をしてきたのが、隣国のガーナです。

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一人あたり国民所得も、ガーナが2005年にコートジボワールを逆転し、今ではかなりの差がついています。

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アフリカに限らず、世界の旧英領植民地は、政治・社会の運営が上手で、経済的にも発展した国が多い。一方、旧仏領植民地は、その方面は不得手で、経済社会の混乱した国が多い。その代わり、グルメや音楽、アートの面では、見るべきものが多い・・・というのが、私の印象です。

ま、親分(旧宗主国)が、世界に冠たるグルメとアートの国ですもんね・・・

コートジボワールも、旧仏領らしく、メシがうまいんだそうです。西アフリカきってのグルメ国だとか。

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でも、不動産投資するなら、ガーナが有望でしょうね。英語圏だし、経済良いし・・・

まずは、ガーナで、美味しいものたくさん食べて、馴染んできます。不動産も良い話、あったらいいな。

将来的には、アフリカで不動産買う人が増えて、「アフリカ大家の会」ができたら楽しいな・・・

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