グローバル教育の優先順位

こんにちは。Manachanです。

ここ2~3年ほど、海外、特に東南アジアの英語圏諸国(マレーシア、フィリピンなど)へ、子供を留学させる日本人の親が増えているようです。

「子供に、せめて英語だけは、身につけさせたい親心」・・・これは日本だけの現象ではありません。韓国、中国、台湾、タイなど、非英語圏諸国の富裕層、中流層の間では、かなり以前から、ポピュラーな現象でした。たとえばフィリピンとか行くと、英語留学のために渡航した韓国人が、ものすごい数、いますよ。

今後、ベトナム、カンボジア、ラオス、モンゴルといった後発の国が、より豊になってくれば、これらの国からの英語留学も増えてくるでしょうね。

今はグローバル経済とネット全盛の時代。英語が世界ビジネスの共通語になり、誰も彼も英語を学び、職場では英語できて当たり前、TOEIC800点とれないと就職も出世もできない・・そんな世界になりつつあるようです。

でも、英語が当たり前になりつつある時代に、子供に英語学ばせたところで、果たして、どれほどの価値があるのでしょう?

私の中高生時代は、今より受験戦争がずっと厳しかった頃です。当時の親たちは「せめて人並みの成績とれるようにさせたい」と、子供たちをせっせと塾通い、予備校通いさせていました。それが今は、学ぶ対象が「英語」、手段が「海外留学」に変わった程度で、本質的には大差ないのではないか・・・

いま、東南アジア諸国に不動産視察に行くと、物件近くに「英米系のインターナショナルスクール」を誘致することで、資産価値の向上を狙う業者がとても多い。タイ、マレーシアはもちろん、「開国」して間もないミャンマーでさえ、そうなのですから・・・時代の流れですね。

でも私には、今の「英米系インター」が、かつての「駿台予備校」、「河合塾」、「代々木ゼミ」とだぶって見えて仕方がない

もちろん、一言にインターといっても、学校によっていろんな教学理念、カリキュラムがありますし、伝統ある名門スクールでは「キャンパスで人脈づくり」もできるでしょうから、もちろん、馬鹿にはしませんけど、

でも仮に、「インター」で学ぶ主なコンテンツが「英語」であるならば、少なくとも親がそういう認識でいるならば、「皆ができることを、やる」という意味で、昔の塾、予備校と変わらないのではないかと。

私は15年以上、グローバルIT企業の、第一線で働いてきました。日本だけでなく、オーストラリア、中国、インド、アメリカ・・・といった国での勤務を経験しました。

こうした職場では、「英語」が共通語です。特に管理職になると、ビジネスレベルの英語ができなければ、市民権さえ与えられません。

日本では、英語オンリーの職場、まだまだ珍しいのかもしれませんが、世界的には、腐るほどあります。英語できるITエンジニアは、英米先進国の専売特許じゃありません。インド、フィリピン、中国、東欧諸国、中南米・・・世界中に、何千万単位でいます。

英語できても、それだけでは、大した市場価値にはなりません。大学でITを専攻したITエンジニアなんて、世界中にごろごろいて、彼らは月3万円の給料で、嬉々として働くのです。

逆に、英語できない日本人が、日本国内で働くと、少なくとも現時点では、彼らの5倍、10倍の給料を手にするのです。いまの日本人にとって、英語の市場価値って、一体何でしょうか?

日本人はまず、「正しい日本語ができて」、「日本人の気持ちやビジネス習慣を理解し」、「日本人のグループのなかで仕事ができる」ようになることが先決ではないでしょうか?

その前提の上で、ビジネス英語ができれば、「日本語+英語のビジネス・バイリンガル」として、グローバル経済のなかで、価値ある人材になれると考えます。職務に必要な知識・スキルがあることが前提ですが、「日英バイリンガル」は、「英語だけできるワーカー」より、ずっと市場価値が高いのです。

要は、日本人のアドバンテージを生かせる条件が整ったうえで、初めて、英語力が生きてくるのではないかと思います。

ところで我が家は、東京で暮らす国際結婚ファミリーで、二人の子供がいます。私の母語は「日本語」。妻の母語は「英語」。夫婦間会話は「中国語」という、三カ国語が飛び交う、マルチリンガル家庭です。

そんな我が家で、子供の教育における、現時点での優先順位は、「日本語」、「英語」、「中国語」の順です。

補習校で英語力を維持しながら、日本の公立学校で、とにかく日本人のなかで学び、日本語を身につけることが、大事だと考えています(中国語は、妻の実家との定期的なSkypeで、慣れさせています・・・)。

その発想の根底にあるのが、

英語はコモディティ(できて当たり前)
日本語、中国語はプレミア(英語のほか、これができると、かなり使える)

英語だけできても、それだけでは仕方がない(当たり前すぎて・・)。英語に加えて、日本語がちゃんとできるからこそ、バイリンガルとして市場価値が生まれる。プラス中国語ができればベスト・・・と考えます。

日本語も・・・

Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

英語も・・・

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そして、パパの物件所在地も・・・

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今は、せっかく日本にいるのだから、子供をインターなどに行かせて英語で
教育するよりも、近所の区立学校で、日本人のなかで暮らし、日本語、日本文化をしっかり身に着けさせることが大事だと考えています。

あと、日本語できるようになれば、副産物として「漢字」が身につき、それを「中国語」に横展開できますからね。その意味でも、日本語学習のメリットは大きいと思います。

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