台湾人投資家に学ぼう

こんにちは。Manachanです。

私は、普段から、

アウトバウンド系=「海外不動産に投資する日本人」

インバウンド系=「日本不動産に投資する外国人」の方々と、交流があります。

インバウンド系で、最近、とみに増えてきたのが、台湾人とのお付き合い。

最近12月に、中国語(台湾・香港版)ブログで情報発信を始めて以来、すでに10名を超える台湾人投資家の方々と、Skype、メールなどで、不動産相談に乗ってきました。

彼らと、不動産を語るのは、すごく楽しいです。

正直、魅せられた・・・と言っても良い。

なんて、投資センスのある人たちなんだろう!

その投資脳レベルの高さ、柔軟さには、まさに驚きの連続です。

台湾人投資家の、どこが凄いのか???まず最初に、

1)誰もが、投資にオープンである。

台湾って、たぶん、株式・債券・不動産を問わず、投資大好きなお国柄ではないでしょうか?

誰もが、お金欲しい、リッチになりたい・・・その有効な手段として、「投資」が、世に広く受け入れられているような気がします。

そんな社会だからか、私が知り合った範囲でいうと、台湾の皆さん、誰もが肩肘はらず、自然体で、投資を楽しんでいるような気がするんですね。

日本人のなかには、「不動産投資」と聞いただけで拒絶する人が結構いますけれども・・・(そして、彼らの多くは、投資を知らずに一生を終る)。

そういう人の割合は、おそらく、台湾ではずっと少ないんだろうな。

2)市場の特性にあわせて、「インカムゲイン狙い」と、「キャピタルゲイン狙い」を、柔軟に使い分けられる

台湾の不動産市場は、昔も今も、「キャピタルゲイン(値上がり益)狙い」のマーケット。

投資に積極的な国民性、そして、誰もが「値上がりしやすい立地」を選ぶ。金融機関もそれに応えてきた結果、いま台湾の不動産価格は収入レベルに比べて非常に高く、賃貸利回りは低い(2-3%)状態です。

そんな台湾人投資家が、日本の不動産市場に入ってくる場合、「根本的な発想の転換」が求められます。今の日本では、値上がり益は、まず期待できない。物件を極力安く仕入れて、月額賃料を確実に取って、空室や賃料低下と闘いながら、利回りを出すのが王道の手法といえます。

それを理解するのは、決して簡単ではないことだと思いますが・・・台湾投資家の皆さん、日本の不動産市場の特徴をよく勉強して、驚くほど、適切な投資行動を取れるんですね。

たとえばの話、「東京ベイエリアで、レインボーブリッジの見える新築マンションを、7千万円で買って、10年後、1億円くらいで転売」みたいなことを考えず、

「2000万円の現金を投じて、新宿や池袋あたりの便利な立地で、区分マンションを二つ買って、10万づつ賃料を取って、ネット10%近辺で回す」みたいな、着実なことをやるんですね。

東京以外で、比較的賃料が取れて、空室率も相対的に低い「名古屋」に注目する台湾人もいますね。「大阪」買ってる人もいるし・・・。

「日本の国情は台湾と違う」ことを、一度話せば、さくっと理解する・・・その辺が、やっぱり頭いいですね。

3)グローバル投資志向であり、視野が広い。

台湾人は、海の向こうへの不動産投資に、昔から積極的でした。

上海で、日本人駐在員に人気の「古北」、「虹橋」、「静安寺」エリアの住宅は、不動産オーナーが台湾人であることが多いし・・・

米国、カナダ、オーストラリア、最近はフィリピンやタイなどでも、台湾人バイヤーが積極的に入ってきています。

そうした、「世界が見えてる」状態で、台湾の不動産、日本の不動産、中国大陸や東南アジアの不動産を、それぞれ上手にポジショニングできてる人が多いと感じます。


世界的にみれば、投資上手とはいえない、日本人。この国では、海外不動産投資も、まだまだ始まったばかり・・・

アジアの、すぐ近所に暮らす、投資上手な台湾人の脳みそを借りて、もっと、大きな成果を出すことはできないだろうか・・・と、いろいろ思案します。

いま日本人には、「日本円の収入」&「日本パスポート」という、凄い武器があるのですから・・・投資スキルを身につけたら、本当に世界最強だと思います。

今日の日記、楽しめた、という方は、「ぽち」をよろしく。


不動産投資 ブログランキングへ

Facebook にシェア

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. 吾輩は大家(おぎけん) より:

    1. Manachanの後を追っかけてきます
    遅ればせながら、Manachanの後を追っかけてきます。

    日本人は、みんなで橋を渡りたい民族かも知れませんので、ブームになると飛びつきますが、その一歩手前がなかなかできない人が多いのでしょうか。

    ちょっとだけ先を行きたいものです。
    http://ameblo.jp/ogikubo-ken/

  2. 大阪F より:

    2. 勉強になります
    台湾人がそんなに投資性向があるとは、知りませんでした。Q先生を輩出したのも、蓋然性があったということでしょうか。
    いつもためになるブログありがとうございます。毎日楽しみにしてます。
    http://ameblo.jp/bejiyu/

  3. manachan より:

    3. Re:Manachanの後を追っかけてきます
    >吾輩は大家(おぎけん)さん

    >日本人は、みんなで橋を渡りたい民族かも知れませんので、ブームになると飛びつきますが、その一歩手前がなかなかできない人が多い

    そうですね。日本人は「空気を読む」のがお家芸ですから・・・「赤信号、皆で渡れば怖くない」わけだし、

    皆の出方をうかがう前に、自分で明確な考えを持って、実践できる人の割合は、そう多くないと思います。

    とはいえ、日本経済のボリュームは、まだまだ巨大ですから、

    多くの日本人の、一歩先を行く投資行動を取れれば、大成功できるチャンスが大きいと感じています。
    http://ameblo.jp/manachan2150/

  4. manachan より:

    4. Re:勉強になります
    >大阪Fさん

    >台湾人がそんなに投資性向があるとは、知りませんでした。Q先生を輩出したのも、蓋然性があったということでしょうか

    台湾人は、昔から投資好き、投資上手。さすが、Q先生を輩出する土地柄だけのことはありますよね。
    http://ameblo.jp/manachan2150/

  5. manachan より:

    5. Re:勉強になります
    >大阪Fさん

    >台湾人がそんなに投資性向があるとは、知りませんでした。Q先生を輩出したのも、蓋然性があったということでしょうか

    台湾人は、昔から投資好き、投資上手。さすが、Q先生を輩出する土地柄だけのことはありますよね。
    http://ameblo.jp/manachan2150/

manachan へ返信する コメントをキャンセル

*