いい歳して、「世のため」、「人のため」みたいな、青臭い書生論みたいなこと言う人って、素敵だなあと思う。
仕事柄、20代の若者の面接も、これまで、何百回やりましたけど、
「私は、ITを使って、農村と都市を結ぶ仕事がしたいんです!」
みたいな理想論を言う人を、私はこれまで優先的に、採用してきました。
青臭くても、いい。いまの企業社会、理想論が、ほぼ通用しない世界だと、分かってはいても、
それでも「理想」という、初心を持ち続けていることが何より大事。
理想と現実とのギャップに直面し、本気で悩み、苦しむ人ほど、良い仕事をするものです。
逆に、「理想なんか捨てろ、現実を見ろ」、「大人になれ」みたいなことを言う人ほど、ロクな仕事をしない。
デフレ下にある、いまの日本。モノを売るビジネスは、本当につらい環境ですね。
モノの品質が良いだけでは、なかなか売れない。
値段が安く、機能がすぐれ、デザインがおしゃれでも、それでも売れない・・・
モノだけでは、どんどん先細りになる。
モノを売ることが、サービスを提供することが、即、社会のため、コミュニティのため・・・みたいな価値に直結しないと、
長期に持続するビジネスモデルは、もはや成立しないように思います。
その意味で、いまの時代こそ、「世のため」、「人のため」という、青臭い書生論が、本気に求められていると思います。
日本の不動産市場をまともにするために、先駆的な活動をしておられる、長嶋修氏。
今日のコラム、とても共感できました。
デフレが続き、給与所得者の所得は落ち続け、社会保障費は増大し、国債発行が膨らみ・・・といったなかで、社会が衰退していく過程というのはこんなものかなとも思います。
一生活者や投資家が自分にとっての最適な動きを目指すのは当たり前ことですが、もうそろそろ全体を考えないと、どこまでも沈み続けるのでしょう。
私はそういう人を尊敬しますし、少なくともビジネスではそういった人としかお付き合いしません。散見される「個人最適化ビジネス」や「個人最適化投資」は、長期的には衰退します。
まさに同感です。「自分だけ儲かればいい」という投資・ビジネスは、結局、長続きしない。
投資で自分が豊かになるのはもちろん、それが、社会全体を富ませる方向性に直結しないと、
結局、「年々やせ細るパイの奪い合い」という、つまらん結果しか生まないのだと思います。
湘南の地で、ユニバーサル南藤沢タワーという、
素晴らしく良質な賃貸住宅を経営されておられる、秋本嘉三さんと、昨晩、藤沢で飲みました。
その彼から、いただいたメールの一言が、素敵でした。
私が藤沢に投資するのは、藤沢が魅力的な街だからです
さらに、私の投資により、少しでも魅力が増せばいいと考えています
素晴らしいですね。生まれ育った藤沢の街を誇りに思い、そこに投資する。
良質な住宅投資をすることによって、街の魅力をさらにアップさせたいという、その心意気に共感します。
また、その精神を貫いているからこそ、彼は不動産経営で、他の追随を許さない境地に達しているのだと思います。
海のある藤沢とは全然タイプが違いますが、私の生まれ育った柏も、とても魅力的な街です。
地元の贔屓目はあるでしょうが、私は世界中で、柏のことを自慢しています。
私は、柏の魅力をさらに増すために、この街の文化、風景にマッチした物件を企画したい。
どうせやるなら、柏のシンボル、ランドマークとして、後世にまで語り継がれるような建物を手掛けたい。
個人投資家の財力で、どこまでできるのか分かりませんが、
いつかは、やってみたいなあ。
1. 無題
そんな、建物ができたら、柏は、さらに素敵な街になりますね(^^)
mamachanさんの視点、いつも刺激を受けています♩
http://ameblo.jp/nanairo-328/
2. Re:無題
>なないろさん
コメント、ありがとうございます。
同感です。柏をもっと、ビジュアル的に美しい街にしたいです。
不動産投資家として、役に立っていければと、思っています。
http://ameblo.jp/manachan2150/