バカと民主主義のコスト

今回は、普段の記事(不動産、投資、キャリア)とは、少し違ったことを書きますね。

私はいま、40代前半ですが、自分より年下世代、20代や30代の日本人は、かなりレベル高いと感じている一人です。

私の、ごく限られた交友範囲のことではありますが、自分が尊敬できる人物は、年上よりもむしろ年下世代に多い。

たとえば最近、不動産関係で交流のある、「大学生大家」こと佐藤丈典さんが

年収1000万円の「現役大学生」が考えた 20代で一生の資産を築く方法

という著書を出したので、Amazonで買って、いま読んでいます。彼は自分よりはるかに年下ですが、投資家としても、起業家としても、人間としても、尊敬できますし、彼から学ぶことは大変多いです。

また、日本の政令都市の市長として、史上最年少で当選して、今も現職にある熊谷俊人・千葉市長は、いま34歳。私よりかなり年下ですが、政治家として、人間としても、スケールの大きさを感じさせる人物の一人です。

私は、熊谷市長の政治理念や、これまでの発言に、全て賛同するわけではありません。しかしながら、政治家としての彼の真摯さ、論理的思考能力、ソーシャルメディアを駆使して市民と対話する能力には、凄みを感じます。現代日本が生んだ、史上稀にみる、スケールの大きい政治家になるかもしれません。

たとえば、

災害瓦礫の受け入れに関する熊谷俊人千葉市長の対話

これは凄い!東日本大震災後の、被災地震災瓦礫の受け入れという、極めてデリケートなテーマ、多くの自治体首長が、反対の凄さに腰が引けて白旗を上げるような、この話題に、100万都市の首長という重責を負いながら、果敢に切り込んで、

しかもTwitterという、これまた極めて炎上しやすいツールを使って、「放射脳」と呼ばれる、受け入れ反対派の攻撃を、科学的知見、行政手続、民主討論のルール、ロジック、レトリック・・・その全てを駆使して、スナイパーの如き正確無比さで、バッタバッタと論破・撃退していく腕前は、見事としか言いようがない。

ソーシャルメディアでの「論戦のテクニック」も、完璧。Twitterのやりとりのなかで、熊谷市長を攻撃している人たちが、大変醜く見えてくるから不思議です。

この人、本当に34歳なのか?もしかしたら、オバマ大統領より、さらにスケール大きい人物かもしれない。

詳しくは、読んでいただければと思いますが、熊谷市長の凄さは、

「事実」に基づいた「対話」という、「民主主義的な議論のルール」の本質を熟知した上で、そのルールに従えない人間を、相手にしない

枝野さんが家族をシンガポールに避難させているというデマが・・・私もたまに家族が千葉にいないとか意味不明なことを言われますが、このようなデマを信じるメンタリティでは議論にもなりません

がれき受け入れ反対も結構ですが、なぜ事実に基づかない所からスタートするのでしょう?

測定データが厳然と事実を示しているのですが、「間違いない」という思い込みで発言・行動している人が結構な割合で多いから宗教だと言われるのですよ。

危険を根拠無く煽る人たちは、皆さんが嫌いな御用学者とやらと同じ行動をしていることになりますね。御用学者とやらも事実と異なることまでは言いませんでしたよ。それ以下です。

これまで、こんな政治家が、日本にいたでしょうか?まるで欧米の有能な政治家のようです。

私はオーストラリアに、5年住んでいましたが、ああいう英米圏の社会では、政治・行政の基本的なスタンスとして、

政治家や役所が、物事を丁寧に、ロジカルに説明し、市民からの質問も受け付けた上で、「理解できる」人だけを、相手にする

要は、英語を使って、「事実」に基づく「対話」ができない者は、はなから相手にされない、市民として認められない・・・そんな社会なのですね。

これは、民主主義を運用していく上で、一番キモの部分だと思います。

日本では、「事実」に基づく「対話」ができない者に対しても、政治家や行政がまともに相手しちゃってる面があります。

そういう者を、「バカ」と呼ぶならば、

「バカが民主主義コストを増大」させているのは明らか。

バカとの応酬のために、市役所や議員が多大な時間と労力をかけて、疲弊する。まともな議論にならない・・・という、

熊谷市長のように、最初から「バカ」を相手にしない。政策討論の場から排除すると、最初から強い意志で臨む人物がリーダーになれば、日本の国政・地方行政の場は、ずっと、まともになるはずです。


繰り返しますが、30代、20代の日本人は、すぐれた人物が多いと感じます。

クオリティの高い人材が、良い社会をつくっていく。リードしていく。

一般社会通念とは違うかもしれませんが、私は、「日本の将来は、意外に明るい」と思っています。若い者が優秀だから・・・

私も、もっと頑張らなきゃ。

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コメント

  1. 大家クリスタルK より:

    1. 僕は賢い方ではないですが
    無理が通れば道理が引っ込む

    「バカ」を相手にしないのは、すごく大切なことだと思いました。

    http://ameblo.jp/tonarinotea/

  2. manachan より:

    2. Re:僕は賢い方ではないですが
    >大家クリスタルKさん

    「バカ」を相手にしないのは、すごく大切なこと

    私もそう思います。

    自分の自由にできる時間は、限られているし、

    「バカ」を相手にせず、本当に価値ある人と付き合いたいと思います。
    http://ameblo.jp/manachan2150/

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